追記
飛行訓練の先生をフーチではなくフューチだと思っていました本当にすいません。誤字報告ほんとうにありがとうございます
「解せぬ」
「ま、まぁハリーも減点されてたし…きっと有名人が嫌いなんだよ」
「き、キィ落ち着いて?」
私はハリーとロンに慰められながら歩いていた。
セブルスめ……遠慮はしなくていいとは言った。言ったけれども!何も姿眩ましを使うことは無いだろう!ガシッぅん?
「ん?」
「よぉロン」
「わりぃが」
「「キィルは借りてくぜ」」
「え!?ちょ!?」
驚くハリーとロンを置いて私は双子にずるずると引きずられていった。う~ん……振りほどこうと思えばできるけどねぇ……まぁ何か用があるから連れてかれているだろうからおとなしくしていよう。
それから人気の無い場所まで連れてこられた。……ドナドナするつもりなら受けてたつよ?ドナドナされる理由がないけど…
フ「よしここまでくれば良いよな」
ジ「ああ」
「先輩、早く離してくれますか?」
「「駄目だ」」
私の願いは二人の息ぴったりの声で拒否された。おかけで私は未だに両脇をがっしりと捕まれている。なんでだい??
ジ「さて本題に入ろう」
「「お前の名前はキィルだよな?」」
……もしかして疑われてる?でも何でこの二人が……今のホグワーツの生徒は全員私を知らないはず…
「当たり前でしょう?」
私がそう答えると双子はニヤァと口角をつり上げて顔を見合わせた。本当になんなの……?
「「じゃぁここに示されている名前は?」」
「はぁ?」
私の目の前に紙を突きつけられた。
これはなんだ?……ッスゥゥゥゥ……おかしいな。フレッド・ウィーズリー、ジョージ・ウィーズリー、そして……
「き、キィリ・ラクネ……」
「「おかしいよなぁ?何でお前の母親の名前があるんだろうなぁ?」」
「あ、あはは…ナンデデショウネエ?」
私冷や汗を滴しながら目の前の紙を凝視しながら一つの結論に至った。というか私は一つしか知らない。
これ忍の地図だ!?何で双子が持っているんだ!?!?
フ「しらばっくれても無駄だっての!さてキィリ先生?」
ジ「ホグワーツの教師だった貴女が何で名前を変えて生徒になって
いるんですかね??」
「そ、それはぁ……」
未だに双子は私が逃げないように両脇をがっしりとホールドしている。本当なら振りほどくのは簡単だが、私は混乱していてそれどころじゃなかった。
忍の地図はフィルチが没収した筈なのに何で双子が持っている……?いやどうせ盗まれたんだろうけど…それより双子にバレた。最悪だ。どうする?何が目的だ?
フ「ま、そんなことはどうでもいい」
「………え?」
ジ「先生が11年間本当は何をしていたか気にはなるが?それより」
「「ばらされたくなかったら紋術学を教えてくれ!」」
双子は私から急に離れて私に頭を下げた。
は?………あ~…そう言う……確か私が消えた後、紋術はとても高度な魔法になって使える魔法使いは少なくなったってドア爺とミネルバが……でもミネルバも多少は使えるからミネルバに頼めば良いのに…まぁ良いけれど
「………別に良いけれど」
「「よっしゃぁぁぁあ!!!」」
「………本当にそれだけ?」
「「そうですが?」」
き、急に敬語になった…本当の本当にそれだけだったのか……はぁ……今日はもしかして厄日かな?
