幻想郷にやってきた冴えない少年と数多の道具の話   作:架空柿

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 のーこめ


神に消された幻の妹

 ドラえもんがその黄色い機械を見ているとにとりがこう言った。

 

にとり「気になるのかい?なら起動してみようか。」

 

 にとりはその機械の背中のハッチを開け、起動スイッチを押し、ハッチを閉めた。すると機械の目が開き、鳴いた。

 

????「ガース!」

 

のび太「うわぁ!急に吃驚するなぁ。」

 

????「あらどらちゃん。どうしたの?」

 

ドラえもん「えーと…君は誰?」

 

????「やだなぁ!あたいだよ!ドラちゃんの妹のガチョウ型ロボットの『ガチャ子』だよ!」

 

ドラミ「妹?妹は私だけな筈…」

 

セワシ「そうだよ。そもそも未来にガチョウ型ロボットなんて製造されてなかった筈。」

 

 ガチャ子は明らかに不機嫌な表情を表に出した。

 

ガチャ子「もう冗談ばかり!卵産むわよ!」

 

ドラえもん「た、たまご?」

 

のび太「卵なんか産んでどうするの?」

 

ガチャ子「まさか…本当にあたいの事忘れちゃったの?」

 

ドラえもん「うん…僕の記憶を探しても何処にも君の記憶が見つからないんだ。」

 

霊夢「じゃあこいつは普通に幻想入りしてきた奴?」

 

のび太「多分そうですね。」

 

 ドラえもんやセワシ、のび太はどうにか記憶の中からガチャ子との思い出を探りだそうとするが中々見つけられなかった。

 

ガチャ子「そうだ。あれを出せば良いのよ。」

 

 ガチャ子は口から青いとんかちを吐き出した。

 

ドラえもん「成る程、『記憶映写とんかち』か!のび太くん、ちょっと失礼。」

 

 ドラえもんはとんかちでのび太の頭を叩いた。すると目から映像が出ていた。そこにはのび太とドラえもんが無に向かって話しかけている映像が流れていた。

 

霊夢「不自然ね。」

 

ドラミ「…もしかして何者かにガチャ子さんの存在が消されて私たちの記憶からも抹消、それで幻想郷に来たのかしら。」

 

セワシ「その可能性が濃厚だよね。」

 

霊夢「幻想入りねぇ。じゃあ何で今まで見つからなかったのかしら。にとり、これ何処にあったの?」

 

にとり「私がいつも使ってる道。しかも普通なら気づく場所。」

 

霊夢「なら尚更…結界に存在が定着してたとか?もし仮にそうだとするとのび太がここに来たことで結界に少ないながらも刺激が入り、その存在が結界から離れ、形を作ったとしたら…」

 

ガチャ子「難しくてわからない!」

 

にとり「ところでこいつ、外に帰すのか?」

 

セワシ「うーん…もしかしたらこの子を外に来させると変に未来が変わるかもしれない。」

 

ドラえもん「それじゃあ幻想郷に置いてくの?」

 

のび太「まあでも『どこでもドア』でいつでも来れるよ?」

 

セワシ「それもそっか!」




 次回最終回です。

 登場ひみつ道具
 記憶映写とんかち
 叩くことで忘れてしまった記憶を映像として見れるとんかち。

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