ハリー・ポッターとアラクネロリババァ!   作:メヴィ

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閑話:ふぁんたすてぃっく 黒い魔法使い

 「……ピンセット?」

 「「先が尖った…/先が尖ったやつよ」」

 

 突然話しかけられたジェイコブが確認するために繰り返すと何故か息を合わせて説明するニュートとティナ。

 

 「ピンセットくらいしってるってッ!」

 

 

 

 「ありがとうジェイコブ、キィリ彼を押さえててくれ。ティナはその、見ない方が…」

 「あら、別に平気よ」

 「ティナ、私もあまりみない方が良いと思うよ…」

 

 私が糸で手足を縛った彼、カーマンの中にいるのはウォータードラゴンにいる毒性の強い寄生虫だ。

 そして、見た目も良くない。

 細いミミズに触手が生えたような……ウニュウニュと動いて、とにかく気持ち悪いんだ。最初見た後暫く細い物……私の糸を見るだけでも思い出して鳥肌が暫く止まらなかった。

 

 

 「平気だって言ってるじゃない」

 

 ……まぁ、ティナは闇払いだし、グロ耐性もあるか……?

 

 「……よし、杖を持ってて……よし、ほら出てこい…出てこい……!」

 「…うぇぇ……」

 

 杖の光に誘われて出てきた寄生虫をニュートがピンセットで掴んで引きずり出すと糸からカーマンが痙攣しているのが伝わってきた。

 ……また暫く鳥肌が止まらないな……ティナは平気そうだね。流石に引いてるけど。

 

 「うぉぉ……イカの足?」

 「今、君のせいでイカを食べれなくなったよ」

 

 本当に…何て例えをしてくれるんだ……「奴を、殺さなければ…」

 

 「誰?クリーデンス?」

 「………」

 

 カーマンはそれだけ言うと再び意識を手放した。

 無理も無い。ドラゴンですら影響がでる寄生虫だ。それより、よく今まで我慢してたね。

 

 「2~3時間はぐったりして目を覚まさないよ」

 「そう……これは魔法省に連絡しないと」

 「え、ちょ」

 「どうもお邪魔しましたスキャマンダーさん。またねキィリ」

 

 そういってさっさと出ていこうとするティナ。あ、私には普通に言ってくれるんだ。

 ジェイコブが止めようとするけれどティナはそれを無視して出ていってしまった。

 肝心のニュートは驚いてるのか棒立ちをしている。

 ……流石にこれは……

 

 「ニュート、誤解を解くチャンスが無くなるよ?」

 「さっさと追いかけろよぉ!!」 

 

 ハッとした顔をして急いで出ていったニュートの背中をジェイコブと一緒に見送って、顔を合わせる。その目にはあの阿保をどうにかしろと訴えられた気がした。

 

 

 

 

 

 

 『少しばかりサービスしておきました。フランスを楽しんでくださいお嬢さん』

 『うん。ありがとう』

 

 買ったクロワッサンを何故かニュートのトランクに置いていたジェイコブのせいで再びパンを買うはめになった。

 まったく、皆で食べようと思って……何て言われたら怒るに怒れないじゃないか……

 

 そんなことを考えながら戻っていると前からドタドタと走ってくるジェイコブがいた。

 

 「キィリ!やっと見つけた!クィニが見つかった!ぺーるらしぃ~なんとか墓地だ!れすとれんじの墓!」

 「………クロワッサンは?」

 「欲しい!」

 

 紙袋ごとクロワッサンをあげてさっき言われたことを整理する。

 

 ペールラシィ?墓地

 レストレンジの墓……どっちにしろ墓場か。

 レストレンジって、何処かで聞いたような……リタ・レストレンジ、テセウスさんの婚約者と同じ家名か。

 つまり……レストレンジ家専用の墓地、ということかな?

 

 「ゴクッごっそさん!ほら早く行くぞ!!」

 

 そういって腕を引っ張って走り出すジェイコブ。あの、私のクロワッサンは?全部食べた?……そっかぁ…

 

 「いや、場所は「勘だ!」……さいですか」

 

 《幸運》あるから行けるか

 

 

 

 キィリは思考を放棄した!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「な、なぁここ墓場だよな?」

 

 まぁ、そうなんじゃないかな。

 

 「なんかすっげぇ不気味……ゾンビとか出ないよな?ヴァンパイアとかフランケンシュタインとか……」

 

 フランケンシュタインは知らないけれど、ゾンビとヴァンパイアはいるよアメリカに

 

 「パン全部食べたのは悪かったからさぁ!!戻ってくれよ!?」

 

 私を手のひらに乗せて情けない顔をして懇願するジェイコブ。

 現在私は普通サイズの蜘蛛になってる。

 ジェイコブにつれ回されるのは疲れるからジェイコブの肩に乗っていた訳なんだけれど。

 

 「はぁ……別に怒ってはないよ。つれ回されるのが面倒だっただけで……さっさと中に入ろう」

 「お、押すなよッ!いま何かいたぞ!?」

 「はいはい、」

 

 怖がって抵抗するジェイコブをズルズルと押しながら中に入ると石造りの部屋が広がっていた。

 中には棺がいくつもあって、レストレンジ家が長く続いていることがよくわかった。

 ………ここにクィニがいるの?どこに??

 

 「ジェイコブ、どこにクィニが____」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「__命令だ!!起きろキィリ!!」

 

 ニュートの声が頭の中には響いて落ちていた意識が強制的に引き上げられる。

 回りを見れば青い炎に囲まれていた。

 

 「____!?」(ちょっとまってこれはどういう状況!?)

 

 (まって声でないし、体も動かない!?)

 

 「ジェイコブを外に連れていけ!」

 

 (今度は勝手に動くんだけれども??)

 

 私の体はニュートの声にしたがって、何故か放心状態になっているジェイコブを掴んで姿眩ましで墓場?の外へとんだ。

 

 外へ姿眩ましをしたあとはニュートに"ジェイコブを守れ〟と言われて襲ってくる炎から守り続けた。

 

 「フィニート(終われ)!」

 

 ニュートやティナにテセウスさん。老人の魔法使いが地面に杖を刺して魔法を唱えると。地面が割れ、青い炎を囲むように赤い炎が地面から吹き出した。

 

 (……ん?今度はなんだ?)

 

 それを眺めていると私の体が勝手に動き、空へ逃げようとする青い炎に向かって空中に文字を書き始めた。

 

 《懲罰》

 

 書き終えた瞬間に空に穴が空き、空気が震え、炎は押し潰されるように墓へ戻された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こう言う外伝的なのは統合して良いですか?

  • ええで
  • 別にしろ
  • 続きはよ
  • おうどん食べたい
  • 蕎麦こそ嗜好である
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