遊戯王VRAINS Re:Construction 作:師走F
その翌日の昼休み、葵も交えて五人で集まった彼らは、一緒に昼ご飯を食べていた。
「これが鴻上レポート」
啓は遊作から手渡されたデータに目を通す。
「確かに、遊作の言う通り、これは重過ぎる」
以前指摘したファイルサイズが大きすぎるという点について、啓も同意見だった。
「やっぱり何か仕込まれているのか?」
「いや、別のデータをテキストデータに変換したって感じだな」
「解析はできそう?」
「やってみないことには……」
自信なさそうに答え、一旦データは遊作に返した。
「でも、あなたがゴッドバード……」
「なんだよ悪いかよ!」
葵に変な目で見られて、啓は反発する。
葵の方も、あまりのギャップに、信じられないという目でジロジロ見る。
「そうだ。残りのレポートのことだけど……」
「ああ。ナンバー07をSOLが持っている」
「あの時、レポートを賭けろって言っとけばな~」
ナイトこと八神とのデュエルを思い出して、Aiは残念そうにつぶやく。
「仮にそれが最後だとしたら、見つかってないのはナンバー05と06の2つだよな?」
「そうですね」
「た、多分だけど。残りの場所は分かるぞ」
「ほんとに!?」
みんなから一気に期待のまなざしを向けられて、啓は目を伏せる。
「ま、まあ、レポートは一人でも探してたし……俺一人じゃ、回収はできないから、場所のメモを取っただけだけど。まだSOLに回収されてなければ、そこにある……と思う」
思わぬ情報が手に入り、全員の顔が明るくなる。
同時に、徐々に自信がなくなってきたのか、啓の顔は青ざめる。
「いや、その……俺の感覚が正しいかどうかなんて分かんないし、絶対そこにある確証もないというか……」
「啓、そう自分を卑下せず、自信を持ってください」
「で、でも……」
なおも自信なさそうにする啓だったが、尊はやる気になって立ち上がる。
「それじゃあ、放課後、みんなでLINK VRAINSに行こう!」
◆
LINK VRAINS某所、プレイメーカーとブルーエンジェルのチーム、ソウルバーナー、ゴッドバード、美海のチームの二手に分かれて、レポートの元へ向かった。
ゴッドバード達のチームは、彼の作りだしたデータストリームでかなり早いスピードで目的地へ向かう。
「見事だな。人間でここまでデータマテリアルを扱えるの者はそういないだろう」
不霊夢は感心したように言う。
「まあ今思うと、場所分かってんならポートか何か作っておいた方が効率よかったんだけど」
「お前、本当にネットだと性格変わるんだな」
「お前にだけは言われたくねぇよ」
ソウルバーナーに突っ込みを入れたその時、ゴッドバードは接近する何者かの気配を感じ取る。
「よけろ!」
そう叫んだ次の瞬間、彼らの元に弾丸が降り注ぐ。
ゴッドバードが咄嗟にデータストリームを操り、二人のDボードを無理やり旋回させて、どうにか攻撃を回避した。
「警告はしたぞ」
その覚えのある声に、ゴッドバードは苦笑いを浮かべる。
「あんたかよ。師匠」
そこにいたのは、鋼鉄の右手を構えるブラッドシェパードの姿だった。
「容赦はしないと、言ったはずだぞ」
「上等だ。相手になって────」
「駄目です!」
そこで二人の間に、美海が割って入る。
「あなた達は先へ行ってください」
「ざけんな!こいつの相手は俺が……」
「今はレポートの確保が優先です」
いくら座標が分かっているとはいえ、レポートの場所を正確に知り、この中で一番強いリンクセンスを持つゴッドバードが居た方がスムーズに運ぶ。
ソウルバーナーはイグニスを持つため、万が一負けた時のリスクが高すぎる。それならば、
「足止めは、私が務める」
「チッ……無茶はすんなよ」
「悪い、任せた」
ゴッドバードはDボードを加速させ、ソウルバーナーもその後に続く。
「献身的だな」
「私、結構尽くすタイプですから」
二人はデュエルディスクを構える。
「「スピードデュエル!」」
ターン1 ブラッドシェパード
「俺はドローン・ポーンを召喚」
フィールドに、翼に開いた穴にプロペラがついた小型のドローンが出現する。
ドローン・ポーン
効果モンスター
星1/風属性/機械族/攻 600/守 600
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ドローン」魔法・罠カード1枚をセットする。
(2)このカードの戦闘によって自分がダメージを受けた場合に発動できる。そのバトルフェイズ終了時、ダメージの数値分だけLPを回復する。
「効果でデッキからドローン・バリケードを手札に加える。俺はカードを1枚伏せてターンエンド」
ターン2
「相手ターン開始時、俺が永続
ドローン・バリケード
永続罠
このカードのコントローラーは、自分のスタンバイフェイズ毎に、フィールドの「ドローン」カード1枚を墓地へ送る。
