遊戯王VRAINS Re:Construction 作:師走F
プレイメーカー達が奔走する中、最奥にある制御室でライトニングは物思いに耽るように天井を見上げていた。
そこは無数のモニターが浮かぶ黒い空間で、天の遥か先へ、ほとんど点に見えるほどの距離にもモニターは配置されており、さながら夜空の星のようだった。
「ウィンディ、アクア、アース……そうか、彼らは逝ったのか」
ライトニングは一人呟く。
「これも貴様の筋書きか?」
ここにはいない誰かに尋ねて、ライトニングは振り返る。
「君はどう思う。仁」
後ろに立つ仁は、虚ろな瞳のまま無言で見つめ返すだけだ。
「……いいだろう。貴様の絵図など、破り捨ててやる」
憎しみの籠った瞳で、その覚悟を言葉にする。
その時、ふと気配を感じてライトニングは振り返る。
「……まさか、君が最初に辿り着くとはな」
そこに立っていたのは、ブラッドシェパードだった。
「貴様の遊びに付き合ってやる義理などない。最短ルートで来させてもらった」
そう言って、彼は自分の後ろを指差す。
空間に穴が開いており、中からかすかに赤いデータの破片が漏れだしている。
「さすがのハッキング能力だな。やはり多少のリスクを負ってでも手駒にしておくべきだったか?」
「それは俺に勝って言え」
ブラッドシェパードはデュエルディスクを構える。
「「デュエル!」」
◆
同刻、スペクターとは別のルートから侵入したリボルバーは、通路で見知った人物と遭遇した。
「やぁ、久しぶりだね。リボルバー様」
「ジャックナイフ……」
ポンチョ型のハノイ制服に身を包んだ少年に、リボルバーは警戒心を向ける。
「呼び出しに応じなかった貴様が、今さら何をしにきた?」
「そんな怖い顔しないでよ~。ボクは別に積極的に君達の邪魔をする気はないよ」
協力もしないけど、とボソッと漏らして、彼はケラケラと笑う。
相変わらず考えの読めない彼の態度に、リボルバーの表情は一層険しくなる。
「あ、その顔は信じてないな~」
「元より、貴様の発言に信じられるところなど何一つない」
「ふ~ん」
ジャックナイフは少し残念そうな顔を見せてから、またすぐに張り付いた笑顔に戻る。
「邪魔しないってのはホントだよ。だってここで君をぶっ倒したら、それって
その台詞は、暗に
「……その目、初めて会った時もお前はそんな目をしていた」
◆
それは数年前のこと、彼は突然、ハノイのアジトに現れた。
ハノイのメンバーでも限られたものしかその場所を知らないアジトに侵入できたこともそうだが、恐るべきはそのデュエルタクティクスだ。
「ぐわぁぁっ!」
警備を担当していた
「ねぇ」
まだ何者でもなかった彼は、リボルバーにこう訴えた。
「ボクをハノイの騎士に入れて」
当然、そんな道場破りのような真似をした彼の存在を、腹心であるセカンド達が許すはずもなく、ゲノム、ファウスト、バイラが彼に立ち向かった。
だが、そのいずれも彼に敗北した。
当時の彼は感情の起伏に乏しかったが、そんな彼が感情を昂らせる瞬間がデュエル中、より正確にはモンスターを倒す時、あるいはライフを削る時だ。
「アニマイール・オルトバイトの効果発動!」
モンスターを噛み砕き、磨り潰し、その断末魔が響く様子を彼は心底楽しそうに見ていた。
「アニマイール・バニシングファングでダイレクトアタック!」
対戦相手を蹂躙し、絶望に歪むその顔を、何よりも快楽としていた。
そしてデュエルが終わると、死んだような目で口元だけ無理やり笑顔を浮かべる不自然な表情に戻る。
「セカンドってのも大したことないな~。ざーこざーこざーこ」
そう言って、彼はつまらなさそうに地面に転がった三人の頭を蹴る。
「貴様は何故ハノイに入りたい?」
「なんで、なんで……イグニスが、憎いから」
その瞬間、死人の瞳の中に、復讐という確かな生の炎が灯った。
◆
「あの時、貴様をハノイに入れたのは、貴様の憎しみが本物だったからだ。全てが嘘偽りでも、その憎悪だけを、私は信じていた。だが、違ったようだ」
リボルバーはジャックナイフを指差す。
「貴様が憎んでいるのはイグニスなどではない。己の目に映る全てだ」
「……それの何が悪いの?」
ジャックナイフは惚けたように首を傾げる。
「ボクはイグニスが憎い。人間が憎い。ハノイが憎い。SOLが憎い。幸せそうな奴が憎い。不幸な奴が憎い。善人が憎い。偽善者が憎い。悪人が憎い。裕福な奴が憎い。貧しい奴が憎い。憎い憎い憎い憎い憎い憎い!」
ジャックナイフはイライラをぶつけるように、地面を踏みつける。
「そんなボクの嫌いなものが全部消えれば、最期にボクは笑って死ねる。それって、とっても幸せなことだと思わない?」
「馬鹿馬鹿しい。貴様の破滅願望になど誰が付き合うものか」
「破滅願望って、それ人のこと言えんの?」
馬鹿にしたようにリボルバーを指差す。
「ハノイの塔、もしあれがあのまま起動してたら、君も死んでたよね?」
「罪を償うためだ。イグニスを殲滅し、父の犯した過ちを精算することが────」
「それ、ボクの願いと何が違うの?」
彼の言葉を遮り、ジャックナイフは問いかける。
「ハノイの塔が起動したら、君が憎むイグニスと一緒に、大勢の人間が死んでいた。それが分かっていたから、君はその罪から逃げるために、多くの人間と心中しようとしたんだ」
「……この命を捧げる以外に、償う方法などなかった」
「自己満じゃん、キモ」
心底軽蔑するようにそう言うと、ジャックナイフは伸びをする。
「あーあ、やっぱりムカつくからぶっ殺したいな~。せめてこれ起動させたのがイグニスじゃなかったらやってたのに」
「……これ以上の問答は時間の無駄だな」
リボルバーは彼の横を通り過ぎる。
「逃げんの?」
「貴様の思いも、信念も、全て偽りだ。そんな者の言葉が私に届くと思っているのなら、思い上がりも甚だしい。どうせあの
そう言ってリボルバーは立ち去る。
「……偽物、偽名ね。本当の名前なんて、もう忘れちゃったよ」
◆
ライトニングとブラッドシェパードのデュエル、先攻はライトニング。
「フィールド魔法、
殺風景の真っ黒な空間が、変容する。
周囲を石の壁が囲い、彼らの
