遊戯王マスターデュエル とあるシャドール使いの格付戦奮闘記 作:咲夜泪
『禁じられた一滴』
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから、
このカード以外のカードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。
その数だけ相手フィールドの効果モンスターを選ぶ。
そのモンスターはターン終了時まで、攻撃力が半分になり、効果は無効化される。
このカードの発動に対して、相手はこのカードを発動するために墓地へ送ったカードと元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を発動できない。
現環境における最強の捲り札。
『サンダー・ボルト』や『ライトニング・ストーム』で盤面を一掃出来ずに苦悶する貴方にオススメ!
ほぼ全ての制圧モンスターにチェーンさせずに黙らせる事が出来ます。魔法耐性持ちや完全耐性持ちを除く。
コストは重いが、他の魔法にチェーンする事で使用済みの魔法をリリースしてコストを浮かす事も出来る。
――『遊戯王』の歴史は壊れカードと共にある。
いつの世も壊れカードが君臨し、規制されては消えて新たな壊れカードが環境を蹂躙する。
インフレは世の常、決闘者は常に強いぶっ壊れカードを求める。
だから、その時代での平均値などインフレについて行けずに消え去るのみ。思い出となって忘れ去られる。
『手札から《ドラグニティ-レムス》を捨てて効果発動、デッキからフィールド魔法『竜の渓谷』1枚を手札に加える』
それでも現環境に殴り込む決闘者は確かに存在する。その思い入れの強さは余人には計り知れないだろう。
「――へぇ、『ドラグニティ』とは珍しい。『征竜』の餌扱いで、『竜の渓谷』を始めとしたデッキパーツが巻き添えで規制されていたって事しか覚えてないや」
現在は規制は全部解かれているんだったけな。……何してくるデッキだったけ?
『フィールド魔法『竜の渓谷』発動、手札を1枚捨ててデッキからレベル4以下の『ドラグニティ』モンスター1枚、《ドラグニティ-セナート》を手札に加える』
手札から《原始生命態ニビル》を捨てて……それ捨てて良いの? というか、『竜の渓谷』でデッキからドラゴン族モンスターを墓地に送らないの、初めて見た気がする。
『2枚目のフィールド魔法『竜の渓谷』発動、手札を1枚捨ててデッキからレベル4以下の《ドラグニティ-クーゼ》を手札に加える』
流石古いカード、名称指定のターン1縛りが無いや。って、《灰流うらら》捨てて良いの? 多分、それ死因になるぞ? 炎属性だし。
『《ドラグニティ-セナート》を通常召喚』
「チェーンして手札から《増殖するG》を捨てて効果発動」
『更にチェーンして速攻魔法『墓穴の指名者』、対象は《増殖するG》――次のターンの終了時までこの効果で除外したモンスターの効果は無効化される』
まぁ最後の1枚に握っているよねぇ、と《増殖するG》が相変わらず不発に終わる。
手札誘発が無くなったので後は見ているだけだ。
『《ドラグニティ-セナート》の効果発動、手札から『ドラグニティ』カード1枚、《ドラグニティ-クーゼ》を捨てて発動、デッキから『ドラグニティ』チューナー1体《ドラグニティ-ファランクス》を選び、装備カード扱いとしてこのカードに装備する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はドラゴン族モンスターしかEXデッキから特殊召喚出来ない』
ああ、思い出した。モンスターを装備して特殊召喚するテーマだったか。……此処でドラゴン族縛りあるんだ? 無けりゃ『ハリラドン』展開に行けるのに。
『装備カード扱いとして装備されている《ドラグニティ-ファランクス》の効果発動、装備されているこのカードを特殊召喚する』
ドラゴン族限定となると、どうするんだろ? 今は『守護竜』とかいうイカれたぶっ壊れ禁止カード集団はいないし。
『レベル2のチューナーモンスター《ドラグニティ-ファランクス》にレベル4の《ドラグニティ-セナート》をチューニング、シンクロ召喚、レベル6《ドラグニティ-ガジャルグ》』
『相剣』を見た後だと、普通にシンクロ召喚しているだけで驚くよね。
『《ドラグニティ-ガジャルグ》の効果発動、デッキからレベル4以下の、ドラゴン族または鳥獣族のモンスター1体を手札に加える。その後、手札からドラゴン族または鳥獣族のモンスター1体を選んで捨てる。――デッキから《BF-精鋭のゼピュロス》を手札に加え、《BF-精鋭のゼピュロス》を墓地に捨てる』
『EMEm』時代で良く見たランク4要因に目を細める。
