仮面ライダーディブレイカー~紅の破壊者~   作:火野荒シオンLv.X-ビリオン

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零「今回は私の無双回ですね」
シオン「正直、零以外ゼロドライバー支えこなせる人いないと思う(ドライバーが騒がしい的な意味で)」
零「今考えると、あの声優さん凄いですよね」
シオン「今やっているアニメの主役で、尚且つ一人七役だもんな」


宇宙一を引き継ぐ力と少女の苦しみ

仮面ライダーディブレイカーに変身した翔と、【仮面ライダーゼロ】に変身した零は、数体のリザードマンに向けて、ライドブッカー・ソードモードと、星形の剣―――ゼロブレードを構えていた。

 

『貴様ら、俗に言う仮面ライダーとやらか!』

「おろ?意外とライダーの事知ってるんだな」

「多分、何らかの形でこの世界に来たのでしょう」

『くそっ、こいつらは少し厄介だ。援軍を呼んでこい!』

 

リザードマンの一体がそう叫ぶと、他のリザードマンが無線機を取り出し、援軍を呼ぶ。

それを見たゼロは、ゼロブレードをそのリザードマンに向ける。

するとゼロブレードの持ち手付近から火が噴出し、そのままロケットのようにリザードマンの方に飛んでいき、一閃した。

 

「ハァァッ!!」

『ぐぁぁぁ!』

『ちぃぃ、へんな武器を使いやがって。あいつを先n』

「どーん」

『って、ぎゃぁぁぁぁ!?』

 

ゼロに向かおうと別のリザードマンが身構えるが、その前にディブレイカーが容赦ない一撃を与え、切り伏せる。

すると、何を思ったのか、ゼロがディブレイカーに向かって叫んでいた。

 

「リーダー!ここは私一人でも大丈夫なので、あの子をお願いします!!」

「え、別にいいけど、お前」

「私は大丈夫ですので、早く!!」

「………無茶はするなよ?」

 

ディブレイカーはそう言うと、変身を解き、少女を抱えてその場から離れる。

近くに居たリザードマンの一部が慌てて追いかけようとするが、その前にゼロが切り伏せていた。

 

「この先には行かせません!!」

『ハンッ!いいのかぁ?壌ちゃん一人だけで?もう援軍だって来てるんだぜ!』

 

リザードマンの一体がそう言うと、近くの建物の影からぞろぞろと、援軍らしきものが出てくる。

ゼロはそれを見て、軽く舌打ちする。

 

「(これぐらいならまだ………)これぐらいなら、私一人で倒せるわ」

『ハハッ、いい意気込みだなぁ!』

『これはいい奴隷になりそうだぜ!』

「まだ私の実力が分かってないの?なら本当の力、見せてあげるわ」

 

ゼロはそう言うと、ベルトに付いている、赤・白・緑・紫・青・黄色のボタンに手をやる。

そしてそこから赤色のボタンを押した。

 

『アカ!』

 

変身するときと少し違う音声がなると、ゼロは中央に付いている星のような物―――『ゼロシンボル』を回していた。

 

「あなたたちを燃やす色は、赤です!」

『アカ!シャクネツ!!』

 

その音声とともに、何処からか灼熱色の炎が噴き出て、ゼロの周りに纏わり付く。

そして炎が消えたとき―――全身が赤く、白いラインが程走り、頭の茶色の部分がオレンジ色に、マスクの部分が白くなっている。

更に肩や胸にはゼロシンボルに似た形のアーマーが付いており、背中には不思議な色をした羽のような翼が見える。

―――ゼロ・レッドフォームと呼ばれるそれは、何処からか少し大きな剣【ジークブレード】を呼び出すと、翼を広げ、そのままリザードマンたちを薙ぎ払っていた。

 

「ハァッ!」

『『『ぎゃぁぁぁぁ!!』』』

『な、何だ、あの力は!?』

 

リザードマンの一体が叫ぶが、構わずゼロRF(レッドフォーム)は一部のリザードマンを切り裂いていた。

そのままゼロは、今度は白のボタンを押す。

 

『シロ!』

「次にあなたたちを凍て付かせる色は、白です!」

『シロ!ハクギン!!』

 

ゼロドライバーが再び違う音声を放つと、今度は吹雪が纏わり付く。

吹雪が消えると、今度は体全体が白く、肩や背中、足が重装備になり、マスクが黒に戻った後、複眼に重なるように青いバイザーが付けられていた。

ゼロ・ホワイトフォームと呼ぶべきものは、再び何処からかビームサーベルのような武器【ソルトサーベル】と、ビームライフルのような武器【オーディーンマグナム】を呼び出すと、背中と足についているジェットブースターを使い、リザードマンたちに飛び込むように突撃する。

