遊戯王VRAINS Re:Construction   作:師走F

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第7話:Dummy for play(後編)

 同刻、ロンリーブレイヴは道に迷っていた。

 

「あーくそ。よく考えれば、俺はLINK VRAINSにログインするの初めてなんだよな」

 

 マップを表示して、現在地を確認するが、慣れていないのもあり、イマイチ場所がつかめない。

 

「ん?」

 

 すると、視線の先に特徴的な三色頭を見つける。

 

「あ、あれは!プレイメーカー!」

 

 ロンリーブレイヴは目的も忘れて、プレイメーカーの背中を追いかける。

 

 路地裏にやってきたところで、プレイメーカーは不意に振り返る。

 

「おい。そこのお前」

 

 プレイメーカーに呼ばれて、ロンリーブレイヴは物陰から姿を現す。

 

「何者だ?」

「は、初めまして!お、俺、プレイメーカーの大ファンで……」

「そうか。俺のファン、ならサインを書いてやる」

「ほ、本当っすか!」

「ああ。そのかわり……」

 

 プレイメーカーは手を差し出す。

 

「お前のデッキをよこせ」

「へ、いや……」

「どうした? サインが欲しくないのか?」

 

 下衆な笑いを浮かべるプレイメーカーに、ロンリーブレイヴは自分の目的を思い出した。

 

「お、お前!さてはプレイメーカーじゃないな!」

「チッ、バレちまったか」

「絶対許さねぇ!俺がデュエルで成敗してやる!」

「ふんっ、やってみろ。そのかわり、負ければお前のデッキをもらうぞ」

 

「「デュエル!」」

 

ターン1 ロンリーブレイヴ

 

「俺のターン」

 

(勢い余って挑んじゃったけど、俺、LINK VRAINS初心者だし……でも、プレイメーカーのためだ!やるしかねぇ!)

 

「俺はスクラップ・コングを召喚!その効果で自身を破壊!」

 

 ガラクタでできたゴリラが、着地の瞬間爆散する。

 

「自分の獣族モンスターが破壊された時、ライフ1000払うことで、手札から森の番人グリーン・バブーンを特殊召喚!」

 

 爆発したスクラップ・コングの中から、棍棒を携えた青髭の霊長類が現れた。

 

「俺はこれでターンエンド」

 

ターン2 偽プレイメーカー

 

「俺はリンクスレイヤーを特殊召喚、さらにバックアップ・セクレタリーを特殊召喚」

 

 フィールドに二体のサイバース族モンスターが並ぶ。

 

「くそっ!プレイメーカーと同じモンスターを使いやがって!」

「2体をリリースして、アドバンス召喚!来い、デュアル・アセンブルム!」

 

 現れたのは左右非対称の六対の翼、赤と青に分かれた二色の機械の竜だ。

 

「デュアル・アセンブルムの効果!手札1枚を除外して、このカードの攻撃力以下の相手のモンスター1体を除外する!消えろ!グリーン・バブーン!」

 

 翼をはためかせると、金属を孕んだ風が吹き、グリーン・バブーンの体を消滅させる。

 

「バトルだ!デュアル・アセンブルムでダイレクトアタック!」

「ぐあぁぁっ!」

 

 ロンリーブレイヴ:ライフ3000→200

 

「カードを1枚伏せてターンエンド」

 

ターン3

 

(やばいやばい!俺のライフ残りちょっとじゃん!)

 

 ロンリーブレイヴはビクビク震えながら、デュエルディスクに手をかける。

 

(頼む。なんか来いなんか来い!)

 

 意を決して引いたカードは、

 

「こ、これは……サイバース・ウィザード!?」

 

 それは遊作が何かの礼といって、彼にくれたカードだった。

 

「藤木……いや、でもこれどうやって使うんだ?」

「早くしろ」

「あーもう!俺はサイバース・ウィザードを召喚!」

 

 白いローブをまとった電脳の魔術師が、ロンリーブレイヴのフィールドに召喚される。

 

「サイバース・ウィザードの効果!1ターンに1度、相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を守備表示にする!デュアル・アセンブルムを守備表示に!サイバース・アルゴリズム!」

「くっ……」

「さらに俺は手札から団結の力を装備!」

 

 これでサイバース・ウィザードの攻撃力は2600となる。

 

「バトルだ!サイバース・ウィザードでデュアル・アセンブルムを攻撃!」

 

 守備力1000のデュアル・アセンブルムを撃破し、さらに貫通ダメージを与える。

 

 偽プレイメーカー:4000→2400

 

 

「くっ!俺はセットされた速攻魔法、スケープ・ゴートを発動!フィールドに羊トークン4体を特殊召喚」

 

