遊戯王VRAINS Re:Construction 作:師走F
ただのギャグ回、中編です。
第二試合、ゴッドバードとミネルヴァがコースターに乗り込む。
「ゴッドバード殿」
すると、ミネルヴァがコースターの上で立ち上がり、彼に手を差し出す。
「先程は無礼な発言をしてすまなかった。貴殿と手合わせできることは光栄に思っている」
「お、おう」
ゴッドバードは戸惑いながらもその手を取り、握手する。
「では始めよう」
「ああ」
二人がコースターに再度着席したことを確認し、八神はマイクを握る。
「両者準備はいいですか? では参りましょう。スピード────」
「「デュエル!」」
ターン1 ゴッドバード
「俺は
爪の生えた円盤が回転しながら飛来する。
効果モンスター
星4/風属性/サイバース族/攻 1000/守 1000
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、このカードを手札から特殊召喚できる。
(2)このカードが(1)の方法による特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「エリミネーター」モンスター1体を特殊召喚する。この効果発動後、ターン終了時まで自分はメインモンスターゾーンにモンスターを特殊召喚できない。
(3)相手ターン中、自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エリミーション」罠カード1枚をセットする。この効果でセットしたカードは、セットしたターンにも発動できる。
「その効果で、俺はデッキから
ジャイロードが宙を飛び回り、爪で空間を裂くと、次元の裂け目から長方形の飛行物体が飛来した。
効果モンスター
星4/風属性/サイバース族/攻 1400/守 500
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)自分フィールドにサイバース族モンスターが存在する場合、このカードを手札から特殊召喚できる。
(2)相手ターン中、自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エリミネーション」魔法カード1枚をセットする。この効果でセットしたカードは、セットしたターンにも発動できる。
「現れろ、未来を貫くサーキット!召喚条件は、レベルが同じモンスター2体!」
ラントリクターとジャイロードがアローヘッドに吸い込まれる。
「リンク召喚!リンク2、
リンク·効果モンスター
風属性/サイバース族/攻 1000/LINK2
同じレベルのモンスター2体
(1)リンク召喚したこのカードは、リンク素材となったモンスターと同じレベルのモンスターとしてX召喚の素材にでき、このカードのリンクマーカーの数と同じ数のモンスターとしてX召喚の素材にできる。
(2)X素材となったこのカードが墓地に送られた場合に発動できる。除外されている「エリミネーター」モンスター2体を自分のXモンスターの下に重ねてX素材とする。
「リンク召喚されたこのカードは、素材となったモンスターと同じレベルのモンスターとしてエクシーズ召喚の素材にでき、リンクマーカーの数分のモンスターとして扱う!俺はレベル4、2体分のローディング・チャージャーでオーバーレイ!」
コースの先にエックス字のパネルが現れ、ローディング・チャージャーと共にくぐり抜ける。
「エクシーズ召喚!現れろ、ランク4!
