仮面ライダーディブレイカー~紅の破壊者~   作:火野荒シオンLv.X-ビリオン

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シオン「今回からいよいよ超絶極神編に突入。そして恐らくは、今年最後の投稿になります」
翔「今回は俺たち出ないんだっけか…?今年最後なのに本編にでないってどういうことだよ……」
シオン「仕方ねぇだろ。導入も大事だ……あ、今回の話に一部、放仮ごFAさんの作品の話が話題としてあげられます。後、ライダーファイターさんの所の超極魔王も名前だけ出ます(※許可はちゃんと取ってます)」


超絶極神襲来編
星を裏で管理する者たち


とある次元……その次元は、他の次元の中心にあるとされ、同時に他の次元からは認識する事はほぼ不可能とされている、特殊な空間……

その次元には、他の次元とは違い、"星"と呼ばれる、いわば【箱庭】は存在しない…代わりに存在するのは、その次元に住まう、特別な者たちが住まう宮殿のような物……それらが幾つか存在するだけである。

 

 

その宮殿の1つ、『創世の搭』と呼ばれる場所に、一人の男と、隣に一人の少女が降り立つ。

…男の名はコウマ・ディ・レイジア……この宮殿の周りにある別の宮殿、そこに住まう一人の男である。

そしてその隣の少女はリナ・アルカディアス……コウマの付添いだ。

 

 

「…コウマさん……」

「…分かっている。だが、多分今回は、余計"荒れる"ぞ。お前は今回、宮殿の入口の前で待機してくれ」

 

コウマはリナにそう言うが、彼女は首を横に振るう。

それを見たコウマは溜め息をつき、一緒に宮殿の扉を明け、中に入っていく。

宮殿に入ると、奥には階段があり、二人はゆっくりと上っていく。

そして数分間上ると、更にその奥に扉が見える…

コウマはその扉を開けると……1つの大きなテーブルを中心に幾つもの椅子があり、そこには既に何人か座っていた。

 

「よっ、コウマ!!っておろ?リナちゃんも一緒かい?」

「…ホムルさん、珍しく早いな…」

「…どうも、です……」

「やぁーん!相変わらずリナちゃんかーわいー!!」

 

すると二人に気付いたポニーテールの女性―――ホムル・クロヌスは椅子から立つと同時に、リナに飛び掛る。

だがその前にコウマが彼女たちの間に立ち塞がり、右腕を突き出す。

そしてそこから黒いエネルギーが凝縮されていき、それを見たホムルは慌てて急停止していた。

コウマはぞのまま静かにエネルギーを拡散して攻撃を中断すると、ギラリとホムルを睨みつける。

 

「…いくらホムルさんでも、リナに触れたら……分かるな?」

「あーはいはい。わーってるよ。にしても過保護すぎるねー。その内嫌われても知らないぞー?」

「フンッ…」

「―――相変わらず騒がしいですわね、お二方は」

 

すると一番奥から右に座っている、リナよりは少し年上の少女が、静かに三人を見ている。

少女―――マナ・ワールディアはニコリとしながら三人を見つめており、コウマは彼女の左隣に静かに座る。

同時にリナもコウマの席の後ろに立つと、ホムルが「これに座りな」と言って、自分が座っていた所の隣の椅子を持ってくる。

それを見たコウマは注意しようとするが、ホムルはぶーたれていた。

 

「…ホムルさん、気遣いは感謝するが、その椅子を勝手に…」

「えー、だってこの席のやつ、ずっと"行方不明"じゃーん。それにやつなら『別に座ってもいいぜー!』なんて言って譲るだろうし」

「そうですよコウマさん。それに彼女も、ここまで歩き疲れたのか、既に座ってますもの」

 

マナはそう言って、おっとりとした笑顔を見せてくる。

対してコウマはリナの方を見ると、既にホムルから渡された椅子にチョコンと座っていた。

コウマはそれを見て少し溜め息をついてると、マナの右隣に座っている老人が、静かにホムルを見つめている。

それに気付いたホムルは「やべっ」と呟き、早々と自分の席に戻っていた。

 

 

そして暫くすると、部屋に続々と他の者が入ってき始め、殆どの席が埋まると、一番前の席の老人が立ち上がる。

それと同時に、コウマを含めた他の者たちも立ち上がり、その老人の方を向いていた。

 

 

 

「…どうやら、一部の者を除き、集まったようじゃな……ではこれより、第13542回の"神ならざる者の会"を始めるとしよう」

 

 

 

老人―――グラン・ビーデスはそう言って、ゆっくりと席に座る。

それと同時にコウマたちも、ゆっくりと座っていた。

 

「…ではまず、何か知らせがある者から知らせるのじゃ…と、一つ忘れておったのぅ。ウェルザス」

「Σ!?はっ、はい!!わ、私、最近『夢』の超絶極神の跡継ぎに選ばれた、ウェルザス・リドームですっ!よ、よろしくお願いします!!」

 

グランが一番向こう側にいる少女……ウェルザス・リドームを指名し、彼女は慌てて立ち上がり、自己紹介をする。

それを見たコウマは、彼女が誰なのかを知らずにいたが、マナが小声でそっと教えてくる。

 

(そう言えばコウマさんは知りませんでしたね……彼女はこの次元の時間で数年前に、『夢』の超極神に選ばれたのですよ)

(…確か、俺が超絶極神になる前に選ばれていたやつは、そのまま行方不明になったと聞いていたが…彼女が選ばれたのか?)