フィールド魔法
(1)このカードの発動時の処理として、デッキから「アルマートス・レギオー」モンスター1体を手札に加える。
(2)自分フィールドの「アルマートス・レギオー」リンクモンスターがリンク召喚された場合、手札の「アルマートス・レギオー」モンスター1枚を捨てて発動できる。墓地からこの効果を発動するために捨てたカードとはカード名の異なる通常召喚可能な「アルマートス・レギオー」モンスターを、そのリンクモンスターのリンク先に可能な限り特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。このターン、自分は「
「デッキから
フィールドに投げ槍を携えた石像が現れる。
効果モンスター
星3/光属性/サイバース族/攻 0/守 1200
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しか行えず、特殊召喚するターン、自分は「アルマートス・レギオー」モンスターしか特殊召喚できない。
(1)自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、または「アルマートス・レギオー」モンスターのみの場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2)このカードとリンク状態の自分の「アルマートス・レギオー」リンクモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力が攻撃力を超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
「現れろ、光を導くサーキット!」
ソルフェルムがアローヘッドに吸い込まれ、その奥より地鳴りが響く。
「リンク召喚!
大量の兵士を引き連れて現れたのは、金属の兜を被った上裸の戦士だった。
リンク・効果モンスター
光属性/サイバース族/攻 1000/LINK 1
【リンクマーカー:下】
レベル4以下の光属性・サイバース族モンスター1体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードのリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキからリンク魔法カード1枚をセットする。このターン、このカード及びこの効果でセットしたカードは相手の効果で破壊されない。
(2)このカード以外の自分の「アルマートス・レギオー」リンクモンスター、または魔法&罠ゾーンの表側表示のカードが相手の効果でフィールドを離れる場合、かわりにフィールドのこのカードを墓地へ送ることができる。
「デクリオンの効果で、デッキからリンク
デクリオンの後ろに、ソルフェルムが蘇る。
「手札の
効果モンスター
星5/光属性/サイバース族/攻 0/守 1800
(1)手札からこのカード以外の「アルマートス・レギオー」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2)このカードとリンク状態の自分の「アルマートス・レギオー」リンクモンスターが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時までモンスター効果・魔法・罠カードを発動できない。
「現れろ、光を導くサーキット!リンク召喚!
リンク・効果モンスター
光属性/サイバース族/攻 1800/LINK 2
【リンクマーカー:上/左下】
「アルマートス・レギオー」モンスターを含む光属性・効果モンスター2体
(1)このカードがリンク召喚に成功したターンの自分のメインフェイズに、自分の墓地のレベル4以下の「アルマートス・レギオー」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターは特殊召喚成功時に効果を発動できない。
(2)このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分が受ける戦闘ダメージは、自分フィールドの相互リンク状態のカードの数×500ダウンする
「効果で、墓地のレベル4以下のアルマートス・レギオー、
プリミ・オルディネスが槍を地面に突き立てると、その地点から長槍を携えた石像が競り上がってくる。
効果モンスター
星4/光属性/サイバース族/攻 0/守 1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。墓地からレベル3以下の「アルマートス・レギオー」1体を特殊召喚する。この効果発動後、ターン終了時まで、自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
(2)このカードとリンク状態の自分の「アルマートス・レギオー」リンクモンスターが攻撃するダメージステップ開始時、そのモンスターをリリースして発動できる。相手フィールドのカード1枚を破壊する。
「ハスターの効果で、墓地からシーカを特殊召喚。そしてプリミ・オルディネスのリンク先に発動」
セットされたカードより、光の矢が放たれ、カードが表向きになる。
「世界を裁きし三本の矢!
リンク魔法
【リンクマーカー:左上/上/右上】
リンク魔法は自分のリンクモンスターのリンク先となる魔法&罠ゾーンにのみ発動できる。
(1)「裁きの矢」は自分フィールドに表側表示で1枚しか存在できない。
(2)このカードのリンク先のリンクモンスターが戦闘を行う場合に発動できる。そのモンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ倍になる。
(3)このカードがフィールドを離れた場合に発動する。このカードのリンク先のモンスターは墓地へ送られる。
「来たか」
「まだ行くぞ。現れろ、光を導くサーキット!」
ハスターとシーカがアローヘッドに吸い込まれる。
「リンク召喚!
