仮面ライダーディブレイカー~紅の破壊者~   作:火野荒シオンLv.X-ビリオン

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シオン「やっとこさ日常編ができました。そしてこれを気に、一旦コラボの募集を締め切らせてもらいます」
翔「やっとデカイコラボまで来たか………」
シオン「なお、これを更新したあと、別枠で小説を書くつもりなので、こちらの方はしばらくの間、完全に更新はありませんので、ご了承ください。では、本編をどうぞ」


日常
とある世界の二人の日常


サイドA~星野零~

 

 

 

PM 6:30

 

 

 

朝……人によっては既にこの時間帯から起き始めている者も多いだろう……

それは彼女………星野零も同じだった。

 

―――ジリリリリ!ジリリリリ!ジリリリリ!!

「…ん……もう朝か……」

 

 

とあるアパートの一室……部屋一面に鳴り響く目覚まし時計の音に、零はゆっくりと瞼を開きながら、近くの目覚まし時計の時刻を見る。

そのまま目覚ましを止めると、ゆっくり起き上がり、大きく欠伸をしていた。

ベッドから降り、風呂場にいくと、洗面台で顔を洗い、タオルで顔を拭きながら、自身の衣服などを閉まっているタンスから服を取り出す。

そしてもう一度風呂場に行くと、寝巻きから着替え始めた。

 

数分ほど経ち、着替えが終わると、零は洗面所から出てくる。

ベッドの目覚まし時計を手に取り時間を確認すると、その場に目覚まし時計を置く。

そして……隣にあるもう一つのベッドで、未だに寝ている人物を起こそうとその身体を揺すっていた。

 

「リーダー、起きてください。もうすぐ7時ですよ。今日はバイトの時間早いんでしょ?」

「…んぁ…?もうそんな時間か……?………ねみぃ………」

「二度寝しようとしたら踵落しで起こしますからね?」

「…物騒な起こし方しようとするんじゃねぇよ……つか、誰が二度寝するっつー言った…」

 

未だに寝ていた人物………登竜翔は、いかにも眠たそうな表情をしながら、あくびなどをしたりしつつベッドから起き上がる。

翔は頭を掻きむしりながら洗面所に向かっていき、その間に零は台所に入り、冷蔵庫から食材を取り出すと、それらを使って朝食を作り始める。

軽めのものにしようと思ったのか、スクランブルエッグと野菜をドレッシングで和えたものを作っており、それらを皿に入れ、リビングにある机に置く。

そして棚から市販のパンを取り出すと、バターを塗ってオーブンでいい感じに焼くと、出来上がると同時にそれを机に持ち運ぶ。

机には既に翔が座っており、零もトーストや食器などを出し終えると、その場に座る。

 

「頂きます」

「…頂きます…」

 

二人は手を合わせた後、朝食にありつく。

この時間は特にこれといった話はすることなく、二人は黙々と食べ続ける。

そして零は一足先に食べ終えると、「ごちそうさまでした」と合掌し、使った食器などを台所の洗面台に置き、食器を洗い始める。

その少し後に翔が食器を持ってきて、零に食べ終えた食器を渡してくる。

零は「少しは自分でやってくださいよ…」と呟きながら、渋々と翔の分の食器を洗っていた。

 

 

PM 8:15

 

 

一通りの家事を終えた零は、身支度を始める。

一方の翔は身支度を既に終えており、「そんじゃあ行ってくる」と言いながら、一足先に出掛けていった。

零は特にそれを気にせず、せっせと身支度をしていく。

身支度を終えると、戸締まりと電気の確認を行い、靴を履いて玄関から出る。

そして扉に鍵を掛けると、戸締まりをしっかりと確認し、その後バイト先に向かっていった。

 

 

PM 8:45

 

 

「おはようございまーす」

「おっ、零ちゃんおはよう。昨日まで調子悪いって言って休んでたけど、大丈夫?」

「大丈夫ですよ店長。自分の事故管理が心配しなくていいですから」

 

