幻想郷にやってきた冴えない少年と数多の道具の話   作:架空柿

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 さてと、今回は中々冒険的な回だと思います。


不死鳥懇願

 慧音が何処かへと行き、のび太は安心して昼寝をしようとした時、客がやって来た。

 

のび太「あ、妹紅さん。」

 

 慧音から死なないとさっき教えられた妹紅が来た。

 

妹紅「よ、久しぶり。」

 

のび太「慧音さんから聞きましたよ!死なないんですよね!」

 

妹紅「慧音から聞いてたのか。なら話が早い。私は幾度となく死んできたが不死鳥の如く復活してきた…そんな私を殺してみてくれないか?」

 

のび太「…え?」

 

 余りにも突然の依頼にのび太は硬直した。

 

妹紅「ま、そういう反応するよな。魂までは滅ぼせないと思うがお願いだ。殺してくれ。」

 

のび太「え、いや…え?良いんですか?友達とかが悲しむと思いますけど。」

 

妹紅「試験的にだよ。魂まで殺すことはできないだろうけど一回やってみてくれ。」

 

のび太「嫌だなぁ。」

 

妹紅「そこをなんとか!」

 

のび太「…分かりましたよ。」

 

妹紅「おお!有難う!」

 

のび太「とは言うものの、そんな殺傷能力を持ったものなんて…『原子核破かい砲』がありました。」

 

妹紅「撃ってみてくれ!」

 

のび太「…」

 

 のび太はとてつもない悲しみに襲われながらも、引き金を引いた。すると妹紅の体は跡形もなく消えた。しかし数秒後、何も無い所から炎が巻き起こり、妹紅が再構築(リザレクション)した。

 

のび太「そういう風に復活するんですね…」

 

妹紅「そうだな。フェニックスみたいだろ?」

 

のび太「そうですね。」

 

 のび太は『原子核破かい砲』を仕舞い、また何か模索し始めた。

 

のび太「『ミニブラックホール』〜!…危ないので一瞬しか開けません。近くに寄ってください。」

 

 妹紅は十分近づき、のび太はその蓋を開け、一瞬で閉めた。妹紅の姿は無かった。今回の一瞬の開封で周りの木々の内、6本も一緒に吸われてしまった。待つこと数分後、妹紅は再構築(リザレクション)してきた。

 

妹紅「今回のは中々良かったけどなぁ…惜しい。」

 

のび太「うーん…これでも駄目ですか…」

 

のび太は考える。

 

のび太(不死となった原因を排除…いやタイムパトロールに捕まるよ。『アベコンべ』で不死を逆転させる…いや別のものが逆転するかもしれない。うーん…困ったなぁ。)

 

妹紅「無理そうだったらそんな無理しなくてもいいよ。」

 

のび太「…そうですか。」

 

妹紅「ごめんね。嫌なことさせちゃって。」

 

のび太「僕もお願いに完璧に答えられなくて申し訳ございません。」

 

妹紅「まあ私はもう少し待ってそのひみつ道具を手に入れて自分で試してみるよ。」

 

 妹紅は何処かへと去った。




 本来の妹紅に自殺願望があるかは分かりません。が妹紅は今の幻想郷の生活を充実してそうなので無い方が良いですね。(今回は話の都合願望を持たせましたが…)

 登場ひみつ道具
 ミニブラックホール
 ブラックホールを小さくしたもの。

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