異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
ガルシア救援部隊北西側集結海域...
「随分集まってるなぁ~っ?」
「聞いてたけど、こんなに居るなんて...。」
「やっぱり、多いわっ...。」
到着した集結海域の光景を見て、改めて驚く羽黒と瑞鶴。
ある程度は分かってたが、作戦の規模が大きいだけあって、集結海域には参加した艦娘艦隊や、軍からの応援要請に応じて参加した冒険者達を乗せる複数のクルーザー等。それに、後方から支援等を行う部隊で混雑...シースタンピートも終わって無いのに件も、よくこれだけ集まったなぁ~っ...。
「どうやら、私達が最後みたいですよ?」
現地に来ている作戦指揮官に、到着した事を報告した村雨がそう伝える。因みに、あたし達は先の事も有って、集結時間に遅れてた...5回も戦闘してるんだから、遅れるわっ!
「作戦指揮官、怒ってましたかっ?」
「逆に、感謝されましたよ。」
羽黒は、遅れた件を気にしてたらしく、村雨に聞いたが、予想外の答えに、あたしと瑞鶴は同時に"えっ?"っと、聞き返す。5回も戦闘してたとは云え、普通なら、軍に在籍する者が合流時間に遅れたんだから、指揮官から小言位は有ると思ったんだが...。
「指揮官は、"私達に感謝する"と。」
「ど~ゆ~こったいっ?」
「遅れたから、多少の小言があると思ったけどっ...。」
「ええ...まあ...。」
少し歯切れの悪い返事をする村雨に、理由が分かったぞって思った瞬間、羽黒と瑞鶴が、急にあたしの両脇に並ぶ...てかっ、何であたしの両脇に?
「村雨...多分だが、その理由って...。」
「...摩耶さんの想像ど...。」
"想像"って聞いた瞬間、あたしは"やっぱりかーっ!"叫ぶと同時にぶちギレる。
"5回の戦闘"、"到着時間に遅延したのにお小言も無し"、そして、"作戦指揮官は感謝してた"...この3つのキーワードから、やっぱあたし達は、他の部隊が安全に集まる為の囮、それも事前通告も無しでっ!そんな事されりゃ、ぶちギレは確定だっ!
「んにゃろーっ!あい...。」
「確保ーっ!」
「んなっ!?」
村雨の"確保"の合図に呼応、両脇の羽黒と瑞鶴があたしの両脇に自分の腕を廻し込み、両方から挟み込む様にあたしを押さえ込むから思わず変な声出した...てかっ、3人はこの事知ってたのか~っ?
「お前達っ!この事知っ...。」
「いや、私も今気付いた。」
遮る様に答える瑞鶴に"へっ?"と聞き返す。
「じゃ~何で押さえたっ?」
「お姉ちゃん、知ったらぶちギレるの直ぐ分かったから...羽黒も、自分達が囮だった事、今気付いた。」
「はいぃーっ?」
「気付いた瞬間、羽黒と同じく、あんたがぶちギレると思った。」
2人の少し怒った口調から、嘘は無いなと確信する...お前達、連携良すぎだ...。