 丸っこい羊のモンスターが四色4体出現する。

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンド」

 

ターン4

 

「サイバース・ウィザード、そいつを奪えば、また俺のデッキはプレイメーカーに近付く」

「お前、なんでプレイメーカーの真似なんか」

「決まってるだろ。俺はプレイメーカーのファンだった。だが、奴はハノイの騎士に負けた」

 

 そのデュエルは島も見ていた。

リボルバーとの激しいデュエル、スキルの失敗により中断となったが、あれが実質的な敗北であることは彼にも分かる。

 

「俺のプレイメーカーは無敗の最強デュエリスト、だから決めたんだ。俺自身がプレイメーカーになると!」

「そんなの、お前の勝手なイメージじゃ───」

 

───それは多分、彼の表面しか見えていない

 

 そこで、彼の脳裏に美海の言葉が響く。

 

「現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件はモンスター2体以上!俺は羊トークン4体をリンクマーカーにセット!サーキットコンバイン!」

 

 4体の羊トークンが、上下左右4つのリンクマーカーを描く。

 

「リンク召喚!リンク4!プロキシーコード・レオ!」

 

プロキシーコード・レオ

リンク・効果モンスター

闇属性/サイバース族/攻 2500/LINK4

【リンクマーカー:上/左/右/下】

モンスター2体以上

(1)このカードが戦闘を行う場合、ダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの効果は無効化され、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力・守備力は元々の数値になる。

(2)お互いのバトルフェイズ中、相手は魔法・罠カードを発動できず、レベル5以上のメインモンスターゾーンのモンスターの効果を発動できない。

 

「バトルだ!プロキシーコード・レオでサイバース・ウィザードを攻撃!」

「俺のサイバース・ウィザードは攻撃力2600!そいつじゃ倒せないぜ!」

「この瞬間!プロキシーコード・レオの効果発動!戦闘を行う相手モンスターの効果は無効化され、攻撃力は元々の数値となる!」

 

 プロキシーコード・レオが吠えると、サイバース・ウィザードの纏うオーラがかき消される。

 

「だ、だったら罠カードで……」

「無駄だ!プロキシーコード・レオの効果で、バトルフェイズ中は相手は魔法・罠カードを発動できない!これで終わりだ!」

 

 プロキシーコード・レオの咆哮が、ロンリーブレイヴをサイバース・ウィザードごと吹き飛ばした。

 

「ち、ちくしょう……」

「さーて、お前のカードもいただくか」

 

 偽プレイメーカーがロンリーブレイヴに近付く。

 

(くそっ、俺じゃあ……)

「そこまでだ」

 

 その時、Dボードに乗った人物が上空から現れた。

 

「お、お前は……」

「プレイメーカー!」

 

 本物のプレイメーカーが、偽物の前に立ちふさがった。

 

「ぷ、プレイメーカー、すまねぇ。俺は……」

 

 膝をついて謝るロンリーブレイヴに、プレイメーカーは振り向くことなく語る。

 

「お前のおかげで、やつのエースモンスターの効果が分かった」

「え?」

「礼を言うぞ。ロンリーブレイヴ」

 

 そしてプレイメーカーはデュエルディスクを構える。

 

「いいだろう。本物を倒すことで、俺が本物のプレイメーカーになれる!」

 

「「デュエル!」」

 

ターン1 プレイメーカー

 

「リンクスレイヤー、バックアップ・セクレタリーを特殊召喚!さらにサイバース・ウィザードを通常召喚!現れろ!未来を導くサーキット!リンク召喚!デコード・トーカー!」

 

 さっそくデコード・トーカーを呼び出し、さらにリンク先にリンク・フライヤーを特殊召喚する。

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンド」

 

ターン2 偽プレイメーカー

 

「俺もリンクスレイヤー、バックアップ・セクレタリーを特殊召喚。さらに切り込み隊長を通常召喚し、その効果で手札からイグザリオン・ユニバースを特殊召喚!」

 

 こちらも4体のモンスターを並べ、リンク召喚の準備を整える。

 

「現れろ!未来を導くサーキット!リンク召喚!プロキシーコード・レオ!」

 

 先程ロンリーブレイヴを下した白いライオン型のモンスターが、アローヘッドより駆け出た。

 

「バトルだ!デコード・トーカーを攻撃!」

 

 迎え撃つデコード・トーカー、その攻撃力は2300だが、

 

「知っているぞ。パワーインテグレーションにより攻撃力が500アップする。だがプロキシーコード・レオの効果で攻撃力は元々の数値となる!粉砕しろ!」

 

 プレイメーカー:ライフ4000→3800

 

「俺はカードを1枚伏せてターンエンド」

 

ターン3 プレイメーカー

 