(えぇ。もうかれこれ、外の次元でも100年以上経ちますし、痺れを切らした『夢』の超極神が素質のあるあの子を探して見つけたらしいです)

(…という事は"また"……)

(えぇ…彼女の星は"犠牲"になりましたわ…)

 

マナの言葉に、コウマは下に俯く。

…今、この場所にいる者たちの殆どは『超絶極神』と呼ばれる、神の階級でも上位の地位に存在する者たちである。

と言っても、彼らは実質的な神ではなく、正確には『神の力を持った、神ではない者』とされている……

しかし実力としては、彼らは他の次元の、本物の神々すらも凌駕してしまう程…その理由としては"総ての次元を、今のまま安定させる事"を目的として『創り替えられた』からだ。

 

 

元々コウマたち超絶極神は、人間だった。

しかしある日、超極神と呼ばれる存在に選ばれ、望んでも無い『力』を手にしてしまった。

そして………その代償として、自身の『大切な物』が、消え去った。

そしてその後、力を与えた超極神に呼ばれ、『力』に耐えられる『器』に創り替えられ、同時に人間はおろか、神々すら届かない領域の強さを手に入れてしまった。

 

 

それ故に彼ら自身は、自らの事を『人間でもなく、神でもない。ましてや怪物と呼ぶには、次元が違いすぎてしまう』と語る者が多い。

同時に今、この空間内にいる者の一部が、自身の力を毛嫌いしている…

コウマもその一人で、彼自身は自身の力を完全に操れず、完全に封印している程……

それ以外の者も、最初は与えられた力を毛嫌っていたが、この次元のみに存在する、特殊な時間の流れを過ごしている内に、その力を受け入れてしまったりしていた。

というのも、力を手に入れたと同時に彼らは、総ての次元の『真実』とも呼ぶべきものを見てしまった。

……それを見てしまったが故に、戻れない所まで来てしまっていた………

戻る場所もなく、引き返せない域まで来てしまった彼らはただ、総ての次元を、裏で管理する事に……

 

 

「…さん!コウマさん!!」

「!」

「良かった…コウマさん、いきなり頭を抑えだして苦しみだしますもの…」

「…すまない…」

「……貴方の犠牲は、他の誰よりも次元が違いすぎるのです。無理に思い出してはいけません」

「…分かっている」

 

突然リナの叫び声により、コウマはハッとしてしまう。

どうやら途中で、頭を抑えて苦しみだしていたらしい。

それを見てマナは安堵し、コウマに無理をしないように告げる。

コウマはただ一言、そう告げてから、噴出していた汗を拭く。

 

「すまない。それで…どこまで話は進んでる?」

「現在行方不明の『進化』の超絶極神と、元『夢』の超絶極神の現在地についての途中です」

「そうか。すまない、レコルド」

 

コウマは周りに何処まで話が進んでいるか尋ねると、眼鏡を掛けて、本をテーブルに乗せた男が説明していた。

コウマは男―――レコルド・リオムに礼を言いながら、話を聞いていた。

 

「…それで、その二人は見つかったのか?」

「浅はかに、ですがね。どうやら第1次元第52銀河で、最近悪夢を見る人が多いとの事。そしてその悪夢を見た殆どの者が、その翌日には死んでいるとの事です。『星の記憶』によると、どうやら私たちと同じ反応が残っており、どうやらその反応は元『夢』の超絶極神のものだと」

「別の次元……って言いましても、結構な数ですが、『進化』の超絶極神の人は、未だに逃走しています」

「一応何回かは追い詰めましたが……すぐに逃げられて、振り出しに戻ってしまいました。一応分かっているのは、第13次元の第8銀河周辺の星をウロチョロしているぐらいです」

 

レコルドに続き、髪がピンクの少女と、その隣の青髪の少女が語りだす。

それを聞いたホムルはピンクの髪の少女―――リムエット・ラームと、青髪の少女―――アグナ・ラームに尋ねる。

 

「ん?あいつ、あんま次元移動してねぇのか?」

「はい。この間追い詰めた時に聞いたら『面白そうな人材が現れる予感がする』だのと言ってました」

「その後は煙幕などと小癪な真似をされれ逃げられました」

「面白い人材って……」

「…それで、元『夢』の超絶極神の目撃情報とかは」

「駄目ですね。一部の星の住民の『記憶』を調べて見ましたが、どうやら夢そのものには入り込まずにやったみたいですね」

 

レコルドは本を開きながら告げ、コウマは「そうか」と呟く。

そうしていると、薄く紫がかった、ロングヘアーの女性が「では次に」と、強引に話を進めだす。

 

