お久しぶりです、遅くなって申し訳ありません。
今回はタイラー姉編です。
なお今回からヤンデレタグをつけました。
では本編をどうぞ
遊良木空をどう思ってるか。
グロリア・タイラーは考える。
最初の出会いはグレースから聞いた噂話だった。
プロフェッサーのお気に入りの転校生。
高い実力を持っていてプロフェッサー直々にアカデミアに入れ待遇も特別クラスを1つわざわざ作っての編入させた2人。
最初は調子に乗っているそいつ等の鼻っ柱を折ってやるのが目的だった。
負ける気など欠片もしなかったし所詮プロフェッサーのお気に入りといっても外部から来たお上り、アカデミアで厳しい戦闘経験を積んできて同世代では敵なしとなった我々姉妹の敵では無いだろうと。
だが結果は惨敗だった。
1番得意なタッグデュエルで為す術もなく負けた。
悔しかった、何より腹立たしかったのはそいつ等は私のことなんて眼中になかったこと。
まるで興味のなさそうに去っていく2人を見ていつか必ず倒すと誓った。
だが幾らやっても何度やっても奴には勝てなかった、負ける度に悔しくて涙が出た、次は負けないと吠えていた。
今のままでは駄目だ、デュエリストとしてのレベルも観察眼もまだ奴らに届かない、もっとあいつを知らなければ。
それからは2人、特に私達を巫山戯た名前で呼んだ男の方、ソラを観察した。
あいつは基本笑わない、ここでデュエルしている時は特に仏頂面をしてる、あいつが年相応に笑っているのはユーリと話してる時とユーリとデュエルしてる時。
私とデュエルしてる時は面倒くさそうにしている癖に。
基本奴はユーリとワンセットだいつも一緒にいる、どっちがくっついて行ってるかは知らないが仲のよろしいことだ。
少し腹立たしい。
私のことをどう思ってるかはわからない、初対面時からまともに名前を呼ばれた記憶すらない。
だが面倒くさそうにしてても相手はしてくれてる、最近は自分のデッキではなく仮想敵として使用するシンクロやエクシーズを使って来てるので真面目にはやって無いんだろうが。
恐らく嫌われてはいないだろう。
あいつのデュエルは2種類ある、楽しんでるか、苛立ち混じりに叩き潰してるか。
アカデミア生にはほぼ後者、自分達に絡んできた人間を容赦なくすり潰し心を折り二度と自分達に近づかないようにする、それをやってる時のあいつは少し嫌いだ、笑ってるのに嘲っているのに心が籠もってない、まるで無理をしてデュエルをしてるみたいでいつものあいつと全然違う…………。
ん?
これではまるで普段は好きみたいな言い方だな
んん?
まぁとにかく私はその後も奴の行動を観察し続けた、出来るだけ目を離すことのないよう近くにいる時は常に視線を向けていた。
「本当に姉さんはソラが好きね」
そんなある日隣にいた妹がそんなことを言ってきた、顔はまるで私はわかってますよと言わんばかりだ。
「最近姉さんいっつもソラの方見てるわよ?とっても嬉しそうに」
何を言ってるんだこの愚妹は。
私は奴を倒す為に観察してるだけにすぎない、嬉しそう?確かに奴のことを知ることは勝つことに繋がる、それは嬉しいだろう。
バカバカしいというニュアンスも込めてそう返すとグレースは呆れたと言わんばかりで心底心外だ。
「姉さんは気づいてないかもしれないけど最近の姉さんは恋する乙女そのものよ?気になってる相手に好きって言えずにずっと眺めてる、火傷しそうな位熱い眼で」
意味がわからない、アカデミアの崇高な騎士でありアマゾネスである私が色恋だと?巫山戯るのも大概にしろ。
「じゃあ想像してよ、ソラが姉さんに告白してきたらって」
ソラが?私に?……………告白?
私の頭の中にそのシチュエーションが広がる。
デュエルで負け跪く私
それを見下ろすソラ
あまりにはっきりして立ち位置、力関係。
私は悔しそうにソラを見上げる。
そんな私をソラは意に返さず力付くで抑え込まれ、押し倒される。
私はこれからされることを想像し涙が溢れる、きっと私は奴に手折られてしまうのだろう。
そして私を一切無視してソラは耳元で囁くのだ「お前は俺のものだ」と「グロリア、お前は虎だろ?なら首輪をつけて伏せろ、腹を向けて俺に従え」と
瞬間私から一切の抵抗はなくなり、まるで飼い猫のように奴の言葉に従順になる。
そして舌を出してソラと…………………………………………………………………………………………………………………………………………………
って何を考えている!!!!