そしてあっさりと双子から解放された私は大広間に向かっていた。双子が何故忍びの地図を持っているのか聞いてみたら案の定フィルチから盗んだらしい。そしていずれ二代目悪戯仕掛人を名乗るつもりだと言うことも教えてくれた。
まさか紋術を悪戯に使うために私を脅したのか……そこは先代にそっくりだと言ったらやけに嬉しそうにしていたな…
大広間には沢山の生徒がいた。ハリーはどこかとキョロキョロしていると急に爆発音が聞こえた。何事かと見てみると男の子がグラスに入った飲み物を爆発させていた。
失敗して爆発するのは結構珍しいな……あ、ハリーだ。
ハリーを見つけた私は一直線にハリーの元に向かった。するとハリーも気づいたみたいでおかえりと言ってくれた。私がハリーの隣に座るとロンが申し訳なさそうに話しかけてきた。
「フレッドとジョージと何もされなかった?あいつら悪戯が好きで…」
「大丈夫だよロン、少し
「そっか……わぁ!郵便が来た!」
ロンがそういうと大広間にフクロウの鳴き声が聞こえてきた。程なくして郵便が降ってきた。まぁ送る人がいない私とハリー以外にだが。
そんなことよりも疲れた私は机に突っ伏すことにした。すると近くからネビルが思い出し玉を送られたらしい。ハリーはロンから新聞を見せて貰っているみたいだ。
「753番金庫に強盗が入った。だがその前日に金庫は空になっていた…ねぇキィ、ここって僕たちが行った金庫だよね?」
ハリーは突っ伏している私を起こして新聞を見せてきた。
強盗ねぇ……賢者の石を狙ったんだろうけど……それより
「………ハリー、そういうことはあまり言わない方がいいよ」
ハーマイオニーが凄い目で見てるからさ
「こんにちは皆さん!!」
『こんにちはフーチ先生!!』
大広間から移動して次の授業は箒の飛行訓練だ。フーチ先生は元気がいい正に姉御といった雰囲気を持った先生だ。因みに私の正体は知らない。
箒かぁ……最後に乗ったのいつだったかな……確かジェームズの練習に付き合ったのが最後だから……20年ぶり位かな…?怪我をしないようにしなくちゃ……流石に怪我をしているのを見られたら
「箒の左側に立ちなさい!箒の上に手をかざして"上がれ〟!!」
フーチ先生がそういうと皆が上がれと箒に命じ始めた。隣ではハリーが一発で成功させて嬉しそうにしている。
さて、私もやろう。
「上がれ」
私も一発で成功できた。まぁ流石にこれは失敗する気はなかったけど。
ロンとハーマイオニーはうまくいってないようで、ロンに至っては箒が顔面にcriticaLStrike!!してた。後で治癒魔法をかけてあげよう。
「あがれ!あがれったら!!」
隣ではハーマイオニーがすこし苛立ちながら箒に命じてた。
「ハーマイオニー少し落ち着いて?…もっと優しく言うんだよ。君だって乱暴な人とは握手したくないだろう?」
「そうね…上がれ!ッ!やった!出来たわ!ありがとうキィ!」
「どういたしまして」
それから暫くして全員が箒を持てたみたいで次はいよいよ浮くみたいだ。
「柄をしっかり握って!落ちないように!笛で合図したら地面を強く蹴って箒は真っ直ぐにすること!背筋を伸ばして浮き、前屈みになって降りてきてください!では行きますよ!いち、に、ピーーッ」
「よっと……あれ?」
「え?え?え?」
笛の合図を聞いて浮いた私だったが回りを見てみると私とネビルしか浮いてない。ネビルは何故か自分が浮いていることに驚いていておろおろしていた。
もしかして不良品か?凄くたまにあるんだよねぇ…勝手に動く箒
「ネビル落ち着きなさい!ネビル・ロングボトム何処に行くのですか!戻ってらっしゃい!!」
「た、たすけてぇぇえ!!!」
皆がネビルを心配する声の中フーチ先生の声が響いた。しかしネビルの箒はそれを無視してネビルを乗せたまま空へ飛び立ってしまった。
その間も私は一人でふわふわと浮いたままだった。
う~ん……ちょっと降りるタイミング失ったかも……もしかして私とネビルはフライングだったかな……?でもネビル大丈夫かな……
「あ~、フーチ先生?追いかけましょうか?」
「ミス・ラクネはそのまま待機してなさい!!」
「ハイ…」
こ、こわぁ……ん?ハリー達はなんでそんな私を見ているんだ?正直恥ずかしいから見ないでくれ……
『ラクネ避けなさい!!!』
「え?」
ハリー達の視線に悶えているとフーチ先生の切羽詰まった声がした。前を見てみるとネビルが泣き叫びながら猛スピードで私に突っ込んできていた。
あ~…ネビルがそろそろ気絶しそう…下ろしてあげるか。
私は突っ込んでくるネビルをすれ違いざまに片腕で抱き止めてそのまま箒から地面に下ろしてあげた。
「よっ……と、あら…フーチ先生、ネビルが気絶しました」
「よく受け止めてくれましたミス・ラクネ!グリフィンドールに10点!!私はネビルを保健室に連れていきます!良いですか?勝手に箒の一本でも飛ばしてみなさい!クィディッチのクの字を見る前にホグワーツから出ていって貰いますからね!!」
そう言い残してフーチ先生はネビルを抱えて保健室に行ってしまった。
そして私はハーマイオニーに肩を揺らされています。助けてハリー、私は三半規管が弱いんだッ!!