現れたのは、体の中央にレールガンを備えた、歪な機械仕掛けの竜だった。
エクシーズ·効果モンスター
ランク4/風属性/サイバース族/攻 2300/守 2000
風属性·レベル4·効果モンスター×2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードの攻撃力·守備力はこのカードがX素材として持つリンクモンスターのリンクマーカーの数×300アップする。
(2)相手の特殊召喚されたモンスターが効果を発動した時、このカードのX素材1つを取り除いて発動できる。その効果を無効にする。この効果発動のためにリンクモンスターを取り除いていた場合、かわりにその効果を無効にして破壊し、相手に500ダメージを与える。
(3)このカードが効果で破壊される場合、かわりこのカードのX素材1つを取り除くことができる。
「これぞゴッドバードの十八番!本来レベルを持たないリンクモンスターによるエクシーズ召喚!モンスターの数も何もかも無視するルール無用の召喚だ!」
ゴッドバードのエクシーズ召喚を初めて目の当たりにした観客は、その特異な戦術に歓声を上げる。
「俺はカードを1枚伏せてターンエンド」
「あれ、ゴッドバードさん、アトラクションの魔法カードは使わないんですか?」
八神の質問に対して、ゴッドバードは手札から1枚のカードを見せる。
それは魔法カード、天使のサイコロ。サイコロを振り、出た目の数×100、自分のモンスターの攻撃力をアップさせるカードだ。
「先攻1ターン目に使えねぇカードをコースの初めに置くんじゃねぇよ!」
「あぁ、これ今後の課題ですねー。ご協力感謝します」
「ユーザーをデバッカーにすんな!」
八神は彼の突っ込みを半分聞き流し、ウィンドウを出してメモを取った。
ターン2 ミネルヴァ
「相手ターン開始時、墓地のジャイロード、ラントリクターの効果発動!自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない時、墓地から除外することで、エリミネーションカードをセット!」
ゴッドバードの魔法・罠ゾーンが3枚の伏せカードで埋まる。
「では参ります。閃刀起動-エンゲージを発動!デッキから閃刀姫-レイを手札に加え、そのまま召喚!」
巨大な刀を携えて、白髪の少女がフィールドに降り立つ。
「レイの効果発動!このカードをリリーし、エクストラデッキから閃刀姫1体を特殊召喚する!」
レイが刀を振り上げると、その剣先にアローヘッドが出現し、レイの体を通過する。
すると、彼女の体に赤い装甲が装着され、閃刀姫-カガリへと変身させた。
「カガリの効果で、墓地の閃刀起動-エンゲージを手札に」
「コンパイル・ブラスターの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、その効果を無効にする!さらに、リンクモンスターを取り除いて発動していれば、無効にして破壊!相手に500ダメージを与える!」
コンパイル・ブラスターのレールガンがカガリを撃ち抜き、さらにその体を貫通してミネルヴァのライフも削り取る。
ミネルヴァ:ライフ4000→3500
「では、私は魔法カード、メリーゴーラウンドを発動」
メリーゴーラウンド
アトラクション魔法
(1)フィールドを180度回転させるようにして、フィールドのモンスターのコントロールを入れ替える。
「フィールドのモンスター全てのコントロールを入れ替えます」
「カウンター
「いえ、それはできません」
「なんでだよ?」
すると、ミネルヴァはカードの右下をタップして、小さなウィンドウを開いてゴッドバードに見せる。
「ここの注釈文に、アトラクションカードはスペルスピード4と書いてあります。カウンター
「……おい運営!」
「だってゲームの醍醐味を無効にされたらつまらないじゃないですか」
八神に笑顔で答えられて、ゴッドバードは歯ぎしりをする。
「ではコントロールを入れ替えさせてもらいます」
フィールドそのものが回転し、コンパイル・ブラスターがミネルヴァに奪われてしまう。
「カードを1枚伏せてバトル、コンパイル・ブラスターで、ゴッドバードにダイレクトアタック!」
「俺は速攻魔法!RUM-
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1)自分・相手のXモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターよりランクが1つ高い「エリミネーター」Xモンスター1体を対象のモンスターの上に重ねてX扱いで特殊召喚する。その後、墓地の「エリミネーター」リンクモンスター1枚までをその下に重ねてX素材にできる。
「自分もしくは相手のエクシーズモンスター1体を対象に、そのモンスターよりランクの高いエクシーズモンスターにランクアップさせる!」
「チェーンして速攻魔法、閃刀起動-リンケージ!自分のメインモンスターゾーンにモンスターがいない時、このカード以外のフィールドのカードを墓地へ送り、エクストラデッキから閃刀姫1体を特殊召喚する!」
「そいつは今度こそジャミングで無効だ!」
チェーン合戦を制したゴッドバードが、魔法の効果を起動させ、相手フィールドのコンパイル・ブラスターを自分のフィールド上に出現したエックス字のパネルへ吸収させる。
「ランクアップ!エクシーズチェンジ!現れろ、ランク5!
