遊戯王マスターデュエル とあるシャドール使いの格付戦奮闘記   作:咲夜泪

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 かつての最強カード

 《真竜剣皇マスターP》
 効果モンスター(禁止カード)
 星8/光属性/幻竜族/攻2950/守2950
 このカードを表側表示でアドバンス召喚する場合、
 モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースできる。
 (1):このカードは、このカードのアドバンス召喚のためにリリースしたカードと
 元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を受けない。
 (2):アドバンス召喚したこのカードが存在する場合、
 1ターンに1度、自分の墓地から永続魔法・永続罠カード1枚を除外し、
 このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。
 そのカードを破壊する。
 この効果は相手ターンでも発動できる。


 こんなパワーカードが無制限で許されていた時代があったらしい。
 狂乱の第9期、その終盤、リンクショック前のサバトだよ! 


07vs『真竜』

「《フォトン・スラッシャー》は自分フィールドにモンスターが存在しない場合、特殊召喚出来る。更に《召喚師アレイスター》を通常召喚、デッキから『召喚魔術』を手札に加えてレベル4のモンスター2体でオーバーレイ、ランク4《十二獣ブルホーン》!」

 

 ――懐かしい、非常に懐かしい夢を見ている。

 

 今は禁止にされて久しい《十二獣ブルホーン》を使っているという事は、狂乱の第9期の終盤だったか。

 あの頃は《エルシャドール・ネフィリム》が無実の罪()で禁止送りとなり、『シャドール』使いにとっては冬の時代だった。

 その時の環境デッキとなんて太刀打ちすら出来ず、過去のテーマ扱いにされていたっけ。

 

「《十二獣ブルホーン》の効果発動、エクシーズ素材を1つ取り除き、デッキから通常召喚可能な獣戦士族《月光黒羊》を手札に加え、手札の《月光黒羊》を捨てて効果発動、デッキから魔法カード『融合』を手札に加える」

 

 ランク4を出したら無償で融合サーチ。今でも絶対に許されざる動きをしている。

 

「重ねてエクシーズ、《十二獣タイグリス》、更に重ねてエクシーズ《十二獣ブルホーン》、効果発動でデッキから《月光黒羊》を手札に加える」

 

 しかもこれ、1ターンに2回出来るんだ。頭おかしい。《十二獣ブルホーン》返してと思ったけど、やっぱり永遠に帰ってこなくていいや。

 

「手札から『召喚魔術』発動、墓地の《召喚師アレイスター》と闇属性《月光黒羊》を除外し、レベル4《召喚獣カリギュラ》を融合召喚する」

 

 この当時はリンク召喚が無かったから、今考えると色々不便だなぁと感じるのはインフレした現代に慣れすぎたが故の感覚か。

 まぁリンクショックで全デッキ見直す羽目になって頭抱えるんだけどね!

 

「墓地の『召喚魔術』の効果発動、除外された《召喚師アレイスター》を手札に、墓地の『召喚魔術』をデッキに」

 

 いつもの動きをした後、さっきサーチしておいた『融合』をフィールドに叩きつける。

 

「魔法カード『融合』発動、召喚獣モンスター《召喚獣カリギュラ》とEXデッキから特殊召喚されたモンスター《十二獣ブルホーン》を融合! レベル10《召喚獣エリュシオン》!」

 

 そうそう、この時代、平然と1ターンで《召喚獣エリュシオン》が出てくる。しかも大した損失も無くだ。

 相手ターンに全除外を活用しながら除外した召喚獣を特殊召喚出来る『魔法名-「大いなる獣」』を活用していたっけ。

 

 ――今の時代ほど『召喚獣』と『シャドール』の相性は良く無く、むしろ『召喚獣』単体の方が回りかねない、そんなインフレ時代。

 その時のお相手はこの狂乱の第9期の最後に出てきた、最強のエクシーズ集団『十二獣』と張り合ったインチキ集団であり――。

 

 

 

 

『フィールド魔法『ドラゴニックD』を発動。1枚セットして効果発動、このカード以外の自分のフィールドのカード1枚を破壊し、デッキから『真竜』カード《真竜拳士ダイナマイトK》を手札に加える』

 

 ――『真竜』! おのれ『真竜』ぅぅぅぅ!