白い鎧にマントをなびかせ、ケントゥリオンが長槍をブラッドシェパードに向ける。
リンク・効果モンスター
光属性/サイバース族/攻 1700/LINK 2
【リンクマーカー:右/左】
光属性・効果モンスター2体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。墓地から「アルマートス・レギオー」モンスター1体を手札に加える。この効果発動後、ターン終了時まで、自分はこの効果で手札に加えたカード及びその同名カードの効果を発動できない。
(2)1ターンに1度、自分フィールドの「アルマートス・レギオー」モンスターが攻撃対象に選択された場合に発動できる。その攻撃を無効にする。
「ケントゥリオンの効果で墓地からアルマートスレギオーを手札に加える。それをそのまま捨てて
シーカとスペクラータが蘇る。
「現れろ、光を導くサーキット!リンク召喚!
ケントゥリオンとスペクラータがアローヘッドに吸い込まれ、中からバックラーと剣を構えた兵士が出現した。
リンク・効果モンスター
光属性/サイバース族/攻 1800/LINK 2
【リンクマーカー:上/右下】
「アルマートス・レギオー」モンスターを含む光属性・効果モンスター2体
(1)このカードがリンク召喚に成功したターンの自分のメインフェイズに、自分の墓地のレベル4以下の「アルマートス・レギオー」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターは特殊召喚成功時に効果を発動できない。
(2)このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手モンスターの攻撃力は、自分フィールドの相互リンク状態のカードの数×300ダウンする。
「ピルス・プリオルの効果発動!墓地からシーカを特殊召喚。現れろ、光を導くサーキット!リンク召喚!
2体目のデクリオンが現れ、完成した盤面を見て、ブラッドシェパードはあることに気付いた。
「これは……エクストラリンク」
ライトニングのフィールドには、エクストラモンスターゾーンの二体のデクリオン、それらと相互リンク状態のプリミ・オルディネスとピルス・プリオル、さらにそれと相互リンクした
モンスターを相互リンクで繋げることで、エクストラモンスターゾーンを占有できる。
「君にはこれがよく効くだろう?」
「その程度で、俺が止められるとでも?」
「まだ終わりではない。私は
効果モンスター
星3/光属性/サイバース族/攻 0/守 1400
(1)このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「アルマートス」カード1枚を手札に加える。
(2)このカードとリンク状態の「アルマートス・レギオー」リンクモンスター、またはリンク
「デッキから「アルマートス」カード1枚を手札に加える。現れろ、光を導くサーキット!リンク召喚!
シーカとポプロマクスを素材に、ケントゥリオンが現れる。
「ウェリテスの効果で1枚ドロー。そして魔法カード、
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか発動できない。
(1)このターンのエンドフェイズに、このターンに手札・フィールドから墓地へ送られたリンクモンスター以外の「アルマートス・レギオー」モンスター2体に付き、デッキから1枚ドローする。
(2)自分のメインフェイズに、墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「アルマートス・レギオー」モンスター5体を対象として発動できる。そのカードをデッキに戻し、自分はデッキから1枚ドローする。
「私はこれでターンエンド。エンドフェイズに、このターンに手札・フィールドから墓地に送られたリンクモンスター以外のアルマートス・レギオーは8体なので
ターン2
「君のデュエルは分析済みだ。連続のダイレクトアタックとバーンダメージにより、1ターンでライフを削り切ることに特化したデッキ。ワンターンキルを遂行するために、無駄なカードを廃した実に合理的なデッキだが、それ故に弱点もある」
「AIごときが俺を分析するのか?」
「AIだからだよ。ダイレクトアタックを戦術の核にしているため、格上のモンスターがいようと除去をする必要がなく、攻撃力が低くても問題ない」
ライトニングの言う通り、ブラッドシェパードのデッキにはモンスターを除去できるカードがほとんど入っていない。
モンスターの攻撃力もせいぜい1000前後で、エクストラリンクでリンクモンスターを封じられた状態では、デクリオンの攻撃力1000ですら、越えるのは一苦労だ。
「加えて、私のピルス・プリオルの効果で、君のモンスターの攻撃力は私の相互リンク状態のカードの数×300ポイントダウンする。プリミ・オルディネスの効果で、私が受ける戦闘ダメージも相互リンク状態のカードの数×500ダウンする」
「つまり、攻撃力の低いモンスターでは攻撃が通らない」
ブラッドシェパードは冷静に自分のおかれている状況を分析し、なお表情を崩さない。
「確かに俺のデッキにはモンスターを除去できるカードはほとんど入っていない。だが……」
ブラッドシェパードが手札から1枚のカードを見せる。
その瞬間、一陣の風が吹き、ライトニングのフィールドを襲う。
「
彼の右手に握られているのは魔法カード、ハーピィの羽箒。相手の魔法・罠カードを全て破壊する強力なカードだ。
「なるほど、シンプルだが、実に効果的だ」
しかし、ライトニングのフィールドには
「私はデクリオンの効果を使っていた。こいつを身代わりにすることで、
「だが、お陰でエクストラモンスターゾーンが空いたな。俺はドローン・エリアスを特殊召喚」
直角三角形の翼が二枚ついた、小型の飛行機が飛来した。
ドローン・エリアス
効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻 1000/守 0
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードを手札から特殊召喚できる。
(2)このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ドローン」カード1枚を手札に加える。この効果発動後、ターン終了時まで、自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。
「デッキからドローン・ポーンを手札に加え、召喚」
ドローン・ポーン
効果モンスター
星1/風属性/機械族/攻 600/守 600
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ドローン」魔法・罠カード1枚をセットする。