エクシーズ·効果モンスター
ランク5/風属性/サイバース族/攻 2500/守 2000
風属性·レベル5·効果モンスター×2体以上
このカード名の(1)(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードがX召喚に成功した場合、このカードがX素材として持つリンクモンスター1枚のLINKの数までお互いの使用していないメインモンスターゾーンを指定して発動できる。指定したゾーンは次の相手のターンのエンドフェイズまで使用できない。
(2)このカードの攻撃力·守備力はこのカードがX素材として持つリンクモンスターのリンクマーカーの数×300アップする。
(3)自分・相手のエンドフェイズにこのカードのX素材2つ、またはX素材のLINK2以上のリンクモンスター1枚を取り除いて発動できる。お互いのメインモンスターゾーンのモンスターを全て破壊する。
「私はこれでターンエンド」
ターン3
「俺はアトラクション
コースターブースト
アトラクション魔法
(1)コースターを加速させ、コース上の魔法カード1枚を手札に加える。
「こいつで新しいカードをゲットだ!」
ゴッドバードの乗るコースターが加速し、次ターンに手札に加わるはずのカードを先取りで手札に加える。
「へっ……あ?」
手札に加わったカードは、またしても天使のサイコロだった。
「おいこれわざとだよな!」
「今日はアンラッキーですね。あ、トラップ踏んでるので発動しますね」
ゴッドバードの目の前に、絶妙に腹立つ顔の青い鳥型のマスコットが描かれたカードが出現する。
ハズレ
サプライズ罠
(1)発動したプレイヤーは手札1枚を捨てる。
「……バトルだ!エクス・ランサムウェアで、ダイレクトアタック!」
「私は速攻魔法!閃刀機-ウィドウアンカーを発動!」
先端にアームのついた鎖が飛び、エクス・ランサムウェアの体を掴む。
「相手モンスター1体の効果を無効。そして、墓地に魔法カードが3枚以上なら、そのコントロールをエンドフェイズまで得る」
アームに引っ張られて、エクス・ランサムウェアがミネルヴァのフィールドへと移動した。
「チッ、俺はこれでターンエンド」
ターン4
「私のターン……ん?」
手札に加わったカードを見て、ミネルヴァは眉をひそめる。
「あの、八神殿、これはアリなのですか?」
「はい。お祭りですから」
「はぁ……では私は魔法カード、強欲な壺を発動」
「え?」
ミネルヴァの発動したカードに、会場にいる全員の目が点になる。
「デッキから2枚ドローします」
「いやいやいや待て!禁止カードじゃねぇか!」
「お祭りですから」
「それ言えば許されると思ってんのか!!」
ゴッドバードの突っ込みをよそに、ミネルヴァは引いたカードを確認してデュエルを進める。
「私は閃刀術式-シザーズクロスを発動。墓地の魔法カードが3枚以上なので、墓地からレイを特殊召喚する」
「俺は墓地のシークエンスコードを除外して効果発動!デッキからエリミネーション・ジャミングをセット」
「ならば、魔法カード、閃刀術式-アフターバーナーを発動!相手フィールドの表側表示モンスター1体を破壊する!」
「チッ、エリミネーション・ジャミングを発動!その発動を無効にして破壊する!」
レイが刀から放った業炎は、カードから放たれた波動によりかき消される。
「現れよ、悪を切り裂くサーキット!」
右手に刀のエフェクトを出現させ、居合いで空を切り払う。
すると、その軌跡の先に、アローヘッドが出現する。
「召喚条件は風属性以外の閃刀姫1体!リンク召喚!閃刀姫-ハヤテ!」
アローヘッドを潜り抜け、レイの体に緑のアーマーが装着された。
「さらに閃刀姫-ロゼを召喚!現れろ、悪を切り裂くサーキット!ロゼとハヤテをリンクマーカーにセット!」
アローヘッドに二人の閃刀姫が飛び込む。
「リンク召喚!リンク2、閃刀姫-ジーク!」
現れたのは女性のドレスを模したような黒い兵装だ。
「ジークの効果発動!エクス・ランサムウェアを次のエンドフェイズまで除外する!」
ジークが刀を向けると、エクス・ランサムウェアの背後に次元の裂け目が開き、そこへ吸い込まれる。
「さらにカードをセット。ジークの効果発動!セットしたカードを墓地へ送り、ジークの攻撃力を1000アップする。バトル、閃刀姫-ジークで、ダイレクトアタック!」
ゴッドバード:4000→1500
「私はこれでターンエンド」
ターン5
「俺のターン!」
コースターで手札に加わったのは、ダイス・アップ・デュアル。
「またサイコロ関連かよ。俺はRUM-バックアップ・エリミネーションを発動」
