とある漂流魔王少年と魔法少女【凍結中】   作:ディストピア

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今回はわりとすんなり書けた、短いけど


第九話

ゼブルが古代ベルカから帰ってきて数週間後の土曜日の夕方ごろ

 

「イキナリで突然で唐突ですが……」

 

突然変な言い回しでヘルに話し掛けるゼブル

 

「本当にイキナリね、それと……言葉遣い間違ってるわよ」

 

若干呆れながらも一応ツッコミをいれるヘル

 

「分かってます、本当に唐突ですが……アリシアが魔法使いになりました、より正確に言えば……賢者に成りました、ちなみに俺はパラディンです」

 

微妙な表情をしながらそう告げるゼブル

 

「えっ…………………賢者にパラディン?」

 

呆然としながらそれだけ返すヘル

 

「変身魔法で大人モードに……と言っても16歳だけど、その状態でアリシアを抱き枕にしながらソファで昼寝してたんだけど………」

 

若干言いにくそうにしながらそこまで言って言葉に詰まるゼブル

 

「アリシアちゃんにおねだりされて魔法で大きくなって、膝の上にアリシアちゃんを乗せて抱き締めてたわね~~、二人共そのまま寝ちゃったのね♪」

 

楽しげに笑いながら少しからかうヘル

 

「寝て起きたら、凄く…………ドラクエでした」

 

何処か遠い目をしながら…………そう言うゼブル

 

「へっ…………ドラクエってあのドラクエ?、ドラゴンクエスト?」

 

呆然としながらも少し興奮して尋ねるヘル

 

「より正確に言えばドラクエ的な異世界でした」

 

頷き答えるゼブル

 

「的な………って事は、ⅤやⅧで分ける事が出来ないって事ね」

 

顎に手をやりながら納得するヘル

 

「ダーマ神殿が孤島ではなく大陸のど真ん中に有り、テリーとミレーユな姉弟が居たり、紫のターバンを頭に巻いて紫のマントを羽織った竜の頭を模した杖を持ちキラーパンサーを連れた何処かの王族な方とか居たり、大神官はフォズって女の子だったり、二百年程前に魔王を倒したロトって勇者が居たり」

 

指を折りながら幾つかの例を言い出すゼブル

 

「本当に色々混ざってるわね……それ」

 

手で頭を押さえながら聞いているヘル

 

「子供二人ってのは物騒なんで大人モードで過ごしてたけど、俺って最初から戦士と武道家と魔法使いと僧侶をマスターしてた、自覚した途端に知らない技や魔法の使い方が頭に流れ込んできて理解できたりと中々に怖い体験だったけど」

 

言いながら複雑な表情を浮かべるゼブル

 

「確かにそれは怖いわね」

 

苦笑いのヘル

 

「アリシアは魔法使い、僧侶、戦士の順に転職し今は賢者、俺は魔法戦士の次にバトルマスターで今はパラディンです」

 

ルーラを覚えたから何時でも今の時代のあの世界に行けます……既に確認した、とも付け加えるゼブル

 

「じゃあ今アリシアちゃんがソファで抱き締めてるのって…………本物のスライム?」

 

視線の先、ソファに座ったアリシアは青い塊を抱き締めている、青い塊……それはまるで雫の様な姿をして居る

 

「アレは本物と言うか…………魔獣創造で俺が産み出した存在です、本物を見て触って調べたからイメージしやすかった」

 

良い仕事した!……と言わんばかりに額の汗を拭うゼブル

 

 

「…………普段はどうする気?」

 

冷や汗を少しかきながら尋ねるヘル

 

「心配ご無用、普段は影の中にしまえます、王の財宝の中でもよし、魔力さえ有れば生存可能な魔法生命体として創造したからご飯の心配も無用、ただの愛玩生物です」

 

少し何処かずれた発言をするゼブル

 

「それなら…………良いのかしら?」

 

ヘルは微妙に納得がいってないのか複雑な表情をしながらも触らせてもらおうかな……等と呟いている

 

 

「鎧の代わりにミッド式で言うバリアジャケット、ベルカ式では騎士甲冑だけどアリシアも生成しました、デバイスの名はフォーチュンドロップで決定して本人?本基?も気に入ってます」

 

ちなみにデザインはこんな感じに…………とブレイブルーの映像記録を見せ始めた

 

「中々に可愛いデザインね、武器は…………銃とハリセン?」

 