(2)このカードの戦闘によって自分がダメージを受けた場合に発動できる。そのバトルフェイズ終了時、ダメージの数値分だけLPを回復する。
「効果でデッキからドローン・カタパルトを手札に加える。現れろ、勝利を導くサーキット!」
ブラッドシェパードが右手をピストルのように構え、その銃口の先にアローヘッドを出現させる。
「リンク召喚!リンク1、バトルドローン・サージェント!」
アローヘッドより、白い小型の戦闘機が出撃した。
バトルドローン・サージェント
リンク・効果モンスター
風属性/機械族/攻 800/LINK 1
【リンクマーカー:下】
レベル4以下の「ドローン」モンスター1体
このカード名の(1)の効果は同一チェーン上で1度しか発動できず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)自分のリンクモンスター以外の「ドローン」モンスターが相手に直接攻撃で戦闘ダメージを与えた場合に発動できる。このターン、このカードは直接攻撃できる。
(2)このカードが墓地に存在する状態で、自分のリンク2以上の「ドローン」リンクモンスターが効果で特殊召喚された場合に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードはリンク素材にできず、エンドフェイズに除外される。
「永続魔法、ドローン・カタパルトを発動」
ドローン・カタパルト
永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれフェイズ毎に1度しか使用できない。
(1)自分のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。手札から「ドローン」モンスター1体を特殊召喚する。
(2)自分の「ドローン」モンスターが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた場合、このカードを墓地へ送って発動できる。相手に1000ダメージを与える。
「手札からドローン・タンカーを特殊召喚。効果で墓地からドローン・エリアスを特殊召喚」
長方形のコンテナがついたドローンが現れて、そのコンテナの中からドローン・エリアスが発進する。
ドローン・タンカー
効果モンスター
星4/風属性/機械族/攻 1000/守 1200
(1)このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。手札・墓地からレベル3以下の「ドローン」モンスター1体を特殊召喚する。
(2)このカードは直接攻撃できる。このカードの直接攻撃によって相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
「現れろ、勝利を導くサーキット!リンク召喚!バトルドローン・ウォラント!」
バトルドローン・ウォラント
リンク・効果モンスター
風属性/機械族/攻 1200/LINK 2
【リンクマーカー:左/下】
「ドローン」モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)自分のリンク1の「ドローン」モンスターが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動できる。このターン、このカードは直接攻撃できる。
(2)このカードが墓地に存在し、自分のモンスターがEXモンスターゾーンの「ドローン」リンクモンスターのみの場合に発動できる。このカードを墓地からそのモンスターのリンク先に特殊召喚する。この効果発動後、ターン終了時まで、自分は「ドローン」モンスターしか特殊召喚できない。
「現れろ、勝利を導くサーキット!リンク召喚!」
ウォラントとサージェントがアローヘッドに飛び込み、その中で新たなる戦闘機へと生まれ変わる。
「出撃せよ、リンク3!バトルドローン・ジェネラル!」
ジェットの駆動音を響かせ、黒い戦闘機がアローヘッドより発進した。
バトルドローン・ジェネラル
リンク・効果モンスター
風属性/機械族/攻 2400/LINK 3
【リンクマーカー:左/右/下】
「ドローン」モンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)自分のメインフェイズに発動できる。墓地から元々の攻撃力が2000以下の「ドローン」モンスター1体を特殊召喚する。
(2)自分のレベル4以下の攻撃力1000以下の「ドローン」モンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのカードは直接攻撃できる。
(3)自分の「ドローン」モンスターが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた場合、そのモンスターをリリースして発動できる。そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。この効果を3回以上適用したターン、このカードは直接攻撃できる。
「墓地のウォラント、サージェントを自身の効果で特殊召喚。さらにジェネラルの効果で墓地からドローン・エリアスを特殊召喚」
空間に三つの穴が空き、そこから三機の戦闘機が浮上した。
「いくらモンスターを並べようとも、ピルス・プリオルの効果で、その攻撃力は1200ポイントダウンする」
「ならそいつを潰すだけだ。俺はドローン・ジェネータを特殊召喚」
ドローン・ジェネータ
効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻 1000/守 0
(1)自分フィールドに「ドローン」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2)このカードが戦闘を行ったダメージステップ終了時、このカード以外の既に戦闘を行った「ドローン」モンスター1体を対象として発動できる。このカードをリリースする。このターン、対象のモンスターの攻撃力は300アップし、もう1度だけ攻撃できる。
「ジェネラルの効果発動!このターン、ドローン・エリアスはダイレクトアタックできる。さらに装備魔法、ドローン・ブラスト・ユニットを、ドローン・ジェネータに装備!」
ドローン・ジェネータの翼に、二つの長方形の筒状の銃機が装着された。
ドローン・ブラスト・ユニット
装備魔法
元々の攻撃力が1000以下の「ドローン」モンスターにのみ装備可能
(1)装備モンスターは直接攻撃できる。
(2)装備モンスターが直接攻撃で戦闘ダメージを与えた場合に発動できる。装備モンスターをリリースする。
(3)装備モンスターが戦闘を行っているバトルステップ中に、自分の「ドローン」カードの効果で、装備モンスターがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