RUM-バックアップ・エリミネーション
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1)墓地の「エリミネーター」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクの1つ高い「エリミネーター」Xモンスター1体をそのモンスターの上に重ねてX召喚扱いで特殊召喚し、墓地の「エリミネーター」リンクモンスターをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。この効果発動後、ターン終了時まで、自分はメインモンスターゾーンにモンスターを特殊召喚できない。
「墓地からコンパイル・ブラスターを特殊召喚し、ランクの1つ高いエリミネーターにランクアップさせる」
蘇生したコンパイル・ブラスターの体が分解され、エクス・ランサムウェアへと再構築された。
「そして墓地のエリミネーターリンクモンスターをオーバーレイユニットにする。エクス・ランサムウェアはオーバーレイユニットのリンクモンスターのリンクマーカーの数×300、攻撃力がアップする」
これでエクス・ランサムウェアの攻撃力は3100となる。
「つっても、仕留めるには足りな……ん?」
そこでゴッドバードは手札のカードを改めて見る。
「こいつは、いけるか……俺は手札からダイス・アップ・デュアルを発動!」
ダイス・アップ・デュアル
アトラクション魔法
(1)このターン、自分がサイコロを振る時、1回多く振ることができる。
「これで俺は速攻魔法、天使のサイコロを2枚発動!」
ゴッドバードの目の前に大きなサイコロが4つ並び、回転する。
「出た目の数×100、攻撃力をアップさせる。6来い6来い6来い6来い……」
必死な祈りが通じたのか、サイコロの目は全て6となった。
「よっしゃぁぁっ! 俺は天使のサイコロの効果で、エクス・ランサムウェアの攻撃力を2400アップする!」
サイコロがエクス・ランサムウェアに吸収され、その攻撃力を5500まで上昇させる。
「バトルだ!エクス・ランサムウェアで、閃刀姫-ジークを攻撃!クラッキングブレイク!」
「見事……」
◆
デュエルが終わると、ゴッドバードは疲れ切った顔でコースターを降りた。
「おめでとうございます!何か一言!」
八神からマイクを向けられると、面倒くさそうに頭を掻くと、
「クソゲー」
と純粋に特殊ルールの感想を述べた。
「はい。では決勝はGo鬼塚VSゴッドバードです」
「まだやんのかよ。これ以上やりたくねぇんだけど」
ゴッドバードは心底嫌そうな顔を八神に向ける。
「見てる分には面白かったんですけどね」
「見応えはあったな」
「じゃあお前らやってみろよ!」
美海とプレイメーカーに怒鳴ったところで、彼は対戦相手の鬼塚の方を向く。
「なあ、次は普通にスピードデュエルにしねぇか?」
「確かに、俺もあの勝ち方には納得していない。だが、これを見ろ」
鬼塚は集まったギャラリーの方を指さす。
皆一様に、次のデュエルを楽しみに期待のまなざしを彼らに向けている。
「あれだけ楽しんでくれたんだ。ならその期待に応えるのがエンターティナーだ」
「俺エンターティナーじゃねぇし。あーもう分かったよ。やりぁいいんだろ」
観念したゴッドバードはコースターに乗り込み、鬼塚もその後に続く。
「「スピードデュエル!」」
ターン1 ゴッドバード
「俺はアトラクション魔法、テラードハウスを発動」
テラードハウス
アトラクション魔法
(1)自分・相手のデッキの上からそれぞれ3枚を墓地へ送る。その中のモンスターカード1枚に付き、墓地へ送られたモンスターと同じレベルのゴーストトークン(闇・アンデット族・攻/守0)をそれぞれ特殊召喚する。
「互いのデッキの上から3枚を墓地へ。その中のモンスターカードの数だけ、それと同じレベルのゴーストトークンをフィールドに特殊召喚!」
ゴッドバードの墓地へ送られたモンスターは
Go鬼塚は剛鬼ライジングスコーピオ。
「俺のフィールドにはレベル4のゴーストトークン2体を特殊召喚」
カードから霊魂が飛び出て、白い幽霊となってゴッドバード、Go鬼塚、それぞれのフィールドに現れる。
「現れろ、未来を貫くサーキット!召喚条件はレベルが同じモンスター2体!俺はゴーストトークン2体をリンクマーカーにセット!リンク召喚!リンク2、
リンク·効果モンスター
風属性/サイバース族/攻 1000/LINK2
同じレベルのモンスター2体
(1)リンク召喚したこのカードは、リンク素材となったモンスターと同じレベルのモンスターとしてX召喚の素材にでき、このカードのリンクマーカーの数と同じ数のモンスターとしてX召喚の素材にできる。
