遊戯王マスターデュエル とあるシャドール使いの格付戦奮闘記 作:咲夜泪
《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》
エクシーズ・効果モンスター
ランク12/光属性/悪魔族/攻 ?/守 ?
レベル12モンスター×5
(1):お互いのターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
フィールドの他のモンスター1体を選んで破壊する。
(2):バトルフェイズ終了時に発動する。
フィールドの他のモンスターを全て破壊する。
その後、相手の墓地からモンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚できる。
(3):X素材を持っているこのカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
EXデッキから「CiNo.1000 夢幻虚光神ヌメロニアス・ヌメロニア」1体を特殊召喚し、
このカードをそのX素材とする。
※本日の間違い
正規にエクシーズ召喚されていない《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》を『死者蘇生』で特殊召喚してました。
《ファントム・オブ・カオス》で代用。
おのれドン・サウザンド。絶対許せねぇ!(八つ当たり)
――珍しく此方の先攻。だが、一瞬だけ対戦相手に優先権が渡る。
「え? この段階で使える手札誘発握っている?」
此方の何もないスタンバイフェイズで打てる手札誘発は数少ない。
大抵の手札誘発には発動する為の条件があり――5体モンスターを召喚・特殊召喚されたり、デッキに触れる効果を使ったり、相手のカードに反応して発動条件が成立するのが普通だ。
一番有名なのは《増殖するG》、これは好きなタイミングで打てる。相手の特殊召喚に合わせて打つのが常道だが、チェーンブロックを作らない特殊召喚も多々あるので、これの打ち時の見極めは決闘者の腕次第という訳だ。……最近、コイツの効果通った覚えが極端に少ないのは気の所為じゃない。いつも《灰流うらら》や『墓穴の指名者』で止められている気がする。
「うーん、《増殖するG》じゃないな? もしかして《ディメンション・アトラクター》?」
次のターンの終了時まで墓地に送られるカードは墓地には行かず除外される、『芝刈り召喚シャドール』にとって打たれたら死を意味するその誘発は、除外をメインギミックとするデッキでなければ運用出来ないので、まず無いと考えて良い。
「――あー、うん、コイツ『ヌメロン』だな」
それ+今回の相手はコイントスで勝利したのに関わらず、敢えて後攻を選んだ。後攻の方が良い=後攻に1キル出来るとなれば――お相手は《ヌメロン・ウォール》を握っているか。
《ヌメロン・ウォール》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「ヌメロン・ウォール」以外のカードが自分フィールドに存在しない場合、
手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札・デッキから「ヌメロン・ネットワーク」1枚を選んで発動する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、そのダメージステップ終了後にバトルフェイズを終了する。
キーカードの『ヌメロン・ネットワーク』を《灰流うらら》の妨害条件を掻い潜ってデッキから即時発動出来るカテゴリー専用の手札誘発――。
『ヌメロン』相手に半端な展開は死を招く。かと言って、相手のデッキが『ヌメロン』じゃなかった場合――『サイバー・ドラゴン』だったら問答無用で1キルになるか。
「《シャドール・リザード》を通常召喚」
敢えて裏側守備表示で出さずに通常召喚して反応を探る。やはり相手側に優先権が渡り――数秒の空白をもって此方に操作権が帰ってくる。
わざわざ表で出しているのは、表側表示じゃないと駄目だからだ。
「やっぱり《増殖するG》じゃないか……なら、《灰流うらら》チェックもしておこう。手札から魔法カード『ルドラの魔導書』を発動、自分フィールドの魔法使い族モンスター1体、《シャドール・リザード》を墓地に送り、2枚ドローする」
やや使い勝手の悪いドローソースだが、『シャドール』にとっては効果で墓地に送る事が出来るので、『シャドール』モンスターの2つ目の効果で送られた際の効果を融合を経由せずに自発的に発動出来る利点がある。
……ただし、《灰流うらら》で止められた際、効果で墓地に送れなくなるので、普通の場合はディスアドバンテージが少なく済む利点が、効果で墓地に送れないという二重苦になってしまうが。
「《灰流うらら》無しか――2枚ドロー、そして《シャドール・リザード》の効果発動、デッキから《シャドール・ヘッジホッグ》を墓地に送り、更に効果発動、《シャドール・ビースト》を手札に加える」
通常なら《影霊の翼 ウェンディ》を経由して裏側守備表示で《シャドール・ビースト》を出すが、今回は場に出さない。
フィールドにモンスターを残しておいては『壊獣』でリリースされてサンドバックにされるだろう。
相手の嫌がる事を積極的にしよう、デュエルに勝つには対戦相手より邪悪に立ち振る舞うしかない。
「カードを1枚セットしてターンエンド」
『エンドフェイズ、手札の《ヌメロン・ウォール》の効果発動、このカードを墓地に送り、デッキからフィールド魔法『ヌメロン・ネットワーク』を発動する』
やはり『ヌメロン』だったか! そしてその中核のフィールド魔法が発動する。『ヌメロン』デッキはこのフィールド魔法を発動しないと始まらない。
『ヌメロン・ネットワーク』
フィールド魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに、発動条件を満たしている「ヌメロン」通常魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分フィールドの「ヌメロン」XモンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、