「では次に、ここ最近の時空の裂け目の発生率と、前々から推薦している『幻想郷完全封鎖計画』、並びに『空間完全封鎖』についてです」

「げんそーきょー…ってなんですか?」

「あぁ、リドームさんは知らないのでしたね。まぁ、普通知る筈はないから」

「…幻想郷に関してのやつは、貴様がその案を出した時点でコウマのヤローに拒否されなかったか?」

「…貴様まで口出す気か、スレイス」

 

スレイスと呼ばれた黒髪の男は女性―――ティアナ・オーディアスは、スレイス・ジ・ガルファを睨みつける。

スレイスは「おーこえーこえー」とわざとらしく言って、ニヤリとしていた。

 

「別に否定する気はねーよ。俺には関係ねーしな」

「フンッ…それで、『幻想郷完全封鎖計画』は、そろそろ発令した方がいい程の限界に来ている。同時に最近、時空の裂け目が活発になってきている」

「あー、確か別の世界のものが1つの別の世界に入り込む事によって、その世界のバランスが大幅に崩れるんだっけか?んで、そこから一気に異世界と異世界の境界線が崩れて、本来存在しない、存在してはいけないものの境界線も崩れてしまって、それが総ての次元に繋がるー、だっけ?」

「その通りだ。加えて幻想郷は、総てを受け入れているが故に空間の境が狂いだしてしまう。それ故にあの世界の殆どは、治まりきれないほどの異変が発生している。つい最近では、何処かで天使たちが反乱を起こし、神々すらも巻き込んだ、大規模な争いがあったとの事だ」

 

ホムルの言葉を肯定しながら、ティアナは話を続ける。

…ティアナの話す内容は、世界のバランスの崩れ方がかなりおかしくなっているという事。

例えば、何も無い平和な世界に1つ、その世界とは別の世界の物が入り込んだとする。

それが元々の世界では危険な存在で、その世界しかまともに対抗出来ないものだとして、それが何も無い世界に入り込んだらどうなるか……

答えは簡単で、当然対抗できる手段も何もなく、下手したらその世界は一瞬で滅んでしまうのだ。

だが、基本的にそういった事態に陥らないために、総ての次元、並びに総ての銀河、そして殆どの星には、異世界から『異物』と呼ぶべきものが流れてこないような境界線が張られている。

その為空間を跨いで別の世界に入り込むのは、基本的に出来ないようになっており、別の星に行く場合は宇宙を介して進むしかない。

 

だが最近では、高度な空間転移、および空間移動方法が増えてきており、総ての空間や境界線が少しずつ狂い出してきている。

同時に幻想郷と呼ばれる場所は『全てを受け入れる楽園』とされており、そのせいで本来その世界にないものまで招き入れてしまう。

そのせいで一部の幻想郷では、生態系のバランスが崩れたり、強すぎるほどの異変が起きて、対処ができなくなってしまう事例が増えてきたのだ。

それ以外にも、強い力を持った神に等しい存在同士が争っても、元々担当の世界や領域などのバランスが崩れてしまう事もあり、基本的に神々の戦いは禁忌も同然となっている。

 

現に以前、とある異質すぎる幻想郷で一部の天使たちが産みの親である神々に戦いを挑み、更にそこの住人すら巻き込んだという事例が発生しており、中には"時空神クロノス"と呼ばれる存在すら、その争いに利用されたと言われているほど……

天使も一応、神の側近として強い力は持っているため、当然であるが強い影響はもたらす事だってあるのだ。

 

「…なので私は、殆どの時空間移動を出来ないようにして、これ以上の被害を阻止しようと思う。その為、まず最初に問題指摘されている幻想郷、その総てを完全に隔離しようと」

「…そんな事、許すわけにはいかない」

 

ティアナの言葉を遮るように、コウマが立ち上がる。

他の超絶極神たちは一斉にコウマに視線を向け、ティアナに関しては、ギラリと睨み付ける。

 

「…また貴様か、コウマ!」

「確かにここ最近、時空の裂け目の発生率が多すぎる。だが、それを我々がしっかりと管理していれば、問題はないはずだ」

「何度も言わせるな!『空間』の力を司る私でさえ、手を焼くほどの物だぞ!その手に完全に精通していない奴が無理に押さえ込もうとしても、余計被害が広まるだけだ!」

「だからだ。出来る限りその発生を押さえるためには、迅速に行動して、裂け目が完全に活性化しないようにすればいいだけだろう!それに幻想郷も、あそこを築き上げた賢者たちの意思で、その仕組みを作った。いくら我々でも、それを止める権限はないはずだ!!」

「権限などは関係無い!どちらにしろ、既に至る所の境界線が崩壊しかけている。いつ崩壊してもおかしくないんだぞ!それで」

「―――二人とも!それまでじゃ!!」

 

二人の論議を、グランが制する。

二人はグランの方を向き、グランは椅子の前で手に持っている杖をコツンと床に打ち付ける。

 

「コウマの言う通り、下手に次元を封鎖してはならぬ。それに幻想郷に関しては黙認するよう、初神様に言われたじゃろ」

「くっ…分かりました……」

 

グランの言葉にティアナは渋々と引き下がる。

それによって話題が打ち切られ、次はコウマが報告を始めていた。

 

