仮面ライダーディブレイカー~紅の破壊者~   作:火野荒シオンLv.X-ビリオン

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シオン「前回は『時』の超絶極神のレイズが、翔の前に現れた所で終わりましたが、今回は翔が一瞬で追い込まれま」
アデス「おいこら作者ァァァァァ!!何さらっと俺の事無視してるんだぁぁぁぁぁぁ!!」
シオン「煩いなぁ、もう……第一、お前の出番はもう終わったんだよ?前回で」
アデス「はぁぁぁぁぁ!?んだよそれふざけんじゃねぇぞ!?あれじゃあ俺、あの野郎の噛ませって事になるじゃねぇか!!」
翔「実際に噛ませだったろ」
シオン「うん」
アデス「……上等だ……テメェら今ここでコロォォォォォォォォォス!!」
翔「上等だ!殺れるもんなら殺ってみろぉぉぉぉぉ!!」
シオン「ちょ、おま……いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」


『時』の超絶極神

突如現れた青年―――レイズ・オーディアスの放つ威圧感に、ディブレイカーは退く。

…彼ほどの実力者ですら、これ以上にないほどの危機感を感じるとなると、紛れもなく目の前にいる青年は"強い"ということ……

…いや、それ以上………"全力で戦っても勝てない"というのが、彼の全身から感じていた。

 

(なん、だ……この感じ…!?隙が全然見えねぇし……何よりも俺の身体が……本能が告げてる……【こいつは危険だ】と……!!)

「どうした、コウマから聞いてたのよりはえらく怯えてるじゃねぇか…」

「!コウマ…だと……!?」

 

するとレイズが彼に話しかけ、それを聞いたディブレイカーは驚く。

彼自身が旅して出会った中で、コウマという名の人物は今の所、一人しかいない……

しかもレイズはその名前をピンポイントで出してきたどころか、『彼から聞いた』と、その口から告げたのだ……

コウマ……いや、彼やホムルたち超絶極神の存在自体、知る者は限られていると言われ、それは全次元の神々すら、名前すら聞いたことがないと言われるほどとのこと。

彼らを知る方法とすれば、彼らがディブレイカー……翔たちの時みたいに、直接コンタクトを取りに来た時、彼らの存在を知る者が、他の者たちにその存在を教える、そして………"同じ超絶極神である"ということ…

 

「まさか……お前も超絶極神なのか……!?」

「ご明察……やっぱコウマが直接お前と関わったから、聞いてはいたか……俺の名はレイズ・オーディアス……『時』の超絶極神だ」

「時……てことはやっぱりこれは時が止まっているのか……!」

 

そう呟きながら、ディブレイカーは辺りを見回す。

一方のレイズはその言葉にも「ご明察」と告げながら、首をコキコキと鳴らすと同時に、指を軽く鳴らす。

すると先程までディブレイカーたちが争っていた時に放たれた攻撃が、何事もなかったように消えていた……

 

「といってもまぁ、止めた対象は"村の奴ら"と"テメェらが放った攻撃"だけだがな……流石にこの世界丸ごと止めるのは危険だしな」

(特定の対象だけを止めてる…だと……そんな細かいことまでやれるのか……!?)

「…と、無駄話もなんだ……さっさとテメェを殺して、終わらせてやるよ」

 

レイズがそう告げた瞬間、彼はいつの間にかディブレイカーの前に立っていた。

ディブレイカーは驚きながらも、素早く後ろに飛び、ライドブッカーで遠距離から攻撃する。

しかしレイズは防御どころか、避けようとすらせず、その攻撃を直接自分の身体で受けていた。

 

だが……エネルギー弾が何度も直撃したはずなのに、レイズの身体には傷一つ付いてない……それどころか「…こんなものか」と吐き捨てていた。

化け物が、とディブレイカーも吐き捨てながら、ディブレイクドライバーにカードを二枚装填する。

 

『アタック・ライド ブラスト!!』

『スキル・ライド ピアース!!』

「(ホムルが作ったスキルライドだが……ピアース…貫通の意味か……ホムルが作ったんだ。少なくともあの野郎にも効くはず…!)食らえ!!」

「…貫通性のあるやつ…しかもこの感じ、ホムルのか…けどその程度で俺にまともなダメージを与えようとでも?」

「!?」

 

だが……ディブレイカーが先程放った攻撃よりも強力で、弾数も増えた攻撃すら、レイズは避けようとすらしなかった。

そして……そのまま攻撃が直撃したが、なおも彼の身体に傷すら出来ていなかった。

 