(1)このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分はダメージを受けず、相手はこのカード以外の自分のフィールドの魔法・罠カードを効果の対象にできない。
(2)自分フィールドの表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドを離れた場合に発動できる。自分の手札・デッキから「ドローン・バリケード」1枚を発動する。
「これで俺はダメージを受けない」
「なら、私は
効果モンスター
星4/水属性/サイバース族/攻 1000/守 1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードの召喚·特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「原初海祈シーライブラ」以外の「オリジンブルー」カード1枚を手札に加える。
(2)このカードが他のモンスターゾーンに移動した場合に発動できる。手札から「原初海祈シーライブラ」以外の「オリジンブルー」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
「デッキからメガロガーを手札に加え、シーライブラを移動させることでそれを特殊召喚」
シーライブラがフィールド内を泳ぎ、横へ移動する。
すると、下から胴体部分がデータ化したサメ型のモンスターが浮上した。
効果モンスター
星3/水属性/サイバース族/攻 1300/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、発動するターン、自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
(1)自分フィールドの水属性モンスター1体を対象として発動できる。対象のモンスターを隣のメインモンスターゾーンに移動させ、手札からこのカードを特殊召喚する。
(2)このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの「オリジンブルー」モンスター1体を対象として発動できる。対象のモンスターを隣のメインモンスターゾーンに移動させ、このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはフィールドを離れた場合、除外される。
「シーライブラは移動した時、手札からオリジンブルー1体を特殊召喚できる。いでよ、マイカーカイブ!」
シーライブラの体から無数の0と1の羅列のエフェクトが放出され、その隣に平べったい甲羅を持つ節足動物が出現する。
効果モンスター
星2/水属性/サイバース族/攻 500/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「オリジンブルー」カード1枚を墓地へ送る。
(2)このカードが他のメインモンスターゾーンに移動した場合、墓地の水属性モンスター1体を対象として発動できる。対象のカードを手札に加える。このターン、この効果で手札に加えたサイバース族モンスター以外のカード及びその同名カードの効果は発動できない。
「来なさい、未来を繋ぐサーキット!」
メガロガーが回転しながら空へ泳ぎ、アローヘッドに飛び込む。
「リンク召喚!リンク1、原初海祈エルニーニャ!」
リンク・効果モンスター
水属性/サイバース族/攻 0/LINK 1
【リンクマーカー:右】
リンクモンスター以外の水属性・サイバース族モンスター1体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「
(2)1ターンに1度、このカードを空いている自分のメインモンスターゾーンに移動させて発動できる。自分のリンクモンスターにバックログカウンター1つを置く。
「デッキから
フィールド魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)自分の「オリジンブルー」リンクモンスターのリンク召喚に成功した場合に発動できる。そのモンスターに、このターン中にモンスターが移動した回数だけ、バックログカウンターを置く。その後、この効果で置かれたカウンターの数まで、墓地からレベル4以下の「オリジンブルー」モンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
(2)1ターンに1度、自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを隣のメインモンスターゾーンに移動させる。
「エルニーニャを自身の効果でメインモンスターゾーンに移動。来なさい、未来を繋ぐサーキット!」
シーライブラ、マイアーカイブ、エルニーニャの3体がアローヘッドに吸い込まれる。
