ドラえもんはガチャ子の電源を一応切り、『運動神経コントローラー』を取り出し、一緒に出した『ふえるミラー』で増やした。そしてアンテナをガチャ子に着けた。
ドラえもん「ちょっと無慈悲で可哀想ですが何をするか分からないので…これを使えばガチャ子を操れます。」
ドラえもんは実際に使ってみせた。するとリモコンにボタンが増え、それぞれ『爆』と『秘』とボタンには書かれていた。『爆』は何となく危ない予感がしたため押さずに『秘』を押した。するとボタンからホログラムが現れ、全ひみつ道具が表示、適当なひみつ道具を押してみると口から同じものが出てきた。
霊夢「で、このガチャ子とか言うのを幻想郷に置いていくのね?」
ドラえもん「まあそうですね。」
にとり「おお!有り難い!」
セワシ「…ちょっとリモコン貸して。」
ドラえもんはセワシに貸すと、いつの間にか持っていた整備道具一式を持って分解、何かを弄り組み立てた。
セワシ「『地球破壊爆弾』とかを候補から外しといた。使われたらたまったもんじゃない!」
のび太「そんなのも出せたのこの子。」
ドラえもん「電源は後ろの背中からです。」
にとり「覚えておこう。」
ドラえもんは少し安心したような顔をすると、『何処でもドア』を出し、いつもの部屋に繋げた。
ドラえもん「さ、のび太くん。帰ろう。」
のび太「…うん!」
のび太、ドラえもん、セワシはドアには入りいつもの部屋に着いた。
のび太「霊夢さん!またいつか!」
霊夢「あんたとの生活、楽しかったわよ。」
のび太は手を振りながら幻と外の境界を閉じた。
霊夢「行っちゃったわね。」
霊夢はリモコンを握り締めた。
~のび太の部屋~
部屋は来る前より綺麗になっている気がした。
ドラえもん「さ、ママが心配してるよ。」
のび太「うん…そうだね。」
のびドラは階段を下り、台所に行った。そこには厳しくとも優しい、ママの背中があった。
のび太「ママ、ただいま!」
ママは後ろを振り向いた。そして、行方不明となっていた息子の顔を見て目から雨が降り始めた。
ママ「のびちゃん…おかえり。」
のび太とママはハグをした。
ママ「もう、心配したんだから…お夕飯、もうすぐできるからね。」
のび太「楽しみ。」
ハグが終わるとママはパパに連絡をしにいった。『のび太の発見』。それを聞いたパパは残っている仕事を激速で終わらせ、直ぐに家に帰り久しぶりの息子の顔を見に来て、パパの目からも雨は降った。
こうして、忘れ去られたもの達の楽園と、忘れ去られる筈の無い愛されている少年との物語は幕を閉じた。
~完~
ご愛読、誠に有り難うございました。『幻想郷にやってきた冴えない少年と数多の道具の話』は私の作品の中では最も多くの人に読まれた作品であるので、多くの人に楽しんで貰いとても嬉しいです。では、また別の作品でお会いしましょう!
登場ひみつ道具
運動神経コントローラー
アンテナを着けた生物(等)を操作できるようになる機械。
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