「ここで俺は罠カード発動!」

 

 偽プレイメーカーの伏せカードが開く。

 

「メタマテリアル化電子装甲!」

 

メタマテリアル化電子装甲

通常罠

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1)自分のリンク召喚されたリンクモンスター1体を対象として発動できる。このカードを攻撃力500アップの備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。

(2)このカードの効果でこのカードを装備したモンスターが相手の効果でフィールドを離れる場合、かわりに墓地の装備モンスターのリンク素材となったモンスター1体を除外できる。

(3)相手のリンクモンスターが効果を発動した場合、装備モンスターのリンク先の自分のモンスター1体をリリースして発動できる。その効果を無効にする。

 

「プロキシーコード・レオに装備!これで攻撃力3000!さらに場を離れる時、墓地の素材となったモンスターを身代わりにできる!」

「こ、これ、プレイメーカーピンチなんじゃ……」

 

 高笑いする偽プレイメーカーとそのモンスターに、ロンリーブレイヴの顔は青ざめる。

 

「どうすんだ? どんなに攻撃力を上げても、プロキシーコード・レオの効果で元に戻されちまう」

「問題ない。俺は装備魔法、コード・リコンパイルを発動!」

 

コード・リコンパイル

装備魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。

(1)ライフを500払い、自分の墓地の「コード・トーカー」モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。このカードがフィールドを離れた時に装備モンスターは墓地に送られる。

(2)装備モンスターの効果は無効化され、攻撃力は0になる。

(3)装備モンスターをリンク召喚の素材にする時、このカードを装備モンスターと同じ種族・属性の通常モンスター1体分としてリンク召喚の素材にできる。

 

「墓地のデコード・トーカーを特殊召喚。現れろ!未来を導くサーキット!召喚条件はモンスター2体以上!」

 

 天上のアローヘッドより嵐が巻き起こる。

 

「唸れ嵐!虚構に渦巻く旋風は、万物を震わす竜の雄叫びとなる!リンク召喚!ファイアウォール・ドラゴン!」

 

風の中より、ファイアウォール・ドラゴンがその翼を広げ降り立った。

 

「ファイアウォール・ドラゴン、知っているぞ。相互リンク状態のカードの数だけ、フィールドか墓地のカードを手札に戻す。だが、俺のプロキシーコード・レオは、メタマテリアル化電子装甲の効果で場に残る!無駄だ!」

 

「それはどうかな。俺は罠カード!リコーデッド・アライブを発動!墓地のデコード・トーカーを除外して、EXデッキからエクスコード・トーカーを特殊召喚!」

 

 ファイアウォール・ドラゴンの真下のリンク先に、エクスコード・トーカーが特殊召喚される。

 

「さらにリンク・フライヤーを素材にリンク召喚!トークバック・ランサー!まずはファイアウォール・ドラゴンの効果発動!エマージェンシー・エスケープ!」

 

 ファイアウォール・ドラゴンの背中にエネルギーが集まる。

 

「俺は墓地のバックアップ・セクレタリーを除外することで、バウンスを無効に───」

「誰がそいつだと言った。俺が戻すのはメタマテリアル化電子装甲!」

「なっ!」

 

 ファイアウォール・ドラゴンの起こす嵐によって、プロキシーコード・レオをコーティングしていた電子の鎧が消える。

 

「バトルだ!ファイアウォール・ドラゴンで、プロキシーコード・レオを攻撃!」

 

 攻撃力は互角。本来なら相打ちとなるが、

 

「エクスコード・トーカーの効果!リンク先のモンスターの攻撃力を500アップする!」

「なっ!」

 

 ファイアウォール・ドラゴンは敵のモンスターを一方的に粉砕する。

 

 偽プレイメーカー:4000→3500

 

「終わりだ!エクスコード・トーカー、トークバック・ランサーでダイレクトアタック!」

 

 ◆

 

 デュエルの後、プレイメーカーはプログラムによって偽物を拘束する。

 

「プレイメーカー!」

 

 立ち去ろうとするプレイメーカーに、ロンリーブレイヴは駆け寄る。

 

「お、俺は、どうすればプレイメーカーみたいに強くなれるんだ!?」

「……その答えは、自分で見つけるんだ」

 

 そう言い残して、プレイメーカーはDボードに乗って去ってしまう。

 

「ロンリーブレイヴ!」

 

 すると、遅れて美海とブルーガールが駆け付けた。

 

「こいつが偽物?」

「あ、ああ。さっきプレイメーカーが倒したんだよ!すごかったぜ!」

 

 ロンリーブレイヴはすぐにいつもの調子を取り戻し、プレイメーカーのデュエルがいかに凄かったかを語り始める。

 