「リンク3、
アローヘッドより、水が渦を巻きながら噴き上げる。
その中から現れたのは、ハート型の水晶に、女性の上半身を模した像と水晶の翼を取り付けた奇怪なオブジェだった。
リンク·チューナー·効果モンスター
水属性/サイバース族/攻 0/LINK3
【リンクマーカー:右下/下/左下】
水属性·効果モンスター2体以上
(1)リンク状態のこのカードは相手の効果を受けず、攻撃対象にならない。
(2)このカードのリンク先のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをチューナーとして扱う。その後、このカードのリンク先のモンスターのみを素材としてサイバース族Sモンスター1体をS召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(3)自分のモンスターの位置が移動する度に、このカードにバックログカウンターを1つ置く。
(4)自分フィールドのモンスターの攻撃力は、このカードのバックログカウンターの数×200アップする。
「
効果モンスター
星4/水属性/サイバース族/攻 1700/守 0
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しか行えず、このカード名のカードを特殊召喚するターン、自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
(1)自分フィールドにモンスターが存在しない、または水属性モンスターのみの場合、このカードを手札から特殊召喚できる。
(2)このカードが他のモンスターゾーンに移動した場合に発動できる。デッキから「オリジンブルー」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
「タイタニーニャの効果発動!メガロガーをチューナーに変える」
タイタニーニャの水晶から触手のようなコードが伸びて、メガロガーに突き刺さる。
コードから青いエフェクトが出て、メガロガーをチューナーに書き換える。
「そして、シーライブラにチューニング!」
シーライブラにもコードが刺さり、2体の体をデータに分解する。
「太古の泉より、その美しき歌声を響かせよ!シンクロ召喚!」
データの粒子が輪のエフェクトにかわり、その中心を光が貫く。
「出でよレベル7、
光の中から現れたのは、長い首をうねらせる水龍だ。
シンクロ·効果モンスター
星7/水属性/サイバース族/攻 2300/守 2000
水属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1)このカードが効果で隣のメインモンスターゾーンに移動する場合、かわりにリンクモンスターのリンク先となるメインモンスターゾーンに移動できる。
(2)1ターンに1度、自分フィールドのバックログカウンター1つを取り除いて発動できる。このカードと同じ縦列の相手のカードを全て手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
(3)1ターンに1度発動できる。このカードを隣のメインモンスターゾーンに移動させる。
「さらに
永続魔法
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードの発動時の処理として、自分フィールドのバックログカウンターの数×500LP回復する。
(2)自分フィールドのモンスターが移動する毎に、自分は500LP回復する。
(3)自分のバックログカウンター2つを取り除いて発動できる。手札・墓地から「オリジンブルー」モンスター1体を特殊召喚する。
「私のバックログカウンターの数×500、ライフを回復する」
美海:LP4000→5500
「さらにプレシオルタの効果発動!バックログカウンター1つを使うことで、このカードと同じ縦列のカードを手札に戻す!ドローン・バリケードを手札に!」
プレシオルタが歌声を奏でると、彼のフィールドのカードが手札に返る。
「ドローン・バリケードの効果発動!このカードが相手の効果でフィールドを離れた時。デッキからドローン・バリケードを発動する!」
だが、消されたバリケードが再設置される。
「だったら、プレシオルタを自身の効果で移動。移動したことでバックログカウンターを置き、ライフを回復」
美海:LP5500→6000
バックログカウンター:2→3
「そして
蘇ったシーライブラと、その隣にいたアンモジュールにタイタニーニャの触手が突き刺さる。
「私はアンモジュールをチューナー扱いとし、シーライブラに、チューニング!」
二体のモンスターがデータの粒子へと分解される。
「潮は満ちた。今こそ悠久の眠りから目覚めよ!シンクロ召喚!