「では…現在俺は、力が付きすぎて且つ、誰も対処できる者がいない奴らを討伐している。が、その中で厄介な奴がいる」

「厄介な奴、だぁ?」

「ヘルズと呼ばれる組織を率いており、その主要核、つまりその組織の大首領だ」

 

コウマの言葉に、殆どの者が首を傾げる。

その中で唯一知っている者の一人であるホムルが、手を挙げながら尋ねてきた。

 

「へい質問!ヘルズの奴ら、そんなに今、面倒なのか?」

「確かに…私たちの力を、特にコウマさんなら、そこまで手こずらないのでは?」

「あぁ…事実、既に奴らの居場所は分かっている。だが、奴らのいる次元に問題があるのだ」

「……成程、『失われた未来の銀河(ロストフューチャーギャラクシー)』、ですか」

 

レコルドの言葉に、コウマはゆっくりと頷く。

それを聞いた殆どの超絶極神は、軽くざわめき出した。

 

「あー成程。確か今、あそこは『時空嵐』が酷いらしいからなぁ。下手に時空嵐を消したら厄介だし」

「それにあの次元は殆どの者が知らない……と言うよりは『知ってはいけない』場所ですからね…」

「つまりコウマでも手出しできないのですね…」

「ふむ……して、いつ時空嵐が収まるか分かるか?」

 

話を聞いていた白銀に近い髪をしていた男は、コウマに尋ねる。

が、彼は首を横に降り、そのまま話を続ける。

 

「…残念ながら、まだ収まる目処は立ってない」

「おいおい、それはそれで面倒じゃーねーの?どれ程の規模かは知らねぇが、相当な規模だったら、かなり対処が面倒だぜ?どれぐらい世界がヤベー目に遭うかもわかんねーし」

「ん?つーか今更だけどよー。ヘルズの奴ら、翔たちとこの間一戦交えたって聞いたが、ヘルズの奴らはどうやって世界や次元を行き来してるんだ?時空嵐があるのによ」

 

ホムルの疑問に、誰もが頷く。

コウマもそこの所は分かっておらず、彼自身かなり苦戦しているようだ。

が、気を取り直して、すぐに話の続きを始める。

 

「…そこで暫くは、奴らがどうやって他の次元を移動できてるのかを調査しようと思う。それまでの間は、ディブレイカー……登竜翔に、ヘルズの相手を」

「待て!まだそんな要注意人物を野放しにする気か!」

 

コウマの意見を遮るように、即座にティアナが反論する。

そして彼女に賛同するかのように、ホムルやリドーム以外の超絶極神たちも、次々に意見し始めていた。

 

「えぇ。これだけはティアナさんの意見に賛成ですわ」

「確かに、あの者は非常に危険な存在です。記憶の本を見てみれば、あの者は既に5000近くもの人間を殺してるとの事。それ以外にも彼の使う空間移動法はかなり境界線や結界に悪影響を及ぼしています」

「普通なら時空警察などと呼ばれる治安が対処すべきでしょうが、まだ彼は世に広まり始めて間もない。つまりはまだそれらの類いに存在を知られていない可能性が十分」

「何よりも彼の性格、ならびに感情は残酷なもの。そして何より、『復讐』の感情で動いています」

「こんな『罪』だらけのやつに、任せておれぬ」

「おまけにホムルの野郎がよけーな事してるって話だ。このままいけば、超神レベル…まではいかねぇだろうが、下級の神どもと並ぶ程の力を手に入れかねない。…下手したら、ヘルズってやつらよりめんどーな事をやらかすぜ」

 

次々に繰り出される言葉に、ホムルは「あーこりゃあまた荒れるかな~」などと暢気に呟く。

コウマは彼らに説得しようとするが

 

 

 

「待て!ヘルズと一番遭遇しているのは登竜翔とその連れだけだ!大首領はともかく、それ以外の奴らを」

「―――ゴチャゴチャ煩ぇよ、コウマ」

 

 

 

コウマの背後に、いつの間にか一人の男が立っており、彼の首もとに刃物が突き付けられる。

コウマはテレポートでその場から離れ、刃物を突きつけた男を見る。

…ダークブルーに近い髪の色をしており、男の手にはハルバートのようなものが握られている……

その男の方をギラリと睨みながら、コウマは何もないところから、黒い大剣を呼び出し、それを握って男に構える。

 

「レイズ…貴様…!」

「兄様!」

「既にこの間、その登竜翔ってヤツの処分は決まっただろ。いくらその内"早死に"するとはいえ、そう易々と危険なヤツを野放しにできるかってんだ」

「だがその件は、俺があいつらの動きをできるだけ抑制するという形で保留になっただろう!」

「保留だろうがなんだろうが、いずれは処分する気だった。それを邪魔するならコウマ、………俺は誰にも容赦しないぜ」

 

男―――レイズ・オーディアスはそう告げると、ハルバードを素早く振りかざし……リナの胴体を切り裂き、下半身そのものを消し飛ばしていた。

そしてリナから悲痛な声が聞こえると共に、コウマは一瞬にしてレイズに大剣を叩き込むが、レイズはハルバードでそれを防ぐ。

そして互いの獲物がぶつかり合い、同時に凄まじい衝撃波が吹き荒れていた。

 