『墓地の《BF-精鋭のゼピュロス》の効果発動、デュエル中に1度だけ、自分フィールドの表側表示のカード1枚『竜の渓谷』を手札に戻して発動、このカードを墓地から特殊召喚し、自分は400ダメージを受ける』
そんなアドしかないコストで蘇生してくんなとしか思えないね。デュエル中に1度だけでも多すぎだわ。
『墓地の《ドラグニティ-レムス》の効果発動、自分フィールドに『ドラグニティ』モンスターが存在する場合、このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。このターン、自分はドラゴン族モンスターしかEXデッキから特殊召喚出来ない』
まぁ現在は《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》や《星守の騎士 プトレマイオス》――何方も禁止カード――になる事は無いし、ランク4で警戒するに値する制圧モンスターいないけど。
……あの時代、マジで狂っていたなぁ。現代の先攻制圧がぬるく思えるぐらいだし。
『レベル2のチューナーモンスター《ドラグニティ-レムス》にレベル4の《BF-精鋭のゼピュロス》をチューニング、シンクロ召喚、レベル6《ドラグニティナイト-ハールーン》』
レベル6のシンクロモンスター……うん、そうだね。憎き『電脳堺』が使ってくるシンクロモンスターは厄介だから覚えているが、他は、うん、何一つ印象残ってないんだよなぁ。
『特殊召喚された《ドラグニティナイト-ハールーン》の効果発動、自分の墓地の『ドラグニティ』モンスター1体《ドラグニティ-クーゼ》を対象に発動、そのモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する』
いつもの動き。ターン1縛り無いけど、強そうじゃない動きだね。
『装備カード扱いとして装備されている《ドラグニティ-クーゼ》の効果発動、このカードを特殊召喚する』
……そりゃ嘗ては装備して相手破壊して更に展開してきた『甲虫装機』とか居たからなぁ。あっちも環境から消えて久しいけど。
『レベル6の《ドラグニティ-ガジャルグ》と《ドラグニティナイト-ハールーン》でオーバーレイ、エクシーズ召喚、ランク6《聖刻龍王-アトゥムス》』
ああ、こんな奴も居たなぁ。《レダメ》をデッキから特殊召喚してくる奴。《レダメ》の方がエラッタされたけど。
『《聖刻龍王-アトゥムス》の効果発動、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、デッキからドラゴン族モンスター1体を選び、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。この効果を発動するターン、このカードは攻撃出来ない。――デッキから《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》を特殊召喚する』
今はエラッタされて無制限だが、嘗ての《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》には名称指定のターン1が無かったから、墓地経由すれば複数のドラゴン族を蘇生出来るパワーカードだったなぁ。
『《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の効果発動、墓地から《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》以外のドラゴン族モンスター1体、《ドラグニティ-ガジャルグ》を選んで特殊召喚する』
――《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。
嘗てを知る身としては物足りないが、妥当なエラッタだと思うよ。『王宮の勅命』を見ながら妥当過ぎるエラッタだと思うよ!
『《聖刻龍王-アトゥムス》と《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の2体でリンク召喚、召喚条件はトークン以外のドラゴン族・鳥獣族モンスター2体。リンク2《ドラグニティナイト-ロムルス》』
リンクパックでリンクモンスター貰っていたね。他のデッキで悪用されていた気がするが。
『リンク召喚に成功した《ドラグニティナイト-ロムルス》の効果発動、デッキから『ドラグニティ』魔法『ドラグニティ・グロー』を手札に加える』
主にこの効果で『竜の渓谷』をサーチして《嵐征竜-テンペスト》か《亡龍の戦慄-デストルドー》を墓地に送っていたっけ?