「嘘…だろ……!?」

「あれ位の貫通能力じゃあ、俺の身体に傷すら付かねぇ……少なくとも今の俺の状態じゃあたった一回で周囲の星すらも壊すぐらいの威力じゃねぇとな」

「クソッ、コウマやホムルと戦った時も思ったが……ディブレイカーのスペックでも傷一つ付かないなんて、化け物かよ……!」

「好きなだけ言っとけ…俺も気に食わねぇからよ……と、無駄な足掻きはそれで終わりか?」

「!!」

 

その一言と共に、レイズが強く睨む。

同時にディブレイカーの身体が突然重くなり、彼はその場で膝を付いていた。

しかしそれだけでは終わらず、謎の圧力によって段々と地面に押し付けられていく……

 

「ぐっ…これ、は……重力波…!?」

「いいや、これは"俺の気と霊圧を混ぜたやつ"をテメェに叩き込んでるだけだ……わざわざ重力魔法とか使わねぇよ。魔力の無駄だし」

「っ…ざけや……がって……!!」

「これでもかなり少なめにしているが……そのスーツとかいうやつのせいか、それともテメェ自身が無駄に精神力が強いのか……いずれにしろ、これを耐える奴なんて早々いないな……まぁ、当て続ければいずれは潰れるだろうが」

 

レイズはディブレイカーを見つめながら、なおも威圧だけで彼を潰しに掛かる。

ディブレイカーは必死に立ち上がろうとするが、無理をしているためか、スーツ事態からギシ…、と音を立て始める。

―――やべぇ……このままじゃ潰される……!どうやって抜け出せば…!

ディブレイカーはなんとかして抜け出す手段を探すが、そうしている間にレイズが彼の元へ近づく。

何を、とディブレイカーが思っていると、レイズは左腕を構え、その意味を理解する。

 

「…当て続ければ潰れるだろうと思っていたが、やっぱ時間が掛かるし、面倒だが、直接俺の手で終わらせてやるよ」

(!ヤバイ…動け、ねぇのに……!)

「―――死ね」

 

 

 

『クダケ!クダケ!クダケェェェェェェ!!』

「!」

 

レイズが左腕を振り落とそうとした瞬間、何処からか聞き覚えのある音声が響き渡る。

なんだと思っていると、彼の背後から、巨大な拳をしたエネルギーの塊が、レイズに、向かって飛んできていた。

彼はその場で舌打ちしつつ、その攻撃を右腕で受け止め、その攻撃を握りつぶしていた。

 

「…何モンだ……この時を止めた中を動いたどころか、俺の足を"無理矢理動かす"ほどの攻撃をぶつけたのは……いくら力を抑えてるからといって、あれだけの威力は早々ないんだが…」

「今の、は……まさか…!?」

 

ディブレイカーが起き上がると同時に、限界だったのか変身が解けてしまう。

だが彼は構わず、先程攻撃が飛んできた方角を見る。

……そこにいたのは、ゼロ・ブルーフォーム……つまり零が、レイズに向かって攻撃したのだ。

 

「零!」

「零……星野零か……成程、それもホムルの作ったやつか……だが、どういう事だ…?星野零も普通の人間……何故俺が止めておいた時間から動いているんだ?」

「―――そりゃあ私が勝手に零の止まった時間を解除したんだよ。今回はえらく緩めだったねぇ…?」

「!ホムル……」

 

レイズが何故彼女が動いているのかを疑問に思っていると、彼女の後ろからホムルが顔を出してくる。

それを見た彼はホムルを睨み、「何の真似だ」と尋ねる。

 

「どういうつもりだ、ホムル……何故テメェが…」

「いやー、流石に私もそこのバカアホボケ野郎を殺されちゃあ困るんだよ……コウマも言ってただろ?そいつはヘルズとかいう下らない組織をぶっ潰すためにあえて生かしてる、って。まぁ私的にもいい資源が採れる場所を奪うアホな侵略者たちを潰させようかと最近考えてたけど」

「私利私欲のためか……だが、そんなことして何になる?どうせいずれはあの姿を形成させるベルトの力で死ぬ。どちらにしろ、生かしてもすぐに消える命だろ。だったらこの場で殺した方が早いだろ」

「はっ、冗談じゃないよ……そこの童貞野郎にはどっちにしろ、コウマに頼まれたのを色々とやってもらわねぇといけねぇんだよ……銀河龍の討伐とか」

(あ、あー……そういやコウマが前に頼んでたなー……その銀河龍ってやつの件……)

 

