異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~   作:摩耶様の下僕TNG

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急がば回れ?

 海峡封鎖から三週間目、あたし達は海峡封鎖中の海域からかなり南下した地域を航行ではなく、トラック(軍用)で移動してる。

 何でトラックで移動してるかってっ?そりゃ~約二ヶ月も封鎖解除を待つ位なら、バレー半島の対岸側の南スマイル島を、陸路で直接カレー洋まで行った方が早いって結論に達したから...艦娘が陸路で移動ってのも変だが...。

 因みに、軍用トラックはスマイル国の首都に駐留する国連軍から拝借...間違っても強奪じゃないからなっ!...カレー洋側の国連軍駐屯地で返却だ。

 

 あたし達が進む街道の少し先の密林で爆発音が響く。先行させてるあたしと瑞鶴の使い魔が、魔物(ゴブリン)を発見して上空から爆撃してるのだ。

 

   「しっかしっ、魔物多いなぁ~っ?」

 村雨「まぁ、整備されてる街道とは言っても、この辺りは魔物の巣窟地域ですからっ。」

 瑞鶴「普通は陸軍でも、もう少し規模の大きい部隊で移動らしいよっ。」

   「トラック単体で、島の端から端へと移動するあたし達が異常ってかっ?」

 羽黒「駐留軍の担当された方の反応から、そう見たいですね...。」

 

 そういや、トラックを借りる時、対応した担当官が話を聞いて驚愕してたっけっ? 

 

 浜風「ええ、全くです...。」

 黒潮「冒険者だって、この行程なら普通じゃ20人位は必要やでっ?最低でもB級5人は参加してないとアカンわなっ...。」

 

 トラックの運転席と助手席に座る2人が、半ば呆れながらそう言う。因みに、今運転してるのは浜風で、2人は2時間交代で運転をしてる。

 

 羽黒「えっ?そうなんですかっ?」

 浜風「はい。」

 瑞鶴「そう考えると、陸軍や冒険者って、大変なんだね~っ?」

 黒潮「いやいや、あんた達が異常やないっ?」

 浜風「そうですね。艦娘は陸では艤装を展開出来ないので、陸上戦闘は不可能と聞いてましたから...。」

 

 普通の艦娘は陸じゃ艤装を展開出来ないんだが、瑞鶴を除くあたし達3人は展開しなくても武器と使い魔自体は使用が可能。瑞鶴を除くと言ったが、彼女の場合、着艦の都合で固定翼機が使えないだけで、オートジャイロは使用が可能...やっぱっ、あたし達が変っ?

 

 トラックが走る街道沿いは、相変わらず、魔物の反応を次々と感知する。

 あたしと羽黒、それに村雨の3人で、街道に出て来そうな魔物...主にゴブリン...をトラックの荷台から次々と攻撃する。

 トラックが進む先の街道沿いを、あたし達三人の使い魔で重点的に空爆をやってるが、周りは密林地帯だからど~しても撃ち洩らしが出てくる...てかっ、多過ぎっ!

 因みに、索敵は海上みたいに視界が開けてる訳じゃないから範囲は狭まるが、それでも普通の冒険者や軍のに比べりゃかなり広範囲、だから魔獣の気配は手に取るように分かるから対応は楽だ。

 それにしても、こんなに魔獣...特にゴブリンが多く現れるから、もしかして、この近くに未発見の迷宮(ゴブリン迷宮)でもあるんじゃね~っ?

 見っけたら、駆除確定だなっ?これ...。

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