最弱主人公が史上最強の武器を作ったら歩く性犯罪者になりました。   作:昆布 海胆

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第9話 史上最強の武器の誕生

平原で一匹の魔物と戦うライムと俺、短剣のエンチャント効果で怪我をしても直ぐに治るので、戦いはかなり有利に進んでいた。

 

「これで…とどめだ!」

 

リュータは、まるでエクソシストに出てくる呪われた人みたいな動きをする全裸の魔物をライムと一緒に倒した。

魔物でなければ単なる変質者だから倒しても問題は無い!キリッ!

 

最初はリュータの神力稼ぎと、ライムの魔物狩りが互いの利益の一致で協力している二人だったが、最近二人の様子がおかしかった。

互いが互いを妙に意識しているのだ。

短剣の付加効果で好感度上昇と魅力アップの効果もあるのだが、互いに最初の出会いで助け合ったという吊り橋効果を切っ掛けに、少しずつ徐々に積み上げてきた二人の気持ちが共に居る事で近付いているのだから仕方ないと言えば仕方無いであろう。

 

「そ、そう言えばライム?なんだかお前、最近青くなってきたよな?」

「えっ?そっそうかな?」

 

ライムはとぼけるが、確かに最初の水色から徐々に青に変わってきてる。

毎日見ていたから本当なら分からないかもしれないが、短剣のエンチャント効果なのか気付けた。

 

「気のせいじゃない?それより今日はもう一匹行こっ」

 

そう言って踵を返し駆けていくライム、その身に付けている防具の下にリュータの手渡した『岡田』と書かれたブルマを見て、やっぱりブルマは履かないと駄目だよなぁ~…と一人納得し、ライムの色の事を直ぐに忘れているリュータであった。

 

そして、遂にその日の夜、付加した能力に5つ目の『銀のエンジェル』が出た!

リュータは急いで短剣を持ち、駆け足で巫女の所へ行き、その場に集まった皆の前でスキルを発動させる!

 

「スキル「エンチャント」発動!」

 

銀のエンジェル5枚の効果で、全てのスキルの必要神力が『0』と表示され、リュータはリストを操作して一番下の項目を選ぶ。

短剣が光輝き、もう何度も見慣れたエンチャントが完了する。

ゴクリっと生唾を飲み込んで、再びスキルを発動させる。

付加した能力の名前を確認する為だ、そしてそこに書かれたエンチャント内容を口頭で読み上げる…

 

「一番愛用した者への因果逆転の永続効果」

 

っと表示されていた通りに読み上げる。

だが意味が今一理解できず、イルカの神様『お前を消す方法』様が言っていた、元の世界に帰れるエンチャントではなかった事で、周囲の人の落胆の声が聞こえた。

だが、この時誰も気づかなかった…

 

そして、このエンチャントが実はとんでもない付加能力だと分かったのはこの後直ぐだった。

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