「っ―――ああああああああああああああ!!!」

「レイズ…!貴様……何故リナを攻撃した!」

「別に。お前でもよかったが、どうせ防がれるだろうし、あのガキんちょが密かに攻撃魔法を唱えようとしていたから、念のために、とな」

「…卑怯者め!」

「ふん、今更なこと。どうせ総ては屁理屈で出来てるんだ。別に卑怯でもなんでも構わねぇさ。それに……どうせあのガキんちょは【死ねない身体】だろう。何をそうぶちギレるんだよ」

 

レイズがそう告げると、悲痛のあまり叫んでいたリナは、やがて動かなくなる。

が、その次の瞬間、リナの残った胴体から、モゾモゾと何かが蠢いており、少しすると【リナの胴体から下半身が生えてきていた】。

そして今まで動かなかったリナの身体がピクリと動き、ゆっくりと震えながら、起き上がっていた。

突然の出来事にリドームは驚くが、事情を知っているホムルは、彼女に説明していた。

 

「なっ、ななななななな!?い、今さっき…女の子……死にましたよね…!?しかも胴体をバッサリ切られて!腰から下半身ぐらいも消し飛んで!!………どういう事ですか!?!!?」

「…そういや、新入りのアンタは知らないねぇ。リナちゃんの"悪夢のような体質"を」

「…たい…しつ……?」

「そっ。…あの子はねぇ、元いた自分の世界で【不死鳥の血】って呼ばれる、かなり危険な物を【飲まされて】、【不老不死】になったのさ。……それも、筋金入りの、最悪な不老不死にね」

 

ホムルはリナを念力で安全な場所に置いて、静かに告げる。

……リナは元々、超絶極神には関係無い存在で、元いた世界では『成績優秀の、天才魔法使い』だったそうだ。

だが、彼女がもといた世界では、彼女が天才だの呼ばれちやほやされているのに、彼女が通っていた魔法学校の生徒の殆どが嫉妬や憎悪を抱いていたらしい。

そしてある日、その魔法学校の校長が、家宝として所持していた【不死鳥の血】と呼ばれる、大変貴重な物を、他の生徒が盗み出した。

 

「その【不死鳥の血】は、俗に言う飲めば不老不死になれる薬のようなものだった。だけどそれは元々人間に合わない上に、非常に毒素が強かったとよ。現にそれを飲んだ殆どのやつらは、全員毒素やら元々合わない強い力みたいなのに耐えきれずに、死んだやつが多いらしい」

「…まさかあの女の子はそれを!?」

「コウマの話やレコルドの記憶の本によりゃあ、無理矢理飲まされたらしいな。レコルドに聞いてみりゃあ『彼女は飲まされた後、かなり苦しんで、殆ど完全に死んだ』らしい。けど毒素やらなんやらで完全に死ぬ前に……」

「…毒素に慣れた…?」

 

リドームの言葉にホムルは静かに頷く。

どうやら長い時間苦しんでいたらしく、その世界で唯一、ただ一人の不老不死になったらしい。

当然それで殺そうとした、リナを妬む者たちは焦って、その中の一人が彼女を蹴ったとの事。

だが、それがリナにとって、【悪夢】に近い体質の存在を明らかにしていた。

 

「どーやらリナの身体、痛覚がかなり狂っているらしい」

「?どういう事ですか?」

「あの子の痛覚、普通に頭を触られただけでも、【頭を殴られた】という感覚になるらしい」

「!?それってつまり…」

「あの子の身体は不老不死になったけれど、その代償として【軽く身体に触れられるだけで痛みを感じる体質】を手に入れたのさ」

 

それを聞いたリドームは「そんな」と口を押さえる。

当時のリナは身体を蹴られ、まるで車に跳ねられるほどの衝撃を体験したらしい。

それを知った他の生徒たちは、まるで面白い【オモチャ】を手に入れたような目をしていたとの事。

 

その日から、リナの地獄は始まった。

まず手始めに、彼女が【不死鳥の血】を飲んだ事がバレ、持ち主である校長は、彼女を魔法学校から退学、同時に両親は【不死鳥の血】の基本取引値とされる金額の負債を背負わされた。

しかしその額はとても払えるものではなく、彼女の両親は、彼女一人を残してどこかに消えたとの事。

そして生徒たちは、帰る場所もなくなった彼女を魔法学校の近くにある、森の誰も使ってない小屋に監禁、様々な地獄を味わせていた。

 

ある時は新しく覚えた魔法の実験体にされ、ある時は男子生徒たちが日頃のストレスを発散するかの如く、【性の捌け口】にされ、ある時は同じようにストレスを発散しようとした女子学生に、死ぬレベルの拷問をされたそうだ。

その他にも、遊び半分で彼女を痛め付けたり、首を撥ね飛ばしても生き返るかなどという実験紛いの事をやらされていた。

最初は彼女自身も、その内飽きるだろうと必死に耐えていたが、【悪夢の体質】はとても残酷なものだと言うのを、先に思い示された。

 

