現在、起きて来たマリアが昼飯を食っている…
「…少し、多くないですか?」
「いや…あいつらの言った通りだし、普通の人間の子供より少し多いくらいで……まぁ、やっぱり普通の範疇だな(私の家族の子供組は皆割と少食気味だし、見た目小さいクレイモアだから、どうしても異様な光景に見えるがな…)」
「美味し~!」
「……いや、やっぱり多いですよ…だって、テレサさんは普通の成人女性並の食事量でしたよね…?どう見てもあの子、テレサさんより食べてますよ…?」
「…あいつは半年で身体もあのサイズだって話だしな…まぁ、育ち盛りの凄い版って思えば良いんじゃな…っ…フローラ、何か胸焼けがして来た…私の分の飯、食うなら食って良いぞってマリアに伝えてくれないか?」
「……良いんですか?」
「やはりアレ見てたら、普通に吐きそうだ…ハァ…認めるよ、あいつは…確かに食い過ぎだ…」
さすがに現実逃避も限界だ…あいつ、どう見ても…成人男性並の平均量…しかも三人前はかっ食らってるからな…私も電話して聞いた時は、何の冗談かと思ったが…そりゃ身体も一気にデカくなるよな…にしても普通は…いくら育ち盛りでも、あの量をガキの頃に食ってたら…身長伸びるより先に先ずデブると思うんだが…一体、あの小柄な身体の何処にあの量が入ってるんだ…?
「えっと…本当に良いんですね…?渡しちゃいますけど…」
「せっかく作って貰ったのに、そのまま残すよりは良いだろ?アレ見てたら、とても普通に食ってられんよ… 」
「はぁ…分かりました。」
フローラが私の皿をマリアに渡しに行く…
「マリアちゃん、テレサさんが自分の分も食べて良いって言ってますけど…要ります?」
「え!?良いの、テレサお姉ちゃん…?」
「ああ…構わんぞ。」
「わーい!ありがとう!」
「…これで更に半人前追加…って、所ですかね…?」
「あいつ…テレーズたちとの食事の時はセーブしてたな…?多分あいつ、もっと食えるぞ…」
「あの子なりに気を使ったんですかね?」
「……一応テレーズに伝えておくか…テレーズとオフィーリア、さすがに二人の給料で十分に賄えるだろうしな…」
「まぁ、あの仕事…結構給料高いですもんね…」
「多分、食わせた方が逆に成長ペースも安定するだろ…」
「…際限無く食べる可能性も有りますけど…」
「一応あいつも生身の生物だぞ?さすがに、何処かで限界来るだろ…」
「そう、ですよね…」
そこで私は声を潜める…
『まぁ、どっちみち…この場でお代わりと言われても多分出せないだろうがな…』
『テレサさんとあの子の分は…あくまで追加分ですもんね…』
そう、この家に住んでる奴が食う量は大体決まってるからな…今回は、あくまで臨時で私たちの分を追加しただけだ…リアスたちが来てる時の様に、大人数が食うのを想定してた訳でも無いから…仮に後からお代わり出せって言ってもさすがに無理だろう…
「あー…テレーズ?あいつ、確実にお前の言ってた量より食えるぞ?」
『……そうなのか?』
「今日ここに来てるフローラとの共通意見だな…あいつは多分、お前らと食う時はセーブしてる…そこら辺、これからの為にもちゃんと聞いた方が良い…」
『その辺り…全然話してくれないんだよな…今、あいつはどうしてる?』
「食う前にも寝てたんだがな…食ったらまた寝てしまったよ…さすがに何しに来たんだと思ってる所だ…」
まぁ、あいつの中で…目的はもう済んでるんだと思うがな…
「まぁ、とにかく…あいつが帰ったらその辺、ちゃんと話し合った方が良い。」
『分かったよ、何とかやってみるさ…』
電話を切る…
「ホント、何処までも規格外の子ですよね…」
「幸い、悪意はほとんど無いがな…話聞く限り、多少性格悪い所も有る様だが。」
……まぁ、それでもまだ可愛い範囲だ…正直、もう一人の母親のオフィーリアより何倍もマシだからな…まぁ、今の所飯さえ食わせておけば完全に爆睡するみたいだから…あまり手も掛からんか…ただ、量が異常に多いがな…少なくとも、今日食った分の優に倍は食えるのは間違い無いだろう…