(2)X素材となったこのカードが墓地に送られた場合に発動できる。除外されている「エリミネーター」モンスター2体を自分のXモンスターの下に重ねてX素材とする。
「さらに手札から
効果モンスター
星4/風属性/サイバース族/攻 1500/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「エリミネーター」モンスター1枚を手札に加える。
(2)相手ターン中、自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しなければ、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エリミネーション」罠カード1枚をセットする。この効果でセットしたカードは、セットしたターンでも発動できる。
「デッキから
3体のモンスターが、コース上に現れた赤と青のエックス字のパネルに螺旋のエフェクトとなって吸い込まれる。
「エクシーズ召喚!現れろ、ランク4!
エクシーズ·効果モンスター
ランク4/風属性/サイバース族/攻 2300/守 2000
風属性·レベル4·効果モンスター×2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードの攻撃力·守備力はこのカードがX素材として持つリンクモンスターのリンクマーカーの数×300アップする。
(2)相手の特殊召喚されたモンスターが効果を発動した時、このカードのX素材1つを取り除いて発動できる。その効果を無効にする。この効果発動のためにリンクモンスターを取り除いていた場合、かわりにその効果を無効にして破壊し、相手に500ダメージを与える。
(3)このカードが効果で破壊される場合、かわりこのカードのX素材1つを取り除くことができる。
「俺はターンエンド」
ターン2 Go鬼塚
「相手ターン開始時、墓地のジャッキングスピアを除外して効果発動!」
効果モンスター
星5/風属性/サイバース族/攻 2000/守 1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。手札·フィールドのこのカードを対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。その後、デッキから「エリミネーター」モンスター1体を対象のモンスターの下に重ねてX素材とする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2)相手ターン中、自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エリミーション」罠カード1枚をセットする。この効果でセットしたカードは、セットしたターンにも発動できる。
「自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない時、このカードを墓地から除外してデッキからエリミネーション罠カードをセットする」
「俺はゴーストトークンをリリースして、剛鬼バックベアを召喚」
熊の毛皮と爪を纏った戦士が現れる。
「このカードが召喚に成功した時、相手モンスター1体の攻撃力を半分にする」
「俺はその効果にチェーンして、墓地のラントリクターの効果発動!自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない時、墓地のこのカードを除外することで、デッキからエリミネーション魔法カード1枚をセットする」
ゴッドバードのフィールドにさらに1枚、伏せカードが追加される。
「俺はさらにアトラクション魔法、ジェットマシーンを発動!」
ジェットマシーン
アトラクション魔法、
(1)手札からモンスター1体を召喚する。
「その効果で、手札から剛鬼スープレックスを召喚。スープレックスが召喚に成功した時、手札から剛鬼ツイストコブラを特殊召喚」
鬼塚のフィールドに、緑色の蛇を象った衣装をまとったレスラーが現れる。
「現れろ、俺様のサーキット!」
バックベア、ツイストコブラ、スープレックスの3体がアローヘッドに飛び込む。
「リンク召喚!リンク3、剛鬼ザ・グレート・オーガ!」
鍛え上げられた巨体で斧を振り上げ、黒いマントをなびかせる戦士がフィールドに現れた。
「グレート・オーガの効果!このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターの攻撃力は、その守備力分ダウンする!」