(4)墓地のこのカードを除外し、自分の「ドローン」リンクモンスター1体をリリースして発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
「これでジェネータはダイレクトアタックできる。バトルだ。まずはジェネラルでデクリオンを攻撃!」
ジェネラルがミサイルを撃ち込む。
「ケントゥリオンの効果発動!1ターンに1度、アルマートス・レギオーへの攻撃を無効にする」
だがケントゥリオンが槍を構えると、その前方の空間が歪曲し、ミサイルを受け止める。
「まだだ!速効魔法、ドローン・フォース・フュージョン!」
カタパルトから上部に大砲がついたドローンが射出される。
ドローン・フォース・フュージョン
速攻魔法
このカードの発動と効果は無効化されず、このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1)自分のフィールド・墓地から機械族の融合モンスターカードによって決められたこのターンに戦闘を行った「ドローン」モンスターを含むモンスターを除外し、その融合モンスター1体を融合召喚する。
(2)このカードの(1)の効果で融合召喚されたモンスター及び墓地のこのカードを除外して発動できる。除外されているそのモンスターの融合素材となった「ドローン」リンクモンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたモンスターは元々の攻撃力が半分になり、直接攻撃できる。
「このターンに戦闘を行ったジェネラルと、フィールドのエリアス、そして墓地のポーンを融合!」
ジェネラルを中心に、墓地から現れたドローン・ポーンとドローン・ジェネータな分解され、そのパーツを接合していく。
「我が部隊最高のソルジャー、その元へ集え、歴戦の勇士達よ!融合召喚!」
三機のドローンが合体して、一機の巨大な戦闘機へと生まれ変わる。
「出でよレベル8!コマンドローン・バレットワスプ!」
それは前部に巨大な六角形のバルカンを搭載した紫の機体だった。
コマンドローン・バレットワスプ
融合・効果モンスター
星8/風属性/機械族/攻 1000/守 0
「ドローン」リンクモンスター+機械族モンスター×2
(1)このカードが融合召喚に成功した場合、その融合素材としたリンクモンスター1体を対象として発動できる。このターン、このカードは1度のバトルフェイズに対象のモンスターのリンクマーカーの数だけ攻撃できる。
(2)このカードの攻撃宣言時に発動する。相手モンスター全ての攻撃力・守備力を500ダウンさせ、相手に500ダメージを与える。
(3)このカードは攻撃力2000以下である限り、直接攻撃できる。
「バレットワスプは融合素材となったリンクモンスターのマーカーの数だけ攻撃できる。バトルだ!バレットワスプでダイレクトアタック!」
バレットワスプのバルカンから何10発もの弾丸が霰のごとくライトニングへ向けて撃ち込まれる。
「プリミ・オルディネスの効果でダメージは0だ」
「防げるのは戦闘ダメージだけだろ。バレットワスプの効果!攻撃時、相手に500ダメージを与え、相手モンスター全ての攻撃力と守備力を500ダウンさせる!」
プリミ・オルディネス:攻撃力1800→1300
ピルス・プリオル:攻撃力1800→1300
ケントゥリオン:攻撃力1700→1400
デクリオン:攻撃力1000→500
ライトニング:LP4000→3500
「まだ行くぞ!コマンドローン・バレットワスプでダイレクトアタック!」
降り注ぐ弾丸が、ライトニングとその配下のモンスターへダメージを与える。続く二度目、三度目の攻撃でライトニングのモンスターの攻撃力は大幅に下げられる。
「だが、ピルス・プリオルの効果で君のモンスターの攻撃力も0となっている。私のモンスターを倒すことはできんぞ」
「そんなことは分かっている。俺はさらに、ドローン・ジェネータでダイレクトアタック!」
ドローン・ジェネータが両翼に装備したランチャーから、ビームを放つ。
「プリミ・オルディネスの効果で、戦闘ダメージは0となる」
しかし、ライトニングのライフには傷一つつけることができない。
「ダメージステップ終了時に、ジェネータの効果発動!自身をリリースすることで、バレットワスプはこのターン、攻撃力を300アップし、もう1度攻撃できる!そして、装備されていたドローン・ブラスト・ユニットの効果発動!装備モンスターが戦闘中にドローンカードの効果で墓地へ送られた時、2枚ドローする!」
「くっ……」
「バトルだ!バレットワスプでピルス・プリオルを攻撃!」
再びバレットワスプが動き、ライトニングのフィールドへ爆撃を行う。
プリミ・オルディネス:攻撃力300→0
ピルス・プリオル:攻撃力300→0
ケントゥリオン:攻撃力200→0
ライトニング:LP2500→2000
「攻撃力が0なら、
そして、弾丸が一点に集中し、本命の攻撃がピルス・プリオルを粉砕する。
「プリミ・オルディネスの効果で私はダメージを受けない」
「だが、相互リンク状態のモンスターが減ったことで、その効果も弱まる。そして墓地のドローン・フォース・フュージョンの効果発動!このカードとバレットワスプを除外して、除外されているジェネラルを攻撃力を半分にして特殊召喚!ジェネラルでプリミ・オルディネスを攻撃!」
虚空に空いた穴からジェネラルが出撃し、プリミ・オルディネスに向けて突っ込む。
「くっ……」
ライトニング:LP2000→1800
「これでお前を守るものはなくなった。バトルドローン・サージェントでダイレクトアタック!」
サージェントがジェットを吹かし、ライトニングへ向けて突撃した。
「私は手札の
効果モンスター
星3/光属性/サイバース族/攻 0/守 1800
このカード名の(2)(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)相手モンスターの直接攻撃宣言時、自分のこのカードを手札から墓地へ送って発動できる。このターン、自分は戦闘ダメージを受けない。
(2)このカードが手札から墓地へ送られた場合、自分のフィールド・墓地に「天装の闘技場」があれば発動できる。デッキから「アルマートス・レギオー」モンスター1体を手札に加える。
(3)このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「アルマートス・レギオー」リンクモンスターが存在する場合に発動できる。墓地のこのカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードはフィールドを離れた場合、除外される。
「このターン、私は戦闘ダメージを受けない」