 

 昔からの仇敵を前にやや冷静さを失う。昔から不倶戴天の怨敵であり、今でも相性ガン不利の相手でもある。

 ……相手のEXデッキの枚数は0枚。ぐぇっ、『真帝王領域』か『帝王の溶撃』搭載型かよ……!

 

『永続魔法『真竜凰の使徒』を発動、自分メインフェイズに『真竜』モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。――《真竜拳士ダイナマイトK》はモンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースしてアドバンス召喚出来る』

 

 何で平然と召喚権を使わずに永続魔法と永続罠をリリースしながらアドバンス召喚しやがりますかねぇ!

 昔から思っていたが理不尽極まる。特殊召喚じゃないので《エルシャドール・ミドラーシュ》の効果が一切通じません。

 EXデッキから特殊召喚しないので『影依融合』のデッキ融合が一切使えません。

 おまけに今回は不発だったが、永続魔法と永続罠は墓地に送られた際、素敵な破壊効果も内蔵されている。まじふぁっきん。

 

『永続魔法『真竜の継承』発動、このターンにフィールドから墓地に送られた『真竜』カードの数だけ、自分はデッキからドローする。墓地に送られた『真竜』カードは『真竜皇の復活』『真竜凰の使徒』の2枚、よって2枚ドロー』

 

 フィールド『ドラゴニックD』で永続罠『真竜皇の復活』を破壊していたか……!

 どうして自分で消費したのに即座にドローしてアド損を取り戻せるんかねぇ!

 邪魔する手段が無いので、このターンは見ている事しか出来ない。どうしてこんな時に《灰流うらら》《幽鬼うさぎ》《エフェクト・ヴェーラー》《PSYフレームギア・γ》が手札に無いんだ……! あ、《増殖するG》と《原始生命態ニビル》は一切刺さらないので今回はデッキに眠っていてくれ。

 

『カードを2枚セットし、魔法カード『命削りの宝札』発動、手札が3枚になるようにデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは0となり、このターンのエンドフェイズに自分の手札を全て墓地に送る』

 

 このカードを発動するターン、モンスターを特殊召喚出来ないデメリットがあるが、特殊召喚を一切しない『真竜』にこんな制約関係ねぇ!?

 無償で3枚ドローとかぶっ壊れだぶっ壊れ! ……相手のデッキ枚数は29枚か。

 

『永続魔法『真竜の継承』の効果発動、『真竜』モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。『真竜の継承』をリリースして手札から《真竜導士マジェスティM》をアドバンス召喚』

 

 そうだ、昔から思っていたが――『真竜』魔法の効果、(1)(2)(3)はそれぞれ1ターンに1度しか使用出来ない……全部1回ずつ使えるんかよ! 普通、そんなぶっ壊れ効果、『シャドール』みたいにいずれか1つだろう!? まじふざけんなー! ……ぜぇぜぇ、積年の恨みで冷静さが保てない……!

 

『2枚伏せてターンエンド』

 

 

 『真竜』

 LP8000

 手札0枚

 EXモンスターゾーン

  無し

 メインモンスターゾーン

 《真竜拳士ダイナマイトK》星6/水属性/幻竜族/攻2800/守1500

 《真竜導士マジェスティM》星5/風属性/幻竜族/攻2600/守1800

 魔法・罠カードゾーン

  伏せカード4枚

 フィールド魔法『ドラゴニックD』

 

 

 ――さて、もうこの時点で心折れそうな盤面だが、諦めよりも今は怒りが上回っている……!

