その後ガラテアが宛がった部屋に戻るのを見送り、ドアが閉まると同時に溜め息を吐いた…
『あいつのケアをするってなると、しばらくは普通の生活を送れないな…』
『そうね…』
当然小声での会話になる…あいつでもルナでも良いが、どっちにしても聞こえてしまうからな…
『と言うか、本当にこれからどうするの?』
『先ずはルナの方の協力を取り付けないとならん…アザゼルとの交渉が上手く行かないとははなから思ってないが、問題はルナだ…人間として作るにしろ、身長体重などのデーターが取れないとアザゼルもさすがに身体は用意出来ん…』
『ガラテアが出てる時にデーターを取るとかは?』
『それも手だが…そもそも肉体は同じなんだから、男に自分の裸見られる点は変わらないぞ…』
『大体においてそこが問題にゃのよね…こっちで身長や体重測れないのかしら?』
『まぁ、私たちの時程…念入りに測る必要は無い筈だからな…データーが有るなら作れる、と言う可能性は有る…最もまだ分からんが。』
『てか、アザゼル…本当に受けてくれるの?』
『あー…それに関しては問題無いな。』
『にゃんで?』
まぁ、私としてはあんまり認めたくないのだが…
『……ふぅ…あいつは私にベタ惚れだからな…最低でも一日、あいつの為に付き合えば大体の頼みは聞く。』
『本気になられたり、みたいのは…』
『無いな。…と言うか、多分あいつは本命は別に居るからな。』
『そうにゃの?』
『確証は無いがな…』
最も、恐らく天使の方に居るからどうしようも無いのだが…そもそも天使の方は肉欲はご法度だからな…
『本命が居るのに、あんたにアプローチ掛けてるにゃ?』
『その辺はあいつにも色々有るからな…私としては一日付き合うだけで、向こうは大抵の頼み事は引き受けるから良いと思っているんだがな……デート代も向こう持ちだしな。』
『そうは言っても『と言うか、何なら他の奴同伴でも気にしないからな…あいつは』まぁ、確かに私も奢って貰ったけど…』
『ま、それに今回は問題無い。』
『ん?にゃにが?』
『例のミリアが接触して来た時の一件は貸しにしてあるからな、それを盾に協力させようかと思っててな…』
『……さすがに酷くにゃい?』
『そう思うか?』
『アザゼル、最近もずっと忙しいんでしょ?』
『まぁな…正直に言えば、罪悪感が無くも無い。』
『……あんたが付き合う以外に何か方法無いの?』
『あいつ、金は全く受け取らないんだよな…よっぽど私にご執心の様でな…』
『つまり、デート行くしか無いと…』
『そのまま更にホテルまで行ってやれば少しは癒されるんだろうな…もちろん私がそう思ってるんじゃなく、あいつがそう言ってるんだがな… 』
……正直毎回思うが、俗に言うマグロ状態の私とヤッて何が楽しいのか聞きたいのだがな……何せ余程力入れてやってくれないと、良くも悪くも私の身体は反応しないからな…
『それを私の前で言うんだ?』
『お前が貸しを盾に協力させる事について、酷いんじゃないかとか言ったんだろ?』
『そうだけど…』
『まぁ、あくまで考えてるってだけだからな…今回はやはり借りを返させるつもりだ。』
『不憫にゃ…』
『ん?アザゼルと出掛けても良いのか?』
『うー…』
『まぁ、今回は行かないからそんなに唸るなよ…』
ま、アザゼルが協力してくれても、結局ルナが嫌がったらどうしようも無いんだがな…