 

「進撃する!」

『ええぃ!あいつを止めるんだ!』

 

リザードマンたちは人間に擬態しているときに使う拳銃などを取り出し、ゼロHFに撃ち込む。

だがゼロHFはそれを総て切り伏せると、オーディーンマグナムで一気に撃ち抜いていていた。

その隙に別のところからリザードマンが飛び掛ってくるが。

 

「甘い!」

『なぁっ!?バリアーも使うのか!!?』

 

リザードマンの目の前にバリアーが張られ、そのまま弾き飛ばしていた。

更にそこから緑のボタンを押し、同時に叫ぶ。

 

『ミドリ!』

「その次にあなたたちを吹き飛ばす色は、緑です!」

『ミドリ!シップウ!!』

 

またもや先程とは違う音声が流れ、そこから突風が吹き荒れる。

その突風がやむと、今度はほぼ緑色で、羽のような物があり、複眼に赤色のバイザーが取り付けられていた。

―――ゼロ・グリーンフォームはそのまま背中の羽のようなもので滑空を始めだす。

 

『ああっもう!!コロコロ姿変えやがって!!』

「だって、このドライバーを作るときに使ったモチーフ、合計6つに変わるもん!!」

 

ゼロGFは文句を言うと、もの凄いスピードで滑空を続ける。

あまりに速すぎて、リザードマンたちの目が回りだし始めたとき、ゼロGFは、ベルトの右側についているレバーのような物を引く。

 

『アルティメットチャージ!!』

 

その音声が鳴ると、今度はゼロシンボルを回す。

 

『ビュンビューン!』

「ハァァァァ!!」

 

ゼロGFは空中で右足を突き出すと、そのまま錐揉み回転を始める。

すると足の先端から風が巻き込み、だんだんと大きくなると、そのままリザードマンたちに突っ込んでいく。

それらが直撃すると、空中で幾つかの爆発が起こっていた。

 

『ジュンプンマンパン!オイカゼダー!!』

「………このドライバーの音声、もう少しどうにかできなかったのかなぁ………」

 

ゼロGFは軽く頭を掻き毟り(マスクをしているので掻き毟れてないが)、地上に降りる。

が、まだそれで倒したわけではなく、まだかなりの数のリザードマンが残っていた。

 

「はぁぁ………まだ残っているんですか………」

『ムラサキ』

 

ゼロは軽くため息をつきながら、紫色のボタンを押す。

今度は穏やかな感じの音声がなると、そのままゼロシンボルを回す。

 

「あなたたちを恐怖に落とす色は、紫です」

『ムラサキ。シデン、デゴザイマス』

「………ホント、これ作った時のモチーフにしたやつを決めたリーダーを殴りたい」

 

ゼロが軽く愚痴りつつ、今度は紫色のオーラが噴き出してくる。

それが静まると、今度は紫と白を強調したボディに、金色のラインが入り、更に紫色のマントをした存在―――ゼロ・パープルフォームになっていた。

………その周りに、巨大な手二つほどが浮かんでいるが、そこは気にしてはいけない。

 

『クソアマァァァァ!調子に乗りやがって!!』

『もう生きては帰さんぞぉぉぉぉ!!』

 

リザードマンたちが再びゼロPFに群がるが、ゼロPFは銃口が幾つもある銃『ベルゼスナイパー』を呼び出して構えると、そのまま撃つ。

すると幾つもの銃口から、紫色の弾丸が発砲された。

リザードマンたちは慌てて避けたが、突如として弾丸が軌道を変え、結果的に全弾命中していた。

………その際先程の手からも銃弾が発砲されたが、そこも気にしてはいけない。

 

『『『ぎゃぁぁぁぁぁ!!?』』』

「さてと、お次は砕きますか」

『アオ!!』

 

ゼロPFは青のボタンを押すと、今度はやけに厳つい音声が鳴る。

 

「あなたたちを砕く色は、青です!」

『アオ!コンペキ!!』

 

音声が終わると、今度は地面から壁が現れる。

そしてそれが突然砕けると、今度は殆ど青く、厳つい格好をし、更に背中には巨大なアームが取付けられていた。

ゼロ・ブルーフォームは、右手を握り締めると、それに反応するかのように、アームの右腕も拳を握りだす。

すると見た目から動きが鈍そうと判断したのか、リザードマンの何体かが群がるが、それを見たゼロBFは

 

 

「オオオラァァァァ!!!」

『『『ギャァァァァ!!?』』』

 

 

まさかと言ってもおかしくないほどの速さで、リザードマンたちを殴り飛ばしていた。

その威力は確かなようで、ゼロBFが殴っただけで、リザードマンの骨がボギッと音をたてていた。

そしてアームで殴られた方は、骨が粉砕されたような音が大きく聞こえた。

 