どうやら日が変わるに連れ、その日の痛覚が、前日以前の痛覚と変わるらしい。

ある時は針をチクリと刺されただけで心肺が停止して死んだり、またある時は剣のようなもので刺されても、2時間近く死ぬ事がなかったりしていたらしい。

その上身体の一部を切り落として、それを燃やしたりしても、その切り落とされた部分が生えたり、身体をまるごと焼き払って灰にしても、何もない場所から身体が再生されて甦ったりしたらしく、それを面白がって何度も殺したり身体を切断したりして、身も心も既に壊れた状態だったとの事。

それを聞いたリドームは「酷い」と呟く。

 

「なんで…なんでそんな事を…」

「どうせ恨みや妬み、ストレス発散とかつまんねぇ理由じゃねぇ?」

「た、たったそれだけでですか…?たったそれだけのりゆうで、そんなこと…」

「だからだよ。"たったそれだけの理由"で、生き物はどんなことだってやらかすんだ。世界…否、【生】有るものは残酷だよなー。自分勝手な理想を築いたりするやつもいれば、虫一匹殺さないとかほざくやつは草木や果物みたいな『生き物として分類されない生』を食い殺し、それを当たり前だと思う。……結局、最終的には【自分だけよけりゃそれでいい】、【自分がそう思ってるならそれでいい】に繋がるんだよ。誰かのためになんかほざいているやつも、何もかもな。……当然、私たちも」

 

ホムルはそう告げながら、コウマとレイズのいる方を見つめる。

コウマは一度レイズから離れると同時に、右腕を突き出しながら何か呪文のようなものを唱え始める。

それに気付いたレイズは、即座にバリアーを張っていた。

 

「『愚かな人間の 心が産み出し力よ』」

「!やっべ……!」

「『その力で 総ての生を 更生(リセット)させよ』!ナグナログ・リバース!!」

 

コウマが呪文を唱え終わると同時に、コウマの右手の手の平に、黒い魔方陣が現れる。

そしてそこから魔力でできた細長いビームのようなものが、一瞬にしてレイズのバリアーを打ち破る。

が、攻撃が直撃する前に、レイズは目を青く光らせる。

するとコウマが放った攻撃が、ピタリと動きを止め、その場で制止していた。

そして指を軽くならすと、コウマが放った攻撃が、その場から消えていた。

 

「ふぅ……危ねぇなぁ…まさかいきなり、簡単に星を貫く禁断魔法を唱えてくるとはな……」

「くっ……『時』を止めて回避したか…!」

「あんまここで力使いたくねぇな……ティアナ、俺が登竜翔を仕留めてくるまで、足止めしてろ」

「わ、わかりました!」

 

ティアナは返事をすると、一瞬にしてコウマの前に立つ。

その間にレイズは姿を消し、コウマは舌打ちする。

そして彼は手に持つ黒い大剣を構え直しつつ、ティアナに告げる。

 

「どけ、ティアナ。死にたいのか」

「ふん。貴様のような柔い考えばかりをする軟弱者が、本気で私たちを殺せるわけがないだろう。悪いが貴様には、しばらく私が相手をしてやる」

「っ……!」

 

ティアナが告げると同時に、コウマとティアナの間に黒い球体のような物質が現れ、一瞬にして広がり始める。

コウマは急いでそれを避けようとするが、背後にはいつの間にかティアナが立っており、そのまま彼の体を後ろから押さえていた。

そしてそのままコウマとティアナを包み込むと、一瞬にして小さくなり、その場から消えていた。

 

他のものはそれを見て、やれやれといった顔をしており、特にグランは「全く、あやつらめ…」と呆れているほど…

だが、当然この状況になれていないリドームは慌てて叫び、ホムルは今のについて説明していた。

 

「はわわわ!?コウマさんとティアナさんがどっか行っちゃいましたよ!?」

「ん、あぁ。お前は知らないんだったな。ティアナの野郎が使ったあれは、ある程度は他の次元と繋がってる、特殊な空間さ。普通の空間だったら、コウマが力を使って無理矢理脱出するから無駄だけど、ある程度他の次元と繋げておけば、コウマはティアナの野郎を倒さない限り、出ようにも出られないという寸法だ」

「え、でも……なんでコウマさんたちは、この場で闘いを始めなかったんですか……?」

「普通に考えてみろよ。仮にも『全次元の最終防衛ライン』として私たちは力を与えられた。けどその力は、その辺にいる神々すらも簡単に蹴散らせる。そんなやつらがどっか別の次元で暴れてみろ。……下手すりゃ"拳と拳のぶつかり合い"だけ"で、その次元にある銀河が一個、丸々破壊されるどころか、他の銀河まで影響受けるぞ?さっきのも仮にレイズの野郎が避けていたら、今頃どこかの星が犠牲になってただろうさ」

「そ、そんなに私たちの力は……強いのですか……?」

 

リドームの言葉に、ホムルはただ、静かに頷く。

…実際に彼女の言葉は本当だが、自分たちですら把握しきれてないほどの実力を持っている。

そんな自分たちが、周りに星々がある次元で暴れでもした場合、本気でその次元は簡単に消し飛んでしまうほどだ。

だから基本的に、超絶極神同士の戦いではこの場所、もしくは先程コウマたちが吸い込まれた球体……そこに繋がる特殊な空間で戦うことが決められている。

 