懐かしいなぁ、『月光リンク』で悪用した覚えがあるや。最終的にエクストラリンクしたり、《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》並べたり出来て面白かったなぁ。
『魔法カード『ドラグニティ・グロー』発動、自分のデッキから《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》を手札に加える』
しかし、まだ展開終わらないのか。長いなぁ。
『《ドラグニティ-ガジャルグ》の効果発動、デッキからレベル4以下の鳥獣族《ドラグニティ-レガトゥス》を手札に加え、《ドラグニティアームズ-レヴァテイン》を墓地に捨てる』
展開が見慣れず、最終図が見えないので逆に新鮮とは言え、こうも長いとダレるね。
『自分フィールドに『ドラグニティ』モンスターが存在する場合、手札から《ドラグニティ-レガトゥス》を特殊召喚する』
《増殖するG》止められてなければ引いたカードに一喜一憂出来たのに。
『《ドラグニティ-クーゼ》はシンクロ素材にする場合、このカードのレベルを4レベルとして扱う事が出来る。――レベル4扱いの《ドラグニティ-クーゼ》にレベル4の《ドラグニティ-レガトゥス》をチューニング、シンクロ召喚、レベル8《ドラグニティナイト-バルーチャ》』
レベル8なのに『ドラグニティ』シンクロモンスター。まだ中間点なのか。シンクロの展開は長すぎて好きになれないや。
『シンクロ召喚に成功した《ドラグニティナイト-バルーチャ》の効果発動、自分の墓地のドラゴン族の『ドラグニティ』モンスターを任意の数だけ対象として発動出来る。そのドラゴン族モンスターを装備扱いとしてこのカードに装備する。――《ドラグニティ-クーゼ》《ドラグニティナイト-ハールーン》《ドラグニティ-ファランクス》の3体を装備』
ふむふむ、装備したという事は、当然――。
『装備カード扱いとなっている《ドラグニティ-クーゼ》と《ドラグニティ-ファランクス》の効果発動、特殊召喚する。墓地の魔法カード『ドラグニティ・グロー』を除外して発動、『ドラグニティ』モンスターが装備している自分の魔法&罠ゾーンのモンスターカード1枚《ドラグニティナイト-ハールーン》を対象にして発動出来る。そのカードを守備表示で特殊召喚する』
まぁ3体ともフィールドに特殊召喚されるよね。やっと終わりが見えたか。
『《ドラグニティナイト-ハールーン》《ドラグニティナイト-ロムルス》の2体でリンク召喚、召喚条件はドラゴン族モンスター2体、リンク2《天球の聖刻印》』
リンクパックで登場した、割りと厄介なリンク2モンスター。フリーチェーンの手札バウンスは結構痛いし、自分リリースしたらデッキからドラゴン族を更に特殊召喚もする。
『レベル2のチューナーモンスター《ドラグニティ-ファランクス》にレベル6のシンクロモンスター《ドラグニティ-ガジャルグ》をチューニング、シンクロ召喚、レベル8《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》』
おや、懐かしいのが出てきた。モンスター限定で偏っているとは言え、厄介な制圧効果持ちなのに戦闘も無類に強いシンクロモンスターだ。
昔はコイツを処理するのも一苦労だったなぁ。何せ《エルシャドール・ネフィリム》は禁止だし、先に出されたら対抗手段が無かったしね!
