最弱主人公が史上最強の武器を作ったら歩く性犯罪者になりました。   作:昆布 海胆

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第12話 勝手に好き勝手やった癖に困ったことになると責任転換するのは神様も同じ 

「な…なによこれ?!」

 

精婆は自らがネットに流したこっくりさんを似せた方法で沢山の人間を異世界に送り込んだのだが、バグが発生したのか最近送り込んだ人間がいつの間にか元に戻っているのを知った。

その事実確認の為、様子を見ようと自らが作った異世界へ行って驚いた。

自分の作った覚えのない祠が一つ出来てて、そこに男一人と女二人が静かに暮らしていたのだ。

自分の知らない建造物が存在する事は別にいい、そこは問題ではないのだ。

問題なのはそこに住む一人の男、その人物は町の住人から神と呼ばれ、願いを叶える武器を対価と引き換えに作って、スライム娘と巫女を通じてその場で使用させて叶えていた。

八百万の神の一柱である精婆、にとってそれは禁忌である。

神は決して対価を貰って願いを叶える行為を行ってはいけないのだ。

願いを聞いて叶うように導く以上の事は神には許可されていない。

 

願い、願望、夢…

それを対価と引き換えに叶える存在は神ではなく、悪魔と呼ばれるからである。

しかし、この精婆の作った世界では、それを行う男が神として崇められている、それが許せなかった。

だがそれでも神として簡単に天罰を与えたりはできない、だから精婆は暫く見守ることにした。

 

 

ある者は、性転換効果のある杖を振るわれ、男から女や女から男に変わり、喜んで帰る。

またある者は、大怪我をした自分の子供を怪我の治る不思議な槍で貫かれ、元気になって帰る。

キューピットの矢(カウンター効果と感情を愛に変換する効果と治療の効果)、打出の小槌(巨大化の追加効果と遠距離攻撃と治療の効果)、竜宮の玉手箱(中にある発熱効果をつけた氷の剣に老化の追加効果と治療の効果)…etc

そこにはありとあらゆる思い付く武器が作成されていた。

病院の薬に必ず合わせて胃薬が出るように、どれを使っても効果だけを利用できるように、願望に合わせて治療の効果が付けられているのは拘りだろう。

 

それを見た精婆は自分が育てた世界を勝手に好き勝手していると激怒し、ライムと巫女に見つからない様にリュータの部屋に忍び込んだ。

いや、忍び込んでしまった。

そして、リュータを見つけ背後から怒鳴る!

 

「貴方ね?!私の世界で無茶苦茶しているのは?!一体どういうつもりなのか詳しいことを聞かせてもらうわよ!」

 

その部屋にはリュータが今まで作成した数々の効果がエンチャントされている武器の数々が置かれていた。

そして、部屋で一人になったリュータは声に驚き振り返り精婆を見てしまった…

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