二度目の転生はD×Dでした。   作:ぬりんちょす

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決戦

レーティングゲーム当日の深夜

 

オカルト研究部に全員集まり、レーティングゲームの準備をしていた。

 

「開始10分前です、皆さん準備はお済みになられましたか?」

 

魔法陣と共に銀髪のメイドが出てくる。

今回のレーティングゲームは部長やライザーの両家が見ており、他にも悪魔界の重役達も見ているらしい。

その中でも魔王ルシファーが見ているらしく、皆の緊張が伝わってくる。

 

「皆さん魔法陣の方へ、開始時間となりましたら異空間の戦闘フィールドへ転送されます。

どんなに派手な攻撃をしても使い捨ての空間ですので思う存分にどうぞ。

なお、そちらのアーシアさんは参加しないとの事でしたので別室を用意しております、そちらで中継をご覧ください」

 

「皆さん、頑張ってください!応援しています!」

 

アーシアが皆を応援する、そしてこちらに抱きついて来た。

 

「絋雅さん、負けないでください」

 

アーシアが胸に顔を埋めて言う。

 

「負けねえよ、だってアーシアが応援してくれるんだろ?

なら弱い所は見せれねぇよ、それに今回はとっておきもある」

 

「はい!全力で応援しますね」

 

フミッ

小猫に足を踏まれた。

 

「小猫?」

 

「絶対に負けません」

 

何故かアーシアを見て言う、敵はライザーだぞ?

 

そして時間となり俺たちは魔法陣へと入る。

ヴーン

一瞬光ったと思ったら場所は変わらず部室だった。

 

「あれ?部室、転移失敗?」

 

「違うわ、窓の外をご覧なさい」

 

俺とイッセーが驚いていると部長が説明してくれた。

どうやら駒王学園を丸ごとレプリカとしてバトルフィールドにしたらしい。

 

「開始時間となりました、このゲームの制限時間は人間界の夜明けまでです。

それではゲームスタートです」

 

「まず皆この通信機をつけて」

 

朱乃先輩から通信機を受け取り耳につける。

 

「祐斗と小猫はまず森に罠を仕掛けてきてちょうだい」

 

「「はい」」

 

「朱乃は森周辺と空に霧と幻術をかけておいてくれるかしら?」

 

「わかりました」

 

部長は始まってすぐ慌てることなく皆に指示を出していく。

 

「イッセーはこっち」

 

部長が長椅子に座り太ももを指さす。

 

「え?」

 

部長はイッセーに膝枕をしている。

イッセーは泣いて喜んでいる。

そして部長はイッセーの頭を撫でる。

どうやらイッセーを下僕にする際兵士の駒を8つ使ったそうで、その時は8つ分の駒に耐えきれる体ではなかったため、封印していたが今回はそれを少し外すらしい。

少し時間が経って小猫達が帰ってきた。

 

「さあ、私の可愛い下僕達準備はいいかしら?

私たちの強さをライザーに見せつけてやるのよ!」

 

「「「「はい!」」」」

 

皆良い返事で作戦通りに行動しだす。

 

「絋雅、貴方は作戦通り私の護衛として前半は動いて貰うわ」

 

「了解です」

 

作戦の内容としてはイッセーと小猫で重要拠点である体育館で時間稼ぎしつつ、朱乃先輩の魔力が溜まりしだい一網打尽にする。

木場は運動場にて遊撃、そして俺は貴重な回復手段や強さから部長の護衛として前半は動く。

 

「さて、上手くいくといいけど」

 

いつも自信満々の部長が珍しく不安げだ。

初のレイティングゲームという事で多少緊張もあるらしい。

 

「皆の様子見てみますか?」

 

「え、可能なの?」

 

「はい」

 

仮面ライダーフォーゼに出てきたハンバーガー型のフードロイドであるバガミールとアストロスイッチのカメラスイッチを召喚し、スイッチを装填する。

するとバガミールは自動で展開し外へと走り去っていく。

俺は更にアストロスイッチカバンを召喚して開き画面を部長に見せる。

 

「これが現在の様子です」

 

「絋雅は本当になんでもできるのね」

 

部長驚きながら画面を見る、少し経ち木場が写る。

相手の兵士と戦闘しているようだ。

相手は3人だが余裕を持って戦っている。

 

「これなら大丈夫そうね」

 

