ハイスクールDxDにクレイモアがいたら   作:三和

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#91

「……痛…で、診断結果は…?私の身体はどうなっているんだ…?」

 

ジーンとの電話を終え、一応様子を見に来てくれたグレイフィアと少し話した後、そろそろ寝ると伝え…グレイフィアが退出しようとした直前…私の身体に異変が起きた…ここ最近は無くなっていた筈の身体の痛み…それがぶり返し……いや、そんなものじゃない…それを遥かに超える激痛が走った…呻くどころか、最早叫び声を上げる私にグレイフィアは慌てながらも取り敢えずサーゼクスを呼びに行った…そして、グレイフィアと共にやって来たサーゼクス曰く…

 

『君の妖気が乱れている…何とか自分で抑えられないか?』

 

『ガアァァァ…痛…ハァ…ハァ…無理だ…サーゼクス…!』

 

『何『今すぐ私を殺せ!覚醒するかも知れん!』っ…待つんだ…アザゼルを呼ぶ!彼なら…あるいは…!』

 

『悠長な事を言ってる場合か!?ぐぅっ!私にも、抑えられ…ガァァァァ…!』

 

『っ!グレイフィア!』

 

『落ち着きなさい!まだ駄目だって決まった訳じゃないわ!』

 

とまぁ…アザゼルが来るまで数時間程、私は痛みに悶え…幸か不幸か、漸くアザゼルが来てくれた時には私は意識を失っていた…現在は夜が明けたばかり…今は幸い妖気の乱れも収まり、痛みも少しはマシになっている…

 

「あー…それなんだがな…」

 

「良いさ、言ってくれ…お前が一番クレイモアの身体に詳しい…お前の言葉なら信じられる…そして、どんな結果でも受け入れよう…」

 

「…分かった。お前のその痛み、恐らく…ただの筋肉痛だ。」

 

「……は?…アザゼル、冗談は「いや、冗談じゃねぇよ…お前の身体に特に目立った異常はねぇ…他に原因は考えられねぇよ…ちなみに、もう身体の崩壊も止まってるぜ?」いや、だが…数日前までの痛みがそうだったんじゃないのか…?」

 

「いや、お前デネブとの戦闘中…途中から痛みが無かったって言ってたろ?多分、数日前のやつはその痛みが後から来ただけだ…」

 

「……じゃあ…本当にただの筋肉痛…?」

 

「…何だかんだお前、ここ最近大きな戦闘はやってなかったんだろ?訛ってる状態であれだけ無茶すりゃそうもなんだろ…随分後から来たな、とは俺も思うけどよ…」

 

「じゃあ…妖気の乱れは「そりゃ痛過ぎて、お前さんが過敏に反応してただけだな…仮に覚醒してたら、あまりに間抜けな理由だったと思うぜ?」…ハァ…何だ…そうか…」

 

「溜め息吐きたいのはこっちよ…本当に、大変だったんだからね?」

 

「あー…すまなかった…」

 

これは、グレイフィアにとっては完全にとばっちりだな…

 

「アザゼルも悪かったな…こんな事で呼び出して…」

 

サーゼクスにも謝罪したい所だが、忙しいらしく…ちょうど席を外している…

 

「……まぁ、危うく覚醒仕掛けたのも事実だしな…俺は気にしてないぜ?」

 

「ハァ…これは本格的に補助が必要か…グレイフィア、お前も忙しいんだろ?」

 

何とか話す事も出来てるが、今は真面目に身体が痛い…本当に全く動けない…

 

「ええ…誰か手の空いてる人…居る?どうしても無理なら仕方無いから私がやるけど?」

 

「……」

 

黒歌は元より、私の家族は今日全員仕事だ…さすがに呼べん。テレーズやオフィーリアは今呼ぶのは不味いな…ミリアやヘレンも今は何だかんだ忙しいそうだし、一日私の世話をするのは不可能…ジーンやイレーネは今日は用務員のシフトが入っている……マジか。