現れたのはワニのような口を持ち、その周囲に水の剣を6つ従える首長竜だ。
シンクロ・効果モンスター
星8/水属性/サイバース族/攻 2800/守 2000
水属性チューナー+チューナー以外のサイバース族モンスター1体以上
(1)このカードのS召喚に成功した場合に発動できる。相手フィールドのモンスター2体までを選んで手札に戻す。
(2)このカードが効果で隣のメインモンスターゾーンに移動する場合、かわりにリンクモンスターのリンク先となるメインモンスターゾーンに移動できる。
(3)1ターンに1度、発動できる。このカードを隣のメインモンスターゾーンに移動させる。この効果は相手ターンでも発動できる。
(4)このカードと同じ縦列の相手のモンスターゾーン及び魔法&罠ゾーンのカードの効果は無効化される。
「このカードがシンクロ召喚に成功した時、相手フィールドのモンスター2体まで選んで手札に戻す!」
リオ・プロトコロドンの水弾を受けて、ドローン・ポーンは手札に返される。
「さらにリオ・プロトコロドンを自身の効果で移動。効果でバックログカウンターを置き、ライフを回復」
美海:LP6000→6500
バックログカウンター:1→2
「リオ・プロトコロドンと同じ縦列の相手のカードの効果は無効化される。これにより、ドローン・バリケードの効果は無効化される。バトル!
プレシオルタが大口を開け、その口にエネルギーを収束させる。
「俺は手札のドローン・アステロイドの効果発動!」
ドローン・アステロイド
効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻 1000/守 1000
このカード名の(1)の効果はデュエル中1度しか使用できない。
(1)自分・相手のモンスターの直接攻撃宣言時、このカードを手札から捨てて発動できる。その攻撃を無効にし、相手フィールドのモンスターの数だけ、「ドローン・トークン」(機械族・風属性・星1・攻/守0)を可能な限り特殊召喚する。その後、相手のターンなら、ターンを終了させる。
(2)自分のバトルフェイズ中に、墓地のこのカードを除外して発動できる。このターンに戦闘を行ったモンスターを含む自分のモンスターで「ドローン」リンクモンスター1体をリンク召喚する。
「その攻撃を無効にし、相手モンスターの数だけドローン・トークンを特殊召喚」
竹とんぼのような小型のドローンが三機、出現する。
「そして相手ターンなら、ターンを強制終了させる」
「くっ……」
ターン3
「スタンバイフェイズに、バリケードはフィールドのドローンカード1枚を墓地に送らなければならない。俺はバリケード自身を墓地へ」
既に守りは不要。
ここから彼の怒涛の攻撃が始まる。
「現れろ、勝利を導くサーキット!」
彼の場のトークンの内1体が、アローヘッドに吸い込まれる。
「リンク召喚!リンク1、バトルドローン・イグニッション!」
バトルドローン・イグニッション
リンク・効果モンスター
風属性/機械族/攻 800/LINK 1
【リンクマーカー:右下】
レベル4以下の「ドローン」モンスター1体
「バトルドローン・イグニッション」は1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1)このカードが特殊召喚に成功したターン、自分フィールドのこのカード以外の「ドローン」リンクモンスターが相手の効果でフィールドを離れる毎に、その数だけ「ドローン・トークン」(機械族・風属性・星1・攻/守0)を特殊召喚する。
(2)自分のリンクモンスター以外の「ドローン」モンスターが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動できる。このターン、このカードは直接攻撃できる。
「続けて三連続リンク召喚!ドローン・トークン1体で、バトルドローン・サージェント!トークンとイグニッションで、バトルドローン・ウォラント!」
アローヘッドに向けて、ドローンが次々と飛翔して、リンクモンスターとなってアローヘッドから発進する。
「そしてウォラントとサージェントでリンク召喚!バトルドローン・ジェネラル!」
二機のドローンが、リンクマーカーとなり、アローヘッドから漆黒の戦闘機がエクストラモンスターゾーンに着陸した。
バトルドローン・ジェネラル
リンク・効果モンスター
風属性/機械族/攻 2400/LINK 3
【リンクマーカー:左/右/下】
「ドローン」モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)自分のメインフェイズに発動できる。墓地から元々の攻撃力が2000以下の「ドローン」モンスター1体を特殊召喚する。
(2)自分のレベル4以下の攻撃力1000以下の「ドローン」モンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのカードは直接攻撃できる。