 積年の恨み、今此処で晴らすべきか! かつての全盛期と違い、『真竜』側は最強無敵のエースモンスター《真竜剣皇マスターP》は未だに禁止入り、リリースした2種類の完全耐性に相手ターンに使えるフリーチェーンのフィールドのカード破壊は許される訳がない。

 それに比べて、此方は全部の制限改定から解き放たれて《エルシャドール・ネフィリム》も戻ってきている。

 あの頃から弱くなった『真竜』に、今が全盛期の『シャドール』に勝てると思うなよ……! いや、今でも対面ガン不利だけど。

 

 

「私のターン、ドロー!」

 

 

 さて、『真竜』の料理の仕方だが、まず全力をもって制限カードのフィールド魔法『ドラゴニックD』を除去する。

 これがあるとアドバンス召喚した『真竜』モンスターに1ターンに1度だけ戦闘耐性が付きやがる。厄介な事、この上無い。

 次にあの魔法・罠ゾーンのカード全部。ろくなカードじゃないし、墓地に送っても破壊効果使ってくる系が多いので此方の盤面に何も無い内に全除去するのが一番だろう。

 

「魔法カード『ライトニング・ストーム』発動、自分フィールドに表側表示のカードが存在しない場合、相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する!」

 

 オラァ死に晒せぇ! 『真竜』は『エルドリッチ』の魔法・罠カードと違ってそれ単体にリカバリー効果は無い!

 

『カウンター罠『神の宣告』、LPを半分、4000払って発動、魔法カードの発動を無効にして破壊する』

 

 懐かしのカウンター罠で『ライトニング・ストーム』の全体除去が無効にされてしまった。……いやまぁ、最初から通るとは思ってなかったけど。

 4000ダメージのバーンカードを使ったって事で納得しよう。それじゃ本命っと。

 

「魔法カード『隣の芝刈り』発動、こっちのデッキは54枚、相手のデッキは29枚、25枚墓地に送る!」

 

 『命削りの宝札』の弱点は手札誘発を持ち越せない事だ。妨害など『神の宣告』みたいな1枚程度で済むだろう! ……『王宮の勅命』は無いよね?

 

『《真竜拳士ダイナマイトK》の効果発動、1ターンに1度、アドバンス召喚されたこのカードが存在し、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動出来る。デッキから『真竜』永続罠カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する』

 

 他に妨害は無かったようだ――そして、『真竜』モンスターの共通効果。相手の効果に反応してアド取るという、意味不明な効果が発動する。マジ理不尽なんだけど。

 勿論、この効果を通したらアド差で圧殺される。『真竜』において、このアド効果を通さないように立ち振る舞わなければならない。

 

「チェーンして速攻魔法『神の写し身との接触』発動、融合召喚する!」

『チェーンして《真竜導士マジェスティM》の効果発動、1ターンに1度、アドバンス召喚されたこのカードが存在し、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した時に発動出来る。デッキから『真竜』モンスター1体を手札に加える』

 

 勿論、この両方の効果など通さない!

 

「更にチェーンして速攻魔法『禁じられた一滴』発動! 『隣の芝刈り』『神の写し身との接触』の2枚をリリースし、《真竜拳士ダイナマイトK》《真竜導士マジェスティM》の攻撃力を半分にして効果を無効にする!」

 

 これで《真竜拳士ダイナマイトK》の攻撃力が1400、《真竜導士マジェスティM》の攻撃力が1300になって効果も無効化された。このターンの内に始末しなければ!

 

 チェーン1『隣の芝刈り』

 チェーン2《真竜拳士ダイナマイトK》

 チェーン3『神の写し身との接触』

 チェーン4《真竜導士マジェスティM》

 チェーン5『禁じられた一滴』

 

 『禁じられた一滴』の効果で《真竜拳士ダイナマイトK》《真竜導士マジェスティM》の攻撃力が半分、効果は無効、次にチェーン3。

 

「手札の《影依の巫女 エリアル》と属性の異なる《影霊の翼 ウェンディ》を融合! レベル6《エルシャドール・アプカローネ》を融合召喚する!」

 

 そして『隣の芝刈り』の効果が通って25枚墓地に送られる。

 さぁて、何が落ちたかなー!

