ハリー・ポッターとアラクネロリババァ!   作:メヴィ

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なんとか1ヶ月たつまえに投稿できました!




 「なにそれ、たのしそうね」

 「なら今からやって貰えよ…」

 

 ハリーとロンが階段パチンコを体験したその日の放課後。

 私たちはハーマイオニーに連れられて図書館に来ていた。

 理由としてニコラス・フラメルが何者かを調べるためだ。

 まぁ私としてはわかりきっていることなのだけれど、賢者の石を狙っている者がいる以上はできる限り遠ざけないとね。

 

 「まぁ近いうちにやって貰うわ。それよりも…」

 

 ハーマイオニーは開いていた本を私によく見えるように向けてきた。

 ……や~…なんというか、ねぇ…

 

 「なんでニコラス・フラメルよりキィリの情報が多いのかしら??」

 「私に聞かれてもなぁ…あ、ニュートも載ってるね」

 「呼び捨てにしないの!」

 

 ハーマイオニーが見せた本には私のことやニュートの事が載っていた。主にニュートの右腕、みたいな事が書かれている。

 それもたったの5年間だけだったけど…まぁ内容が内容だったからね。主にグリンデルバルド

 

 「はぁ……まぁ良いわ…それにしても、何で見つからないのかしら…」

 「確かキィは何かを産み出した魔法使いっていってたよね。なら魔法使いの遺物の本が良いんじゃないかな?」

 「確かにそうね…ほら探すわよ!」

 

 ロンが「いぶつ…?」とスペースキャット顔になっているのを無視してハーマイオニーはそのての本がある棚へ向かった。

 ロンに遺品だよと言うとまた「いひん…」となっていた。

 流石に遺品がわからないのは…いや、まだ11歳だからわからなくて当然なのかな?

 まぁそれはそれとして、ハリーのおかげでニコラス・フラメルの情報がある場所からは遠ざけられた。でもハーマイオニーなら逆転の発想とかでたどり着きそうだね…まぁそれまでに私が賢者の石を狙う者を捕まえるか特定してしまえばいい。

 

 それからの日々は授業を受け、放課後は図書館でニコラス・フラメルについて調べる、というルーチンを送っていた。

 だんだんと肌寒くなっていって、私が大嫌いな冬がやってきた。

 

 …やだなぁ…

 改めて言うけれど、私はアラクネ_人と蜘蛛が合わさった生物だ。人間は恒温動物で、蜘蛛は変温動物で…生憎アラクネは人の割合より蜘蛛の割合が多い。

 つまり何が言いたいのかと言うと…

 

 「寒くて動きたくない…」

 「キィ…歩きにくいから離れてよ…」

 「ハリーが冷たい…」

 

 ハリーと一緒に住んでいた頃は蜘蛛になってハリーの服の中かポケットに入っていたからそこまで辛くは無かった。

 けど、ホグワーツにいる間はそうするわけにもいかない。どこに目があるかわからないし、なによりロンは蜘蛛が苦手みたいだからね。ジェイコブに似てるね。

 

 「あ、やっと来た……その、今日はいつにもまして」

 「毛玉みたいだね_いった!?」

 

 言葉を選んでいたハーマイオニーを無視したロンが制裁を貰った。でも本当にロンはそういうのを学習した方がいいと思うよ。私も正直毛玉みたいな格好してるのは自覚してるけれど。

 

 「今日はいつにもまして寒いからね……冬は生物に優しくないよ…」

 「そういえば蜘蛛って変温動物だったわね」

 「うん。夏はどうってことはないんだけれどね…冬は恒温動物である人間が羨ましいよ…さむ…」

 

 ハーマイオニーとハリーは「人間て……」と若干あきれた目で私を見た。ロンはいつも通り❔マークを浮かべて首を傾げている。

 その日もハリー達はニコラス・フラメルについて調べたけれど、未だに成果は乏しくない。

 私にとっては喜ばしいことだけどね?

 けど、そろそろ限界かもしれない。

 ハーマイオニーは冬休みの間も調べるだろうからね。

 ハリーとロンはもう飽きてきてるから言わない限り調べたりすることはないと思う。

 

 そういえば何かを忘れてるような……あぁそうだ。ハグリットに呼ばれてるんだった。夜まで空けててくれって言っていたけれど、何の用事なんだろうね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハリー達と別れ、姿眩ましでハグリットの家に転移して大きいドアをノックすると中からハグリットの声がした。

 入るとファングが出迎えてくれた。

 ファングあったかぁ~…

 

 「ファング、先生を暖炉の前に連れてっちょくれ」

 

 ファングに抱きついて暖を取っているとハグリットがファングにそういった。

 ハグリットはエプロンをしてて何か料理をしていた。

 まだまだ夕食には早い筈だけどな?