徒歩で歩いて約15分……バイト先のコンビニに到着した零は、裏口から入っていく。

その際休憩室に店長と呼ばれた50代の男性が話しかけてくるが、零は心配させない程度に相づちを打つ。

そして更衣室にはいると、せっせと制服に着替え、表に出て商品の前出しを行い始めた。

 

 

PM 10:30

 

 

この時間帯、零はレジを任せられることが多く、今日は予想通りレジの担当をしていた。

客の一人が弁当とお茶を持ってくると、零はそれを受け取り、バーコードに機械を翳し、値段を告げる。

 

「魚フライ定食324円、お茶167円で、合計491円となります」

「500円からでいいですか?」

「はい、500円からですね。レシートはどうされますか?」

「あ、ください」

「畏まりました。ではお釣り9円のお返しとなります。お買い上げありがとうございましたー」

 

零はにこやかな笑顔をしながら、先程の客を見送る。

するとレジの後ろの控え室から店長が顔を出し、休憩するように告げてくる。

 

「零ちゃん、そろそろ休憩時間よ。この際だからお昼も食べちゃっていいですよ」

「あ、はい。……今日この時間帯の廃棄あるかな…?」

 

 

AM 6:30

 

 

休憩を何度か挟みながら仕事をこなしていき、夕方6時半頃……

再びレジをしている零の下に店長がやって来ると、「今日はもう上がっていいよ」と告げてくる。

それを聞いた零は店長に礼を言い、休憩室に入っていく。

そして更衣室で着替えていると、彼女の持つ携帯から連絡が入ってくる。

連絡相手は翔で、零は着替えながら電話に出る。

 

「もしもし、どうしたんですか、リーダー?」

『いや、今日俺のバイト先で持ち帰れる廃棄が出てな……何か持って帰ってくるから、今日は買い物行かなくていいぞ』

「あ、そうなんですか?分かりました」

 

零は用件を聞き終えると、その場で通話を切る。

そして帰る前に店長や他のスタッフに「お疲れ様でしたー」と告げると、裏口から出ていった。

 

 

AM 7:00

 

 

あたりもだいぶ暗くなった頃、零は自分たちの部屋のあるアパートに戻ってくる。

零は鍵を開け部屋に入ると、まず先に部屋の電気をつける。

そして荷物をタンスの近くに置くと、今度はタンスからバスタオルや下着、Tシャツにチノパンを取り出すと、そのまま洗面所に入っていく。

 

「~♪」

 

零は洗面台の隣にある洗濯機に先程の着替えを置くと、先に風呂場に入ると、風呂の栓を抜く。

そして水が抜けるまでの間に辺り一面を洗剤とブラシで掃除を行い、やがて風呂の中の残り湯が抜けたのを確認すると、今度は風呂の中を掃除する。

そして風呂掃除を終えると、栓を閉め、お湯を入れ始める。

 

そして一度風呂場から出ると、洗面所で身に纏っていた衣服を脱ぎ始める。

脱ぎ終えた衣服を洗濯機の近くに置いてある籠にいれると、再び風呂場に入っていく。

そして最初にシャワーを浴び始め、次にボディソープで身体を洗い始める。

一通り洗い終えると水で泡を流し、今度は頭を洗い始める。

 

『おーい、れーい。帰ってきたぞー』

「あ、リーダー帰ってきた……お風呂入ってまーす」

『んだよ、風呂か……とりあえず廃棄の弁当は温めておくから、さっさとあがれよー』

「分かりましたー」

 

と、翔が帰ってきたのか、洗面所の外から声が聞こえる。

零は大きな声で自分のいる場所を教え、翔は何故か呆れるような声をしながら、早くあがるように告げてくる。

それを聞いた零は返事をすると、頭を洗い流し、お湯が一定の量溜まっているのを確認すると、お湯に浸かり始めた。

 

「はぁ……癒される………」

 