 

「特殊召喚された《エルシャドール・アプカローネ》の効果、墓地に送られた《影霊の翼 ウェンディ》《シャドール・ファルコン》《シャドール・リザード》《シャドール・ビースト》《影依の巫女 エリアル》の効果発動!」

 

 《エルシャドール・アプカローネ》の効果対象は当然『ドラゴニックD』、《影依の巫女 エリアル》の対象は『真竜の継承』『真竜皇の復活』、そして自分の墓地の《召喚師アレイスター》だ。

 

『チェーンして永続罠『帝王の溶撃』、自分のEXデッキにカードが存在せず、自分フィールドにアドバンス召喚したモンスターが存在する場合に発動出来る。――このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、アドバンス召喚したモンスター以外のフィールドの表側表示モンスターの効果は無効化される』

 

 やっぱり伏せてやがった、相手限定のスキドレ効果の帝王罠カード! だが、甘いぞ遊戯!

 

「更にチェーンして墓地の『影光の聖選士』発動! 墓地のこのカードと《シャドール・リザード》を除外し、フィールドの表側表示の《エルシャドール・アプカローネ》を裏側守備表示に変更!」

 

 これで《エルシャドール・アプカローネ》は表側表示のモンスターではなくなったので効果は無効にされない! 大喜利対決かな?

 

「《影依の巫女 エリアル》の効果で『真竜の継承』『真竜皇の復活』、自分の墓地の《召喚師アレイスター》を除外。《シャドール・ビースト》の効果で1枚ドロー、《シャドール・リザード》の効果でデッキの《シャドール・ハウンド》を墓地に送り、《シャドール・ファルコン》の効果で墓地から裏側守備表示で特殊召喚、《影霊の翼 ウェンディ》の効果で《シャドール・ヘッジホッグ》をデッキから裏側守備表示で特殊召喚。《エルシャドール・アプカローネ》の効果で『ドラゴニックD』の効果を無効!」

 

 これで『ドラゴニックD』の効果が無効化され、攻撃力・守備力300上がる効果も無くなったが、現在は『禁じられた一滴』で攻撃力が半減されて固定されているので、今はそのままだ。

 

「墓地に送られた《シャドール・ハウンド》の効果発動、裏側守備表示の《エルシャドール・アプカローネ》を攻撃表示に変更」

 

 魔法・罠カードを破壊する《シャドール・ドラゴン》を墓地に落とさなかったのは、アドバンス召喚された『真竜』モンスターをなるべく残したくないからだ。

 今は無効化されているが、次のターンになればまた使えるようになるので、何が何でも阻止せねばならない。

 ――《シャドール・ビースト》の効果でドローした1枚は、更なる可能性に手を伸ばすカードだ!

 

「魔法カード『強欲で貪欲な壺』発動、デッキから10枚除外し、2枚ドロー!」

 

 ……良し、あの伏せカードがあれでなければこのターンに殺せる……!

 

「墓地の『召喚魔術』の効果発動、除外された《召喚師アレイスター》を手札に、墓地の『召喚魔術』をデッキに戻す」

 

 これで《召喚師アレイスター》が手札に。このターン、召喚権は使ってないが、まだ『帝王の溶撃』があるので今通常召喚しても意味が無い。

 

「――手札の魔法カード『召喚魔術』を発動! 墓地の2枚目の《召喚師アレイスター》と墓地の炎属性《灰流うらら》を除外! 融合召喚! レベル7《召喚獣プルガトリオ》!」

 

 モンスターの効果が使えないなら使わずとも発動している永続効果持ちを出すまでよ!

 

「このカードの攻撃力は相手フィールドのカード×200アップする。相手フィールドのカードは6枚、1200アップして攻撃力3500となる! 更にこのカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃出来る!」

 

 更には《召喚師アレイスター》の効果で攻撃力1000アップ出来るから4500だー!