 

「今日休みなのはフローラしか居ない…」

 

「じゃ、呼ぶしかねぇだろ「いや、別にお前でも良いんだが?」あのよ、お前散々暴れたから今汗だくだろ?俺に拭かれたいのか?」

 

「別に構わん…と言うか、私の裸なんてもう散々見てるだろ?」

 

「……いや、悪ぃがどっちにしろ無理だ…俺も仕事有るからな…」

 

「グレイフィア?」

 

「手の空いてる人居るならそっち呼びなさい…私も忙しいから。」

 

「どうしても…駄目か?」

 

「そもそも、何でそんなにあいつが嫌なんだ?」

 

「昨夜、ちょっとな「そうね、聞こうと思ってたのよ…黒歌はフローラに任せたって言ってたのに、結局彼女帰っちゃうし…貴女、何かしたの?」……」

 

「いや、そこで今更黙っても仕方無くねぇか?」

 

「デネブの件も有るわ…これ以上揉め事の種を作らないでくれる?」

 

「…ハァ…分かったよ、全部話す…」

 

私は昨夜の事を二人に話した…

 

 

 

 

 

 

「成程ね…まぁ、確かに貴女らしく無いけど…」

 

「つかよ、お前…それマジの八つ当たりじゃねぇか。」

 

「…アザゼル、私があいつを嫌いな理由…分かるのか?」

 

「…いや、私にも分かるんだけど?要するに、同族嫌悪の類でしょ?」

 

……そう、それが私がフローラを嫌う理由だ…散々色々言ったが、結局私とフローラは似ているのだ…

 

「違う部分が有るとしたら…お前の場合、無意識に他人の為に行動してしまうって事だな。」

 

「…でも、フローラはそれを意識的にやってる…それが、貴女には気持ち悪くて受け入れられないって事でしょ?」

 

「ふぅ…ああ、そうだ…私にはあいつのその在り方が受け入れられない。」

 

だから…結局八つ当たりでしかないのだ…そもそも同じ事をしてしまってる以上、私にあいつを否定する権利は無いと言うのに…時間が経ったのと、今はあいつが居ないから私も冷静だ…そして、今の気分は最悪だ…自分のやった事に反吐が出る…

 

「お前とフローラは要するに同類だ…逆に言えば、お前の気持ちは一番良く分かってくれる奴だと思うぜ?」

 

「ハァ…あいつはな、脆すぎるんだよ…他人の闇を背負えないんだよ…」

 

「……何言ってるの?」

 

「ん?」

 

「今の貴女は一人で背負う必要は無い…そして、元々…誰かに全部背負わせる気も無い。」

 

「きちんと話し合え…確実にお前らは分かり合える筈だぜ?」

 

「……私に、今更その資格が有るのか?」

 

「ケッ…資格もクソもねぇだろ。」

 

「結局同類なんだから、全部お互い様じゃない?」

 

「……」

 

「ハァ…俺はそろそろ帰るぜ?」

 

「私も仕事有るからね…ま、さっさとフローラに連絡するのね。」

 

二人が部屋を出て行く……いや、連絡に関してはそっちでして欲しいんだが…ハァ…仕方無い、か。

 

「痛…!」

 

腕を伸ばすのすら辛いが…連絡しないと今日はもう何も出来ん…携帯を掴まなければ…っ…良し…後はボタンを押すだけ…何とか掛けれた…頼む…!出てくれ…!

 

「……フローラか?…昨夜あんな事を言ったのに悪い…ちょっと、こっちに来てくれないか?」

 

……まぁ、連絡出来ればそれで良い…どう謝るかは…いや、素直に言えば良いか…

 

「っ…ああ、頼む…お前だけが頼りだ…」

 

……一度突き放した相手に苦しい時だけ頼る、か…あまりのクズっぷりに吐き気がして来る…まぁ、フローラが来たら来たで余計に体調も悪くなりそうだが…こうなってしまっては、もう仕方無いか…

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