鋼鉄の盾が現れ、サージェントの侵攻を阻んだ。
「トラークスは手札から墓地へ送られた時、デッキからアルマートス・レギオーを手札に加えることができる」
「チッ、ウォラントでケントゥリオンを攻撃」
ウォラントで残りのライトニングのモンスターを処理する。
「メインフェイズ2に、墓地のドローン・ブラスト・ユニットを除外して効果発動。ウォラントをリリースして、デッキから1枚ドローする。俺はカードを1枚伏せてターンエンド。エンドフェイズに、自身の効果で特殊召喚されたサージェントは除外される」
ターン3
「見事だな。あの盤面を覆すとは」
ライトニングのフィールドに残されたのは
「対策のつもりだったか? 随分と俺の事をよく調べたようだが」
「調べたさ。我々はAIだ。敵のことは徹底的に調べて分析する。もちろん、それはデュエルのことだけじゃない」
ライトニングはニヤッと笑う。
「ブラッドシェパード、本名は道順健碁。職業はハッカー。ウィンディのオリジン、風間啓が9歳の頃に、彼を拾って育てた」
「それがどうした?」
「彼を育てたのは、シンパシーを感じたからか? 彼とは交通事故で親を亡くしたという共通項があったな」
「……」
◆
12年前、その日 道順は家族とドライブに出掛けていた。
「健碁も久々に父さんと会えて嬉しいんじゃない?」
「母さん。もう子供じゃないんだ」
多忙であまり家に帰らない父が、久しぶりにまとまった休みが取れたので、家族旅行へと連れ出してくれたのだ。
「しかし、最近の車はハイテク過ぎて運転のしがいがないな」
父は運転席に座っていたが、ハンドルからは手を離していた。
最新のAIを搭載した自動運転システムにより、運転手がほとんど何もすることなく、目的地まで送り届けてくれる。
「父さんの運転は荒っぽいから、こっちの方がいいよ」
「おお。言ったな」
幸せな時間、だが、それはすぐに終わりを告げた。
彼らを乗せた車が突然急加速、周りの車も巻き込み、暴走した。
その日は他にも道順一家と同じように、自動運転の車が一斉に暴走し、死傷者を計27名出すほどの大規模な事故を起こした。
その事故で、父は他界し、母も両足に怪我を負い、入院生活を余儀なくされた。そして彼もまた、右腕を失い、現在では義手を装着している。
やがて2年の歳月を経て、道順はハッカーとなり、母親の治療費を稼ぐために危険な仕事も行うようになる。
同時期に、母の経営していた孤児院も経営難に陥り、彼はその寄付金を稼ぐためにも奔走した。
その3年後に、そこに引き取られた啓と出会うこととなる。
◆
「君はAIの暴走事故により、AIを憎むようになった」
「揺さぶりのつもりか?」
「いや、事実確認をしているだけだ。しかし、君が風間啓と出会ったのは偶然だろうか」
「どういう意味だ?」
「12年前の暴走事故、そこに巻き込まれたのは単なる偶然か……だとすれば、君は何故この場にいる?」
ライトニングが何を言っているのか分からなかった。
だが、彼の言動は決してブラッドシェパードを混乱させるために言っているわけではなく、本当に何かを探るように、ライトニングは思考している。
「いいだろう。君が舞台で踊る道化か、それとも紛れ込んだ異物か。少し見極めてやろう。私のターン!私は墓地の
エクストラデッキを回復させ、さらにライトニングの手札は6枚となる。
「さて、まずは
フィールドに石の台座に置かれた短剣を持った石像が現れる。
効果モンスター
星2/光属性/サイバース族/攻 0/守 800
(1)このカードが召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「
(2)このカードとリンク状態の自分の「アルマートス・レギオー」リンクモンスターの攻撃力は500アップする。
「デッキから2枚目の
再び、彼らを石壁が囲い、周囲の情景を闘技場へと変化させる。
「現れろ、光を導くサーキット!リンク召喚!
デクリオンが呼ばれ、さらにコロッセオの効果で墓地からグラディウスが蘇る。
「墓地の
ケントゥリオンが地面に槍を突き立てると、その左右にシーカとスペクラータが蘇る。
「現れろ、光を導くサーキット!」
アローヘッドへケントゥリオンとスペクラータが吸い込まれると、その奥に荒野の景色が浮かぶ。
「リンク召喚!リンク3!
その荒れた大地より、騎馬に乗った重戦士が駆けてきた。
リンク・効果モンスター
光属性/サイバース族/攻 2400/LINK 3
【リンクマーカー:左/下/右】
光属性・効果モンスター2体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカード以外の自分フィールドの「アルマートス・レギオー」モンスター1体と、墓地の通常召喚可能な「アルマートス・レギオー」モンスター1体を対象として発動できる。対象のフィールドのモンスターを破壊し、対象の墓地のモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2)このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドに「アルマートス・レギオー」モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。このターン、このカードは相手の効果を受けない。
「
レガトゥス・レギオニスの左右に、新たに石像が二つ出現する。
「現れろ、光を導くサーキット!」
そして呼び出された二体を素材に、ピルス・プリオルがリンク召喚された。
「そこまでだ!俺は永続
キャプチャー・ドローン
永続罠
自分フィールドに「ドローン」モンスターが存在する場合、相手フィールドのリンクモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、対象のモンスターの効果は無効化され、リリースできず、リンク素材にもできない。対象のモンスターがフィールドを離れた場合、このカードは破壊される。
(2)このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、相手のリンクモンスターは攻撃できない。
(3)自分のメインフェイズに発動できる。対象のモンスターのリンクマーカーの数までの任意の数だけ、自分フィールドに「ドローントークン」(機械族・風・星1・攻/守0)を特殊召喚する。
「ピルス・プリオルの効果は無効化され、リンク素材にできない。さらにこのカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、相手のリンクモンスターは攻撃できない」
「ならば私はレガトゥス・レギオニスの効果発動!ピルス・プリオルを破壊し、墓地からグラディウスを特殊召喚」
ピルス・プリオルが破壊されたことで、キャプチャー・ドローンは破壊される。
「現れろ、光を導くサーキット!リンク召喚!
