異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
糞ギルド上層部捕縛(暗殺)作戦が終わった後、あたし達は1日も経たないうちに出国、ポール国から直ぐ近くに所在するバレー王国に向かう。
何でさっさと出国したかってっ?あの後、ポール国の対応が酷かったからだ。
「あ~胸くそ悪いっ!」
瑞鶴「まあまあっ、そう怒りなさんなってっ。」
羽黒「お姉ちゃんが怒るのも当然よねっ?」
怒りまくるあたしに、瑞鶴と羽黒がなだめる。
例の件はギルドの責任だとポール国側は言い張り、被害に有った冒険者達にろくな謝罪や補償もしなかったからだ。
まあ、補償の方は、春雨が裏で動いて国から充分な補償を出させる事となったが、そんな糞な国に居る価値も無いからさっさと出国した訳っ。
「今からポールの行政区域、石斧で消すかっ?」
「それ、テロリストの仲間入りになりますから...。」
苦笑いしながら村雨が静止する。
因みに、黒潮と浜風はあたし達と行動を共にしてる。
二人は、欧州圏でライセンスを取得した冒険者ってのも理由で、出国手続きは意外とあっさり済んだ。
これがポール国だったら、有能な国内冒険者の流出が激しい国らしく、色々面倒な手続きが必要だったらしい。
ギルド上層部があんな糞だから、有能な冒険者はみんな出て行く...国もそうだが。
瑞鶴「そういやっ?バレー王国って、何が有名なのっ?」
黒潮「ゴムや燃料系の資源やなっ?」
「資源っ?」
黒潮「そうやっ。あの国、資源で潤ってるさかいっ。」
原料の元売り業者だったら飛び付くが、あたし達には直接的には関係無しだっ...。
羽黒「観光地とかはっ?」
浜風「観光地ですと、寺院とか位でしょうか...。」
瑞鶴「寺院かぁ~っ...ビーチとかは無いのっ?」
村雨「残念だけど、宗教上の理由で海水浴場は無いのよねぇ~っ...。」
「マジか...。」
瑞鶴「えっ?こんな暑い地域なのにっ?」
村雨「一応、外国人観光客用のホテルにはプールは有るんだけど...。」
黒潮「あんま、期待出来へんっ。」
瑞鶴「プールも期待出来ないなんて...無いわ~っ...。」
寺なんかの観光地には流石に飽々のあたしと瑞鶴は、がっかりするっ...。
「何か有名な食い物って無いのかよっ?」
黒潮「ん~っ...有らへん様な...。」
「マジかっ...。」
目ぼしい観光は期待出来ない雰囲気に、あたしと瑞鶴...いや、ここに居る全員が溜め息を吐く。
期待出来ないんなら、このままリランカまでノンストップでカリー国に向かっちまった方が良いかぁ~っ?