零はくつろいだ表情をしながら、湯船でポツリと呟く。

そして3分ほど湯船に浸かると「そろそろ上がろうかな…」と言って、ゆっくりと立ち上がる。

そして風呂場から出ると、洗濯機の上に置いてあるバスタオルで体を拭き、下着を着用する。

そこから近くからドライヤーを取りだし、髪の毛を乾かし始めていた。

一通り髪を乾かすと、チノパンとTシャツを着用し、周囲の電気を消すと、洗面所から退出した。

 

 

AM 7:45

 

 

「お先しましたー」

「おーう。ほれ、今日は親子丼もらってきたぞ」

「ちょ、投げないでくださいよ!?中身こぼれたらどうするんですか!」

 

風呂から上がったのを翔に告げ、零は既に一通り用意された小さいテーブルを前に、床に座る。

と、翔が廃棄でもらってきた親子丼を投げ渡してきたため、零は慌ててキャッチすると、翔に向かって怒鳴っていた。

「全くもう…」と彼女はため息をつきながら、静かに親子丼をテーブルに置く。

と、翔も既に用意していたため、そのままテーブルを前に床に座り、手を添える。

 

「んじゃあ食うか。頂きます」

「ですね…頂きます」

 

二人は合掌すると、夕食を食べ始める。

と、零が黙々と食べていると、翔が突然彼女に話しかけてきた。

 

「あ、そうだ零。明日からまたいくつかの世界に旅するぞ」

「えぇー……明日からですか………?」

「んだよ。どうせお前も明日仕事休みなんだろ」

「そうですけど……この間戻ってきたばっかりじゃないですか……」

「お前のせいでまともに行動できてないからだろうが。後、レイズとかいう超絶極神が襲いかかってきたのもあるし」

 

彼女はため息をつきながら翔に告げるが、彼はどうやらあれだけでは納得できてないらしく、零は再度ため息をつく。

 

「……どうせやだと言っても、いつも通り行くことになるんですね………」

「当たり前だろ」

「はぁ……前に何度か『リーダーって意外と戦闘狂ですよね』って言いましたけど………もう単なる旅好きでもありますよね、完全に」

「いやいやいや、なんだよそれ」

 

零の一言に翔はどういうことだと問い詰めるが、その前に彼女は夕食を食べ終えてしまうと、早々に立ち上がり、台所に向かっていく。

その際翔が何か言っているのが聞こえたが、彼女は無視しながら、彼に風呂に入るように告げていた。

 

「とにかく、お風呂早く入ってくださいよ。身支度は私が済ませますから」

「チッ……強引に無視しやがって……まぁいいか。荷造りとか頼んだ」

 

翔は納得いかないといった顔をしつつ、食べ終えた廃棄の弁当をゴミ箱に処理し、着替えを取って風呂場に入っていく。

その間に零は、朝使った食器を片付け、それらを終えたあとに、身支度をし始める。

 

「えーと……着替えよし、寝具、念のための財布よし、予備のナイフと拳銃、弾薬ケースよし、筆記具よし、後は………食料は今回はいいかな……」

「あがったぞー」

「あ、はーい。リーダー、とりあえず大体の荷造りは終わりました」

「んじゃあさっさと残り終わらせて、今日はさっさと寝ようぜ。早朝には出ていくぞ……あ、武器の手入れはしとけよ」

「分かりました」

 

彼女が荷物を整理していると、翔が風呂から上がってくる。

彼に現状を伝えると、彼も自ら自身の荷物を準備し始める。

そして数分後……あらかたの荷物を整理し終え、零は軽く背伸びをする。

 

「はぁー……終わったー……」

「……こんなもんでいいか。よし、寝るぞ」

「あ、リーダーは先に寝てていいですよ。私、食器の後片付けとか残ってますから」

「ん……そうか………んじゃあさっさと終わらせて寝ろよ……」

「分かってますって……おやすみなさい…」

 