(3)自分の「ドローン」モンスターが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた場合、そのモンスターをリリースして発動できる。そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。この効果を3回以上適用したターン、このカードは直接攻撃できる。
「ウォラントの効果発動!墓地から自身を特殊召喚!」
ジェネラルのリンク先に、ウォラントが着陸した。
「でもそれまでです!私はプレシオルタの効果発動!バックログカウンター1つを使うことで、このカードと同じ縦列の相手フィールドのカード全てを手札に戻す」
プレシオルタが歌を奏でると、二機はエクストラデッキに帰還する。
「イグニッションの効果。こいつがリンク召喚に成功したターンに、相手の効果で俺のドローンがフィールドを離れた時、その数だけドローン・トークンを特殊召喚する」
再び彼のモンスターゾーンがドローン・トークンで埋まる。
「俺は2体のトークンでウォラントをリンク召喚!そしてトークンとウォラントでリンク召喚!バトルドローン・ジェネラル!」
アローヘッドからジェネラルが再発進する。
「そして、ジェネラルの効果で墓地からウォラントを特殊召喚。リンク2以上のドローンが効果で特殊召喚された時、墓地からサージェントを特殊召喚。そしてドローン・ポーンを通常召喚」
さらに墓地の二機のドローンまでもが復活し、追加の一機も加えて攻撃態勢は整った。
「効果でデッキからドローン・カタパルトを手札に加えて、発動」
ドローン・カタパルト
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれフェイズ毎に1度しか使用できない。
(1)自分のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。手札から「ドローン」モンスター1体を特殊召喚する。
(2)自分の「ドローン」モンスターが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた場合、このカードを墓地へ送って発動できる。相手に1000ダメージを与える。
「ジェネラルの効果発動。このターン、ドローン・ポーンはダイレクトアタックできる」
「私はリオ・プロトコロドンの効果で自身を移動。移動したことで、タイタニーニャの効果でバックログカウンターを置き、
LP6500→7000
バックログカウンター:1→2
「バトルだ!ドローン・ポーンでダイレクトアタック!」
ドローン・ポーンが美海に近づき、その小さな機体の両端についたガトリングを放つ。
美海:LP7000→6400
「ですが、リオ・プロトコロドンの効果!サージェントの効果は無効。サージェントがダイレクトアタックを決めなければ、ウォラントの効果は発動しない」
「それがどうした。俺は墓地のドローン・アステロイドの効果発動!このカードを墓地から除外することで、バトルフェイズ中にリンク召喚を行う!」
ブラッドシェパードが右手をピストルのように構えると、それが指差す先にアローヘッドが出現する。
「俺はジェネラルとウォラントをリンクマーカーにセット!」
二機のドローンがアローヘッドに飛び込む。
「リンク召喚!バトルドローン・ウォラント!」
エクストラモンスターゾーンにウォラントが出し直された。
「俺はドローン・カタパルトの効果発動!手札からドローン・エリアスを特殊召喚!」
直角三角形の翼が二枚ついた、小型の飛行機が飛来した。
ドローン・エリアス
効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻 1000/守 0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードを手札から特殊召喚できる。
(2)このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ドローン」カード1枚を手札に加える。この効果発動後、ターン終了時まで、自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。
「効果でデッキからドローンカード1枚を手札に。そして俺は手札に加えたこいつを使う」
ブラッドシェパードが手のひらを返して引いたカードを見せる。
「それは……」
「俺は速攻魔法、ドローン・フォース・フュージョンを発動!」
ドローン・フォース・フュージョン
速攻魔法