『レベル2の『ドラグニティ』チューナーモンスター《ドラグニティ-クーゼ》にレベル8の《ドラグニティナイト-バルーチャ》をチューニング、シンクロ召喚、レベル10《ドラグニティナイト-アラドヴァル》』
レベル10なのに《フルール・ド・バロネス》じゃない……ああ、ドラゴン族縛りあったか。
見慣れないコイツの効果は、っと。
《ドラグニティナイト-アラドヴァル》
シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3300/守3200
「ドラグニティ」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がモンスターの効果を発動した時、
自分の墓地から「ドラグニティ」モンスター1体を除外して発動できる。
その発動を無効にし除外する。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊したダメージ計算後に発動できる。
その相手モンスターを除外する。
(3):S召喚したこのカードが相手によって破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。
『私はこれでターンエンド』
『ドラグニティ』
LP7600
手札1枚(『竜の渓谷』)
EXモンスターゾーン
《天球の聖刻印》リンク2/光属性/ドラゴン族/攻 0
メインモンスターゾーン
《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》星8/風属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
《ドラグニティナイト-アラドヴァル》星10/風属性/ドラゴン族/攻3300/守3200
魔法・罠カードゾーン
無し
「私のターン、ドロー」
つまり、今現在の相手はモンスター効果を2回妨害出来て、フリーチェーンの表側表示モンスターを1回バウンス出来る、か。
モンスター効果に偏りすぎてね? これ魔法カードの『サンダー・ボルト』や『ライトニング・ストーム』あったら一発で更地に出来るぞ?
「――まぁ、今回はどっちも握ってないけどね。長い展開だったが、こっちはシンプルに行くよ」
引いたカードは2枚目の『禁じられた一滴』、最初から捲り札握っていたから安心して眺めていた訳だ。
「《召喚師アレイスター》を通常召喚、効果発動」
『《ドラグニティナイト-アラドヴァル》の効果発動、相手がモンスターの効果を発動した時、自分の墓地から『ドラグニティ』モンスター1体を除外して発動出来る。その発動を無効にして除外する』
ふむ、そこから使ってきたか。残念ながら、何処に使おうが無駄だ。
「速攻魔法『禁じられた一滴』発動、手札の『神の写し身との接触』2枚とフィールドの《召喚師アレイスター》の3枚を墓地に送り。相手フィールドの《天球の聖刻印》《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》《ドラグニティナイト-アラドヴァル》3体の攻撃力をターン終了時まで半分にし、効果を無効化する」
ちなみに初期手札は《増殖するG》『禁じられた一滴』《召喚師アレイスター》『神の写し身との接触』『神の写し身との接触』である。凄い事故っぷりだ。
「この効果の発動に対して相手はこのカードを発動する為に墓地に送ったカードと元々の種類が同じカードの効果を発動出来ない。今回の場合はモンスター・魔法だね」
ちなみに、相手の場の《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》と《ドラグニティナイト-アラドヴァル》は攻撃表示である。
魔法カードに対処する方法が無いのに、それと『ライトニング・ストーム』を撃たれた経験が余り無いのかな?
「《ドラグニティナイト-アラドヴァル》の効果は無効化され、《召喚師アレイスター》の効果でデッキから『召喚魔術』を手札に加える」
相手の手札は『竜の渓谷』確定なので、勝利の方程式は既に出揃っている。
「魔法カード『召喚魔術』の効果発動、墓地の《召喚師アレイスター》と、相手の墓地の炎属性《灰流うらら》を除外して融合召喚! レベル7《召喚獣プルガトリオ》!」
はい、これが相手側の最大の敗因である。炎属性は相手の墓地に《灰流うらら》1体だけ、最初の方に『竜の渓谷』でのコストで捨てたカードである。
「墓地の『召喚魔術』の効果発動、除外されている《召喚師アレイスター》を手札に、墓地の『召喚魔術』をデッキに戻す」
これで私の展開は終わりだ。実にシンプル・イズ・ベストでしょ?