X素材を取り除かずに発動する事もできる。
このカードは遊戯王アニメ4作目の『遊戯王ZEXAL』のラスボス、ドン・サウザンドが使っていたフィールド魔法である。
アニメ版とは違い、流石に相手ターンに『ヌメロン』と名の付いたカードの発動こそ出来ないが、それ以外の効果はほぼ忠実に再現されている。ヲーの良く死ぬ竜が恨めしそうに見ているぞ。刷られた時代さえ違っていれば、あるいは……。
『私のターン、ドロー』
さて『ハーピィの羽根箒』などの魔法除去カードが無ければ良いのだが――。
『フィールド魔法『ヌメロン・ネットワーク』の効果発動、自分メインフェイズに発動条件を満たしている『ヌメロン』通常魔法『ヌメロン・ダイレクト』を墓地に送る』
これにより、墓地に送られた魔法カード『ヌメロン・ダイレクト』の効果が発動する。
『自分フィールドに『ヌメロン・ネットワーク』が存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動出来る。EXデッキから『ゲート・オブ・ヌメロン』エクシーズモンスターを4体まで特殊召喚する』
うん、原作でも思ったけどさ――それエクシーズじゃないよね!? エクシーズモンスターをいきなり4体も横に並べるとかインチキ効果も大概にしろォ!
『この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外され――この効果の発動後、ターン終了時まで自分は1回しかモンスターを召喚・特殊召喚出来ない』
さて、このタイミングでチェーンして《エルシャドール・ミドラーシュ》を融合召喚する事も出来るが、死ぬのでやりません。
何故ならこの特殊召喚は――。
『《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》
《No.2 ゲート・オブ・ヌメロン-ドゥヴェー》
《No.3 ゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ》
《No.4 ゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ》の4体を特殊召喚する』
お の れ ド ン ・ サ ウ ザ ン ド 。 絶 対 許 せ ね ぇ !
『ヌメロン』
LP8000
手札5枚
EXモンスターゾーン
無し
メインモンスターゾーン
《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100 ORU無し
《No.2 ゲート・オブ・ヌメロン-ドゥヴェー》ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100 ORU無し
《No.3 ゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ》ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100 ORU無し
《No.4 ゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ》ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100 ORU無し
魔法・罠カードゾーン
無し
フィールド魔法『ヌメロン・ネットワーク』
以前の『鉄獣の抗戦』とは違い、4体同時に出てくる、1回の特殊召喚だからだ。その1回で《エルシャドール・ミドラーシュ》を轢き殺してワンキルしてくるんだから性質が悪い。暴虐的な暴漢の前に《ミドラーシュ》は立てれねぇ。
そしてこの4体のエクシーズモンスターの効果は珍しい事に全部共通である。
《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100
レベル1モンスター×3
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールドの全ての「ヌメロン」モンスターの攻撃力はターン終了時まで倍になる。
《No.2 ゲート・オブ・ヌメロン-ドゥヴェー》
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100
レベル1モンスター×3
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールドの全ての「ヌメロン」モンスターの攻撃力はターン終了時まで倍になる。
《No.3 ゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100
レベル1モンスター×3
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールドの全ての「ヌメロン」モンスターの攻撃力はターン終了時まで倍になる。
《No.4 ゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/機械族/攻1000/守 100
レベル1モンスター×3
(1):このカードは戦闘では破壊されない。
(2):このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールドの全ての「ヌメロン」モンスターの攻撃力はターン終了時まで倍になる。
普通にエクシーズさせる気の無い、レベル1モンスター×3はツッコまないとして、戦闘では破壊されない耐性は『No.』エクシーズ特有の効果だったのにむしろ強化されている。
そして(2)の効果は相手モンスターと戦闘したら4体の『ヌメロン』エクシーズ全員が『リミッター解除』1回分の強化である。原作効果通りだけど、頭おかしくね? 『ヌメロン・ネットワーク』で効果とか既に書き換えられてね?
