アルベドになったモモンガさんの一人旅【完結】 作:三上テンセイ
本編完結後のその後や補完的な蛇足です。
《モモンガ》
『カゲ』との戦いの後、しばらくして復活。
どうせモモンガ様のことだから身投げ特攻でもするのだろうと、パンドラがあの時にもう一つの蘇生アイテムを忍ばせていた。復活の選択肢も与えてくれた有能息子。彼はそれでも復活する予定などなかったが、後述する理由で復活した。レベルは200。作者のご都合主義。
せっかく生き返ったのなら、今度は自分に素直に生きようと決意。髪をばっさり切ったのは、アルベドの体だからと今まで遠慮していた気持ちへの決別の意味もある。
生き返ったら何か自分が大英雄として祀られていた。居心地が悪すぎるし、今更生き返ったなんて言ったらどうなるか分からないので、自身の復活は『蒼の薔薇』やカルネ村の極一部の人間に伝えるだけに留めている。
気ままな一人旅を再開しようとしたらイビルアイに死ぬほど泣きつかれたので、二人旅を了承。不老不死の二人は、今後ゆっくりと時間を重ねて絆を育んでいく。
イビルアイのことは保護対象であり、見た目的にアウト過ぎるので手は出さないのだが、サキュバス本能で悶々とすることはしばしば。何百年後くらいにはバイコーンに乗れてるかもしれない。
《イビルアイ》
『カゲ』との戦いの後、モモンの死を乗り越えられずに毎夜泣いていた。
モモンのドロップアイテムの所有権に関して各国間で協議が重ねられたが、取りあえずは冒険者組合で管理することになり、その保持を一旦は『蒼の薔薇』に任された。
世界級アイテムなどの強大無比なアイテムも含まれているので、ツアーがそれらを鹵獲しようとして『蒼の薔薇』と殺し合いにまで発展。あの世でそれを察知したモモンガが復活して割って入り、白銀の鎧を粉砕した。
死に別れた時間はモモンへの恋慕を限りなく高めてしまっており、一人で去ろうとする彼に対して大泣きしてついていくことを懇願し、了承を得る。
装備をモモンガから与えられたり、仮面を新たにドワーフ達に作ってもらい、モモンとの関連性が高いイビルアイではなく、正体がバレない様にサトルと共にキィという名前で各地を放浪する。
ユグドラシル時代やリアルでのことを語られたり、元々男であったことを知るなど、少しずつ少しずつだが距離が縮まっていく(恋愛的にとは言ってない)
宿を相部屋にしようとしたりスキンシップを図ろうとしても悉く失敗する日が続く。ちょっと嫉妬深い。
《ツアー》
自称世界の管理者である彼はモモンが持っていた世界級アイテムやユグドラシル産のアイテムが野放しになっていることを看過できなかった。結果イビルアイと衝突し、復活したモモンガに敗北。イビルアイとは喧嘩別れの様な形となり、今後一生モモンガに白い目で見られることになる。
復活したアーグランド評議国の永久評議員を務めながら、モモンガを刺激しない様に穏便に過ごすこと決める。仮に和解するとしても何百年後の話。
《蒼の薔薇》
イビルアイ脱退後もアダマンタイト級冒険者として一線に立ち続ける。
モモンガとイビルアイとはその後も懇意にしており、半年に一回くらいは会っている。ティアはイビルアイの恋は認めているが、一発だけどうにかならないかと思っている。
《ガゼフ・ストロノーフ》
アルベド殿の死を偲びながら、王国最強として戦士長の立場を務め続ける。
自分が強ければアルベドは死ななかったという思いを常に抱え続け、二日に一回は夜に男泣きしている。更に鍛錬を積み、才能を開花させ、漆黒聖典の『人間最強』と互角以上の強さへと進化していく。モモンガさんは彼にも会ってあげてください。
《ブレイン・アングラウス》
強さを求めて流浪の旅へ。
各地で強力な魔法詠唱者と重戦士の活躍を耳にし、いつか手合わせしたいと願っている。
《ニグン・グリッド・ルーイン》
『カゲ』との戦いでモモン=神だということに気が付いた。
悲しみに暮れる間もなく、神が遺したこの世界を良きものにしようと決意。名もなき宣教師として各地を放浪し、モモンガの素晴らしさを説きながら、慈善活動に勤しんでいる。
《ラナー》
モモンの死に大喜び。
だけど結局生きていることを察知して奥歯が欠けるくらい歯軋りした。ザナックが王となった王国を補助しながら、可愛い子犬との甘い生活が送れる様に画策している。
《クライム》
またしても何も知らないクライムくん。
何も知らないまま健気に生きるが、度々モモンを慕う様な発言をして飼い主を大いにイラつかせる。
《カルネ村》
戦う力を付けながら、順調に拡張中。
ツアレ、エンリ、ネム、クレムのみがモモンガ生存の報告を受けている。
ツアレとニニャが逢う日も近い。クレムはすくすくと成長していき、そのうち村一番の強さになっていく。折り目のついた折り紙をもう一度折り直す様なものなので、その成長速度に村人は驚いている。見た目の美しさや戦闘センスなどから、実はアルベドの実子ではないかと一部では噂されるほど。
本人は戦闘に興味がなく、割と怠惰に成長する為、ゆくゆくはもとのクレマンティーヌよりは若干だけふくよかなシルエットになると思われる。
《漆黒の剣》
英雄モモンの語り部でありながら、ゆくゆくはミスリル級のチームにまで成長していく。ニニャはツアレと再会後、どう姉が地獄から救われたのかを聞き、モモンへの感謝で泣き崩れる。ニニャは冒険者として、ツアレはカルネ村で、それぞれの幸せの道を掴んでいく。
《スレイン法国》
王国と帝国の実質的な指導者として人間国家を牽引していく。八本指が無くなり、ザナックが王となった王国を認め、上位国家として監視し続ける。
神人を自由に動かせる様になった為、周辺の人間国家は頭が上がらない。エルフ国家や竜王国に『絶死絶命』や隊長を派遣予定。
《バハルス帝国》
王国を併呑できる一歩手前で王国と帝国が法国の実質的な支配下に入り、ジルクニフの毛根が逝く。
《ローブル聖王国》
依然変わらず亜人と戦争中。
身動きが取れないカルカ女王の代わりにグスターボがモモンへの献花に王国を訪れた。
近い将来ネイアとサトル達が絡むことになったり、婚期に焦ってるカルカ様がサトルの素顔に惚れてしまったり、レメディオスは相変わらずアホの子だったり、割とドタバタなことになる予感。
気が向けば短編的なものも投下していくかもしれません。
作者雑感はマイページの活動報告に記載しております。
改めて、ありがとうございました。