魔法少女と召喚獣   作:レゾナ

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今回の最後……ヤバイ事がわかります。

多分、ほとんどの方が「はぁっ!?」と言ってしまうでしょう。


第41話 ……え?何これ?

今はお昼休み。いつも通りに雄二達とお昼を食べていた。

 

すると雄二が

 

「なあ、明久。聞いてるか?」

 

よ、言っていた。

 

「……雄二、主語をはっきりとして。何が言いたいの?」

 

「ああ、すまんかったな。何か、召還獣の装備が一新されるって風の噂で聞いたんだよ。それでお前なんか知ってるかって思ってな」

 

へぇ、そうなんだ……。それは僕も知らなかった。

 

「それってあたし達の召還獣の装備も変わるって事かな?」

 

「さあ。そうなんじゃない?」

 

さやかちゃんはほむらちゃんにそう言うけどほむらちゃんはどこ吹く風といった感じだ。

 

まあ、どうでもいい事なのかもしれないけど……って、ほむらちゃん髪を一房持って、くるくるとしている。

 

あれってほむらちゃんが動揺している時の癖だね。

 

まさかとは思うけど……今の召還獣の格好、気に入ってる?

 

まあ、仕方ないとは思ってるんだけどね。あの姿、魔法少女の姿そのままだし。

 

ちなみに、さやかちゃんと杏子ちゃんの召還獣も二人の魔法少女の姿そのものだった。

 

え?いつ知ったのかって?あの合宿の時だよ。

 

「……是非、どんな感じになってるのか知りたい」

 

「そうじゃな。今回は結構いい点数を取ったのじゃし、知りたいという気持ちもあるのじゃ」

 

「まあ、僕もそうだね……じゃあ、後で西村先生にでも聞いてみる?」

 

「そうだな、出来る事なら知っておきたい」

 

よし、それじゃあ後で西村先生を捕まえておかないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、放課後。

 

「あ、見つけた。西村先生ぃ~」

 

「……なんだ、吉井?」

 

その時見た西村先生の顔は物凄く疲れていた。何かあったのかな?

 

「はい、あのこの前の期末テストの結果で召還獣の装備が一新されるって聞いて、気になっちゃいまして」

 

「……ああ、聞いてしまったのか」

 

と、西村先生は「はぁ……」と深いため息をつく。

 

本当にどうしたんだろう、先生。

 

「どうかしたんですか、西村先生?」

 

「そうだぞ、ため息をつくなんて鉄人らしくない」

 

「佐倉、鉄人じゃなく西村先生と呼べ……はぁ……」

 

「先生、本当に大丈夫ですか?」

 

ほむらちゃんも本当に心配なようだ。

 

「はぁ、まあ吉井達ならいいだろう……確かめたいんだろ、召喚を許可する」

 

歯切れが悪いな……やっぱり何かあったのかな?まあ、召喚許可を貰ったし、早速召喚してみよう。

 

「じゃあ、僕から。サモンッ」

 

ポンッ!

 

そんな可愛らしい音が鳴って出てきたのは……甲冑を着ている僕の姿だった。

 

「「「「「……え?」」」」」

 

僕らは呆然としてしまっている。だって召喚獣は全部小さい姿だ。だというのに今目の前にいる召喚獣は僕と同じ位の身長だ。

 

「はぁ……まあ、吉井達にバレただけでもよかったのか……」

 

西村先生のそんな呟きも聞こえなかった。え、何これ……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど、調整ミスと……」

 

今、僕は放課後のAクラスに雄二達と一緒にいる。

 

西村先生も雄二達ならば大丈夫だろうと言って事情を説明してくれた。

 

何でも装備を一新する際に操作をミスってしまったらしく今のような状態になってしまったらしい。

 

その召喚獣なのだが……西村先生の話によると科学とオカルトと偶然で成り立っている。

 

今回の調整失敗によりオカルト寄りになってしまったらしい。そして召喚者の本質や特徴から呼び出される妖怪が決定される。

 

そこで、一つ疑問が出てくる。

 

僕の本質とは何なのかって事なんだよね。

 

「明久の召喚獣だが……甲冑を着てるよな」

 

「そうじゃな……でも、西洋の方で使われる甲冑じゃな」

 

「……という事は、亡霊武者の類ではない」

 

そう、僕の召喚獣が付けているのは西洋の方で使われる甲冑で日本で鎧武者が使っている物ではない。

 

「秀吉は?」

 

「やってみるのじゃ、サモンッ」

 

ポンッ

 

秀吉の召喚獣は……猫又だった。とても可愛らしい。

 

「秀吉の本質は「可愛い」って事みたいだね……」

 

「そ、そうなのか……(召喚獣のシステムには普通にバレておったのか……)」

 

秀吉が何か悩んでる……そんなに可愛いっていう本質があれだったのかな?でも、僕はいいと思うけど」

 

「明久、声に出てるわよ」

 

「はっ!?」

 

ほむらちゃんに指摘されて気づく。もしかして……僕、またやっちゃった?