「いやいや、正規にエクシーズしてないから4体ともエクシーズ素材持ってない。が、原作通り『ヌメロン・ネットワーク』がある限り問題無い……」
あのカードがフィールドに存在する限り、『ヌメロン』エクシーズモンスターはエクシーズ素材を取り除かずにエクシーズ効果を使う事が出来るのだ!
エクシーズのラスボスが使うエクシーズの既存概念ガン無視のエクシーズモンスターとは一体、うごご……!
――ようするに、至極単純な話、2回相手モンスター殴れば残り2体が攻撃力4000でダイレクトアタック、3回相手モンスターを殴れば最後の1体が攻撃力8000でダイレクトアタックしてくるのだ。脳筋此処に極まれりである。
仮に、守備力999以下のモンスター1体を場に構えていた場合は1回しかモンスターを殴れないので、攻撃力2000×3回攻撃で6000で済む。……『リミッター解除』使われなければ、だが。
守備力1000以上だった場合、2回サンドバックにされてしまい、後攻1ターンキルとなる。
3回は言わずがな。中途半端に展開していたら攻撃力1000、攻撃力2000、攻撃力4000、攻撃力8000で殴られて死亡である。
「全く、打点に関しては低いからなぁ、このデッキは」
今回、場にモンスターを展開しなかったのは、相手モンスターを殴らなければ攻撃力を倍に出来ないので、攻撃力1000×4の4000ダメージで済むという訳である。
……まぁ次のターンに3000のバーンダメージが飛んでくるけど。
『――バトル。《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》でダイレクトアタック』
まぁ通さない。その為にバトルフェイズまで待っていた。
「リバースカードオープン、速攻魔法『神の写し身との接触』発動! 手札の《シャドール・ビースト》と異なる属性の《影霊の翼 ウェンディ》を融合! レベル6《エルシャドール・アプカローネ》を守備表示で融合召喚!」
さぁ、『シャドール』お得意、相手ターンに悪さをしようじゃないか!
「特殊召喚された《エルシャドール・アプカローネ》の効果発動、墓地に送られた《影霊の翼 ウェンディ》の効果発動、《シャドール・ビースト》の効果発動!」
『シャドール』の融合時の処理は一番通したい効果をチェーン1に、最後に発動する効果は基本的に止められても良い効果を置いておくと良い。
妨害でモンスター効果を無効にされても被害に遭うのは基本的に最後にチェーンした効果であり、その他の効果はほぼ確実に通るようになる。
……まぁ墓地除外して次のターンまで効果無効にする『墓穴の指名者』などで突き抜けるカードもあるが。
さて、今回妨害は――無いようだ。妨害の選択肢を少しでも減らしたいからバトルフェイズで動いた訳だし。
「《シャドール・ビースト》の効果でデッキから1枚ドロー、《影霊の翼 ウェンディ》の効果でデッキから《シャドール・ファルコン》を裏側守備表示で特殊召喚、《エルシャドール・アプカローネ》の効果でフィールド魔法『ヌメロン・ネットワーク』の効果を無効にする」
――此処で相手、少し硬直する。
そりゃそうだ。『ヌメロン・ネットワーク』の効果が無効化された以上、其処の場にいる『ヌメロン』エクシーズモンスターはエクシーズ素材を持たぬが故にエクシーズ効果を発動出来ない、戦闘破壊だけされないバニラ同然の攻撃力1000の雑魚モンスター!
バトルフェイズ中だから、例え手札にもう1枚『ヌメロン・ネットワーク』が眠っていたとしても張り替える事の出来るのはバトルフェイズ後のメインフェイズ2だ。
『バトルフェイズ終了、メインフェイズ2へ』
問題は、相手が制約で残り一回限りの特殊召喚を使って何を出してくるかだ。4体素材使ってリンク4《召命の神弓-アポロウーサ》か、重ねてエクシーズの《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ》か。
モンスター効果を最大4回無効にする《アポロウーサ》は単体なら簡単に料理出来るので、フィールドのモンスター全除外の《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ》の方が辛いが、さて――?