 

「おら死ねェッ! バトル! 《真竜導士マジェスティM》に攻撃!」

『相手モンスターの攻撃宣言時、永続罠『真竜の黙示録』発動、《真竜拳士ダイナマイトK》を破壊し、相手フィールドの全ての表側表示モンスターの攻撃力・守備力を半分にする』

 

 やっぱり伏せてやがった!? おのれ、これで《召喚獣プルガトリオ》の攻撃力が――相手フィールドのカードが1枚減って3300、其処から半分の1650に、《エルシャドール・アプカローネ》の攻撃力が1250になってしまった。しかもこの半減、永続なんだよなぁこんちくしょう!

 

「だが、まだ《召喚獣プルガトリオ》の方が攻撃力は上だ! 戦闘破壊で350、《エルシャドール・アプカローネ》のダイレクトアタックで1250、合計1600ダメージで仕留められねぇ!?」

 

 モンスターを全除去する事は出来たが、仕留めきれなかったのはまずい。

 

「バトルフェイズ終了、メイン2、《エルシャドール・アプカローネ》1体でリンク召喚、召喚条件はリンクモンスター以外のEXモンスターゾーンのモンスター1体、リンク1《グラビティ・コントローラー》!」

 

 かつてのデュエルではいなかった新たな力を存分に使うとも! そっちには目新しい新規は無いようだがなァ! ……あれ、かつてより弱体化しているのに互角にしか持ち込めてないって冷静に考えておかしくね?

 

「墓地に送られた《エルシャドール・アプカローネ》の効果発動、デッキから《シャドール・ドラゴン》を手札に加え、《シャドール・ドラゴン》を墓地に送って効果発動、永続罠『帝王の溶撃』を破壊!」

 

 これでアドバンス召喚されたモンスター以外効果無効化する理不尽な罠は排除した!

 

「《召喚師アレイスター》を通常召喚、効果発動、デッキから『召喚魔術』を手札に加えてそのまま発動!」

 

 さて、何かしてくるか……? 『真竜皇の復活』でも握っていれば先にチェーンして発動して特殊召喚されるが――何もしてこない。あの伏せカードがそうじゃないのか、あるいはこっちのデッキに入ってないと判断したのか。

 

「フィールドの《召喚師アレイスター》と相手の墓地の風属性《真竜導士マジェスティM》を除外して融合召喚! レベル5《召喚獣ライディーン》!」

 

 何もしないなら遠慮無く除外じゃー! 割りとレアな『召喚獣』融合モンスターを出しておく。

 融合召喚する優先順序は低いけど、コイツの効果は『月の書』内蔵と言える効果だ。弱い訳がない。

 

「カードを1枚セットしてターンエンド!」

『エンドフェイズ、永続罠『真竜皇の復活』発動、自分の墓地の《真竜拳士ダイナマイトK》を守備表示で特殊召喚する』

 

 あ、やっぱりあったのか。ちなみにこの効果で特殊召喚した『真竜』モンスターはアドバンス召喚していないので、あのアド取り効果を使えない。

 つまりは通常モンスターと同然だ。

 

 

 『真竜』

 LP2400

 手札0枚

 EXモンスターゾーン

  無し

 メインモンスターゾーン

 《真竜拳士ダイナマイトK》星6/水属性/幻竜族/攻2500/守1500

 魔法・罠カードゾーン

  永続罠『真竜皇の復活』

  永続罠『真竜の黙示録』

 フィールド魔法『ドラゴニックD』

 

 

 『芝刈り召喚シャドール』

 LP8000

 手札0枚

 EXモンスターゾーン

 《グラビティ・コントローラー》リンク1/闇属性/サイキック族/攻1000

 メインモンスターゾーン

 《召喚獣ライディーン》星5/風属性/戦士族/攻2200/守2400

 《召喚獣プルガトリオ》星7/炎属性/悪魔族/攻1550/守1000

  裏側守備表示のモンスター(《シャドール・ファルコン》)

  裏側守備表示のモンスター(《シャドール・ヘッジホッグ》)

 魔法・罠カードゾーン

  伏せカード1枚

 

『私のターン、ドロー』

 

 さぁて、今の時代に珍しいトップ解決勝負だ。まぁこっちの方が『隣の芝刈り』分のアドで圧倒的に有利だけどね!