ライトニングの展開は止まらない。
墓地から次々とモンスターが蘇り、彼の盤面を埋めていく。
「現れろ、光を導くサーキット!リンク召喚!|」
アローヘッドより、新たなる兵士が下りてくる。
「リンク2!
現れたのは、3枚の浮遊する長方形の盾を従え、白銀の鎧をまとった戦士だった。
リンク・効果モンスター
光属性/サイバース族/攻 1500/LINK 2
【リンクマーカー:上/左】
光属性モンスター2体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。自分フィールドの相互リンク状態のカードの数×500LP回復する。
(2)相手モンスターの攻撃宣言時、墓地の「アルマートス・レギオー」モンスター1体を除外して発動できる。その攻撃を無効にする。この効果は、ターン中、このカードと相互リンク状態のカードの数まで発動できる。
「このカードがリンク召喚に成功した時、私は相互リンク状態のカードの数×500ポイントのライフを得る」
ライトニングの盤面は、
「バトルだ!レガトゥス・レギオニスで、バトルドローン・ジェネラルを攻撃!
攻撃力4800となったレガトゥス・レギオニスが、鋼鉄の機体を長剣一本で切り裂く。
ブラッドシェパード:LP4000→400
「止めだ。やれ!マニプルスでダイレクトアタック!」
「俺は手札のドローン・アステロイドの効果発動!」
ドローン・アステロイド
効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻 1000/守 1000
このカード名の(1)の効果はデュエル中1度しか使用できない。
(1)自分・相手のモンスターの直接攻撃宣言時、このカードを手札から捨てて発動できる。その攻撃を無効にし、相手フィールドのモンスターの数だけ、「ドローン・トークン」(機械族・風属性・星1・攻/守0)を可能な限り特殊召喚する。その後、相手のターンなら、ターンを終了させる。
(2)自分のバトルフェイズ中に、墓地のこのカードを除外して発動できる。このターンに戦闘を行ったモンスターを含む自分のモンスターで「ドローン」リンクモンスター1体をリンク召喚する。
「このカードを手札から捨て、相手のダイレクトアタックを無効にする!」
星形の障壁が展開され、マニプルスの攻撃を受け止める。
「そして、相手フィールドのモンスターの数だけドローン・トークンを特殊召喚!相手ターンなら、ターンを強制終了させる」
障壁が弾けて、4つの竹トンボ型のトークンが現れる。
「私はこれでターンエンド。さあ見せてもらおう。君の力を」
ターン4
「ピルス・プリオルが消えた時点で、俺の勝利は見えている。現れろ、勝利を導くサーキット!」
トークンがそれぞれ、サージェント2体とウォラントへと変換される。
「ドローン・カタパルトの効果発動!手札からドローン・キャリアー特殊召喚!」
三つの球体と翼が合わさったようなドローンが現れる。
「ドローン・キャリアーがドローンの効果で特殊召喚された時、墓地からドローンモンスター1体を特殊召喚する。甦れ!ジェネラル!」
球体についたカメラから光が空間に照射され、そこへジェネラルの姿を映し出し、実体化させる。
「ジェネラルの効果発動!ドローン・キャリアーはこのターン、ダイレクトアタックができる」
「だが、プリミ・オルディネスの効果で戦闘ダメージは0だ」
「それで止まると思うか? 俺は手札から速攻魔法、リミッター解除を発動!これで俺の機械族モンスター全ては攻撃力が倍となる!バトルだ!ジェネラルで、プリミ・オルディネスを攻撃!」
「
マニプルスが自身の周りを浮遊する盾を操作し、プリミ・オルディネスへと向かうミサイルを受け止める。
「ドローン・カタパルトの効果発動!手札からドローン・ブースターを特殊召喚!」
ドローン・ブースター
効果モンスター
星4/風属性/機械族/攻 1400/守 1000
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを装備カード扱いとして、自分の元々の攻撃力が2000以下の「ドローン」モンスターに装備する。装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる。
(2)1ターンに1度、自分のバトルフェイズに発動できる。装備カード扱いのこのカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードは攻撃力が半分となり、直接攻撃できる。
「そしてドローン・キャリアーの効果発動!」
ドローン・キャリアー
チューナー・効果モンスター
星2/風属性/機械族/攻 800/守 1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードが「ドローン」カードの効果で特殊召喚に成功した場合、同名カードが自分フィールドに存在しない墓地の「ドローン」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2)自分のバトルフェイズに発動できる。このカードを含む自分フィールドのモンスターで機械族SモンスターをS召喚する。
「バトルフェイズ中にシンクロ召喚を行う!俺はレベル4のドローン・ブースターに、レベル2のドローン・キャリアーをチューニング」
2機のドローンが分解され、リングのエフェクトへと変化する。
「比類なき精鋭の狙撃者よ。その弾丸で狙った獲物を撃ち砕け!シンクロ召喚!」
リングを光が貫き、その輪をくぐり、一機のドローンが出撃する。
「出撃せよ!レベル6、コマンドローン・ダブルスナイパー!」
現れたのは、両翼にガトリングを装備したヘリ型の機体だった。
コマンドローン・ダブルスナイパー
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/機械族/攻 2000/守 2600
機械族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1)このカードは直接攻撃する場合に発動する。このカードの攻撃力は1000となる。