『《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》《No.2 ゲート・オブ・ヌメロン-ドゥヴェー》《No.3 ゲート・オブ・ヌメロン-トゥリーニ》の3体でリンク召喚。召喚条件はエクシーズモンスター3体――リンク3《無限起動要塞メガトンゲイル》』
珍しいのが来たぞアストラル!? そしてかなりやばいぞこれ!?
《無限起動要塞メガトンゲイル》
リンク・効果モンスター
リンク3/地属性/機械族/攻4000
【リンクマーカー:右/左下/右下】
Xモンスター3体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
このカード及びXモンスター以外のモンスターの効果を受けず、
Xモンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。
(2):自分の墓地のXモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
その墓地のXモンスターを特殊召喚し、その相手のカードを下に重ねてX素材とする。
この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。
4000打点の時点で戦闘破壊する手段が非常に限られているし、おまけにコイツの耐性、エクシーズモンスター以外の効果を受けず、エクシーズモンスター以外のモンスターの戦闘では破壊されない――。
打点で上回っても意味無いし、何よりも、私のデッキ、エクシーズモンスター1枚も入ってないのだ……!
「ぐぬぬ、きっつぅ! 最近の除去は能動的に出せるモンスター効果に頼っているからなぁ……!」
突如出てくる超耐性持ちに対応出来ないケースも多々ある訳だ。
モンスター効果以外となると、手札に回答無し。EXデッキに回答無し――リンク2《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》がいればまるっと解決出来たが、入れる枠が無かった事と近い将来確実に禁止(紙では4月制限で禁止行き)になる事が確定しているので入れてない。
デッキに極僅かながら回答がある程度。それらのカードは基本的にサーチ出来ない汎用札が殆どだ。
サーチ出来る札であれを除去するには――非常に回りくどいルートをやり遂げる必要がある。1回妨害されただけで達成出来る気がしない。
『超融合』や『禁じられた一滴』でトップ解決してくれれば話が早いのだが――久しぶりに長いデュエルになりそうだ。
『カードを1枚セットしてターンエンド。エンドフェイズ時、『ヌメロン・ダイレクト』の効果で特殊召喚された《No.4 ゲート・オブ・ヌメロン-チャトゥヴァーリ》は除外される』
『ヌメロン』
LP8000
手札4枚
EXモンスターゾーン
《無限起動要塞メガトンゲイル》リンク3/地属性/機械族/攻4000
メインモンスターゾーン
無し
魔法・罠カードゾーン
伏せカード1枚
フィールド魔法『ヌメロン・ネットワーク』
『芝刈り召喚シャドール』
LP8000
手札4枚
EXモンスターゾーン
《エルシャドール・アプカローネ》星6/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2000
メインモンスターゾーン
裏側守備表示のモンスター《シャドール・ファルコン》
魔法・罠カードゾーン
無し
「私のターン、ドロー!」
引いたカードは……《無限起動要塞メガトンゲイル》を葬れるカードではない。まぁ仕方ない。ゆっくり片付けるとしよう。
「《シャドール・ファルコン》を攻撃表示に変更、リバース効果発動、墓地の《シャドール・ヘッジホッグ》を裏側守備表示で特殊召喚する」
低打点を棒立ちさせるのはよろしくないが、相手の場に《無限起動要塞メガトンゲイル》が居座っている以上、また『ヌメロン』エクシーズモンスターを再展開される心配は少ない。別の懸念があるにはあるが――。
「《エルシャドール・アプカローネ》1体でリンク召喚、召喚条件はリンクモンスター以外のEXモンスターゾーンのモンスター1体。リンク1《グラビティ・コントローラー》」
何はともあれ、《エルシャドール・アプカローネ》を無造作に墓地に送り、その効果を発動させる。
「墓地に送られた《エルシャドール・アプカローネ》の効果発動、自分のデッキから魔法カード『影依融合』を手札に加え、手札を1枚捨てる」
他の『シャドール』融合モンスターと違い、『シャドール』ストラクで新規に刷られた《エルシャドール・アプカローネ》の墓地送りされた際の効果は少し違う。
墓地・デッキから好きな『シャドール』カードを手札に加え、尚且つ手札1枚捨てられるという『シャドール』にとってアドしかない効果。他の『シャドール』融合モンスターの『シャドール』魔法・罠カード回収効果と違って、名称付きターン1指定なのが傷だが。
「魔法カード『影依融合』を発動! EXデッキから出た《無限起動要塞メガトンゲイル》がいるのでデッキ融合! デッキの《シャドール・リザード》と地属性《増殖するG》を融合! レベル10《エルシャドール・シェキナーガ》!」
此処で出すのはいつもの《エルシャドール・ネフィリム》ではなく、使われる頻度が低くなった《エルシャドール・シェキナーガ》である。
《エルシャドール・シェキナーガ》
融合・効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻2600/守3000
「シャドール」モンスター+地属性モンスター
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):特殊召喚されたモンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
その後、手札から「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
特殊召喚されたモンスターの効果を無効にして破壊する事が出来るのだが、正直使い辛い。
『シャドール』のモンスターカードなんて墓地に落としてナンボだから手札に残っているケースが少ないし、展開するなら真っ先に《エルシャドール・ネフィリム》のが優先されるし、相手の効果を無効にしたいなら《エルシャドール・アプカローネ》、蓋をしたいなら《エルシャドール・ミドラーシュ》なので、必然的に使う機会が無いのだ。
――まぁコイツを入れている理由は唯一つ、地属性だからである。デッキ融合で融合素材は墓地に送ったし、あとはこのカードを再びEXデッキに戻すだけだ。EXデッキに1枚しか入れてないしね!