翔は眠たそうにあくびをしながら、寝室へと歩いていく。

一方零は立ち上がると、そのまま台所に向かい、先程洗い、乾かし終えた食器を食器棚にしまう。

その後風呂場に行き、今日彼女たちが来ていた衣服を、洗濯機に放り込む。

そして洗濯機のスイッチを入れ起動させると、今度はその場で歯を磨き始める。

しばらくして歯磨きを終えた彼女はよし、と呟くと、風呂場から退出する。

風呂場から退出すると、すべての部屋の電気を消していき、そのまま寝室に入っていき、彼女は自身のベッドに潜り込む。

そして先に寝てしまった翔に対し、もう一度おやすみなさいと告げると、彼女はそのまま就寝していた。

 

 

 

サイドB~登竜翔~

 

 

 

PM 6:55

 

 

 

朝……既に何人か起き始めてるこの時間帯………

一人の男………登竜翔は、同居人の女性に起こされていた。

 

 

 

「---リーダー、起きてください。もうすぐ7時ですよ。今日はバイトの時間早いんでしょ?」

「…んぁ…?もうそんな時間か……?………ねみぃ………」

「二度寝しようとしたら踵落しで起こしますからね?」

「…物騒な起こし方しようとするんじゃねぇよ……つか、誰が二度寝するっつー言った…」

 

女性………星野零は多少物騒なことを言いながら、

一方の翔はというと、怠そうに体を起こし、あくびをすると、首を大きく鳴らす。

そしてベッドから降りると、そのまま風呂場にある洗面所まで向かい始め、零も彼を起こしたあと、朝食の準備にかかるため、寝室を出ていった。

 

翔は風呂場に入ると洗面所の前に立ち、洗面所から水を出すと、そのまま顔を洗い始める。

一通り顔を洗い終えると、近くにかけられたタオルを手に取り、濡れた顔を拭いていた。

顔を拭き終えると、そのまま風呂場を出ていき、リビングに向かう……

リビングにはすでに零が作った朝食が並べられており、翔は今日はパンかと心の中で思いながら、床にあぐらをかいて座る。

少しして零も床に座り、二人合わせてその場で合掌し、食事にありついていた。

 

「頂きます」

「…頂きます…」

 

この時間帯、特に会話することもないため、二人は黙々と食べ続ける……

と、零が一足先に朝食を食べ終わり、食べ終えた食器を片付けに台所に向かっていく。

その数分後に翔は食べ終わり、食べ終えた食器を持つと、そのまま台所に向かう。

そして洗い物をしている零の前に無言で渡す。

その際彼女から「少しは自分でやってくださいよ…」と言われたが、翔は無視し、そのまま台所を出ていく。

 

 

PM 7:45

 

 

翔は寝室に入ると、タンスから着替えを取り出し、その場で着替え始める。

着替え終えると、先程まで着ていた衣服を風呂場に持っていき、近くにあったかごに入れる。

そしてそのままその場で歯磨きを行い始め、暫くして歯磨きを終えると、再び寝室に入り、支度を始める。

支度をし終えると、翔は時間を確認し、玄関に向かう。

 

「そんじゃあ行ってくる」

「あ、はーい。いってらっしゃーい」

 

零に出ていくことを伝えると、翔はそのまま玄関から出ていく。

そして………玄関を出たあと、最初に左右を見回し、その後下を見下ろす。

現在翔のいる場所は5階………それなりの高さがある。

翔は下を見て誰もいないのを確認すると、その場から飛び降りていた。

そして……5階から飛び降りたのにも関わらず、翔は綺麗に着地すると、そのまま何事もなかったかのように仕事場へ向かっていった。

 

 

PM 8:35

 

 

「おはっざいやーす……」

「おう来たか登竜!さっさと着替えて品出し手伝え!」

「へいへいっと……」

 

翔はバイト先のコンビニにつくと、偶然居合わせた店長らしき人物に早く着替えるように言われる。

翔は適当にそれを受け流しつつ、更衣室に入ると、一通りの荷物を用意された棚に入れ、制服に着替える。

制服に着替え終えると、翔は首を鳴らしながら、仕事に取りかかり始め出した。

 

