とち狂った奴らの幻想入り生活(台本) 作:黒音195(kurone)
こよが地底に降り立ったのと同時刻、流れ星の1つは紅魔館に、もう1つは霧の湖に降り立っていた・・・
「お嬢様、今日は星が綺麗です」
「そうね、こんな日は・・・何か起こりそうな気がするわ・・・」
そう会話しているのは、この紅魔館の主であり、永遠に紅い幼き月・・・レミリア・スカーレット。
その従者、完璧で瀟洒なメイド長、十六夜咲夜。
「お姉様〜!流れ星だよ!しかも2つも!1つは湖近くに落ちたみたいだから美鈴と探してくるね!」
そう宣言して、飛び出していったのは、悪魔の妹。フランドール・スカーレット。それにドナドナされていくのは、居眠り門番。紅美鈴。
「全く・・・フランは元気ね。咲夜、お茶を用意して頂戴?4つね」
「4つで御座いますか?・・・畏まりました」
咲夜は時を止め、紅茶を用意しに行った。
「さて、今回はどんな珍客が来るのかしら・・・」
~霧の湖~
「妹様、ほんとにこの辺に落ちたのですか?」
「うん!絶対この辺だよ!ちゃんとこの目で見たもん!」
「そ、そうなのですね・・・」
フランと美鈴が霧の湖付近を歩いていると、1人の人物と出会う。それは、紫髪の赤目で、人間とは思えない人物だった。
「・・・へぇ、ここが幻想郷。確かにあっちの世界とはかけ離れてる・・・」
「あの、貴女は人間ですか?」
「What's?oh...pretty girl・・・and sexy woman・・・」
「?なんて言ってるの?」
「とても可愛らしいお嬢さんと、美しい女性だぁ・・・って言ったんだよ。知らないしテキトーだけど」
「自分で言ったのにテキトーなんですか!?」
「Yes!I dont Know!」
「ん〜、よく分かんない!」
「I can fly!」
「え?飛べるの?」
「飛べません。其れ処か、此処がどの辺なのかすらわーかりーませーん!」
「似非外人っぽい・・・どうです?ここじゃなんですから紅魔館に来ませんか?」
「紅魔館?あの真っ赤な館の事?」
「はい、あそこには私とこのお方。フランドール様とその姉、レミリアお嬢様が居ます」
「へぇ・・・もしかしたら私の知り合いも居るかもしれないし、お邪魔しますわぁ」
「じゃあ私が案内するね!こっちだよ!」
そう言うと、フランドールと呼ばれた少女は、私の手を掴み、引っ張っていく・・・
「めっっっっっっちゃいだぁぁぁぁぁぁぁぁい!」
「そりゃ、フラン様は吸血鬼ですから・・・」
「吸血鬼ぃ!?吸血鬼ってこんな力強いのいでででででででで!!!」
マモンの旅も前途多難みたいです。
~紅魔館、翼くんside~
「お嬢様、お茶が入ったついでに、館内に侵入者が居たので捕らえました」
「ご苦労さま。その方もお客様だから拘束は解いてあげてくれるかしら?」
「畏まりました・・・」
なんか、館内さ迷ってたらメイド長に捕まってた件・・・
「えっと、初めまして?十六夜 輝翼です。いつの間にかここに居て、いつの間にかこの場に居ました・・・ここって何処?」
「ようこそ、輝翼。言いづらいから翼と呼ばせて貰うわ。私はレミリア。レミリア・スカーレット。この紅魔館の主よ。さっき貴方を運んできたのは十六夜 咲夜。うちでメイド長をしているわ」
「成程、苗字が一緒だから俺の兄妹の可能性があるって事か」
「ちょっと何言ってるか分からないわ。それに、咲夜の名は私が与えたんだからほぼ有り得ないしね」
望みが絶たれたー!
「なら告白しても大丈夫だな!」
「ちょっと何言ってるか分からないわ(再放送)、何を告白するのかしら?」
「咲夜さんを俺にください!」
「・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
翼くんじゃなくて、レミリアの受難になりそうな気がする。