「墓地に送られた《シャドール・リザード》の効果発動、デッキから《シャドール・ハウンド》を墓地に送って効果発動、裏側守備表示の《シャドール・ヘッジホッグ》を攻撃表示に変更してリバース効果発動、デッキから永続罠『影依の偽典』を手札に加える」
賢明な読者なら何をしたいか、もうこの時点で察しただろう。すっごい回りくどい事をしているという事も……。
基本的に1ターンで完結出来ないコンボなんて産業廃棄物も良い処だ。今回のようにデュエルが停滞してないと実現不可能も良い処だ。
「バトル、《エルシャドール・シェキナーガ》で《無限起動要塞メガトンゲイル》を攻撃!」
攻撃力2600で攻撃力4000に攻撃、《無限起動要塞メガトンゲイル》の耐性以前の前に、結果は言わずがな。
「当然、太刀打ち出来ずに戦闘破壊され、1400ダメージ。だが、墓地に送られた《エルシャドール・シェキナーガ》の効果発動、墓地の速攻魔法『神の写し身との接触』を手札に加えさせて貰う」
以前なら《ハリファイバー》入れていたから、チューナーさえいれば自発的に墓地に送れたんだが。
今は極限までリンク枠を削っている為、リンク2《水晶機巧-ハリファイバー》リンク3《神聖魔皇后セレーネ》からのリンク4《アクセスコード・トーカー》の殺意漲る黄金ルートは採用していない。
「バトルフェイズ終了、メインフェイズ2、カードを2枚セットしてターンエンド」
『芝刈り召喚シャドール』
LP6600
手札4枚
EXモンスターゾーン
《グラビティ・コントローラー》リンク1/闇属性/サイキック族/攻1000
メインモンスターゾーン
《シャドール・ファルコン》星2/闇属性/魔法使い族/攻 600/守1400
《シャドール・ヘッジホッグ》星3/闇属性/魔法使い族/攻 800/守 200
魔法・罠カードゾーン
伏せカード2枚(速攻魔法『神の写し身との接触』・永続罠『影依の偽典』)
『私のターン、ドロー。バトルフェイズに移行』
「メインフェイズ1終了前、リバースオープン、速攻魔法『神の写し身との接触』、そしてチェーンして永続罠『影依の偽典』発動!」
まぁ相手からしたら殴るしかないよね! つーか、早っ。もっと悩んで!
『影依の偽典』は永続罠だが、墓地融合出来るタイミングはメインフェイズのみだ。バトルフェイズでは墓地融合出来ないので、このタイミングで使うしかない。
「墓地の《影霊の翼 ウェンディ》と異なる属性《シャドール・リザード》を除外して融合召喚! 二度現れよ、レベル6《エルシャドール・アプカローネ》!」
盛大にリソース消費して《エルシャドール・アプカローネ》を融合召喚、今回に限っては特殊召喚成功時の効果は必要無いので――。
「――そして、その《エルシャドール・アプカローネ》とフィールドの闇属性《グラビティ・コントローラー》を融合! レベル5《エルシャドール・ミドラーシュ》を守備表示で融合召喚!」
即座に融合素材になって墓地送りして本命効果を起動!
「墓地に送られた《エルシャドール・アプカローネ》の効果で、自分の墓地の《エルシャドール・シェキナーガ》をEXデッキに戻す」
よし、これでエクシーズモンスター以外の効果が通らない無敵の《無限起動要塞メガトンゲイル》を葬る準備は整った。まぁ次のターン以降なんだけどね!
