ハリー・ポッターとアラクネロリババァ!   作:メヴィ

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閑話:ふぁんたすてぃっく 黒い魔法使い

 

 「いって!もっと丁寧に走ってくれよ!」

 「なら丁寧な走り方を教えて欲しいかな」

 

 今私はアラクネの姿でジェイコブとニュートを背中に乗せて草原を走っている。こうでもしないと間に合わないからね。

 パリに行くことになった私たちはまず国を出なければ行けない。けれど国外旅行禁止令があるニュートは正式な方法では出国できない。だから違法ではあるけどポートキーを使うことになった。

 

 法律上かなりグレーではあるけどこれしかないんだ。今までも使っていたみたいだし。

 私が二人を乗せて走っているのはポートキーの出発時間に遅れそうになってるからだ。

 カナンが私と離れることをぐずって家を出発するのが遅れて今に至る。今回の事が終わったら暫くカナンと一心同体(物理)になるだろうね。

 

 

 

 まぁ、理由はこんなところだ。

 

 暫くニュートの指示にしたがって走っていると遠に人影が見え、走りながら完全な蜘蛛になる。ジェイコブが叫んでいるのはもう慣れた。アラクネになるときも叫んだからね。

 

 

 

 

 「なんだそいつ、アクロマンチュラか?しまっとけや気色わりぃ」

 

 気色悪いとは失礼な、幸運を呼ぶホワイトスパイダーだよ。でもまぁここで話が拗れるのは良くないか。大人しくトランクの中に入るとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 「アパレ・ヴェスティジウム(足跡現れよ)!」

 

 ニュートの魔法によってその場に残された痕跡が露になる。

 

 「アクシオ(来い)ニフラー!探せ、探すんだほら!」

 

 痕跡を調べると河童が出てきた。私が知っているような姿とはちょっとちがッた。

 頭には皿というよりどんぶりが乗っているみたいだし、アヒルみたいな口が無かった。

 違いをみているとジェイコブが大きな痕跡を見つけていた。

 

 「なぁ、こいつは?」

 「ん?え~と……オーク…いや、鬼かな」

 「オニ?」

 「うん、河童と同じ日本の力の象徴みたいな妖怪だよ。因みに河童も鬼も人間を食べる伝承がある」

 「日本っておっかねぇな……」

 

 まぁ、伝説とかだけを聞いたら怖いよね。

 とか思っていたらニュートが地面を舐め始めた。回りの人達が凄い顔をしながらみてくる。ジェイコブ、地面を舐めるのはニュートだけだと思うよ。

 

 「ここで何があった?__レベリオ(表れよ)

 「なんだこいつ?」

 「ズーウーだよ、中国の生き物でスピードもパワーも桁違い。こいつがいれば一歩でフランスの何処へでも行ける」

 

 ニュートが説明を終えるとジェイコブが私を見た。

 

 「こっちのほうが乗り心地が良さそうだな」

 「む、喧嘩かな?なら繭にでも包んであげようじゃないか」

 「まって、ごめんなさい」

 

 全ての指のから糸を出して近寄ると本気だと思ったのか持っていたバケツを盾にして後ずさるジェイコブ。

 ジェイコブは臆病だからからかいがいがある。

 

 「羽を追って!」

 「ん?」

 「え?」

 「早く追って!」

 

 ジェイコブの回りを一週して飛んで行く。

 あれを追えば良いのか。

 出していた糸を羽にくっつけて見失わないようにして追いかけていく。

 暫く追いかけているとジェイコブが空腹なのか食べ物の話を始めた。

 

 

 「なぁ、何処かでコーヒーでも一杯飲まないか?」

 「私を酔い潰すつもりかな…?」

 「後にしてジェイコブ、それとキィリの近くではぜっっっっったいにコーヒーとか紅茶を飲まないでくれ」

 「お、おう?」

 

 以前、わたしに(アラクネに) ついて調べる時に、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()という実験をした。

 その時にカフェインが多いコーヒーで試したのだけれど…匂いを嗅ぐだけでふらふらになった。

 本当はそれで終わる筈だったのだけれど、何を思ったか私は一口飲んでしまった。

 次に気がついた時にはアラクネの姿で裸でいて、繭に包んだニュートを抱いていた。

 何が起きたのかニュートに聞いても教えてくれなくて、【ぜっっっっっったいにカフェインを摂取しないように】念を押された。

 本当に何をしたんだ私は。

 

 「ショコラとかクロワッサンとかさぁ…」

 

 ……聞いていたら私も食べたくなってきた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結局、私も食べたくなってしまったから近くのパン屋で食べ物を買ってカフェに戻ってくると二人は居なかった。回りを見渡しても気配がないから、手がかりを追っていったのかな。

 糸玉を取り出して紋術をかける。

 

 「《追従/ニュート・スキャマンダー》……あっちか」

 

 ふらふらと飛んでいく糸玉を追いかけていくと何故か地下へ飛んでいく。ティナの手がかりの男がここにいるのかな?

 

 「…ん?これは……どういう状況なのかな?」

 「ッ!誰だ!?」

 「それはこっちのセリフなんだけど…………おい、ニュート達に何をした?」

 

 奥では鉄格子越しにティナとジェイコブかこっちを見ていた。

 ローブに隠していた脚を出して臨戦態勢を取ると男は魔法を放ってこようとするが、遅い。

 男の首に噛みついて麻痺毒を流し込む。

 

 「ステュッ!?」

 「そこで、大人しくしてろ」

 

  男を地面に転がして鉄格子に近づくとジェイコブとティナがポカンとしていた。あ、鍵がかかってるのか

 

 「よいしょっと」

 「「え"ッ!?」」

 

 鉄格子を掴んでに力を込めるとバキンと音を立てて曲がった。この位やればジェイコブでも通れるかな。

 

 「キィリ」

 「麻痺させただけだよニュート、あと持って2分ってところだよ。あ、ジェイコブほら、クロワッサン」

 「お、おう…?」

 

 

 

 

 

 

 




【メヴィのトリセツ】
 評価、コメントを頂くと喜んでモチベーションが上がります
 「はよ投稿しろ」
 「続き早くしろハゲ」
 等のコメントでも喜ぶ変態です。
 

こう言う外伝的なのは統合して良いですか?

  • ええで
  • 別にしろ
  • 続きはよ
  • おうどん食べたい
  • 蕎麦こそ嗜好である
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