これでコンパイル・ブラスターの攻撃力は0となった。
「俺はさらに剛鬼再戦を発動!」
「そいつは通らねぇな。俺はカウンター
エリミネーション・ジャミング
カウンター罠
手札の「エリミネーター」モンスターを墓地に送ってこのカードを手札から発動できる。
(1)自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在せず、相手がモンスター効果・魔法・罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にする。自分のEXモンスターゾーンに「エリミネーター」モンスターが存在する場合、かわりにその発動を無効にして破壊する。
「俺のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない時、相手のカードの発動を無効にして破壊する!」
「なら、俺は手札から剛鬼フィニッシュホールドを発動!このターン、俺の剛鬼リンクモンスター1体の攻撃力を、そのリンクマーカーの数×1000アップ、さらに貫通効果を与える!」
「攻撃力5600か。なら俺は速攻魔法!
「ランク、シフトだと?」
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1度しか使用できない。
(1)自分の「エリミネーター」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターよりランクが1つ高い、または1つ低い「エリミネーター」Xモンスター1体を、その上に重ねてX召喚扱いで特殊召喚する。その後、自分の墓地の「エリミネーター」リンクモンスター1体までを、そのモンスターの下に重ねてX素材にできる。
「コンパイル・ブラスターを、ランクが1つ下、または上のモンスターにエクシーズチェンジさせる」
コンパイル・ブラスターが粒子状のデータに分解され、コース上に現れたエックス字のパネルに吸い込まれる。
「ランクダウン・エクシーズチェンジ!現れろ、ランク3!
現れたのは、弧の字型の鋭く尖った脚、長い蛇腹状の首を伸ばし、背中から4本のコードを伸ばす奇怪なドラゴンだった。
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/風属性/サイバース族/攻 2200/守 1000
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードの攻撃力はこのカードがX素材として持つリンクモンスターのリンクマーカーの数×300アップする。
(2)このカードのX素材1つを取り除き、自分のデッキから「エリミネーター」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。相手モンスター1体の種族と属性を、墓地へ送ったモンスターと同じにする。レベルを持つモンスターなら、レベルも同じにする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(3)墓地・X素材のこのカードを除外して発動できる。デッキから「RUM」魔法カード1枚を手札に加える。この効果発動後、ターン終了時まで、自分はメインモンスターゾーンにモンスターを特殊召喚できない。
「こいつの守備力は1000しかねぇ。グレート・オーガの効果を受けても、攻撃力は1200。そして、オーバーレイユニットのリンクモンスターのリンクマーカーの数×300、攻撃力がアップする」
エラー・インストーラーの最終的な攻撃力は1800。
これでゴッドバードが受ける戦闘ダメージを大きく軽減できる。
「そして、エラー・インストーラーの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、自分のデッキからエリミネーターを墓地へ送ることで、相手モンスター1体の種族と属性を墓地へ送ったモンスターと同じにする!」
エラー・インストーラーからコードが伸び、グレート・オーガの体に突き刺さる。
「フォースド・インストール!」
コードからデータが流し込まれ、グレート・オーガの種族と属性が、風属性・サイバース族へと書き換えられた。
「だが、そんなことをしても意味はない!バトルだ!ザ・グレート・オーガで、エラー・インストーラーを攻撃!」
コードを引き抜き、エラー・インストーラーに突貫する。
「オーガアックス!」