次に体育館へと移動させ小猫達を探す。

 

洋服崩壊(ドレス・ブレイク)!』

 

映ったのは相手方3人の服をイッセーが吹き飛ばす映像だった。

 

『見たか!これが俺の魔力の才能を全て使って編み出した必殺技洋服崩壊(ドレス・ブレイク)だ!』

 

『最低』

 

『見損ないました』

 

敵だけでなく小猫にも罵倒されている。

 

「あはは…まぁ、イッセーらしいわね」

 

「そうですね…」

 

「部長、準備出来ました」

 

朱乃先輩から連絡がくる。

 

「わかったわ、イッセーと小猫はすぐにそこを離れなさい」

 

「「了解」」

 

小猫達が体育館を出てすぐ、特大の雷が体育館を貫き跡形もなく消し飛ばした。

 

『ライザー・フェッニックス様の兵士3名、戦車1名戦闘不能』

 

「やりましたね」

 

「ええ、作戦は成功ね。

イッセー、朱乃の魔力回復を待って次の作戦へ移って頂戴」

 

『はい』

 

ドッン!!

 

凄まじい爆発音が外からと同時に画面からも聞こえる。

 

「小猫!」

 

「あれはライザーの女王!」

 

「治療してきます!」

 

すぐに小猫の元へ向かおうとするが部長が止めてくる。

 

「待ちなさい、もう遅いわ。それに」

 

『リアス・グレモリーの戦車1名リタイア』

 

窓際に1匹の鳥が止まっている、魔力量的に大したことなく連絡要員だろう。

 

「ライザーが一騎打ちの申し出を提案してきたわ」

 

ライザーの野郎が一騎打ちを提案してきて、場所は屋上だと行ってきた。

 

「その提案呑みましょう、俺がやります。

小猫の敵を討つ」

 

「最初からそのつもりよ、見せてあげなさいあなたの力を」

 

バガミール達を消して俺たちは屋上へと向かった。

 

屋上に着くとライザーが待ち構えていた。

 

『ライザー・フェッニックス様の戦車1名リタイア』

 

「リアス、お前の下僕もかなりやるようだな」

 

「当たり前じゃない私の自慢の下僕よ」

 

「それで、一騎打ちはお前がするのか?人間」

 

「そのつもりだ焼き鳥野郎」

 

「貴様、その口二度と聞けぬよう燃やし尽くしてやる」

 

俺たちは正面に向き合う。

実際ライザーはかなり強い、フェッニックスだから並大抵の攻撃だとすぐに回復してしまう。

倒すには精神的に弱るほど何回も殺し尽くすか、魔王級以上の圧倒的な力で殺すしかない。

後者は仮面ライダーの最終フォームで使用する武器などでその威力を出せないことはないが、完璧に使用するにはそのライダーの最終フォームになるのが望ましい。

だが変身しなければ本来の威力を出せずに終わるだろう。

今現在俺は仮面ライダーの初期強化フォームまでしかなれない、短時間ならば更に上のフォームになれないこともないが直ぐに変身解除してしまう。

よって前者の案で行くしかない。

俺は仮面ライダーディケイドのネオディケイドドライバーを召喚する、今回はジオウに登場していたネオディケイドドライバーの方だ。

ディケイドは破壊を司ると言ってもいいライダーで本来倒せないはずのアンデッドを倒すなど次元を超えた攻撃が可能である。

その特性を活かしてライザーを攻撃する。

 

カシューン

 

ドライバーを腰に装着し、サイドハンドルを引きライドブッカーからライダーカードのディケイドを取り出す。

 

「変身」

 

カードを装填し、サイドハンドルを押し込み変身する。

 

『カメンライド!ディケイド!』

 

仮面ライダーディケイドに変身した。

そして直ぐにライドブッカーをガンモードに変形し、ライザーにヘッドショットを食らわす。

 

「グホッ、…無駄だ、威力はあるが俺には意味が無い」

 

ライザーの頭を吹き飛ばしたが直ぐに炎と共に治ってしまう。

 

「なら、こっちだ!」

 

ライドブッカーをソードモードに変形し高速でライザーへと近づく。

あまりの速さにライザーも驚いている

 

「くそっ、案外早いじゃないか! ふんっ!」

 

近づくのを邪魔するように炎の塊を投げつけてくる。

 

「おらっっぁぁ!」

 