「伊達にこの姿でリーダーを殴ってるからね」

 

何か今、非常に恐ろしい言葉が聞こえたが、その間に黄色のボタンを押す。

 

『キイロ!』

「あなたたちに捧げる鎮魂歌(レクイエム)は黄色です」

『キイロ。センコウ♪』

 

ゼロドライバーがやけにチャラチャラした音声を出しつつ、突然周りが暗くなる。

リザードマンたちはなんだなんだと言い合っていると、突如として上からスポットライトのようなものが照らされる。

そしてゼロBFが居たところに立っていたのは、黄色と灰色を強調したようなボディに、オレンジのライン、そして周りにカメラのようなものを持った猫のような飛行ユニットが3つ浮かんでいる。

―――ゼロ・イエローフォームはそのまま必殺技の体勢に入り出していた。

 

『アルティメットチャージ!』

『えっ、いきなりすぎない!?』

「あんまりこの姿なりたくないからよ!」

『カモーンカモーーン!!』

『だったらその姿にならなければよかったじゃねぇか!!』

 

リザードマンの一体がごもっともなことを言うが、その言葉もむなしく、無駄に輝かしい光を纏った蹴りがリザードマンたちを襲っていた。

 

『センコウノゼロデース!!』

「この音声だけ、妙にいらっとする………」

 

ゼロはそう言いつつ、変身を解く―――と同時に、背後から生き残っていたリザードマンが、零に飛び掛かってきた。

 

「!?キャ!」

『へへっ、油断したな?このままお前を』

「ただいまーの後は~不意打ちキィック~背後から浴びせ~る」

『ゴブァ!?』

 

すると更に背後から、いつのまにか戻ってきた翔が、不意打ちの飛び蹴りをリザードマンに浴びせていた。

 

「リーダー!って、何の歌ですかそれ!?」

「そっちに突っ込み入れんの?あの女のこの事じゃなくて??」

「リーダーがここにいると言うことは、無事に逃れたとわかるので」

 

とりあえず無事だとわかった零は、その場で腰を下ろしていた。

 

 