 

「……けど、私はこんな力、ほしくなかった。いや、私だけじゃない……他のやつだってそうだ……無論、お前もだろ?」

「…はい……」

(…勝手に力を与えられ、勝手に代償を払わされ、勝手に総てを裏から管理しろと言われ……結局、神はどの世界でも、"自分勝手"だってことなんだな……)

 

 

 

~~~

 

 

 

レイズは『創世の塔』から抜け出し、ある場所に立ち寄っていた。

そこは両側に幾つもの柱が聳え立つ神殿で、片方は時計のようなもの……もう片方は全方位を示すようなコンパスのようなものが、柱の上に備えられていた。

……『時空殿』と呼ばれる建物に立ち寄ったレイズは、軽く目を光らせる。

 

すると彼の周りの景色が一気に代わり、様々な星……いや、どちらかというと次元のようなものを写し出していた。

その中から何かを絞り込むように、映像化された次元が次々と消えていき、やがて次元から銀河、銀河から宇宙、宇宙から1つの星にまで、拡大していった。

そしてその星の一定の場所までズームすると、その写された映像のなかに、何者かと戦っているディブレイカーの姿が、写し出されていた。

 

 

「…ここは確か、この世界の時間軸で10年ぐらい前に下級神が変わった世界だよな?そして登竜翔が戦っているのは……下級神のようだな……」

 

 

レイズは下級神と呼んでる人物(見た目は男のような姿)を見ると、指を軽く鳴らす。

すると映像を中心に何かの文章やデータみたいなものが大量に現れ、それを一通り見たレイズは成程、と呟いていた。

 

「…神になりたてのやつすらとも互角に戦う登竜翔もそうだが……」

『―――何をしておるのだ……童(わっぱ)よ……』

「…目覚めたのか…オラシウス」

 

突然、奥から野太い声が聞こえる。

その声を聞いたレイズは、声の主に声をかける。

すると奥からズシン、と足音をたてながら、何かがやって来た。

 

その見た目は大きな白い竜で、この神殿と同じぐらいではないかと思わせるほどの、体格を持っていた…

―――【時空の超極神】"オラシウス"……それが、この竜の名前だ……

 

『久しいな……童よ……何億年ぶりかのぅ……』

「テメェが星写し置きして、それから力を蓄えるから寝るとか言って、多分3億年じゃねーか?」

『そんなに経っていたとはな……我には3日しか寝てないと思ったが……やはりあの時クレアシウスの手伝いで、自らも『創造』の力を使ったからじゃのうなぁ……それで、"我の星"はどうなった?』

「…あっちでは1万年以上たったらしいが……テメェが"望んでなかった"結末になってるさ」

『…そう、か……』

 

オラシウスはその言葉を聞くと、悲しそうな目をし始める。

しかしレイズは同情の眼差しすら向けず、そのままさっさと、ここを立ち去る準備をしていた。

 

「わりぃが、ちょっくら用事で出掛けてくるわ」

『…あんな"面白そうな"男を、殺すのか』

「…勝手に人の心と記憶読むんじゃねぇよ……クソ野郎が」

『…相変わらずの口の悪さじゃのう……まぁいい。力はしっかりと抑えるのだぞ。後、過度な干渉はするのではないぞ』

「…だったら最初から、こんなクソみたいな力なんか、いらねぇよ」

 

レイズはそれだけを言うと、その場から姿を消す。

それを見送ったオラシウスは、ゆっくりと目を閉じながら、独り言を漏らしていた。

 

 

 

『…我が寝ている間に、神々の争いや、いくつもの異端の存在の流出、転生者の横暴に異世界への侵略……さらにはまた超極魔王のやつが姿を表し始めたり、他の下級の監視者たちが活動するほどにまでなるとは、な……生き物も大分、好き勝手にやるようになったのぉ……見てる分には楽しいが、せめて少しでも、それらを抑えてはほしいが、な……さて、と………本当はしたくなかったが……あの"二つの星"を、消すとするか……我が愛した、"箱庭"を……』




遂に始まった超絶極神編……めっちゃ批判くらいそうで心配です←
あ、それと放仮ごFAさんとライダーファイターさん、ありがとうございました!


コウマたちがいる場所は基本、何百にも重ねられた結界に等しいもので隠されているので、探そうと思ってもほぼ不可能です。
翔たちは特別にホムルのところだけ通してもらえるけど、基本オーロラ移動で通っているため、正確にどこにあるかまでは知りません。


今回の話を見たらわかりますが……主にコウマとティアナのせいで荒れます。時々スレイスも混じりますが。
因みにコウマは一部の人にはさん付けです。
そしてリナちゃんに抱き付こうとしてコウマに攻撃されそうになるホムルェ。
次いでに渡された椅子にちょこんと座ってるリナちゃんェ。


ここで説明するのもどうかと思いましたが、他にするような場所がないため、この回である程度、超絶極神について纏めました。
…つまりコウマたちも、勝手に任された『被害者』なんですよね……
