最弱主人公が史上最強の武器を作ったら歩く性犯罪者になりました。 作:昆布 海胆
俺の名前はリュータ。
本当の名前は「一之条 龍太郎」
今俺は凄く後悔している…
それを説明するのには、少しだけ前の話をしないと駄目だろう。
あれは何でもない普通の日常の夕方、俺の通う中学校の放課後だった。
当時俺のクラスではコックリさんが流行っていた。
だがそんなモノに興味の無い俺は、話に聞くだけで試したことなんて勿論なかった。
そんな俺に突然、前から気になっていた女子が声を掛けてきたのだ。
内容は、コックリさんをするから人数合わせに参加して欲しい、と言われたのだ。
なんでも彼女がやろうとしているコックリさんは、少し特殊なやり方で、2人ではなく3人でないと出来ないらしい。
名前だけ知っている、話したこともない女子一人を加えた三人で彼女が用意した紙を囲うように俺は立った。
机の上に置かれた紙には、『50音のひらがな』と『簡単な鳥居』が描かれ、上部に「はい」と「いいえ」だけがあるシンプルな作り、その『はい』と『いいえ』の間にに10円玉を置き、それに言われた通り3人の人差し指を乗せて準備完了だ。
だがこのあと唱えられた呪文に俺は耳を疑った。
「テクマクロリコンテクマクロリコンコックリさんは幼女で願いを叶えたまえ」
その内容に唖然…だがそんな俺に構わず変化が起きた!
紙に書かれた鳥居の部分から小さい、物凄く小さい幼女が全裸で現れ、腰に手を当てたまま俺に向かってこう言った。
「我が名は精婆、聞こう汝が我がマスターベーションか?」
意味が分からないまま困惑していると、二人が物凄い力で10円玉を「はい」の部分に持っていこうとする。
一瞬コックリさんに動かされているのかと思って顔を上げて俺は驚く!?
こいつらグルだ…10円玉が勝手に…ではなく顔面ひきつらせて全身を傾けて力んでいる?!
明らかに全力で力入れてるよね君ら?!
そして、「はい」の上に10円玉が重なったと同時に周りの景色が一転し、俺達は紙の置かれたテーブルと共に見知らぬ平原に立っていた。
一体何が起こっているのか訳が分からない俺を置いて、二人は協力し俺の指を10円玉から反対側の手を使って離させる。
何故か凄く嫌な気がしたが、時既に遅く俺の指は10円玉から離れていた。
そして、空から謎の声がした。
「男の人間1人、金貨10枚です毎度あり~」
その声と共に二人の10円玉に触れてる方と逆の手元に突然金貨が現れ、そのまま二人の姿が消えた。
平原に一人俺は取り残されて何も分からないまま立ち尽くすのだった。