 

~~~

 

 

 

「助けてくださって、ありがとうございます」

「いえいえ、そんなに気にしなくても」

 

翔と零は、先程の少女を自分達が借りている部屋の中に入れ、話を始めていた。

 

「私はナクア・スレッダです」

「あ、私は星野零。で、あそこの人は」

「登竜翔だ。やっぱりお前、奴隷だったんだな」

「えっ、気付いて要らしたんですか?」

 

ナクアは自分が奴隷であることに気付いていたと言う翔を見る。

 

「あぁ。足に足枷してただろ。そのせいで走り方が妙だなと感じてな」

「リーダー、変なところ見てますね?」

「何その俺変態みたいな扱い」

 

零のことばにかけるがはんのうするが、零はそれを軽く無視してナクアに訪ねていた。

 

「ねぇナクアちゃん。あなたはどうして逃げてきたの?」

「それは………私が親に売られたからです」

「!」

 

ナクアの言葉に、零は目を見開く。

親に売られた、と、彼女は言ったのだ。

無論それがどういう意味かどうか、瞬時に分かってしまう。

 

「売られたって………」

「私の家はかなり貧相な村にあるんです。その村で私は母と、三つ上の兄がいました。ですが、二年ほど前に兄が突然いなくなり、働き手がいなくなったために生活が苦しくなって………」

「それで母親が躊躇なく実の娘を売りさばいた、か」

 

ナクアが途中で言葉を募らせると、翔が突然割り入ってくる。

翔の言葉に零は怒ろうとするが、 ナクアがそれを止めていた。

 

「はい………母はいきなり私を奴隷商人に売ると言って、二週間前に奴隷商人に売られました。そこから隙を見て逃げ出して………」

「で、今に至ると?」

「………はい」

 

翔の言葉にナクアは頷く。

その目には、一粒の涙が流れ出していた。

 

「私は何故売られなきゃダメなのか、必死に母に訴えました。しかし母はもう、私の声が聞こえていませんでした………」

「………」

「私はその時痛感したんです………自分がいるからこんな状況になってしまったと………」

「え?」

「私が居たから!家族が!可笑しくなったんです!!」

 

ナクアが突然叫ぶと、近くにあった零のナイフを手に取る。

零が危ないと叫ぶが、ナクアはナイフを胸に突き刺そうと振りかざした。

だが翔が瞬時に反応すると、ナイフを持つナクアの手首を押さえ込んでいた。

 

「!離してください!!」

「おいおい、いきなり死のうだなんてやめてくれよ。第一何で自分を要らない存在扱いするんだ?」

「そ、それは私が生まれてから家の景気が悪くなったって、母が」

「別にそれが何だ」

 

翔は空いている手でナイフを取り上げる。

 

「【産まれてこなければよかった】?そんなもん、誰だって人生で一回ぐらいはあるだろ」

「なっ、何をいきなり」

「どうせこの世に生まれてきて、何を【目的】として生きていくか分からないんだ。だから本当に【産まれてこなければよかった】なんて、下らない疑問を一回ぐらいは考える。それが【生き物】と言う存在だ」

「生き……物…」

「それに、お前今この場で死のうとしたよな?じゃあ何でここに来るまでにその場で【死ぬ】と言うことを考えなかったんだ?」

 

突然話を変えられ、ナクアは軽く困惑する。

 

「そ、それは」

「それはお前が【死にたくない】と思ったからだろ?だからお前は奴隷商人から逃げてきたし、ここまで来た。そうだろ?」

 

翔の言葉は正しかった。

確かに、自分が要らない存在と思ったのなら、その場で奴隷になってもよかった。

なのに奴隷になるのを拒絶し、今日まで逃げてきた。

その間に死のうと思えば死ぬことさえできたのだ。

だがそれが出来なかった。

それは自分が【死にたくない】と思ったからだ。

自分がいたから自分や家族が不幸な目に遭った、だからこの世界には要らない、そう思っていたのに、死ぬことが出来なかった。

むしろ【生きたい】という思いが強かったのだ。

 

「まぁ、難しいだろうな、そういうのは。けどよ」

 

翔の顔が突如険しくなる。

その顔はどこか悟ったような顔で、それでいてまっすぐとした目をしているという、不思議な顔だった。

 

「人間、死のうと思えば、そこら辺の砂や石を飲み込んで食中毒を起こして死ぬことも、壁に頭をぶち当て続けて血を出して死ぬこともできる。けど死ねないのは、【死】に対して恐れるからだ。どんな生き物でも、死は恐怖である。それは死ぬ覚悟をしたやつも、死を恐れてないやつも、死ぬことすらできないやつもだ。だから生き物は最後まであがき続ける。どんな姿になっても………」

「………」

「だから生きることに【意味】なんて本当はない。あるのは、【自分の命がつきるまであがき続けること】。俺はそう思っている」

 

そういい終えると翔は、にこやかに笑っていた。

 

「だからお前は、そんなに深く自分の存在について考えんな♪俺が言いたいことは、以上!」

 

その一言を聞いたナクアは、涙がどっと溢れ出していた。

理由は分からないが、何処と無く根拠がある言葉に、

まるで心の棘が抜けたような感じだった。

 

「わ……私って………本当…に……生きてて…いいの………?」

「お前がそう思うならな」

「リーダー?」

 

零が翔の頭を軽く殴る。

その事に対して翔は軽く怒るが、ナクアの心は、その言葉が心に深く刻まれていた。




冒頭の声優さんは、中村悠一さんの事です。
あの人、【最強銀河究極ゼロ】で主人公と、その別の人格を分けてやっているんですもん………。

ゼロのモチーフ、先程言った【最強銀河究極ゼロ】というアニメの主人公の『一番星のレイ』なんです。
零の名前も星野=究極ゼロの舞台設定が宇宙で、零は言わずながら。
そして不意打ちで蹴り込む翔www。

ゼロのモチーフが究極ゼロという訳で、フォームチェンジも【ゼロ】と同じようにしました←
簡単にまとめると

レッドフォーム→灼熱のゼロ
ホワイトフォーム→白銀のゼロ
グリーンフォーム→疾風のゼロ
パープルフォーム→紫電のゼロ
ブルーフォーム→紺碧のゼロ
イエローフォーム→閃光のゼロ

となっております。
因みに原作ではゼロ事に性格が変わるんですが、ライダーの方のゼロは性格変わりません←
いや、そうじゃないとやたら露出したり、軍人口調になったり、戦闘中に紅茶を飲んだりしますもん………←
尚、所々モチーフと変えてる部分があるのでご注意を。
そしてまたもや不意うちする翔www。

ナクアちゃんの話、以外と重い←
戦闘で4000字近く取っておいて、この重さって何←←
そして翔のお説教(?)、強ち間違ってないこといってます。
その場で死のうと思えば死ぬこともできたし、死ねなかったのは【死にたくないから】。
そして尤もなことをいうと、【生きることに意味なんて本当はない、ただ今を足掻いて生きていく】。
正直これ、賛同できる人いますかね?←

次回は予定では、ディアスムーントーナメント開幕!!
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