二人の話を聞いてた翔は今の今まで忘れていたのか、そういえばそんなこと言ってたなー……と考える。

が、彼にはそんなことを思ってる暇はなく、ホムルに尋ねていた。

 

「おいホムル!なんで零のやつ、変身してるんだ!?」

「あ?それは私が知りたいよ……私がレイズの止めた時を動かして少し経ったら、突然立ち上がって変身して……一応やめとくよう言ったけどよ……言うことを聞かなくて……」

「…」

「……その星野零、精神的に相当追い込まれてるな………今も無理して戦ってるのが分かるぜ」

「っ…!」

 

レイズの口から放たれた言葉は図星だったらしく、ゼロBFは拳を強く握り絞める。

…これでもまだ、彼女の心は治りきってないようで、翔は「無茶なことを」と言葉を漏らす。

 

「…まぁ確かに、今のあいつの精神はかなりボロボロみたいだね……何があったのかは知らないけど。そういう意味でも無茶しちゃあいけないさ、あれは」

「…お喋りは終わりだ……邪魔だホムル。さっさとどっかに行け」

「だーかーらー、今そこのイ◯◯野郎を殺されたら困るって言ってんだろ。私もコウマに殺されたくないし。というわけで、リナちゃんレッツゴー!!」

「!転移魔法か!!」

 

ホムルが突然拳を突き上げた瞬間、その場にいた翔とゼロBFの姿が、一瞬にして消えてしまっていた。

それが転移魔法だと気付いたレイズは彼らをさがしに行こうとするが、その行く手をホムルが拒む。

…彼女の右手には、巨大なハンマーのようなものが握られており、それを軽く振り回しながら、彼に尋ねる。

 

「と、何処に行くんだい?」

「邪魔をするなホムル。退け」

「退かん。少なくとも、グランのじーさんが初神にあいつをどうするか決めるまでな」

「っ!またそれか…!だったらに決まる前に登竜翔を殺す!」

「ふーん……だったら力付くでも、私を倒してから通りな」

「はっ、俺より実力が下のくせにか……いきがんなよこのクソアマァ!」

「よし、そうとなれば…"不空間"!」

 

ホムルが叫ぶと同時に、彼らの中心に黒い球体が現れる。

それはどんどん大きくなり、やがて二人を飲み込んでしまう……

そして二人が完全に飲み込まれた後、その場から黒い球体は消えていた。

 

 