『――バトルフェイズ、《無限起動要塞メガトンゲイル》で《シャドール・ヘッジホッグ》を攻撃』
「《ミドラーシュ》ではなく、そっちという事は――やっぱり『リミッター解除』、握っていたか!」
此処からの唯一の負け筋は速攻魔法『リミッター解除』によって攻撃力2倍、攻撃力8000になって殴り殺される事のみ、だが、甘かったな!
「――攻撃宣言時、墓地の『影光の聖選士』の効果発動! このカードと墓地の《シャドール・ビースト》を除外し、自分フィールドの表側表示の《シャドール・ヘッジホッグ》を裏側守備表示にする」
一回目の《エルシャドール・アプカローネ》の墓地効果の時に、密かに墓地に送っておいたのさ! これにより攻撃表示から裏側守備表示になって戦闘ダメージは発生せず、尚且つ――。
「《シャドール・ヘッジホッグ》のリバース効果発動、デッキから魔法カード『影依融合』を手札に加える」
戦闘破壊こそされるが、『シャドール』の核たるデッキ融合カードを再び手札にサーチする。
『バトルフェイズ終了、メインフェイズ2、《惑星探査車》を通常召喚し、リリース。デッキからフィールド魔法『ヌメロン・ネットワーク』を手札に加え、発動。ターンエンド」
『ヌメロン』
LP8000
手札4枚
EXモンスターゾーン
《無限起動要塞メガトンゲイル》リンク3/地属性/機械族/攻4000
メインモンスターゾーン
無し
魔法・罠カードゾーン
伏せカード1枚
フィールド魔法『ヌメロン・ネットワーク』
効果が無効になった『ヌメロン・ネットワーク』を墓地送りにし、新しく張り替える。だが、最早勝利の方程式は我が手中に収まった!
「私のターン、ドロー!」
『芝刈り召喚シャドール』
LP6600
手札5枚(『影依融合』)
EXモンスターゾーン
《エルシャドール・ミドラーシュ》星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守 800
メインモンスターゾーン
《シャドール・ファルコン》星2/闇属性/魔法使い族/攻 600/守1400
魔法・罠カードゾーン
永続罠『影依の偽典』
「魔法カード『影依融合』発動! デッキの《シャドール・ドラゴン》と光属性《妖精伝姫-シラユキ》を融合! レベル8《エルシャドール・ネフィリム》!」
此処で決めるとしよう。久しぶりに長いデュエルになったものだ!
「特殊召喚された《エルシャドール・ネフィリム》の効果発動、墓地に送られた《シャドール・ドラゴン》の効果発動! 《シャドール・ドラゴン》の効果でフィールド魔法『ヌメロン・ネットワーク』を破壊、《エルシャドール・ネフィリム》の効果でデッキから《シャドール・リザード》を墓地に送り、《シャドール・リザード》の効果でデッキから通常罠『影光の聖選士』を墓地に送る」
さて、此処で自分の場に《エルシャドール・ミドラーシュ》がいるので、特殊召喚1回を使い切ってしまい、これ以上展開出来ない――なんて初歩的なプレイミスを『シャドール』使いの私が犯すと思ったか! ……いやぁ、何度も自分の《ミドラーシュ》に邪魔された覚えはあるけどね?
「墓地の通常罠『影光の聖選士』の効果発動! 自身と墓地の《シャドール・ドラゴン》を除外し、《エルシャドール・ミドラーシュ》を裏側守備表示に変更する!」
いやぁ、痒い処に手が届くとはまさにこの事だ。これで特殊召喚縛りは無くなった!
「永続罠『影依の偽典』の効果発動、墓地の《シャドール・リザード》と地属性《増殖するG》を除外して融合召喚! レベル10《エルシャドール・シェキナーガ》!」
『影依の偽典』の効果で地属性の《エルシャドール・シェキナーガ》を融合召喚する。いやぁ、長かった。めっちゃ経由したもんね。
「そして『影依の偽典』の隠されてない隠された効果! 特殊召喚されたモンスターと同じ属性の相手フィールドのモンスターを選んで墓地に送る事が出来る! 《エルシャドール・シェキナーガ》の属性は地属性、よって相手の場の地属性モンスター《無限起動要塞メガトンゲイル》を墓地に送る!」
これで忌々しい超耐性とはおさらばだ! 《無限起動要塞メガトンゲイル》は何の抵抗すら出来ずに墓地送りされる。
「レベル8の《エルシャドール・ネフィリム》にレベル2の《シャドール・ファルコン》をチューニング! シンクロ召喚! レベル10《フルール・ド・バロネス》!」
ついでの如く万能無効効果持ちのシンクロモンスター《フルール・ド・バロネス》をシンクロ召喚――やっぱりコイツ、シャドールの新規じゃね? おいおいコナミさん、『シャドール』魔法・罠カードの回収効果、つけ忘れているよ?
