真・恋姫†無双~ほんとはただ寝たいだけ~   作:真暇 日間

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NOW、無双ing

 

「でやぁぁぁっ!」

「はぁぁぁっ!」

 

赤デコさんの大剣と、ナースモドキの赤い槍が左右から襲い来るが、それを後ろに下がって避ける。

直後に背後に回っていた鬼太郎から矢が飛んできて、筍を二本生やしたような髪型のちびっこのモーニングスターが降ってくる。

首を傾けて矢を避けて、モーニングスターを金剛爆斧で受け流す。今度は金ピコハンマーが水平に振り回されるが、空いていた片手でピコハンに掴まって囲いを抜ける。

ついでにピコハンの使い手の首を刈ろうと金剛爆斧を振るうが、それは水色の髪の大剣使いに止められたので、ピコハンから手を離して地面に降りる。

 

また鬼太郎と褐色銀髪から矢が飛んできたが、金剛爆斧を回転させて楯にして防いだ。

その隙に後ろに回り込んでいたらしい日本刀使いが首に居合いを仕掛けて来たが、空いていた左手の指二本で白羽取りをし、そのまま蛇矛を振りかぶるちびっこに向けて投げつける。

気弾使いは鳩尾に石に気を乗せた指弾を撃ち込んでリタイアさせたし、眼鏡のは気弾使いを守るために一旦下がっている。

ドリラーは塹壕的な物を作っていて、弓使いはそこに隠れながらこっちを狙い撃っている。

 

……まったく、ああいう頭の回るやつと言うか、器用なやつは敵に回すと面倒なんだよな。

あのドリルも多分自作だろうし、きっとあいつは戦う発明家なんだろうな。発明家の方が本業で。

 

今度は十字槍のポニテと赤デコ娘が同時攻撃。後ろからはナースモドキも来ているようだが、いったいどこまで粘るんだろうな?

 

震脚を踏み鳴らし、攻撃してくる三人だけでなくこの場にいる俺以外の全員の体制を崩させる。

直後に右足を中心として捲れ上がった地面を蹴り砕いて礫にして目眩まし。なかなかの威力が出たらしく、礫に当たった全員が一瞬の怯みを見せた。

 

その隙に俺は前の二人の間をすり抜ける。二人を楯にされることを恐れたか、矢は飛んでこなかった。

俺は行き掛けの駄賃とばかりに脇腹に裏拳を入れたが、同時に相手の肋骨の辺りから嫌な音が拳に響いた。どうやら折れたか砕けたかしたらしい。

そのまま周囲を囲む兵に突っ込んでまた殺し始めるが、すぐに後ろから追いかけてくるのがわかる。

回りが相手からすれば味方だと言うことから矢は飛んでこず、その代わりに怒号が響く。

 

逃げるのか、とか、真面目に戦え、とか。そういう台詞が聞こえてくるが……俺が真面目に戦ったらお前ら全員合わせても三秒持たないぞ?

そんな感じのことを考えながら雑兵の壁を切り裂きながら突き進む。金の鎧で若干目が痛い。赤に染め変えれば目も痛くなくなるかね?

 

バラバラになっている雑兵から槍を数本拝借し、金剛爆斧の範囲外に居る奴等にぶん投げる。

氣を乗せたその槍は数百人を貫きながら飛翔し、槍本体が人を貫く衝撃に耐えきれなくなった時点で氣を炸裂させて周囲の将兵を巻き込んでやった。キルマークなんて数えちゃいないが、多分千くらいは行っただろう。

 

……こんだけ人を殺したのは久し振りだな。でも寝起きにしては随分優しいよな。

いつもだったら問答無用で敵軍の真下にアンダーグラウンドサーチライトを開いて二日ほど落下を続けても底に付かないくらい深い部屋を作って最終的に地面に叩きつけられて死ぬか飢えて死ぬかを選ばせてやったりしたのに……。

……ほんと、俺も丸くなったなぁ……。

 

さて、それは置いておくとして、この後は総大将の所に行って

 

「ここから先へは行かせは」

「死ね」

 

目の前に立った勇気ある若者の首を素手でへし折ってぶん投げる。人間手裏剣はあまり威力は大きくないが、それでも相手の意表を付くくらいのことはできる。

……と言うよりも、そっちの効果の方が主体かもしれないな。だからどうしたって話だが。

 

さて、キリキリ殺して壊して潰してやろう。

 

……って、よく考えたら殺す意味は無いな。洗脳すればこっちの思い通りに動かせるわけだし、わざわざ殺すよりそっちの方が便利だ。露払いとかも任せられるし。

方式は……主にルーちゃん方式で。ただし一部に強制で命令を聞かせる効果も合わせてやらないと、うまく使えないからな。

 

……相当馬鹿だって言う話だし、その時の気分で行動する奴だと言うことなので、俺が操って色々動かしてもいつもの気まぐれとしか思われないだろう。そのためにもできるだけ自然に操らないとな。

 

それに、陳宮の方の俺の矢が近くの奴まで殺し始めてるから、わざわざ俺が殺す必要はない。陳宮の方の俺はいったい何人殺したのやら。確実に万は下らないよな。

ちんきゅーアローは世界一? ……面白っ。

一段階がアローで二段階がバレット、三段階がビームってことにして、遠距離攻撃のエキスパートっぽくするのも在りかもしれない。

それじゃあ今度本人に御前様渡しておくか。でも実弾の方は反動が強すぎてあの体じゃ危ないよな。保留にしておこう。

 

……拳銃くらいなら行けるか? と思わないでもないが、今回のことで二つ名は嫌でも広がるだろうからそれに合わせた武器をやろうと思う。ちょっとくらいは罪悪感と言うものの持ち合わせはあるからな。

 

……辞めないんだけど。

 

 

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