前に感想かメッセージで『コウマたちは何も努力せずに力を手に入れた~』みたいなことが送られてきましたが、コウマたちにとってはむしろ、勝手に与えられた力なんか、欲しくなかったんですよね……
その上勝手に力の『代償』を払わされ、拒否権も与えられず、更には様々な『真実』を知らされ……
ある意味一番拘束されている存在なんですよね…彼らは……


特にコウマの払わされた『代償』、与えられた力だけに一番重いです。
二番目に重いのは……スレイスかレイズ。
逆に一番軽いのは多分、今回は出番がなかったために未登場のディーボ・エルスという超絶極神。
その内出す気ではいますけどねー……いろんな意味でキャラが濃いからなぁ……


最初の会議の話題に名前だけ出てきた二人、うち一人は既にある作品で出てたりします。どの作品かは教えませんが。
もう一人はディブレイカー関係の作品で出す予定ですが……一番の被害者が零なんですよね……思いきり彼女のトラウマとか引き摺り出してくる前提ですし←


ここでバナナ幻想入りに繋がる話題でもありますが……本当、何だかんだで幻想郷の摂理も影響を及ぼしてるんですよね……
何気にロリバb「あぁん!?」……紫が『幻想郷は総てを受け入れる』とか言ってますけど、実際に考えてみると、逆に受け入れすぎたら幻想郷に敷かれた境界線が曖昧になるんですよね……
一番分かりやすい例としては、放仮ごFAさんのとこの幻想郷。あそこは最早、異質過ぎる気がするんだ…!


それに空間移動も、基本的に禁忌の行為なんですよね……
こういう大手の小説サイト見てわかると思いますが、色々と世界に入り込んでしっちゃかめっちゃかになってますからね……
本来存在しないものが入り込んだ瞬間、総ての空間は狂ってしまう……例えるなら、金魚だけの水槽に、鮫をぶちこむレベル。
だからティアナは空間移動の制限を行おうとしたけど、当然今更過ぎるのもあって、コウマに止められる始末です。


コウマの基本的な活動は特に決まってませんが、あまりにも危険すぎると判断したものの排除を主に行っています。
ヘルズが対象に入っているのも、あまり大きく活動してない故に、存在を知られていないからと言うのと、本編に出てきた次元に潜伏しているからです。
なのでヘルズに対抗できる存在が未だにいない為に、翔たちにわざと任せようとしているんですが……


当然ながら、翔もほぼノーマークのため、要注意人物に指定されてました☆ミ←
いや、もう普通にあんな大勢の人数を殺し、更にはそのままのばなしにされまくりじゃあ、要注意人物として認識されても仕方ねぇよ…


レイズは今回の話に出てきた超絶極神の中では、二番目に実力がある存在です。
特に能力を使ったら……手のつけようが全くないです。
そして翔が"ほっといてもいずれ早死にする"と言いましたが、その意味とは……?


以前リナちゃんが普通に禁断魔法すら使えると言いましたが……その理由が、リナちゃんが【不死身】だからです。
不死身だったら、普通に自分の命を犠牲にする魔法を使っても平気ですし。
ただ……リナちゃんの不死身体質はとても異端である上に、本来なら日常生活すら送れないんです……しかも『性の捌け口』にされたとか『新しく覚えた魔法の実験体』にされた等と、色々と鬱要素てんこ盛りです。
痛覚に関しても、本当なら服に肌が当たるだけで殴られた感覚になるため服は着れないんですが、そこはホムルが頑張ってくれました。
因みにR-18版ディブレイカー(零の話のやつ)の方で、番外編として彼女の物語を書く予定←


ホムルの言った『たったそれだけで人は何でもできるし、最終的に自分が自己満足すればそれでいい』……全くもってその通りです。
世の中の総てが基本それで成り立ってますし、自分も人のことを言えないんですよねぇ……


コウマが使った魔法……実際に使ったら、星を簡単に貫く魔貫光殺砲のようなものです。
しかも長い距離でも威力が落ちないで進んでいくので、一度発動したら何処かの星が犠牲になる可能性が高いです。
…まぁ、コウマの意思で止められるから大丈夫なんですが……
そしてティアナが使った空間のやつ………あれ、どっちかと言うと、超絶極神用と言うよりはコウマ用ですね。
コウマが一番実力があるので、本気を出したらどうなるかわかりませんし。


さらっと翔のいる世界を調べるレイズェ。
それ以上に翔……お前、何やってるんだよ………
ここでようやく、超極神の一人(一体?)であるオラシウスさんが出てきました。
あ、因みにコウマたちのいる場所はかなり時間の流れが早いので、普通に500年経ったりもします。


ちゃっかり人の記憶と心読み取るオラシウスさんェ。
そして口がめっちゃ悪いレイズ……いや、ほぼ全員超極神に対して口悪いですが。
そしてシビアすぎることばっかり口に出すオラシウスさん……
あ、オラシウスさんの言葉の最後、全く別の話なので無視して構いません←


次回はとりあえず、翔サイドです。レイズと戦うのはまだ少し先。
後ついでに、来年もこの作品をよろしくお願いします!
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