 

AM 12:20

 

 

「らっしゃいやせー……」

「バカモン!もう少し声出せと何回言わせんだ!!」

「イデッ!?……いちいち頭叩くなよ!」

「だったらもっと声張り上げやがれ!!お前らもだ!それは午後から入れる商品だからまだ入れんじゃねぇ!!」

「「「は、はい!!」」」

 

この時間帯、客もそれなりに集まる時間帯………にも関わらず、店長の怒鳴り声が響いていた。

その場にいた客の何人かは「あれってパワハラじゃ……」と小言で呟くが、このコンビニの常連のものたちは「また店長さんの怒鳴り声か~」と、笑いながら見ていた。

 

「……本当、これだけ怒鳴り声が響き渡る上に客の前で堂々と人の頭叩く店長がいるコンビニが、何で人気なんだよ………」

「あの人はあの人なりに仕事熱心だし、ああやって怒りはするけど、後でちゃんとその尻拭いをしたりスタッフにここはどうすべきかとかしっかりアドバイスしてくれるからね。それにここの常連さんも店長には色々お世話になってるからねー。あ、登竜君休憩だって」

「へいへいっと……まぁ、あの店長見てたら、本当は相当なお人好しってのが分かるからな………多分、それなりの信頼は高いんだろうな…」

 

先程殴られた頭を押さえつつ、翔は休憩所にまで赴く。

そしてロッカーから弁当を取り出し、昼食をとっていた。

 

 

AM 6:35

 

 

日も落ち始めた頃、翔は店長や他の者たちと共に、頭を抱えていた。

目の前にあるのは、この時間帯が賞味期限の弁当………それがずらりと、軽く15は越えるほど並んでいた。

 

「参ったなぁ……まさかこんなに残るとは………」

「普段はそれなりにしか残りませんもんね……」

「この後も廃棄が少なからず出るのを考えると、なぁ…」

「しゃーね、いくつか個人で持って帰るしかないか……」

 

翔の言葉に他のものたちは賛同し、それぞれ1人多くて2つずつ、廃棄の弁当を手に取っていく。

翔はそれを眺めながら、ポケットから携帯を取り出し、誰かに電話を掛けていた。

 

『もしもし、どうしたんですか、リーダー?』

「いや、今日俺のバイト先で持ち帰れる廃棄が出てな……何か持って帰ってくるから、今日は買い物行かなくていいぞ」

『あ、そうなんですか?分かりました』

 

電話を掛けた相手は星野零……そして用件は、目の前の廃棄の弁当を持ち帰るため、買い物をしなくていいという内容だった。

それを伝え終えると、翔は電話を切ると、残った弁当を眺め、その中から親子丼を2つ、手に取っていた。

 

 

AM 7:15

 

 

「うーし登竜。お前はもう時間だから上がっていいぞ」

「へーい」

 

日が完全に沈んで間もない頃……翔は店長に帰っていいと言われ、休憩室に着替えにいく。

既に入れ替わりの店員たちが準備しているなか、翔は気にせず着替えていく。

着替え終えると、翔は荷物と廃棄の弁当を手に持ち、その場から立ち去っていった。

 

 

AM 7:40

 

 

翔はアパートの自分達の部屋に到着すると、玄関に鍵がかかってないか一度確認する。

そして鍵が空いてるのを確認すると、翔は玄関の扉を開き、中に入る。

 

「帰ったぞー……?返事がねぇな………」

 

翔は玄関から帰宅したことを叫ぶが、先に帰っているはずの零からは返事が来ない……

翔は首をかしげながらもう一度声を出すと、風呂場から彼女の声が聞こえてきた。

 

「おーい、れーい。帰ってきたぞー」

『あ、リーダー帰ってきた……お風呂入ってまーす』

「んだよ、風呂か……とりあえず廃棄の弁当は温めておくから、さっさとあがれよー」

『分かりましたー』

 

