異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
2方面作戦を決定したあたし達は、6時間後に行動を開始する。
先ずは、瑞鶴から次々と彼女の使い魔(攻撃機)が発艦、あたし達の北側、カレー洋北部に存在する魔獣の群れに打撃を喰らわす攻撃部隊だ。
北側の魔獣群は海中を回遊してるから、爆雷をブチ込んで奴等を海上に誘きだし、攻撃隊とあたしの石斧(広範囲)で一気に叩く作戦。
広範囲の方を使うから、一応、リランカの駐留軍には殲滅作戦やるから海域付近に居る船舶艦艇は待避...民間の船舶は居ないだろうけど...しとけって通達...6時間後に行動を開始したのはこれが理由だ。
広範囲を使うから、後から被害が出たって言われたらこっちが堪ったもんじゃないっ...まっ、念には念で、作戦海域の周囲には偵察機を多めに配置。もし、話し聞かない奴が付近まで出てても、即応出来る様にするが...。
リランカへの航路上の深海棲艦群へは、村雨と羽黒が担当、奴等に攻撃を喰らわす。
こっちも海中に潜む潜水艦が8隻だから、羽黒1人で充分対応出きるが、念の為に、村雨を"お目付け役"に帯同させた。
村雨達が作戦海域に入った処で、再度、敵の数を確認する。
「村雨、他にはっ?」
『先に確認出来た敵潜水艦群だけだわっ。』
当初、発見した段階では敵潜水艦の数は8隻。水中の場合、あたしの索敵魔法でも、水上に比べると範囲が狭まるから油断は出来ない。そこで攻撃に専念する羽黒の代わりに、村雨にあたしの索敵範囲外を索敵してもらってる。彼女の索敵魔法、あたしと同等以上だから。
「んっじゃ、予定通りでっ!」
『了解っ!...羽黒さん、攻撃開始ですっ。』
『待ってたぜーっ!』
念話で聞こえる、村雨と雄叫びを上げる裏モードの羽黒。
"ヒャッハー!汚物消毒の時間だぜーっ!"って叫ぶ羽黒の事だから、水中用の攻撃魔法を一気にバラ撒き始めてるよなっ?
過去に水中魔獣討伐を任せた時、今みたいなテンションで、後先考えずに水中用の攻撃魔法を全弾発射して討伐。その後、悪いことに新たな水中魔獣が現れて大変な事になったんだよなぁ~っ...。
まっ、今回は村雨が居るから、何か有っても大丈夫だろうっ。それに、この様子なら北側の魔獣群攻撃隊が作戦を開始する前に、航路上の深海棲艦の方は片付いてるなっ...。
因みに南側の魔獣の群れは、今のところ北にコースを変える様子は無いのと、あたし達が今のコースを維持する限り、会敵する可能性は無いから今回はスルーだ...。