「《エルシャドール・ネフィリム》の墓地効果で、速攻魔法『神の写し身との接触』を手札に加える」
さて、これでLP8000を吹っ飛ばす打点は揃った。バトルフェイズ――と行きたい処だが、慢心はいけない。まだ相手の場に正体不明の伏せカードが残っているじゃないか。
今まで発動してないから本当に正体不明だが、念の為に除去っておこう。
「《フルール・ド・バロネス》の効果発動、その伏せカードを破壊!」
『破壊された通常罠『やぶ蛇』の効果発動、セットされているこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動出来る。デッキ・EXデッキからモンスター1体を特殊召喚する』
え? なん、え!?
「『やぶ蛇』!? 《フルール・ド・バロネス》の効果で無効だ無効!」
うわ、計算狂った!? 此処で1回限りの《フルール・ド・バロネス》の無効効果を使わされるだとォ?!
ぐっ、だが、無効にしないとどんな制圧モンスターが出されるか、わかったもんじゃない。此処は使わざるを得ない。
「……ぐぬぬ、《バロネス》の無効効果は温存しておきたかったが――」
このターンで仕留めきれるか? 相手の手札は4枚。何を握っているのかは今一解らないが――。
「……墓地の《妖精伝姫-シラユキ》の効果発動、墓地のカード7枚除外して自身を特殊召喚する。裏側守備表示の《エルシャドール・ミドラーシュ》を攻撃表示にしてバトル!」
《エルシャドール・シェキナーガ》は『影依の偽典』のデメリットでダイレクトアタック出来ないが、3000+2200+1850――そして速攻魔法『神の写し身への接触』を握っているので、更に2800打点加わって終わりだァ!
『相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードを手札から捨てて発動出来る――《速攻のかかし》』
「ぐっ、やっぱり握っていたか。攻撃を無効にしてバトルフェイズを終了される手札誘発……!」
『ヌメロン』デッキにおいて相手ターンにフィールドががら空きになるのは日常茶飯事、その対策の1つや2つぐらい、デッキに投入しているのは当然だ。
『やぶ蛇』を踏んでしまったが故に仕留めれなんだ……! これはプレイミス? 完全な判断ミス? いや、結果論だ。あれが戦闘反応系の罠である可能性も捨てれなかった……いや、《シェキナーガ》の攻撃で反応してなかったからその可能性は捨てれた? いやいや、あの時は単なる自爆特攻だったから発動しなかっただろう。
「いや、落ち着け。相手の『ヌメロン・ネットワーク』は2枚墓地だ。それに相手ターンに割る方法もあるし、大丈夫だろう――」
余命が1ターン伸びただけに過ぎない。だが、いや、理屈抜きで仕留め損なった事実が重くのしかかる。
現代遊戯王において仕留め損なった相手決闘者が何をしてくるかだって? そんなの、いつの世も決まってるじゃないか……!
「カードを1枚伏せてターンエンド……!」
『芝刈り召喚シャドール』
LP6600
手札4枚
EXモンスターゾーン
《エルシャドール・ミドラーシュ》星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守 800
メインモンスターゾーン
《フルール・ド・バロネス》星10/風属性/戦士族/攻3000/守2400
《妖精伝姫-シラユキ》星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000
《エルシャドール・シェキナーガ》星10/地属性/機械族/攻2600/守3000
魔法・罠カードゾーン
永続罠『影依の偽典』
伏せカード1枚(速攻魔法『神の写し身への接触』)
『私のターン、ドロー』
『ヌメロン』
LP8000
手札4枚
EXモンスターゾーン
無し
メインモンスターゾーン
無し
魔法・罠カードゾーン
無し
『魔法カード『強欲で貪欲な壺』を発動、デッキの上から10枚除外し、2枚ドロー』
ぐぅ、此処で手札増強カードか……必要カードが除外される事を祈るしかない。
『魔法カード『ナイト・ショット』を発動。相手フィールドにセットされた魔法・罠カードを破壊する。このカードの発動に対して相手は対象のカードを発動出来ない』
「チェーン不可の魔法除去だとぉ!?」
んな馬鹿な、そんな懐かしいカードで速攻魔法『神の写し身との接触』が!?