どうやら風呂に入っていたらしく、翔は呆れたような顔をしながらリビングに行き、一度荷物をその場に置く。

そして持って帰ってきた廃棄の弁当を手に取り、台所へ赴くと、レンジの中に廃棄の弁当を入れ、温めを押していた。

その後は弁当が温まるまでの間、リビングに置いた荷物を持ち、寝室へと向かう。

そして寝室に荷物を置くと、もう一度台所に向かう。

レンジの方はすでに温めを終了しており、翔は弁当をレンジから取り出す。

それと同時に零が風呂から上がってきたため、それを知った翔は弁当のひとつをそのまま彼女に投げ渡していた。

 

「お先しましたー」

「おーう。ほれ、今日は親子丼もらってきたぞ」

「ちょ、投げないでくださいよ!?中身こぼれたらどうするんですか!」

 

投げ渡したことを零は怒るが、やがて「全くもう…」と呟きながら、ゆっくりとテーブルに座る。

同時に翔も予め準備をしていたのもあり、テーブルの前に座っていた。

 

「んじゃあ食うか。頂きます」

「ですね…頂きます」

 

二人は合掌すると、夕食を食べ始める。

零が黙々と食べている中、翔は『そういやこいつ、明日バイト休みだったよな………』と思い、彼女に話しかけていた。

 

「あ、そうだ零。明日からまたいくつかの世界に旅するぞ」

「えぇー……明日からですか………?」

「んだよ。どうせお前も明日仕事休みなんだろ」

「そうですけど……この間戻ってきたばっかりじゃないですか……」

「お前のせいでまともに行動できてないからだろうが。後、レイズとかいう超絶極神が襲いかかってきたのもあるし」

 

彼の言葉を聞いた零は、いかにも嫌そうな顔をし、その上ため息をつきながら、彼にこの間戻ってきたじゃないかと告げる。

しかし1週間ほど前からの事もあり、彼にはどうしても納得できなかった。

それを何となく悟ったのか、零は再度ため息をつきながら、彼に告げてくる。

 

「……どうせやだと言っても、いつも通り行くことになるんですね………」

「当たり前だろ」

「はぁ……前に何度か『リーダーって意外と戦闘狂ですよね』って言いましたけど………もう単なる旅好きでもありますよね、完全に」

「いやいやいや、なんだよそれ」

 

突然旅好きでしょと言われ、翔は思わずなんだそれはと聞き返してしまうが、彼女は何も答えず、彼はそれでも問い詰めてみる。

が、零はその前に立ち上がり、早々と台所に行ってしまっていた。

その時も色々といったものの彼女に無視され田所か、そのまま風呂に早く入ってくれと、強引に話をすり替えられていた。

 

「とにかく、お風呂早く入ってくださいよ。身支度は私が済ませますから」

「チッ……強引に無視しやがって……まぁいいか。荷造りとか頼んだ」

 

強引に話を変えられ、翔は納得がいかないまま、食べ終えた破棄の弁当をゴミ箱に捨てる。

そのあと寝室に一度向かい、着替えを取り出すと、風呂場に入っていく。

そして服を脱ぎ終えたあと、風呂場の浴場に入ると、シャワーを浴び始める。

その際翔は、先程零に言われたことを思い出していた。

 

(……旅好き、ねぇ………別に旅が好きになった、って訳じゃあねぇが………。…………いつか、俺が門矢士を殺して、運よくまだ数日は動けるなら……最後にアイツと一緒に、色んな世界をぶらりと廻ってみるか……ま、無理な話だろうけどよ)

 

翔はそう思いながら、シャワーの蛇口を捻り、お湯を止める。

そのまま浴場から出ると、体の水分を拭き取り、服を着る。

そして風呂場から退出すると、リビングで様々なものを床に置きながら準備をする零に話し掛けていた。

 

「えーと……着替えよし、寝具、念のための財布よし、予備のナイフと拳銃、弾薬ケースよし、筆記具よし、後は………食料は今回はいいかな……」

「あがったぞー」

「あ、はーい。リーダー、とりあえず大体の荷造りは終わりました」

「んじゃあさっさと残り終わらせて、今日はさっさと寝ようぜ。早朝には出ていくぞ……あ、武器の手入れはしとけよ」

「分かりました」

 

