異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~   作:摩耶様の下僕TNG

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大抵の事は、美味いものを食えば、機嫌が治ると言ったが、あれは嘘だ!!

 ガルシア諸島、西部周辺海域...

 

 摩耶達に依る敵勢力への広範囲攻撃が行われた後、それに呼応する様に、ガルシア奪還部隊が残存する敵部隊へ突入を開始する。奪還部隊は軍や冒険者を中心とした編成、掃海艇に乗船する部隊も居れば、"水上浮遊"魔法を使い、艦娘の様に水上を航行する者も存在する。

 緒戦は奪還部隊が次々と敵を撃破するが、劣勢に陥っていた敵勢力が急に押し返し始める。

 その異変に気付いた瑞鶴が、直ぐに偵察機を向かわせるが、その原因だろう海域まであと少しの処で、偵察機が撃墜される。

 

 『まずいわね...。』

 「まずいな...。」

 

 偵察機が撃墜される直前、映り込んでいた物体...敵の新型兵器で有ろう...に、あたしと瑞鶴は危機を覚える。

 

 『これは...最悪の状況も考えなければいけませんね...。』

 「最悪の状況っ?」

 

 視覚共有魔法に由って、その映像を観た村雨の言葉に、あたしがそう問う。

 

 『偵察機を向かわせた方角からして、ガルシアは壊滅した可能性が有ります。』

 

 距離や方向からしてガルシア諸島で間違い無いと、彼女は示唆する。

 

 「何だってっ!?」

 『はい...ガルシアは既にその可能性が...。』

 

 健在だって話は何処に行ったんだよっ?

 

 状況に驚くあたし達に、村雨は"今から話す内容は、公式発表までは極秘事項で"と、付け加えて話を始める...その情報の出処、一番信頼出来る"彼女の妹達"からの情報だろう...。

 

 内容だが、奪還作戦本部(カリーの駐留軍基地)とガルシア基地との通信は、昨夜まで繋がっていたが、その"昨夜"を最後に通信が途切れる。今朝行われる予定の定期通信が繋がら無かったのだった。

 ガルシアとの通信方法は3種類有ったが、その何方も繋がらず、最悪な事に、その定期通信の前に作戦が開始されたのだった。

 何故、村雨がその情報を知り得たのは、3つの通信方法の一つが、実は、或る意味"神様"を経由、当然、村雨がその情報を知り得るのは言うまでも無い...そして...。

 

 『はい...はい...。』

 

 何時に無く、真剣な表情で誰かと通信する村雨...多分、相手は"あの方"だろう...。 

 

 『...了解しました。』 

 

 通信を終えた村雨。その顔の表情はかなり厳しい事から、あたしは覚悟を決めて声を掛ける。

 

 「やはりか?」

 『ええ...。』

 

 あたし達のやり取りに、絶句する羽黒と、最悪の方に予感的中と空を仰ぐ瑞鶴。

 数秒間の沈黙の後、村雨は、事の顛末を話始めるのだった...。

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