『相手フィールドの《エルシャドール・ミドラーシュ》をリリースし、相手フィールドに《海亀壊獣ガメシエル》を攻撃表示で特殊召喚する』
やっぱり握っていた、相手のモンスターを無慈悲にリリースする『壊獣』!
「墓地に送られた《エルシャドール・ミドラーシュ》の効果で速攻魔法『神の写し身との接触』を手札に加える!」
だが、これのお陰で手札に『シャドール』カードが加わったぞ!
『《ファントム・オブ・カオス》を通常召喚』
「え? ファン、ええぇっ!?」
思わず二度見してしまう。それほどまでに懐かしい昔のカードであり――。
『《ファントム・オブ・カオス》の効果発動、墓地の《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》を除外し、エンドフェイズまで同名カードとして扱い、同じ攻撃力と効果を得る』
これは、とにかくまずいっ!?
「チェーンして永続罠『影依の偽典』発動! 墓地の――」
『――チェーンしてLP1000払って速攻魔法『コズミック・サイクロン』を発動、永続罠『影依の偽典』を除外する』
同じ闇属性の《エルシャドール・ミドラーシュ》を出して墓地送りにするという咄嗟の思いつきは、着地する事無く阻止される。
そりゃそうだ、やられると解っているなら的確なタイミングで妨害されるよなぁ!?
『自分フィールドの《No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム》扱いの《ファントム・オブ・カオス》1体でオーバーレイ・ネットワークを再構築、エクシーズ召喚――現れろ、CNo.1。全ての秩序を破壊し、混沌なる闇へ。世界を真なる姿へ導け。《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ》』
そして現れるは重ねてエクシーズの1体。その厄介極まる効果は――。
『《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ》がエクシーズ召喚に成功した場合に発動する。フィールドのモンスターを全て除外する』
これを通して現在のフィールドのモンスターを全除外されたら立て直せない。
だが、これを止める手段はある。というよりも出来た。《エルシャドール・ミドラーシュ》をリリースした貴様の自業自得でな!
「っ、《エルシャドール・シェキナーガ》の効果発動! 特殊召喚されたモンスターの効果を無効にして破壊する! その後、手札からシャドールカード『神の写し身との接触』を墓地に捨てる!」
全体除外効果を止めて勝利を確信する。これで相手は止まった――!
――愚かな。まだ気付いておらぬようだな。自らが更なる絶望の扉を開けた事を。
『手札から魔法カード『ヌメロン・カオス・リチューアル』を発動。自分フィールドの表側表示の《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ》がモンスター効果で破壊されたターン、自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から『ヌメロン・ネットワーク』1枚と『No.』エクシーズモンスター4体を素材にオーバーレイ。エクシーズ召喚。――現れろ、CNo.1000。混沌の憂えは浅ましき人の業。天壌の夢は無窮の幻。虚ろの神よ、闇をもて光に鉄槌を。ランク12《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》』
え? 手札の最後の1枚がそのロマンカードで、あのロマン枠がEXデッキに入っている!?
『『ヌメロン・カオス・リチューアル』の効果で特殊召喚された《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》の攻撃力・守備力は――』
「攻撃力10000のランク12エクシーズモンスターだとぉ!?」
『ヌメロン』
LP7000
手札0枚
EXモンスターゾーン
《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》ランク12/光属性/悪魔族/攻10000/守1000 ORU5
メインモンスターゾーン
無し
魔法・罠カードゾーン
無し
『――バトル。《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》で攻撃』
……あ、どのモンスター攻撃されても終わりだわこれ。
「ぬわー!?」
――その日、久々にLPを0にされて敗北したのだった。
だが、苦々しい敗北感よりも「非常に珍しいええものを見れた……」という奇妙な満足感の方が若干上回ったのだった。
『芝刈り召喚シャドール』vs『ヌメロン』
1キルすれば『ヌメロン』の勝ち、出来なければ『芝刈り召喚シャドール』の勝ち。
有利・不利は特になく、一期一会のマスターデュエルでは大体五分じゃないだろうか。
ただし、変わり種で『閃刀姫』と悪魔合体しているケースもあり、序盤で相手デッキを『閃刀姫』だと誤認して轢き殺されるケースも存在する。