現在の準備の状況を教えられた翔は零の隣に座ると、共に準備を始める。

そして数分後……あらかたの荷物を整理し終え、零は軽く背伸びをしていた。

 

「はぁー……終わったー……」

「……こんなもんでいいか。よし、寝るぞ」

「あ、リーダーは先に寝てていいですよ。私、食器の後片付けとか残ってますから」

「ん……そうか………んじゃあさっさと終わらせて寝ろよ……」

「分かってますって……おやすみなさい…」

 

零の言葉を聞き、翔は眠たそうにあくびをしながら、一足先に寝室へ向かう。

そして彼はそのまま自分のベッドに潜り込むと、そのまま眠り出していた。

 

 

サイド0~二人の朝~

 

 

PM 6:30

 

---ジリリリリリリリリ!!

「……ん………朝、か……零…起きろ……朝だぞ…」

「ん……んー…………もう、朝ですか………」

 

目覚ましの音が寝室に鳴り響き、二人はほぼ同時に目が覚める。

そして眠たそうな顔をしつつも、二人は風呂場に向かい、洗面所で顔を洗う。

そして零は台所に向かい簡単な朝食を作り、翔は先に、いつもの服装へと着替える。

翔は着替え終えるとテーブルの前に座り、少ししてから零がご飯と味噌汁を持ってくる。

 

「「…頂きます」」

 

二人は同時に合掌し、朝食を食べ始める。

そして数分後、ほぼ同時に朝食を食べ終えた二人は、ごちそうさまと呟き、台所に食器を持っていく。

 

「零、荒いものは俺がするから、お前はさっさと着替えてこい」

「あ、はい。ありがとうございます」

 

翔は自分がやるから着替えてこいと零に告げ、彼女は礼を言いながら寝室へ向かっていく。

そして翔の方は食べ終えた食器を洗い、その間に零は着替える。

そして着替え終えた零がリビングに入ると同時に、翔の方も食器を洗い終え、同時に乾燥機に食器を入れ終える。

その後互いに忘れてることがないかを確認し終えると、「それじゃあ」と翔が零に向けて告げる。

 

「……行くぞ」

「はい」

「とりあえず今日は………適当でいっか……」

「……いつも適当ですよね」

 

漫才じみた会話をしつつも、翔は紅色のオーロラを呼び出す。

そして二人は荷物を手に取り、そのオーロラを潜り抜けていった。

 

 

 

Next The World………TOHO×Masked Rider×Anime army corps feat.DENOOO&TOHO Masked Hero&Masked Rider Like The Collaboration




これを執筆してて思ったこと:これ見た人たちがどれだけ『夫婦か!!』ってツッコミを入れるだろうか←
というわけで、長い間お待たせしてすいません……!
ようやく久々に、更新ができました………!!
最近多忙なこともあってクオリティは低いですが、どうか生暖かい目で見てください←


……さて、今回はそれぞれの普段の日常(ただし毎回こういうわけではない)を書いてみましたが………いかがだったでしょうか?
自分的には多少面倒でしたが、これはこれで書いてて面白かったです。
あ、因みに作者はコンビニでのアルバイト経験はないです(ェ)


とりあえず書いてて、なんかもう、翔と零って、熟年夫婦みたいだよなって、何となく思ってました←
いや、それぐらい仲がいいんだもん………
あ、あと誰かが前に翔ってコミュ障だろって言ってますけど、見ての通り普通に人と話すことはできますからね……?


と、ここまできて今回の話について語ることがなくなったので(ェ)、今回はここまでで。
次回からは最初に書いた通りコラボのため別枠で書きます。
とりあえず予告としては、モモモタロスさん側からの導入回ですね。
コラボの方は頑張って書きますので、皆様、どうかよろしくお願いします!!!
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