ハリー・ポッターとアラクネロリババァ!   作:メヴィ

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ダーズリー家に呪いを!!

 ドタドタドタドタ

 

 パラパラと私の巣からこぼれた埃やら木屑やら騒音が私の頬と耳を刺激して私を覚醒させる。

 

 あ"あ"~……うるさい……毎朝毎朝最悪の目覚めだよ全く。

 

 「起きろハリー!動物園に行くぞ!!」

 

 ドゴンッ!

 

 だから埃がハリーにかかるだろう……はぁ……はやくホグワーツの入学届け来ないかな……とりあえずハリー起こさなきゃね。

 

 「ハリー、ハリー起きて」

 

 人化している私を抱き枕のようにしてすやすや眠っているハリーを揺すると「うん……」とすぐに起き上がった。

 

 部屋が狭いため、ハリーの邪魔にならないようにすぐに私は蜘蛛化して小さくなり、ハリーの肩に乗ると、ハリーは私を撫でながらおはようと挨拶をした。

 私はそれにサッと前脚を上げて返事をする。一緒に寝るようになってからこれが毎朝の日課だ。

 

 私は二年ほど前から人化してハリーと一緒に寝ているんだ。

 理由としてはハリーが寂しいとぐずってなかなか寝てくれないものだから、私が添い寝をしたらそれ以来寝る時は私を抱き締めて寝るようになってしまったんだ。

 ……そろそろ入学するから一人で寝かせるべきなんだけどね……

 

 「うわっ!?」

 「キャハハッ 」

 

 部屋(物置)から出ようとしたハリーをダドリーがグイッと押し戻して尻餅を着かせる。

 このガキ……毎朝タンスに小指をぶつける呪いでもかけてやろうかな……っん、

 

 「僕は大丈夫だよキィ」

 

 ハリーに私が苛立っているのが伝わったのか、宥めるように私を撫でてくれた。ハリーは私をずっと撫でてるから、蜘蛛を撫でるのが凄く上手になったね。

 ……ハリーに免じて許してあげるよダドリー・ダーズリー?けど次は無いよ??

 

 「おい!コーヒーはまだか!?」

 

 やっぱり今呪いかけても良いかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あのあとまた苛ついた私をハリーが宥めてくれて、それから動物園に来ていた。ダドリーの誕生日だからとヘルニア達が連れてきたのだ。当然私もハリーの肩に乗ってきている。

 

 何故バレないのかって?それは私が《隠》を進化させて、《認識阻害》にできたからだ。今の私はハリー以外には認識されないよ。ま、さすがに触られるとバレるけどね?

 

 「………動かしてよ」

 

 ダドリーが動かない蛇を心底つまらなさそうにしながら愚痴をこぼす。

 なんでもうまく行くと思わないことだよダドリー。君は甘やかされすぎだよ?って、おい。ガラスを叩くんじゃない。

 

 「寝てるんだよ!?」

 「チェッつまんね~の」

 

 騒ぐだけ騒いで別のとこに行った……ここが日本なら迷惑行為ですぐにご退場させられるのに……

 

 「ごめんね、君だってうんざりだよね。毎日みたくもない顔を見せられて」

 

 ハリーはどこかの誰かと違って本当に優しい子になったね……

 

「君、聞こえてるの!?」

 

 ん??この蛇もしかして、言葉がわかるの??珍しいな……いや、動物園だからかな……すこし言葉を聞いてみようかな。

 

 『あぁ、うんざりしてるよ』

 

 「僕、蛇と話すのは生まれて初めてだよ。君は、その、よく人と話すの?」

 

 『いいや?私も人と話すのは初めてさ』

 

 蛇はハリーの言葉にあわせて首を振ったりして答えてる。すごい賢い蛇なんだね。もし、魔法界にいたら使い魔として活躍できただろうね……もったいないなぁ……

 

 「家族が恋しい?」

 『私はここで生まれたんだよ、ほら』

 

 動物園育ち、かぁ……まぁ私も親はいないようなものだけど、強いていうならスキャマンダーさんがパパになるのかな?

