ハイスクールDxDにクレイモアがいたら   作:三和

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#71

ルナはずっと不安そうな表情をしていたものの、特別車内では何も問題は無く…目的地まで無事辿り着いた。いや、その場合運転手が曲者で有ると言う状況以外有り得ないから…私は容赦無く運転手に脅しを掛けるがな、多少暴力を振るったって…結果的に目撃者は誰も居ない事になる事だし。

 

まぁ、結局は本当に何も起こらず普通にショッピングモールで車は停まった。そのまま車は駐車場に入って行く…

 

 

「ありがとうございます。」

 

運転手に礼を言って、財布を取り出す…

 

「……帰りもどうですか?」

 

運転手からそう声を掛けられ、私は手を止める…

 

「それは…待っていてくれると言う意味ですか?」

 

「ええ。もちろん、その分の料金は頂きますが…」

 

一応電話した時に説明はしてないのだが、ルナが盲目で有る事に気付いた事での提案か…それはまぁともかく、提案そのものは正直願ったり叶ったりだ。買い物を終えた後再びタクシー会社に電話しても来るのに多少なりとも時間は掛かるだろうし、何より…普通に面倒だ…追加料金を取られた所で、私には元々大した痛手でも無い(買い物をする訳だし、モール内のATMでおろす必要は有るかも知れないが)

 

「あの…私、大丈夫ですよ?」

 

横でルナがそう言って来る…それは帰りは歩きでも良いと言う意味だろうか……タクシーに乗りたく無いんだろうし、金を払う私に気を使ってるのも分かるが…正直、全然大丈夫じゃ無いんだよな…実際、店内の方がトラブルが起きてもどうにかなる可能性は有る…が、ハッキリ言って外ではどうしようも無いからな…

 

と言うか、極端な話…トラブルが起きる事自体はそう問題は無いのだ…相手にもよるし、最終手段では有るが…結局大抵は私がぶん殴れば終わるからな…(どう手加減しても、一応死んではいない程度の…確実にやり過ぎの状況にはなるだろうが…)

 

一番困るのは警察が出張ってくる事だ…家族に迷惑は掛かるとは言え、普通にこの国に戸籍の有る私はまだマシな結果にはなるが…ルナは今、自分の身分を証明出来る物は何一つ持ってないからな……そもそも、パスポートが無い時点で完全にアウトでは有るが…と言うか、実際にルナが日本語をどの程度話せるのか確認したら…本当にかろうじて話せるレベルで…一部複雑な内容はほとんど聞き取れもしない状態だったからな…アレでは日本人のフリさせるのも無理だろう(いや、どっちみち身分証明が出来無ければどうしようも無いか…)

 

……とまぁそんな感じで…一瞬で頭をフル回転させた私がルナに言えるのは一言だけだ…

 

「気にするな「えっ、でも」き・に・す・る・な「……」ふぅ…すみません、ではしばらく掛かるとは思いますが…待ってて貰えますか?」

 

結局の所、無理矢理黙らせるしか無いと言う結論になるんだよな…と言うか、ルナの雰囲気的ににここまでの可能性には一切思い至らないまま発言してる気はするんだよな……今更だが、サーゼクスにでも頼んでパスポートの偽造でもしないとこいつをこれから先外出させるのは無理な気がする…まぁ、その辺完全に忘れてた私が悪いのだが…

 

「ええ、ごゆっくりどうぞ。」

 

……そんなに長く店内に居られないだろうがな…正直もう、さっさと用事を済ませて帰りたいのが本音だ…

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