「良い!?結果的によ!?結果的には助けられたけどキィが怪我をしたらどうするの!?」
「た、たす、けては、りぃぃい!」
「は、ハーマイオニー、キィがそろそろ吐きそうだからその辺にしてあげてくれない!?」
「え!?ご、ごめんなさいキィ!」
私はやっと解放された。でもすこし遅かった……
「オロロロロロロ………」
私はなんとか皆から離れたところまで走っていった。
姿眩まし使いたい……
そう思ったところでリバースした。その後杖から水を出して口をゆすいでキラキラを浄化して消してハリー達の所に戻るとハリーが何処かへ飛び去っていった。
さっきフーチ先生が釘を刺していった筈なんだけど……
「あ、キィさっきはごめんなさい!あとハリーを止めて!マルフォイの挑発に乗って行ってしまったの!」
「あぁマルフォイに……わかった。私も行ってくるよ」
私が飛んでいったハリーを追いかけると、ハリーは塔の前で何故か思い出し玉を持って得意気にしていた。後ろにミネルバがいるとも知らずに。
「ハリー?さっきフーチ先生に言われた筈だけど?「そ、それは」まぁマルフォイがそれを投げたか何かしたのを取りにきた、ということかな?」
「う、うん」
「なら早く皆のところに戻るよ」
私がそう言うとハリーはそそくさと戻っていった。さて私ももどろうか「待ってください」…駄目か……後ろには般若のミネルバがーーあれ?怒ってない?
「…え~と、怒ってないの?」
「怒る理由なんてありませんよ。それより先生、ポッターはいまグラウンドに?」
「あ、あぁ」
「では行きましょう。あぁ、ようやくグリフィンドールにも……!」
私はやけに機嫌がいいミネルバと一緒にグラウンドに歩いていった。どうやらここ数年グリフィンドールはクィディッチで煮え湯を飲まされているのだとか。それでハリーをクィディッチの選手にしたいらしい。良ければ先生も、と言われた。
う~ん……いま思ってみればクィディッチはやったことないからやってみても良いかな?
「まぁハリーがやるならやるよ」
「そうですか!今年のクィディッチは勝ったも当然です!!」
「やる前提か…」
まぁ良いけど
上機嫌なミネルバとともにグラウンドに行くとハリーは今にも胴上げをされそうな状態だった。それを見てミネルバは緩んだ表情を引き締めてから大きな声でハリーを呼んだ。
ミネルバの声で一気に静まり返りハリーは少し怖がりながらこっちに来て私の裾を掴んだ。
何処かに向かっている途中もずっと私の裾を掴んだままなものだから、まだくもちゃん!とかくもねーたん!と呼んでいるハリーの姿を思い出してキュン死にしそうだった。
それから怖がるハリーに悶えながらミネルバについていくと上級生がクィレルの授業を受けている教室についた。
「二人はここで待ってーークィレル先生!暫くウッドをお借りできますか?」
「い、いいですとも、も、もちろん」
誰か連れてくるのかな?
「ポッター、せ…ラクネ、オリバー・ウッドです。ウッド、ポッターは最高のシーカーですよ♪」
ミネルバはニッコニコの笑顔でウッドにそう伝えた。でもウッドは私のことを見て不思議そうな顔をしていた。
まぁ、言いたいことはわかる。じゃぁ私は何で居るんだって話だ。
「マクゴナガル先生、彼女は?」
「彼女はキィル・ラクネです。彼女は最高のオールラウンダーです。彼女ならばビーターでもチェイサーでも何だろうがやれますよ♪」
「…はぁ」
ちょっとミネルバ…?ハードルを上げすぎじゃないかな?流石に何でもは…………まぁミネルバが嬉しそうにしてるから頑張るか…
はい、と言うことでクィディッチのオリジナル役職、オールラウンダーです。簡単に言うと万能補欠ですね。
オールラウンダーは試合中に復帰不可能となった役職に成り代わって出場できる役職となっています。
例
キーパーがボールに当たって気絶して落下した!!
復帰不可能です!
よしオールラウンダー行け!キーパーだ!
合点承知!!
見たいな感じですね。
それと双子にバレた後、キィの手作り漢字ドリルを双子に宿題として出しています。覚える場所を指定して、定期的に提出させて、そのあとにテスト、という流れです。