 何も出来ずに次のターンに来れば一方的に蹂躙出来るが、さて――?

 

 

『フィールドの《真竜拳士ダイナマイトK》『真竜皇の復活』『真竜の黙示録』をリリースして――《真竜機兵ダースメタトロン》をアドバンス召喚する』

 

 

 ……? ああ、そっちかぁ……。そういえばそっちは無制限だったね。今の今まで存在忘れていたけど。

 

『このカードを通常召喚する場合、モンスター3体をリリースして召喚しなければならず、モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリース出来る。――このカードはアドバンス召喚の為にリリースしたカードと元々の種類が同じカードの効果を受けない』

 

 物凄い残念なものを見る目で、あの懐かしのカードを見る。

 

「……あぁ、まぁ《真竜剣皇マスターP》は禁止のままだしなぁ」

 

 あの当時からして、モンスターを2体リリースしてアドバンス召喚する方がぶっ壊れだったのか、理解出来なかったしね。

 ちなみに、かつて、何度も立ち塞がった《真竜剣皇マスターP》の効果は――。

 

 

 《真竜剣皇マスターP》

 効果モンスター(禁止カード)

 星8/光属性/幻竜族/攻2950/守2950

 このカードを表側表示でアドバンス召喚する場合、

 モンスターの代わりに自分フィールドの永続魔法・永続罠カードをリリースできる。

 (1):このカードは、このカードのアドバンス召喚のためにリリースしたカードと

 元々の種類(モンスター・魔法・罠)が同じカードの効果を受けない。

 (2):アドバンス召喚したこのカードが存在する場合、

 1ターンに1度、自分の墓地から永続魔法・永続罠カード1枚を除外し、

 このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。

 そのカードを破壊する。

 この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

 何で2種類の完全耐性持ちのモンスターにフリーチェーンの破壊効果を内蔵しているんですかねぇ! 今でも禁止級の性能だから余りにも妥当過ぎる禁止カードだよ!

 

『墓地に送られた『真竜皇の復活』『真竜の黙示録』の効果発動、このカードが魔法&罠ゾーンから墓地に送られた場合、フィールドのモンスター1体を破壊する』

 

 対象は《召喚獣ライディーン》と裏側守備表示の《シャドール・ヘッジホッグ》か。まぁ《シャドール・ヘッジホッグ》のリバース効果を通したら死ぬもんね。

 

「破壊されて墓地に送られた《シャドール・ヘッジホッグ》の効果、デッキから《影依の巫女 エリアル》を手札に加える」

 

 だが、それが敗因となる。《シャドール・ヘッジホッグ》が破壊された事で手札コスト1枚が私の手に渡ってしまった。

 

「今の《真竜機兵ダースメタトロン》の耐性はモンスターと罠のみ。――手札を1枚捨てて速攻魔法『超融合』発動! 裏側守備表示の《シャドール・ファルコン》と光属性《真竜機兵ダースメタトロン》を融合! 現れよレベル8《エルシャドール・ネフィリム》!」

 

 今の『真竜』に《真竜剣皇マスターP》は禁止で無いが、今の『シャドール』には《エルシャドール・ネフィリム》が禁止から無制限に帰ってきている!

 

 程無くして相手はサレンダー。何とも時代の流れを感じるデュエルとなったのだった――。




 『芝刈り召喚シャドール』vs『真竜』

 圧倒的に『真竜』ガン有利。
 ネフィリムが無制限になって全力全開になってるのに、全盛期と比べて弱体化している『真竜』の方が有利。
 全盛期『十二獣』と張り合っていただけあって頭おかしいテーマ。
 
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