 

 「ありがとうファング、それでハグリット?用事ってなんなんだい?」

 「あっちっち…ん?今日は授業納めだったろ、だから今日は先生方で宴だよ」

 

 言ってなかったか?とハグリットは首を傾げた。

 初耳だよ?

 

 「ありゃそうだったか…まぁ今聞いたろ」

 「……まぁそういうことにしてあげるよ」

 

 今さらハグリットにとやかく言っても仕方ないからね。

 にしても宴ねぇ…どうりで今日はミネルバがご機嫌だったわけだ。

 さて、宴というなら私も何か持ち寄るべきかな…そういえば、前にワインをニュートから貰っていたね。それでも持ってくるかな。

 

 「ハグリット、私も何か持ってくるよ」

 

 私が料理をしているハグリットの背に言うと「お~う」と返された。……こういう返事って内容覚えられてないんだよなぁ…特にハグリットは。

 まぁさっさと戻ってくれば良いかな。

 そう思って立ち上がると私に寄り添っていたファングがグゥ?と鳴いた。

 

 『私はすこし忘れ物をしたから取ってくるよ。なに、すぐに戻ってくるさ』

 

 私が撫でながら伝えると納得したのかファングは先程のように暖炉の前に寝転んだ。

 

 

 姿眩ましで部屋に戻り、酒類を保存している酒蔵を漁っていると隅に木箱があった。

 んん~…?あれは……私の記憶にないぞ?

 とりあえず持っていく酒類を選び、ローブのフードに詰め込んだ。

 …某泥棒魔法使いみたいな帽子が作れないかと思って試したらできたのだ。これはこれで便利だ。

 フードを被ると頭まで入ってしまうのが欠点だけれども。

 

 「さて……これはなんだろう?」

 

 木箱に近寄っても木箱は木箱だった。まぁそうだよね。

 

 「ふん……とりあえず開けてみようかな__フュッ!?」

 

 箱を開けた瞬間に黒くて小さい何か達が飛び出してきた。

 黒いソレはキーキーと鳴き声をあげながら酒蔵をベチベチと跳ね回っている。……いやナニあれ!?

 

 「ぶぁっはははw引っ掛かりよったなロリババアwww !」

 「……は?」

 

 唖然としていると棚と天井の間からドア爺が爆笑しながら顔を出していた。

 

 「___お前の仕業か爺!私の酒蔵に手を出すとは良い度胸をしているじゃないか!」

 「不審物をwふよwういにあけるからじゃm9(^д^)w」

 

 ッこのクソ爺が……ッ!

 ドア爺のあまりのクソガキっぷりにイラついているとなにもない筈の場所からブフッと汚い音がした。

 ドア爺ははまだ上で笑い焦げているから違う。

 ということは___まだ共犯者がいるな?

 複眼を出してその空間を観察してみると、僅かにずれた景色があった。

 

 「せいッ!」

 「ひゃあ!?」

 

 その空間に向かって糸を出して引っ張るとそこには__

 

 「せ、先生…」

 「え、ミネルバ?」

 

 私を見て冷や汗を流すミネルバがいた。つまり、この件はミネルバも一枚噛んでいると言うことで__

 

 「_____まぁ、ミネルバならいっか」

 「す、すいまえ、良いんですか!?」

 

 頭を下げようとしたのを急停止して頭を上げた。頭と首痛めるよソレ。

 正直言ってドア爺以外の悪戯なら笑って済ませるつもりだよ私は。

 ミネルバなんて学生の時はTHE優等生って感じでハロウィンのtrick a treatment すらも顔を真っ赤にして噛んで言えなかった可愛い「も、もういいですから!」

 

 「え?」

 「声に出てます!もうッ!」

 

 顔を赤くして手をブンブン振っていた。

 そういうところが可愛いんだよ?