後ろの部長に当たりそうなのは全て斬り落とし、突き進む。

そしてアタックライド・スラッシュを手元に召喚し、ドライバーに装填。

 

『アタックライド!スラッシュ!』

 

「ぶった斬れろ!」

 

刀身をマゼンタカラーに発光させ、分身した刀身でライザー斬りつける。

 

「これなら!」

 

ライザーは多数に分断されるが一瞬で治る。

 

「なに!」

 

「はっ!バカが!」

 

驚きで一瞬固まってしまった隙に炎の塊をぶつけてくる。

 

「っ!くっそ!」

 

直ぐさま回避行動をし直撃は避けるが少し喰らってしまう。

ただの炎ではない、魔力を持った炎の為かなりの威力を持っている。

直撃ならば変身解除まで持ってかれそうだ。

連撃を避けるためライザーから少し離れる。

 

「姿が変わったと思ったがこの程度か、やはり俺には及ばない!」

 

ライザーが叫んでいるが俺はまだ終わりじゃない。

ディケイドの力でも完全には倒せなくても、本来のディケイドの力はこんなもんではない。

 

「そこまで言うなら覚悟しろよ?」

 

ライドブッカーをブックモードに変形しカードを取り出す。

サイドハンドルを引き装填する

 

『カメンライド!ファイズ!』

 

仮面ライダーディケイドファイズに変身する。

そして仮面ライダーファイズの専用武器ファイズエッジを召喚する。

剣身にフォトンブラッドが蓄積しており赤く光っている。

 

「これは痛いぜ!」

 

ライザーの目の前まで高速で移動し上から股にかけて両断する。

ライザーは苦しみながら炎を出し治っていく。

 

「っ、何をした!」

 

ライザーが苦しんでいるのはファイズエッジに切られたことによりフォトンブラッドを体に吸収してしまいその毒性により苦しんでいるいるのだろう。

 

「まだ終わるなよ」

 

少し離れてライドブッカーからカードを取り出し、サイドハンドルを引き装填する。

 

『ファイナルアックライド!ファ、ファ、ファ、ファイズ!』

 

右足のファイズポインターをライザーに向けロックオンし、ライザーは拘束される。

 

「う、うごけ、な」

 

そして高く飛び上がりポインティングマーカーに向けて飛び込むように飛び蹴りを放つ。

ドリル状にライザーを貫き、貫通し、背後に降り立つ。

するとライザーにΦのマークが浮き上がり爆発する。

 

振り返るとライザーのいた所に灰が溜まっている、だがそこから炎が上がりライザーの形になって復活する。

だがライザーは顔色も悪く辛そうにしている。

 

「どうして!」

 

「今の俺の蹴りには当たった時、相手の分子構造を分解して破壊するという力が備わっている」

 

そこまでしても復活するのは流石フェッニックスというところか。

だが力を使いすぎたようで、前よりその力は小さく見えてしまう。

 

「悪いが終わらすぜ」

 

ファイズエッジに着いているパワースロットルを3回引き、ハイの状態にする。

剣身が更に赤くなる、そしてそのままライザーを斬りつけようとする。

 

「絋雅!」

 

ドッカッッン!!

 

横から特大の爆発をぶつけられる。

 

「グアァァ!」

 

その威力の高さと無防備に受けてしまったせいで変身が解けしまう。

 

「ユーベルーナか!よくやった!」

 

上からライザーの女王であるユーベルーナが降りてくる。

 

「これを、レイヴェル様から貰ってきました」

 

ユーベルーナが渡したのはフェッニックスの涙であった、それを飲んだライザーは完全に復活してしまう。

 

「一騎打ちじゃなかったのかよ」

 

「そんなものどうでもいい、くらえ」

 

特大の炎をまともに喰らってしまい、部長がいる所まで吹っ飛んでしまう。

 

「絋雅!うそ、絋雅!」

 

吹き飛んで来た絋雅は動かない。

 

---------

イッセーサイド

 

やっとここまでたどり着いた。

絋雅の奴なら部長をちゃんと守りきってるはずだ、俺も行きます!待っててください、部長!

