異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
機嫌の悪さは、旨いもので解決する?
カレー洋を南下する摩耶達。彼女達は、迫り来る敵を次々と撃破...いや、ぶっちゃけ、その殆んどは摩耶が沈めてた...。
「何時も以上に機嫌悪いわね...。」
「そうですね...。」
前衛で暴れまくるあたしに、羽黒と瑞鶴はたじたじだ。
「摩耶さん!後ろ!」
「嘗めた真似しやがってーっ!」
あたしが取りこぼした敵に、村雨がすぐに敵に牽制、怯んだ敵の隙を突いて、あたしは一あたしは気に畳み掛ける。
村雨は、何時もの様にアシストに廻ってくれるから、安心して戦える。
何であたしがぶちギレてるかってっ?リランカに着いて、"さぁーグルメ三昧だぜっ!"って矢先に、現地の国連軍に拉致られ、ガルシア救援作戦に駆り出される羽目になったんだから、機嫌だって悪くなるっ!
後から村雨が言ってたんだが、別動隊と合流する地点へ向かう道中、敵と遭遇する度に"楽に沈めると思うなよっ!"そう叫びながら次々と敵を撃沈、殆んどの敵をあたし1人で沈めたらしい。
"ガルシア"ってのは、カレー洋中央の少し北かな?そこに位置する、国連軍の軍事拠点で、この海域をカバーする要だ。
その要の軍事拠点が、敵に因る海上封鎖を喰らった上に、敵の大規模な攻撃を喰らってるらしいが、その位の攻撃じゃ陥落する事は無い規模の拠点。だけど、流石に分厚い海上封鎖らしく、不測の事態が起こりかねないと、ガルシアからは討って出る事が出来無いらしい。
そこで、複数の沿岸の拠点から救出作戦が敢行される事になったんだけど、その間際に、あたし達がリランカに来ると情報が入ると、現地のお偉いさんが「それなら、彼女達(あたし達)も組み込んじゃえっ!」ってノリで、急遽、作戦を修正、あたし達を待ってたらしい...全く、迷惑だぜっ。
村雨「瑞鶴さん?」
瑞鶴「今のが最後かな?探知圏に敵影は無いわね~っ。」
付近に敵が居ない事を確認した彼女が告げる。流石は瑞鶴、たじたじになってたわりに、そこは冷静さを保ってた様だ。
これも後から聞いたんだが、リランカを出てから5回目の交戦...これ、合流地点までのコースで、あたし達が一番ハードなコースなんじゃんっ?
摩耶「全く、奴等(敵も味方...特に現地上層部)手間掛けさせやがるぜっ!」
海上に散らかる敵の残骸の一つに、悪態を吐くあたしを"まあまあっ"と村雨が宥める。何時もなら、こんな事は、"裏モード"の羽黒が言うんだが、その羽黒は裏にモードチェンジする間も無く、あたしが片付けてた...らしい。