 

~~~

 

 

 

「―――ぐおっ!?ってぇ…!」

 

 

先程の村から少し離れた場所……翔たちは転移魔法によって、そこに流れ着いていた。

その際不運にも着地の仕方が悪かったのか、翔は軽く頭をぶつけ、ゼロBFは変身を解いていた。

 

「…ったく……ホムルが来たから助かったが……零!お前無茶すんじゃねぇ!!」

「…すみ、ません……」

(…と、やっと話せるレベルまでなったか……けど、見た感じだとまだ…)

「―――ここにいた…」

 

すると何処からかリナがひょっこりと顔を出し、翔たちの元に歩み寄ってきていた。

彼女を見た翔は立ち上がると、彼女に話しかける。

 

「リナか……さっきのやつはお前のお陰か」

「はい…遅れて……ごめんなさい…かなり遠くから……それも気配を悟らせないよう、魔力を溜めていたので……」

「気にすんな。助かったのには代わりねぇ……ありがとよ…」

「…へへ……」

 

誉められたのが嬉しかったのか、リナは思わず照れてしまう。

しかし翔はそれを気にせず、なおも彼女に話し続ける。

 

「…ところで、コウマはどうした」

「…来る前に、他の人と、戦うことになった……」

「なーるほど……だからホムルが来たのか……つーかあいつ、俺を助ける理由が完全に自分のためじゃねぇか……しかもなんか色んな事言いやがって…!」

「…翔さんが殺されたら、コウマさんに殺されると思うよ、って言って巻き込んじゃったけど……大丈夫かな……」

(…ホムル……お前、こんなガキに脅されるって……)

 

さらりと聞いてはいけない一言を聞いてしまい、翔は思わず冷や汗をかく。

むしろ可愛い顔をして、容赦なく主人(?)を利用して人を脅すという点では、彼女の方が数倍恐ろしく感じていた。

 

「…それにしても、殺されてなくて、よかった……レイズさんが一瞬で、終わらせていたら……流石に無理…だった……」

「…確かにあの野郎……一瞬で終わらせようとはしてこなかった……何かに警戒してたとかか?」

「でも…一瞬で終わらなくて、よかったですね……」

「…それは慰めか、同情か、皮肉か、どっちなんだ……」

 

彼女の一言が胸にグサリときたのか、翔は再度冷や汗をかく。

その一方で彼はディブレイクドライバーを取り出すと、それを強く握りしめていた。

 

(…コウマやホムルの時もだったが、あのレイズってやつに勝てる気が全くしなかった……"本気"を出しても、コウマたちと戦ったときみたいに、攻撃が通じる気もしなかった……)

 

 

(……あんなやつらに狙われてるとなると、命がいくつあっても足りねぇ……)

 

 

(…けど……少なくともまだ、死ぬ気はねぇ……門矢士……あいつを殺すまでは……!)

 

 

「……とりあえず、この星から出る……それがいい……」

「…だな……ここにずっといたら、すぐに追い付かれるし……今回はこの世界から出ていくか…ところで、アデスって野郎は……」

「…その人は……たぶん…死んだと、思います…」

「…だろうな……あのレイズって野郎が後ろにいた瞬間から姿が消えたんだ……あいつはもう、殺られてたんだろうな…」

 

リナの言葉を聞き、翔は思わず納得してしまう。

―――大切な人を失った悲しみや苦しみ……か………懐かしいな……

―――俺にはもう、失うものなんてないからな……二度とそんな思いは、しないだろうが……な………

翔は空を見上げると、じっとその空を眺める……

その瞳は何処か、果てしなく遠いところを、見つめているかのようなものをしていた……




結論:アデスは噛ませにしか過ぎなかった←
いや、ここまでナチュラルな噛ませにする予定は決まってたんだ←←
因みに前回後書き書いてなかったのもありますが、アデスは一応ディブレイカーが変身した翔よりは強いです。これは確実に。


そんなアデスを前回、一瞬で消し飛ばしたレイズですが……殺気と威圧だけで翔が勝てないと判断できる辺り異常です。
むしろ翔ほどの実力者がビビるほど(※ここ重要)の相手って、ほぼいないですからね……?


レイズの能力は登場時に教えましたが、念のためもう一回教えると『時』です。
今回は特定の対象のみを止めてるだけでしたが、実際はこんなもんじゃあありません……
むしろ「お前そんな芸当すらできんの!?」というレベル。成長段階的に時を止めるだけしか出来なかったディオが泣き目になるほど←
あ、因みにレイズは翔の前に立つ時、翔の時は止めてませんし、瞬間移動とかみたいな空間移動は使ってません。


硬いってレベルじゃないレイズェ……
硬いで済むならまだしも、貫通性能上昇したエネルギー弾を何発も直撃しておいてなお、傷1つ付かない時点でおかしいレベル。
例えるならあれ、フリーザのデスビームがスーパーサイヤ人になった悟空に聞かなかったとき並みのあれです。
そして自身の気と霊圧だけで翔を押し潰しにかかるってドSかコイツは。


……そして翔相手に拳も武器も、ましてや能力すら使わず、自身の気とかだけで抑え込めるほどの実力を見せつける中、翔の方は手も足も出せないという……いや、あれでも立ってられる翔も十分おかしいですが。
そしてトドメを刺されそうになった瞬間……ゼロBFの必殺技がレイズを負かしました(但しダメージはなかった)。


ここでさらっと駆けつけたホムルさん。因みに到着したのはアデスがログアウトした頃です←
そしてさりげなく翔をボロクソに言ってくる始末ww
というか欲望丸出ししてる時点でアンタは駄目すぎるぞwww
零が何故勝手に行動を起こしたのかは、この章が終わってからのお話で書くとして……ホムルはさりげなく翔を苛めるのやめようかwww
確かに翔は性欲とか女性への興味とかそういうのが全くないから◯◯ポだけどよ!!←


ここでホムルさんの実力ですが、超絶極神の中では中位ぐらいです。
が、能力を駆使すれば別です。戦い方次第では十分上の超絶極神とも戦えます。
後、今回出てきた無空間は、最初にコウマとティアナを飲み込んだのと同じやつです。


さらっと着地に失敗した翔ェww因みに零は変身してたのもあって無傷です←
そして癒し系担当のリナちゃんが登場……なのですが、実はレイズに殺られたときのがまだ軽く響いてたりしてます。
それなのに頑張るリナちゃんマジ偉い子←


ここにホムルが来た理由wwリナちゃん鬼やなwww
そしてここで確実に折られるアデス生存フラグェ…
最後の最後に翔はあぁ思ってましたが……?



次回は『錬金』の超絶極神vs『時』の超絶極神。
場合によっては次回でこの章は終わると思いますね。
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