そして屋上の扉が見え、勢いよく開ける。

 

「部長ぉぉぉぉぉぉ!」

 

「イッセー!」

 

勢いよく飛び込んで見た光景は酷い怪我で倒れている絋雅に寄り添う部長だった。

 

「絋雅?! 部長何が!」

 

「ライザーが約束を破ったのよ!」

 

「ドラゴンの小僧か?今更来てどうする?この人間も俺との一騎打ちでやられたぞ、次はお前か?」

 

「何が一騎打ちよ!横から攻撃しておいて」

 

「は〜、君はもう詰んでいる、チェックメイトだ、リアス」

 

「っく」

 

「まだ終わってねえよ、絋雅の仇はおれが…えっ?」

 

部長のそばに倒れていた絋雅が突然燃えだした。

 

「ライザー!あなたまだ!」

 

「俺じゃないぞ!俺は魔力を完全に操作している!」

 

絋雅の体を纏っている炎は絋雅の傷にまとわりつくように燃えている。

 

「イッセー、何勝手に負けたことにしてんだよ」

 

その声は絋雅であった。

そして先程倒れたはずの絋雅が立ち上がろうとしていた。

ゆらゆらと炎を体から出し完全に立ち上がる。

すると炎が消え、傷がなくなっていた。

 

---------

 

「やっぱりこの治し方は痛てぇな」

 

「絋雅、どうやって?」

 

皆が驚いてる中、無視してライザーと向き合う。

 

「よくもやってくれたな、ライザー」

 

「貴様どうやって?本当に人間か?」

 

「さあな、来い!〈灼爛殲鬼(カマエル)〉」

 

天使の名前を告げると共に顕現したのは炎を纏った戦斧だ。

レーティングゲーム前日の夜、女神に返してもらった天使だ。

これが俺のとっておき。

灼爛殲鬼(カマエル)を顕現させて肩に担ぐ、髪の色も変化しており、灼熱を思わせるような赤色へと変わっている。

そして絋雅の全身が炎のオーラで包まれる。

 

「カマエル?! 天使の名前を持つ武器だと?!」

 

「ライザー様下がってください!」

 

ユーベルーナが姿の変わった絋雅を見て特大の爆発をぶつける。

 

「はぁっ!!!」

 

俺はそれを霊力を含んだ衝撃波だけで跳ね返す。

 

「うそっ!きゃあああ!!」

 

『ラ、ライザー・フェッニックス様の女王1名リタイアです』

 

「何よ、この力」

 

「貴様!!なんだそれは!」

 

「黙ってろ」

 

霊力を爆発させてライザーの上空へと移動し、灼爛殲鬼(カマエル)を思い切り振り落とす。

 

ドッガシャァァァッンンン!!

 

その一撃は校舎を両断し、地面を抉るほどの威力を出していた。

 

「まだだ、終わってねぇだろ!」

 

イッセー達が呆気に取られながらも空中へ避難しているのを横目に見ながら、ライザーを見つける。

 

「はぁはぁはぁ、なんなんだあいつは」

 

抉れた地面の上で息が上がった様子でこちらを見上げている。

 

「おらぁぁぉ!」

 

ライザーの視認できるスピードを超えて後ろへ回り込み残っている校舎へ蹴り飛ばす。

 

「ぐおわぁぉぉ!」

 

ウィィィィン

機械音をあげて灼爛殲鬼(カマエル)の姿が変わる。

根の部分が腕部に装着され巨大な砲台となる。

 

「灰塵と化しな!灼爛殲鬼(カマエル)!」

 

物凄い熱量が砲身へと集まりライザーに向け発射される。

轟音と共に特大の炎の光線がライザーを突き抜け校舎にぶつかる。

その校舎も溶け貫き大爆発を起こす。

爆発が収まると辺り一帯が焦土と化しており、何ひとつ残っていない。

 

『ラ、ライザー・フェッニックス様本人のリタイアにより、リアス・グレモリー様の勝利です』

 

ズキッン!

 

「くそっ、頭が!」

 

とてつもない破壊衝動が頭の中で暴れまくる。

それを何とか抑え灼爛殲鬼(カマエル)を消すと、髪の色が元に戻り力なく倒れそうになってしまう。

 

「っと」

 

地面に倒れかけた所をイッセーが支えてくれた。

 

「イッセーか」

 

「ああ、大丈夫か?」

 

「わりー、少し寝る」

 

そのまま俺は意識を失った。




感想、評価、お待ちしてます

現在絋雅に戻った天使は灼爛殲鬼(カマエル)のみです
後まだフェッニックス編続きます。
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