防護服のデザインを可愛いと絶賛しながらも武器がハリセンなのに首を傾げたヘル

 

「人目に有る場所では普通の杖を持ってもらってたけどね、一年近く居たからか…………最後の方はかなりノリノリでハリセンでぶっ叩いて敵を吹っ飛ばしてたりしてたけどね」

 

キラーンと星に成るくらいに……途中から苦笑いを浮かべてるゼブル

 

 

 

ちょうどドラキーを笑顔でハリセンスマーッシュ!!と叫びながらぱし~ん☆と天高く叩き飛ばすアリシアの映像が流れる

 

「可愛いけど……可愛いんだけど、命懸けの戦いなのだからもう少し緊張感が欲しいわね…………可愛いけど」

 

なんとも微妙な表情をしながら感想を言うヘル

 

 

「緊張感と言うと……こんな感じ?」

 

ブレイブルーを少し弄り映像を増やすゼブル

 

 

 

 

 

新たに出現したモニターにはバトルレックスの斧とブレスを避けてドラゴン斬りを叩き込むゼブル(16歳モード)の姿があった

 

 

 

 

 

 

ただし……他のモンスターも複数居て、リアルで無双状態に成っている、アリシアも離れた場所から魔力弾を射ちまくって援護してる

 

 

「緊張感はあるけど無双してるわよね……これ」

 

苛めでしょ……コレ、と苦笑いのヘル

 

 

 

 

ゼブルが報告終了と告げるとヘルはアリシアの所にスライムを弄りに行った

 

 

 

 

 

夜に帰ってきたシナトがスライムに驚いたのは言うまでもない

 

 

 

 

 

何気に二匹に増えていたりもする

 

 

 

 

 

そして日曜日、家族で古本屋に来ているグランディア家+1

 

 

古本屋と言ってもゲームやアクセサリーも普通に売ってる中古屋の側面もあるが

 

 

 

 

ヘルはアリシアを連れてアクセサリーを中心に見て回っている

 

 

 

ゼブルは漫画コーナーを見ていたが…………とある気配に気付き眉をしかめた後、その気配がする場所を探し始めた

 

 

 

「此処か…………最上段付近の古書が気配の元か、自力じゃ確認も出来ないな、高すぎる」

 

そう言って本棚を見上げた後、父親のシナトを見つけ出し確かめたい事が有ると連れてきた

 

 

「ゼブル……古書のコーナーになんの用があるんだ?」

 

疑問に思い尋ねるがゼブルは靴を脱いでいた

 

「最上段に確かめたい事が有るから、父さん……少し肩を借ります」

 

屈んでもらいシナトの肩に乗るゼブル

 

「確かめたい事が有ると言っていたが、何か分かったのか?」

 

シナトの質問に

 

 

「コレとコレとコレとコレとこの本、この数冊の本は全部、本物の魔導書です…………血の匂いと怨念が染み付いてるのも有るから、冗談半分で実行して魔物を召喚して喰われてるのも有るみたい」

 

そう小声で返答するゼブル

 

「マジか?」

 

「本気と書いてマジと読むくらいに本当です、放置して置いたら危険な物も、コレなんて封印されてるのに魔力がヤバイ…………破壊するか、誰かを主と認めさせないと半径数㎞四方の生物を呪いかねない」

 

真面目な表情で冷や汗を流しながら断言するゼブル

 

「買った方が良いのか……ソレ」

 

真面目な表情で尋ねるシナト

 

「総額で三万近いけど、屈服させて支配するなら少し時間が欲しい、落ち着いてやらないと危険だし、ただ…………軽く見た限りでは若返りの薬の作り方も乗ってるのも有る」

 

魔力が必要だから使い方を知らない人には実行不可能な物だけど……と続ける

 

 

「ソレが本当なら買った方が良さそうだな、色々な意味で」

 

本物の魔導書と言われた数冊の本を受け取り会計に向かうシナト

 

 

当然ゼブルは肩から降りている

 

 

 

 

 

 

その日ゼブルは数冊の魔導書を…………正確には呪われた魔導書と精霊魔法について書かれた魔導書を数冊に錬金術の書を手にいれた




アリシアの防護服と武器は魔法少女リリカルなのはINNOCENT のアリシアそのままです
ちなみに青の魔導書・ブレイブルーは普段はゼブルのズボンのポケットの中に入れてあるディスガイア仕様の携帯袋の中に入っている
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