このカードの発動と効果は無効化されず、このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1)自分のフィールド・墓地から機械族の融合モンスターカードによって決められたこのターンに戦闘を行った「ドローン」モンスターを含むモンスターを除外し、その融合モンスター1体を融合召喚する。
(2)このカードの(1)の効果で融合召喚されたモンスター及び墓地のこのカードを除外して発動できる。除外されているそのモンスターの融合素材となった「ドローン」リンクモンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターは元々の攻撃力が半分になり、直接攻撃できる。
「このターンに戦闘を行ったドローンモンスターを含む融合素材モンスターをフィールド、墓地から除外し、機械族融合モンスター1体を融合召喚する!俺はフィールドのドローン・ポーンと、墓地のジェネラル、ウォラントを融合!」
ドローン・ポーンを中心に、墓地から現れたドローン二機がパーツを分離させ、接合される。
「我が部隊最高のソルジャー、その元へ集え、歴戦の勇士達よ!融合召喚!」
三機のドローンが合体して、一機の戦闘機となる。
「出でよレベル8!コマンドローン・バレットワスプ!」
それは前部に巨大な六角形のバルカンを搭載した紫の機体だった。
コマンドローン・バレットワスプ
融合・効果モンスター
星8/風属性/機械族/攻 1000/守 0
「ドローン」リンクモンスター+機械族モンスター×2
(1)このカードが融合召喚に成功した場合、その融合素材としたリンクモンスター1体を対象として発動できる。このターン、このカードは1度のバトルフェイズに対象のモンスターのリンクマーカーの数だけ攻撃できる。
(2)このカードの攻撃宣言時に発動する。相手モンスター全ての攻撃力・守備力を500ダウンさせ、相手に500ダメージを与える。
(3)このカードは攻撃力2000以下である限り、直接攻撃できる。
「バレットワスプは融合召喚した時、素材となったリンクモンスター1体のリンクマーカーの数まで攻撃できる。俺はジェネラルを選択!」
バレットワスプの機体から黒いパーツが表出する。
「ジェネラルのリンクマーカーは3、よって3回攻撃できる。そして、こいつは攻撃力2000以下であるかぎり、ダイレクトアタックできる!バトルだ!バレットワスプでダイレクトアタック!」
バレットワスプのバルカンが高速回転し、弾丸の雨を美海に浴びせる。
「バレットワスプの効果!攻撃時、相手に500ダメージを与え、相手モンスター全ての攻撃力と守備力を500ダウンさせる!」
弾丸はモンスターにも向けられ、その攻撃力にダメージを与える。
美海:LP6400→5900→4900
プレシオルタ:攻撃力2700→2200
リオ・プロトコロドン:攻撃力3200→2700
「二撃目」
バレットワスプは旋回し、再びバルカンの銃口を美海とそのモンスターに向ける。
美海:LP4900→4400→3400
プレシオルタ:攻撃力2200→1700
リオ・プロトコロドン:攻撃力2700→2200
「三撃目だ」
美海:LP3400→2900→1900
プレシオルタ:攻撃力1700→1200
リオ・プロトコロドン:攻撃力2200→1700
「ドローン・カタパルトの効果発動!自分のドローンがダイレクトアタックでダメージを与えた時、このカードを墓地へ送ることで、相手に1000ダメージ!」
ドローン・カタパルトのカードからカタパルトのレールが発射される。
「がぁぁっ!」
美海:LP1900→900
「はぁはぁ……さすがは、啓のお師匠さんですね……」
「あいつ、俺のことを話したのか?」
「えぇ。随分、あなたのことを慕っていましたよ」
それを聞いて、わずかに彼が反応した。
「……俺は墓地のドローン・フォース・フュージョンの効果発動!このカードの効果で融合召喚されたモンスターとこのカードを除外することで、除外されている融合素材となったドローンリンクモンスター1体を特殊召喚する!蘇れ、バトルドローン・ジェネラル!」
バレットワスプが空中分解し、その機体の中から黒い戦闘機が飛翔する。
「この効果で特殊召喚されたモンスターは攻撃力が半分となり、ダイレクトアタックできる!ジェネラルでダイレクトアタック!」
「私は墓地のアノマロトレスの効果発動!このカードを除外することで、自分のプレシオルタを移動させる!」
移動したことで、永続魔法の効果で美海のライフが回復する。
その直後、美海に向けてミサイルが撃ち込まれた。
美海:LP900→1400→200
「よく耐えたがこれで終わりだ。ジェネラルの効果発動!ダイレクトアタックでダメージを与えたドローン、すなわちジェネラル自身をリリースすることで、その元々の攻撃力分のダメージを与える!」
ジェネラルが警告音を鳴らしながら、美海に突撃する。
次の瞬間、機体は爆発し、そのライフごと彼女を吹き飛ばした。