 

 「そっか……僕もね親の顔を知らないんだ。でもキィがいるから寂しくはないよ」

 

 ……ホグワーツに入学したらリリー達の卒業アルバムを見せてあげなきゃね……

 

 「ママパパ!はやく来て!この蛇信じられないことしてる!!」

 「うわっ!?」

 「!?」

 

 ……人を突き飛ばすとはいい度胸だねダドリー・ダーズリー?すこしお灸が必要だね?ね?ねェッ!??

 

 「キィッ!ダメだよ!」

 

 ハリー、この豚にはお灸が必要なんだ。なに、少しばかり毒と呪いをあげるだけだよ。死にはしないよ。だから離してくれ……ッ!!

 

 「うわ!?あ!?あ!?」

 ボチャン!!

 

 私がダドリーに飛びかかろうとするのをハリーに押さえられていると、ガラスが消えてダドリーが蛇のコーナーに落下した。

 ……Watts?ガラスが消えた?いや別に良いのだけれどね?私の他に魔法使いがいるの?え、ハリー?ちょっと痛いな?……ハリー?蜘蛛の体は案外脆いんdあ"あ"あ"!!??

 

 「キィ?君がやったの?」

 

 やってないやってない!!だから離して!!!捥げる!死ぬ!!

 

 「……そっか、まぁダドリーは良いきみだね」( ^∀^)

 

 私を掴んでる手をぺちぺちと叩くと私ではないとわかってくれて離してくれた。

 し、死ぬかと思った……死なないけどさ……痛いものは痛いんだよ……お?さっきの蛇が出てきたね。あ、こっちに来た。

 

 『ありがとよ。シュルルルル』

 「よかったね?」

 

 え?ハリーもしかして今の蛇の言葉わかった?パーセルマウスなの?………スリザリンだけには入って欲しくないなぁ……

 

 「きゃぉぁぁぁ!?何でダドリーちゃんが中にいるの!?」

 「だして!ここから出してよ!!」

 

 ふふふ、暫くそこで反省すると良い!!蛇の代わりに人豚の見せ物だよ!!

 

 「ふふふッ」

 

 ハリーが笑うとダーズリーおじさんがこっちを睨み付けてきた。えこっわ……もしかして疑われてる……?

 

 

 

 

 

 ダドリーが濡れ鼠になったから動物園から急いで家に帰ってきた。車のなかではヘルニアがダドリーに「大丈夫?寒くない?」ってずっと声をかけててうるさかった。逆におじさんはずっと無言でバックミラーからハリーを睨み付けてる。

 

 家着くなりおじさんはハリーの髪を鷲掴みにして家中に引きずっていった。よしやっぱり呪いかけてやろう。毎朝小指を角にぶつけるが良い!

 

 「何をやらかしたんだ!?」

 「ッ!僕じゃない!本当だよ!硝子が急に消えたんだ!魔法みたいに!!」

 「ハッ!魔法なんてものがな!あってたまるか!!」

 

 部屋に押し込められた……とりあえず真っ暗だから電気つけよう

 カチ 

 

 「まぶし……ハリー?大丈夫かい?」

 「……キィはさ、魔法はあると思う?」

 「私にそれを聞く?」

 

 私、魔法の塊みたいなものなんだけどなぁ……いや、ハリーの前では魔法らしい魔法使ったかな?………スコージファイ(清めよ)くらいだったね…

 

 「キィはさ、蜘蛛なの?人間なの?」

 「どちらでもあり、どちらでもない」

 「……そっか……」

 

 ハリーはベッドに顔を伏せてしまった。ちょっと拗ねちゃったかな?いつもこう返してるから癖で言っちゃったけど……ホグワーツに入学したら、本当の私を(アラクネ)見せてあげるよ。

 

 「おやすみ、ハリー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




キィリの秘密
カフェインで酔っぱらう。
一口飲んだだけでもヤバイ
酔っぱらうと大変なことになる(色々と)







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