 そして未だに爆笑しているドア爺がいい加減鬱陶しかった。

 

 「ペトリフィカス・トタルス!(石になれ)

 「ぶひゃw……」

 

 ドア爺を動けなくするとドスッ!と落ちてきた。

 なにか目で訴えてきているが知らないよ。

 

 「さて、行こうか。ミネルバもハグリットの家にいくんだろう?」

 「え、えぇそうです。ダンブルドア校長もですが…」

 「アレは引きずって行けばいいよ」

 

 

 

 

 

 「ぶぇっくしょい!」

 「うわきたな…向こう向いてよ…」

 「誰のせいだと思ってるんじゃ……」

 

 あのあと私とミネルバは歩いてハグリットの家に戻った。ドア爺は言葉通り引きずりながらだ。

 ハグリットはもう料理を作り終えていて一人でもう飲み始めていた。

 どうやらハグリットの家に集まるのは私たちだけみたいらしい。

 私が持ってきた酒をテーブルに出すとドア爺がおつかれさん、と4人で乾杯した。

 そして時間が過ぎていき私以外の3人が酔った辺りで生徒についての話になった。

 

 どの生徒の成績が良いかとか、誰と付き合っているかとか。

 そう言うのは主にフィルチからのたれ込みだ。

 突然だけど、フィルチはミセスノリスを愛している。LIKEではなくLOVEでの意味で、だ。

 私がミセスノリスと話しているとフィルチは自分も!と私を通して猫語を学んだ。

 正直ニャーニャー言ってるフィルチは直視しがたい。うん。いや本人にも人目のつかない場所でといってあるけどね。

 

 

 「それでフレッドとジョージがおかしなことを言うのです。フィルチが猫の真似をしていると」

 「がッハッハッハ!あのフィルチがか!?にゃ~と鳴くかの!?」

 「どうせいつもの悪戯だろ」

 

 ……もう10年近く経っているから時効だよ。

 

 

 

 「それでミネルバ、そこのロリバァの成績はどうかの?」

 「流石先生、と言ったところです。逆に私が緊張してしまう程ですよ……先生はロン・ウィーズリーのように寝ていて貰って良いのですよ?」

 

 ワインを飲みながらミネルバはコロコロと笑った。

 

 「実際にそうしたら減点だろうに…それにミネルバの授業は楽しいよ……ドア爺なんだその目は」

 「つまらん」

 「は?」

 

 ドア爺はつまらんのじゃ!と突然子供のように不機嫌になった。

 かなり酔ってきてるね?もう110歳なんだから飲みすぎは体によくないというのに。

 というかつまらないって何が?

 

 「もっと考えが古いだとか態度が甘いとかの話を期待しておったのじゃ!」

 「「いや先生にそういうのは無いでしょう」」

 「そういうのがつまらんのじゃ!」

 「あ…」

 

 ドア爺はふて腐れたのか近くにあった酒瓶をラッパ飲みするとそのままイビキをかきながら寝てしまった。

 

 残っていた酒はそれで最後だったみたいでその日はお開きになった。ハグリットもミネルバもだいぶ酒が体に回っているみたいだけど、私は素面のままだったから後片付けをすることにした。

 《糸人形》を作って簡単に散らかっている瓶やら食べかすを片付けさせている間に洗い物をしたりしていた。

 

 

 「お~い、ミネルバ?歩ける?___寝ちゃったか」

 

 後片付けを終えてテーブルに戻ればハグリットもミネルバも完全に寝てしまっていた。

 まぁハグリットは家だから良いとして、ミネルバは部屋に返さないとね。お酒と暖炉のおかげで体温も高いし乗っけて帰ろうかな。

 ドア爺は…糸人形に任せるか。

 

 「《ダンブルドアを部屋に送って》」

 「Σb( `・ω・´)グッ」

 「まってどこで覚えたのそれ」

 

 私が糸人形に命じるとどこで知ったのかサムズアップで返してきた。

 私の疑問を無視して糸人形はアイア⚪マンスーツのようにドア爺を取り込んだ後に出ていった。

 

 「………はッ!いけないいけない…ミネルバを送らないと」

 

 ハグリットをベッドに寝かせた後にミネルバを背負って外に出て、アラクネになり《認識阻害》を発動させる。

 背中にミネルバを寝かせてあまり揺れないようにゆっくりとミネルバの部屋を目指した。

 

 「ミイラだぁぁぁあ!?」

 

 糸人形に認識阻害かけるの忘れてた

 

 

 




《糸人形》
 蜘蛛糸で作られた人形。
 今回糸人形は170cm位の大きさ。
 
 「前々から思ってたんだけど君自我あるよね?」
 「( ・ω・)?」
 「いやアルノ?って私に聞かれても…」





こう言う外伝的なのは統合して良いですか?

  • ええで
  • 別にしろ
  • 続きはよ
  • おうどん食べたい
  • 蕎麦こそ嗜好である
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