 

秀吉を見てみると

 

「か、可愛いのがいいんじゃな……」

 

なぜか顔を赤らめてるし。

 

「「「「…………(怪しい……!)」」」」

 

後、まどかちゃん達が物凄く秀吉を睨んでるんだけど……何があったの?

 

「康太はどうなんだろうね?」

 

「……サモンッ」

 

出てきたのは……黒いマントを羽織った召喚獣だった。だけど異彩を放ってると思う。

 

だって

 

「なあ康太。何でお前の召喚獣……スナイパーライフルなんて持ってんだ?」

 

雄二の言うとおり、なぜかその手にはスナイパーライフルがあるのだ。

 

「……訳がわからない(まさか、俺の本質がスナイパーだという事か……?まあ、確かにスナイパーとして活動していたが……)」

 

「雄二の召喚獣は?」

 

「そうだな……せめて、何か武器を持っていてくれると嬉しいな……サモンッ」

 

出てきたのは……上半身裸の雄二そのものだった。

 

そして、武器は持っていない。

 

「またか!また俺は素手なのか!?」

 

「雄二……ドンマイ」

 

「今はその同情が痛ぇよ!!」

 

だってこの言葉以外見つからなかったんだもん。

 

と、突然雄二の召喚獣が震えだした。するとその口が大きく裂け、全身からすごい勢いで毛が生えてくる。

 

「ワーウルフ……所謂狼男って奴ね」

 

ほむらちゃんの言うとおり、雄二の召喚獣は狼男だろう。

 

でも疑問が残る。

 

「狼男がこんな風になるのって、確か満月を見なきゃいけないなかったっけ?」

 

さやかちゃんが僕の疑問を言葉にしてくれる。

 

そう、狼男が狼の姿になるには満月を見なければいけない筈なのだ。

 

「その辺は曖昧なんじゃねぇか?召喚獣だし……丸い物だったら何でもいいんじゃね?」

 

なるほどと杏子ちゃんの言葉に納得してしまう。

 

でも、だと丸い物って?

 

「どこかに丸い物ってある?」

 

「えぇと……あ、もしかしてあれじゃない?」

 

とまどかちゃんが壁を指差す。そこに掛けられていたのは……時計だ。

 

「なるほど、あれも丸いしな」

 

さて、これで後はまどかちゃん達だけだけど……。

 

「皆も呼び出してみる?」

 

「そうね、どんな本質なのか知りたいし……」

 

「案外結構当てはまる物が来たりね」

 

「それもありえるからな、まあ呼び出してみりゃわかんだろ」

 

「うん、じゃあ行くよ」

 

「「「「サモンッ」」」」

 

出てきたのは……あれ?

 

「格好が変わってねぇな……」

 

「そうじゃな」

 

「……予想外」

 

確かに。これは予想外だ。

 

「何で変わってないんだろ……」

 

その日はそれで解散だった。明日、学園長に話を聞きにいこうかな。

 

 

 

 

 

学園長SIDE

 

「ふぅ……さて、どうやら吉井達は気づいたみたいだね……まあ、アタシの失態だからね。きちんと頑張るさ……でも……」

 

アタシは吉井の召喚獣の姿をパソコンに表示させる。

 

ここに吉井の腕輪であるガングニールを持たせると……

 

「……やっぱり、一緒だね……」

 

召喚獣の姿が、()()()に重なる。

 

同じ甲冑を着けているからだろうと思う。でも、何でだろうね……ガングニールも一緒だし、名前だって一緒だ。

 

単なる偶然とは思えない。それに……

 

「吉井と一緒にいるあの少女達……」

 

あの四人の召喚獣の姿も全然変わってなかった。

 

そして……物凄く、既視感を感じてた。

 

それは多分だろうけど……アタシが過去にその姿になっていたからだろうと思う。

 

見滝原からの転校生……四年前、見滝原を大災害が襲った。

 

それはあいつがいた時の状態によく似ていた。

 

アタシは少しだけ考えて引き出しの中にいつも入れているお守りを手に取る。

 

「ひょっとしてあんたなのかい?……グレン」

 

あたしの中にあるお守り……ソウルジェムが淡く光り輝いた。




どうです?言ってしまったでしょう?

これを予想できた人がいるのだろうか?

いたらその人はガチで凄いと思う。後、グレンというのは初代ガングニール所持者の名前です。明久はその名前は知りません。グレン君が言っていないからです。
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