私は妄想を振り払うように頭を降る。
顔は火が出るほど熱い。
何だこれは!!まさかこれが私の願望だとでも言うのか!?そんな筈がない、私は誇り高きアマゾネス!!こんな………これではただの
顔を上げるとグレースのニヤケ面と目が合う。
「姉さんも素直になれば良いのに」
だから!違うと!言ってるだろうが!!!
その日の放課後。
感情の整理がつかないまま歩いているとソラが向こうから歩いてくる。
あからさまに嫌そうな顔をして、私がどんな気持ちで午後を過ごしたかわかっているのかこの男は。
苛立ちが大きくなる、そうだ私の感じてる感情は怒りだ、こいつを好き?笑わせる、私がこんな奴を好きになるわけがない
「追われるのも正直面倒になってきた、明日、どちらかが
だろ……………う…………えっ?
言葉を飲み込むまでに時間がかかった。
何を言っている?終わり何が?私とこいつの
その後のことはあまり覚えていない。
だがグレースが悪乗りしたのか気づけば私達とあいつのデュエルはお互いの生殺与奪をかけたものになっていた。
感情がグチャグチャだ、あいつと別れた後涙が止まらない、やはり私はあいつにとって鬱陶しいだけの存在だったのだろうか?だからあいつはあんなことを。
勝てばあいつを奴隷にできるよりも負ければあいつの奴隷になれることに心惹かれてる自分がいた。
答えの出ないまま私はデュエルに挑んだ。
「6ターン、アカデミアに来てからユーリ以外で1人殺るに当たるターン数の新記録だ、誇りに思っていい」
私はお前をどう思ってる?
「だがここまでだ!!」
最初は対抗心だった、今も本当にそうか?
「DNA改造手術を発動!フィールドのモンスターをドラゴン族に」
勝てないことくらいとっくにわかっていた筈だ、それでもデュエルを挑んだのはソラといる理由が欲しかったから?
「なっ!?」
「それにより竜破壊の剣士バスター・ブレイダーの効果が発動、跪けアマゾネス!!」
バスター・ブレイダーの効果で跪くアマゾネス達に自分を重ねる。
「弱者は強者に平伏すものだぞ!」
私の前に現れた強者、威風を纏う、まるで覇王のような男、私のプライドを粉々にし平伏させまるで意に介さないような眼を向ける男。
もうあいつが私をどう思ってるかなんてもうどうでもいい私はこのアマゾネスのように
「これで止めだ」
お前に仕えたいと、服従したいと思ってしまっている。
私はずっと求めていたのかもしれない、自分より強い男を、自分を屈服させる男を。
そうしてる自分を想像すると胸がときめいた、昨日の妄想は私の願望だったと今はっきりと言える。
世界が変わったような気がした。
グレースお前の言ったとおりだったよ。
私はどうしようもない
デュエルが終わった後目が冷めた思いの私はソラに………いや私の主人に近づいた。
ソラ私はお前に負けた、これで私はお前の奴隷だ。
「は……?」
間の抜けた顔でソラが答える、私の主となった男が呆けた顔をするな。
お前の為に何でもしよう、私はお前の奴隷。
生殺与奪もお前のもの。
踏みつけてくれてもいい。靴を舐めろと言われたら舐めよう。
身体全てをお前が好きにしていい。
どんなことも私は受け入れる。
どうか私に首輪をつけてくれ。
チョーカーだなんて止めてくれ。一目でお前のものだとわかるような、無骨で犬がつけるようなものがいい。
ソラの前に私は跪く。
つま先にキスをして忠誠を誓いたかったが人目があるのでやめた、そういうのは2人きりでだ。
ソラの表情は見えないが喜んでくれているだろうか?
だとしたら嬉しい。
そうかこれが愛なのか。
だからどうかお前も
どうしてこうなった…………
正直流石にこれは不味いんじゃね?って思い留まってたんですが途中で上手いこと制限かけようとして失敗してもういいや行くとこまでいってまえ!と思いこうなりました。
反省はしてる後悔は後でする。
3人分の話を書こうと思ったのですが姉だけで結構な量になってしまったのでグレースと蛮の話は次回以降にしようと思います。