「――バトル! 《召喚獣プルガトリオ》で《天球の聖刻印》を攻撃!」
『《天球の聖刻印》の効果発動、相手ターンに1度、このカードがEXモンスターゾーンに存在する場合、《天球の聖刻印》をリリースして発動出来る。フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主の手札に戻す』
コストでリリースしているので墓地に行き、『禁じられた一滴』の無効化から逃れたように見えるが――。
「――確かにコストで自身をリリースして墓地に行っているけど、その効果はフィールドで発動する効果だろう? フィールドでの効果はターン終了時まで『禁じられた一滴』で無効になっている!」
言っていて良く解らないけど、凄く解んない! サクリファイス・エスケープ出来てそうで出来てなかったらしく、《天球の聖刻印》のバウンス効果は無効として処理される。
「まぁでも、墓地から発動する効果は無効に出来ないけどね。死人に口あり。確かそれ、強制効果だったね――」
『リリースされた《天球の聖刻印》の効果発動、デッキからドラゴン族モンスター《嵐征竜-テンペスト》を攻撃力・守備力を0にして守備表示で特殊召喚する』
《天球の聖刻印》がリリースされたら絶対に発動する効果なので、これは自業自得とかではなく、《天球の聖刻印》を使う上での必然だろう。
「攻撃が巻き戻って――《召喚獣プルガトリオ》で《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》を攻撃。ダメージステップ開始時、手札から《召喚師アレイスター》を墓地に送って効果発動、自分フィールドの融合モンスター《召喚獣プルガトリオ》の攻撃力・守備力をターン終了時まで1000アップする」
《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》は『友人』が多様するだけあって、何度も苦汁を舐めたものだ。随分と殺意に満ちた『友情』のカードだね!
「攻撃力1000アップして攻撃力3300、更にこのカードは相手フィールドのカードの数×200、攻撃力がアップする。現在の攻撃力は600上がって3900だー!」
でもまぁ、こうして普通に殴り殺せる日が来るとは正直思っていなかったよ!
『《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》がレベル5以上の相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする』
「確かこれも強制効果だったけ。『禁じられた一滴』の効果で効果は無効になっており、そして攻撃力も3000から1500になっている!」
速攻魔法『禁じられた一滴』はコストが重いが、『冥王結界波』と比べて利点は速攻魔法であるが故に応用性が高い事、攻撃力も半減出来る事と、ダメージも普通に与える事が出来る事だね。
「《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》を粉砕、2400ダメージ! 相手フィールドのカードが1枚減ったので《召喚獣プルガトリオ》の攻撃力は200ダウンして3700――《召喚獣プルガトリオ》は相手モンスター全てに1回ずつ攻撃出来る! 続けて《ドラグニティナイト-アラドヴァル》を攻撃! 元々の攻撃力は3300だが、半減で1650!」
『禁じられた一滴』の効果で守備力は半減に出来ないので、1ターンキルに繋がったのは完全に相手側のプレミだ。戦闘において無類に強い《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》を守備表示にするというのは割りと酷な話であるが。
「《ドラグニティナイト-アラドヴァル》を玉砕! 2050ダメージで残りLP3150! 相手フィールドのカードが更に1枚減った事で《召喚獣プルガトリオ》の攻撃力は3500となる。最後の《嵐征竜-テンペスト》の攻撃力・守備力は0になっているが守備表示――《召喚獣プルガトリオ》は守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える貫通効果を持っている!」
耐性も妨害効果も持ってないけど、墓地に炎属性――大抵《灰流うらら》――があるだけで膨大な戦闘ダメージを生み出す《召喚獣プルガトリオ》は、中々EXデッキから外せないんだよなぁ。
「攻撃力3500の《召喚獣プルガトリオ》で守備力0になっている《嵐征竜-テンペスト》を攻撃! 3500の戦闘ダメージで大喝采!」
最後の一撃が決まり、デュエル終了。対戦ありがとうございました。
『ドラグニティ』
懐かしすぎて逆に対戦経験が皆無な相手。
『征竜』の規制の被害に巻き込まれ、汎用ドラゴン族カードが制限になったりして「『竜の渓谷』返して!」と良く叫んでいたっけ。
「《ネフィリム》返して!」と常々叫んでいたので、その気持ちはわかるってばよ……。