「あれ?そういえば藤木のやつは?」

「途中ではぐれちゃって……」

「今はそれよりも、この男の処遇でしょう」

 

 事情を知る美海は、遊作の心配はせずにSOLへの通報を済ませた。

 

 ◆

 

 その頃、Dボードに乗って空を駆けるプレイメーカーこと遊作は、

 

「らしくないじゃん。あいつを励ますなんて」

「この前の借りを返しただけだ」

「素直じゃねぇな」

 

 すると、デュエルディスクに美海からの着信があった。

 

『遊作、お疲れ様でした』

「ああ。そっちは大丈夫だったか?」

『えぇ。ゴッドバードに助けられまして』

「あいつに?」

『はい。まあ元はと言えば、彼がサイバースカードをバラまいたのが原因ですので、マッチポンプな気がしますが』

 

 そう言って、画面越しに美海は肩を落とす。

 

『遊作も、お二人に連絡を入れておいた方がいいですよ』

「後でしておく」

『事後処理はやっておきます。知り合いのツテを使って、偽物について拡散してもらいますから、もう後ろ指をさされることはないでしょう』

「ありがとう」

『その代わりと言ってはなんですが、少し相談が……』

 

 ◆

 

 その夜、ログアウトした遊作は美海と一緒に草薙のキッチンカーを訪れた。

 

「遊作が女子を連れてくるとはな」

「初めまして。草薙さん。湊美海と申します。いつも遊作、それと仁がお世話になっています」

 

 美海は丁寧にお辞儀をして挨拶した後、菓子折りまで渡す。

 

「これはご丁寧にどうも……なんか結婚の挨拶みたいだな」

「これは遊作にも春が来たんじゃねぇの?」

「それで草薙さん、データの方は?」

 

 話が脱線しそうだったので、遊作が口を挟む。

 

「ああ。こいつを見てくれ」

 

 画面にはいくつもの資料、その上部にはデカデカと大きな文字で『Project:Hanoi』と記されていた。

 

「やはり、SOLは事件に噛んでいたのか」

「先生の名前もあります。彼はSOLの研究員でもあったのですね……」

 

 懐かしい名前に、二人は複雑な表情を浮かべる。

 

「実験の詳細が書かれています。発達途中にある7歳以下の子供の脳に、負荷を与え続けることで、極限状態で覚醒した脳波をサンプリング。そのデータを元により高次AIを作り出すことができることが分かった」

 

「様々な実験の結果、脳に負荷を与える手段はデュエルが最も適しているという結論が出た。デュエルは思考によって脳を刺激するだけでなく、戦うというその行為によって闘争本能を目覚めさせる。その本能こそが、AIをより発展させるために必要なピースである」

 

「本能とはすなわち、生物の在り方そのものであり、それを得ることによってAIはただのプログラムから、意思を持った一つの種へと進化する」

 

「半年に渡る実験により、我々は6体の意思を持ったAI、イグニスを完成させた」

 

 そこまで読み終えて、3人はデュエルディスクに納まった眼玉、Aiの方を見る。

 

「いや、俺も覚えてないんだよ。前に言っただろ? 記憶が抜けてるって」

「お前と同じイグニスが後5体いるんだな。そいつらはどこにいる?」

「さあな。ハノイに俺達イグニスの居場所、サイバース世界を襲われて、みんな散り散りになっちまった」

「つまりまとめると、あなた方、イグニス達は実験の後、何らかの理由でSOLから逃げ出し、そのサイバース世界という場所で暮らしていた。そして、ハノイの騎士はそれを追ってサイバース世界を襲撃した。ちなみに襲撃の日時は覚えていますか?」

「5年前だ」

 

 5年前、それはネットワーク上に突然、サイバース族のカードが出現した時期と重なる。

 美海は草薙からマウスを借りて、他にも情報がないかを探ってみる。

 

「実験の経過は、別紙レポートに記載。草薙さん、このレポートは?」

 

 草薙は首を横に振る。

 

「そうですか……」

「けど、実験の目的が分かったのは収穫だな」

「だが、謎も増えた。SOLがイグニスを作った目的が分からない」

「単にAIの研究じゃないのか?」

「それだけならこんな強引な方法は取らない。最終的に、鴻上先生に全て責任を押し付けるつもりだとしてもリスクが大きすぎる」

「確かに、先生がSOLの人間である以上、表沙汰になれば世論の追求からは逃れられない。そこまでして作るほどの価値が、彼らイグニスにあった」

 

 美海の視線を受けて、Aiは少し照れくさそうにする。

 

「まあ二人とも、今日はここまでにしよう。あまり根を詰めすぎるのもよくない」

 

 草薙の一声で、その日は解散となった。

 

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