斧を振り下ろし、エラー・インストーラーはジャンクになったかに思われたが、
「なにっ!?」
エラー・インストーラーは破壊されてはいなかった。
「俺はさっき墓地へ送った
効果モンスター
星3/風属性/サイバース族/攻 1100/守 400
(1)手札からこのカード以外の「エリミネーター」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、自分フィールドのモンスター1体のレベルを3または4にする。
(2)相手ターン中、自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない、またはこのカードのみの場合に、フィールド・墓地のこのカードを除外して発動できる(ダメージステップでも発動可能)。このターン、自分のEXモンスターゾーンの「エリミネーター」モンスター1体は戦闘・相手の効果で破壊されない。
「墓地から除外することで、自分のエリミネーター1体を破壊から守る」
ゴッドバード:ライフ4000→200
「チッ、俺はこれでターンエンド」
ターン3
「さーて、そろそろだな」
すると、ゴッドバードの目の前にデータストームが出現した。
「いくぜ!」
ゴッドバードを乗せたコースターがデータストームへ突っ込む。
「自分のライフが1000以下で、俺のモンスターがエクストラモンスターゾーンのエクシーズモンスター1体のみの場合、データストームの中からランダムなサイバース族エクシーズモンスター1体を、その上に重ねてエクシーズ召喚する!」
データストームの風壁に手を伸ばし、カードを掴む。
「スキル発動!ストームエクシーズチェンジ!」
データストームの中で、エラー・インストーラーはその姿を変える。
「現れろ、サイバース・ベビードラコ!」
エラー・インストーラーは、小さな羽の生えたトカゲへと姿を変えた。
「え?」
会場の人達みんなが、出現したモンスターに対して困惑していた。
「ランク1で、攻撃力300……」
「ふっ、俺の覇気にビビッて、モンスターが逃げちまったみたいだな。だが問題ねぇ。俺にはRUM-
「いや、あなたスキルの効果で、このターン、モンスターを出せませんよね?」
ゴッドバードのスキルを知る美海から突っ込みが入る。
「そもそも仮に使えたところで、ランク2のエクシーズモンスターなんて入ってるのか?」
さらにプレイメーカーからも突っ込みを入れられ、ゴッドバードは苦い顔をする。
「ま、待て!攻撃力でモンスターの強さを測るなんざ素人!きっとこいつには凄い効果が……カードを1枚伏せてターンエンド」
なかったらしい。
ゴッドバードは貧弱なモンスターと伏せカード1枚でターンを終えた。
ターン4
「俺は剛鬼ライジングスコーピオを召喚。バトルだ!グレート・オーガで、サイバース・ベビードラコを攻撃!」
「俺はカウンター
エリミネーション·リジェクト
カウンター罠
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)相手モンスターの攻撃宣言時、自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。その攻撃モンスターを除外する。自分のEXモンスターゾーンに「エリミネーター」Xモンスターがいれば、かわりに相手フィールドの攻撃表示モンスター全てを除外し、除外したモンスターの元々の攻撃力の合計分、自分の「エリミネーター」Xモンスターの攻撃力をアップし、ターンを終了させる。
(2)墓地のこのカードを除外して発動できる。自分の墓地または除外されている「エリミネーター」モンスター2体まで選んでデッキに戻す。
「相手モンスターの攻撃宣言時、自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、そのモンスターを除外。俺のエクストラモンスターゾーンに、エリミネーターがいれば……っていねぇっ!」
サイバース・ベビードラコはエリミネーターではない。
追加効果が発動することなく、グレート・オーガだけが除外される。
「終わりだ!行け、ライジングスコーピオ!」
ゴッドバード:ライフ200→0
「決まったぁっ!勝者、Go鬼塚!この戦いを制したのは、我らがLINK VRAINSのナンバーワンデュエリストだ!」
Go鬼塚は、満足の行くデュエルができたのか、立ち上がって右手の拳を突き上げた。
「あの、ゴッドバードは大丈夫でしょうか?」
「まあ、大丈夫じゃないか?」
美海とプレイメーカーは彼の様子が気になったが、そんなこともお構いなくイベントは進行していった。