異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
今のあたし、気分がアゲアゲだぜっ!
何でかってっ?そりゃ~ポール国の糞ギルドに、これから攻撃を開始するから。
黒潮達の件を不審に思った村雨がギルドに確認したら、撤退するなって話はホントの事だったらしく、その件について彼女が抗議したんだがギルド側は受け入れなかった。
黒潮達が請け負ったクエスト、ホントなら国家の軍隊が対処する案件で、普通じゃギルドに依頼する事は無いらしい。
唯一、ギルドから依頼を出す時は"国が特別依頼を出した場合"で、Sクラスの冒険者複数での対応じゃないと実行しちゃ駄目。
なのに、ギルド側はこの事を無視してBクラス冒険者以下で募集、撤退するなって文言を付け加えた上に、撤退した場合は多額の違約金をブン取る事になってたらしい...ブラックじゃんっ!
頑として受け入れないギルドに、村雨は途中からギルドとのやり取りを、神様やポール国に派遣してる調停艦隊の妹の1人である春雨に事の内容を伝える。
ポール国に派遣されてる春雨は、夕立が担当した例の闇落ち者の件とは別にポール国のギルドの黒い噂を調査してて、ギルド上層部がかなり悪どい事をしていた事実関係を把握、神様主導(影でだけど)の下、ポール国関係各所に取り押さえる事を秘密裏に通達、その準備に入ってた。
ギルドとの交渉の後、春雨からその事実を聞いた村雨は、ギルドに対して余計に激怒、行動するならそれに参加させろって事になる。
丁度、作戦実行に一駒足らないと悩んでた春雨は、喜んでその申し出を快諾。
どうやら、発覚を恐れたギルド側はかなりの手練れた用心棒(Sクラス冒険者等)数十名を配属、もし作戦を敢行したら、突撃部隊に被害が出るのは避けれなかったらしい。
"春雨1人で突入した方が被害出ないんじゃねっ?"って、村雨に聞いたら、色んな意味で周囲に被害が出ると言われた...。
あたし達が参加するって事で、村雨と春雨が作戦を再練り上げ、ギルド上層部が詰める建物最上階への"無弾頭"石斧での奇襲攻撃はあたしと羽黒、周辺警戒は瑞鶴と村雨、その攻撃で混乱した奴等を春雨達が一網打尽にするって算段だ。
「お姉ちゃん、ノリノリだねぇ~っ...。」
「そりゃそうだろっ?何せ、あの糞共に攻撃加えれるんだからなぁ~っ!」
アゲアゲのあたしに呆れる"表"羽黒。
精密さが必要な市街地内の目標は、"裏"羽黒だと不利だから、今回は出番無しだ。
「摩耶さん、勢い余って上層部の人間を殺さないで下さいねっ?私が春雨に怒られちゃいますから~っ。」
「誤爆も駄目っ?」
「そうで~すっ!ギルド上層部が抵抗した場合、暗殺するのは彼女の役目。間違って殺しちゃった場合、春雨の事だから"手柄を横取りされった"って言い出し、何をするか分かりませんっ...もしかしたら、摩耶さん、暗殺されちゃうかも知れませんのでっ...。」
「マジかっ...。」
村雨の妹達、怖えぇ~っ!って、どんだけ暗殺してぇ~んだよっ?