その後はセラフォルーと連絡を取りつつ合流…観光を再開した。
……あの時感じた予感…気にはなったが幸いその後は問題無く観光は終わり、旅館に戻った。
…昼食にはまだ時間が有る。聞けば昼食に関しては先に言ってくれれば、外で食べて来ても構わないとの事…(まぁ、レストランを別に用意してる旅館とかじゃないから先に言うのは必要だよな……夜は外の店が閉まるのも早いそうだから必然的にここで食う事になるが)
朱乃は残るが、オフィーリアたちは外に食いに行く気の様だ…(全く外に出さない、は…そもそも無理な話だが…それ以前にあいつらを一緒にしておく方が気にはかかる…)
「ミリア…」
「どうした?」
私たちと入れ違いになる形で出掛けようとするミリアを捕まえて声を掛ける。
「…お前なら大丈夫だと思うが…「今も蟠りが無いとは言わないが、大丈夫だ…人に迷惑を掛ける訳には行かないし、騒ぎは起こさない」…そうか。」
基本的にオフィーリアは煽るだけなので、問題を先に起こすとしたら必然的にミリアたちの方にはなる…
「…まぁ何かあったら連絡「そもそもなんだが…お前に連絡してどうするんだ?」ん?」
「いや…お前だってスイッチの入ったオフィーリアを無傷のまま止められないだろう?確実に騒ぎになるぞ?」
「う~む…」
今のオフィーリアは色々吹っ切れている…そのせいか丸くもなったが、ハッキリ言える事が一つある…少なくともオフィーリアは強い…恐らくあの世界にいた時よりもだ…私自身も最初に戦った時より実力は上がってるんだろうが…
「なら、私たちでどうにかした方がまだマシだ…違うか?」
「…結局条件は同じじゃないのか?」
「いや、違うな。」
「何故だ?」
「…あいつは恐らく強敵との戦いを今でも望んでる…心の何処かでな…それなら実力がほぼ互角のお前を呼ぶのは悪手でしか無いだろう…お前とオフィーリアは手の内を知り尽くした者同士…それに奴は元々一種の狂犬だ…死闘になるぞ?」
「むぅ…」
「なら、オフィーリアの悪い癖が出た瞬間に私たち三人がかりで強引に意識を刈り取った方が早い…お前が来るのを待ってたら手遅れになる…」
私が妖力解放を行い、全力で山を下ったところで恐らく…数秒はかかるな…
「幸い、守る対象に入って来るだろう奴が誰も居ないんだ。その手間が無い分こっちの苦労は少ない。」
「…あいつの事、任せて良いか?」
「そもそも気にし過ぎだ…あいつが今も私が初めて会った頃と同じ起爆寸前の爆弾だったら…今日を迎える前に私が殺しにかかっているさ。」
「確かに、気にし過ぎか…分かったよ、こっちは家族の事だけ考えるさ…」
「…言ってもどうせ無駄なんだろうが、あんまり気負うなよ?少しは楽観的に考えないと何しにここに来たのか分からなくなるぞ?」
「ああ、分かっている…」