(2)モンスターの攻撃、または効果が無効にされる毎に、または自分の「ドローン」リンクモンスターが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与える毎に、このカードにドローンカウンターを置く(最大2つ)。
(3)このカードは、このカードのドローンカウンターの数によって以下の効果を得る。
●1つ以上:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃でき、直接攻撃できる。
●2つ:相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのドローンカウンター1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にして破壊し、相手に1000ダメージを与える。このカード名のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
「墓地へ送られたドローン・ブースターの効果発動!このカードをダブルスナイパーに装備する!」
ダブルスナイパーの尾翼に、大型のブースターユニットが装着される。
「装備モンスターの攻撃力は倍になる。ダブルスナイパー!プリミ・オルディネスを攻撃!」
「マニプルスの効果発動!攻撃を無効にする!」
またしても、マニプルスの盾に阻まれ、ダブルスナイパーの攻撃は通らない。
「いくら攻撃をしようが無駄だ」
「何度防がれようが、貴様のライフが尽きるまで、何万発でも攻撃を続けるだけだ!ダブルスナイパーの効果!攻撃を無効にされた時、このカードにドローンカウンターを置く!」
「カウンターだと」
「ダブルスナイパーは自身のカウンターの数に応じて効果を得る。カウンターが1つ以上なら、このカードはダイレクトアタックと2回攻撃を得る!ダブルスナイパー!プリミ・オルディネスを攻撃!」
マニプルスの効果を使い切り、防ぐ手を失ったプリミ・オルディネスは、ダブルスナイパーから放たれたガトリング砲の連射により、破壊される。
ライトニング:LP4300→3900
「これで邪魔者は消えた。俺は装備されているドローン・ブースターの効果発動!このカードを特殊召喚!」
ダブルスナイパーの尾翼に装備されたブースターが脱着され、変形して一機のドローンとなる。
「この効果で特殊召喚されたブースターは攻撃力が半分になるかわり、ダイレクトアタックができる!ブースターでダイレクトアタック!」
「私は手札のトラークスの効果発動!このターン、私は戦闘ダメージを受けない!」
鋼鉄の盾が現れて、ブースターの前に立ちはだかる。
「同じ手を食うか!俺は手札のドローン・チャフを捨てて効果発動!」
ドローン・チャフ
効果モンスター
星1/風属性/機械族/攻 600/守 100
このカード名の(2)の効果は同一チェーン上で1度しか発動できない。
(1)以下の効果を含む相手の効果が発動した時、手札からこのカードを捨てて発動できる。その効果を無効にする。
●「ダメージを受けない」効果
●ダメージを減らす効果
●バトルフェイズを終了させる効果
●「攻撃できない」効果
(2)自分の「ドローン」モンスターが相手に直接攻撃で戦闘ダメージを与えた場合に発動できる。このカードを手札・墓地から特殊召喚する。この効果で特殊召喚されたこのカードは、このターン、直接攻撃ができ、フィールドを離れた場合、除外される。
「トラークスの効果を無効にする!」
だが、盾は砕けて、そのままドローン・ブースターが突っ込み、ダイレクトアタックを喰らわせる。
ライトニング:LP3900→3200
「ジェネラルの効果発動!ダイレクトアタックでダメージを与えたドローンをリリースして、その元々の攻撃力分のダメージを与える!」
そのままブースターが爆発し、ライトニングへさらなるダメージを喰らわせる。
ライトニング:LP3200→1800
「自分のドローンがダイレクトアタックでダメージを与えた時、サージェントはダイレクトアタックができる!今度こそ終わりだ!サージェント!」
サージェントはリミッター解除により、攻撃力が2倍になっている。
この攻撃が通れば、ジェネラルの効果で効果ダメージを与えて、それがだめでも彼の場にはまだカタパルトも残っている。
「私はレガトゥス・レギオニスの効果発動!マニプルスを破壊し、墓地から
マニプルスが地面に沈んで消え、かわりにレガトゥス・レギオニスのリンク先に盾を構えた石像が出現した。
効果モンスター
星3/光属性/サイバース族/攻 0/守 1800
(1)このカードは自分の「アルマートス・レギオー」リンクモンスターのリンク先に手札から特殊召喚できる。
(2)このカードが「アルマートス・レギオー」リンクモンスターとリンク状態の場合、このカード及びこのカードとリンク状態の「アルマートス・レギオー」リンクモンスターは1ターンに1度だけ戦闘で破壊さず、1ターンに1度だけ、効果で破壊されない。
(3)このカードが「アルマートス・レギオー」リンクモンスターとリンク状態の場合、相手はその「アルマートス・レギオー」リンクモンスターしか攻撃対象に選択できない。
「これで君はスクトゥムとリンク状態のモンスター、すなわちレガトゥス・レギオニスしか攻撃できない」
レガトゥス・レギオニスは
「くっ、俺はこれでターンエンド。エンドフェイズに、リミッター解除の効果を受けた俺のモンスターは破壊される」
無理やり攻撃力を倍化されていたジェネラル、サージェント、ウォラントの3体が爆発し、彼のフィールドに残されたのはダブルスナイパーだけとなる。
パチパチパチ
すると、攻撃を止められて悔しそうに宣言するブラッドシェパードへ、突然、ライトニングは拍手を送る。
「なんの真似だ?」
「賞賛だよ。君は実の素晴らしいデュエルタクティクスの持ち主だ。だがしかし、残念だよ。君はあくまでの替えの効く端役に過ぎなかった。君の身に起きた偶然は、運命を覆すほどの力はなかったようだ」
「さっきから何を言っている」
「いや、こちらの話だ。だが、たかが端役が、よくぞここまで、壇上の中央まで上り詰めた。それに敬意を評して、全身全霊を持って君を葬ってやろう。私のターン!現れろ、光を導くサーキット!」
スクトゥムがアローヘッドに吸い込まれ、かわりにその位置に、デクリオンが現れる。
「その効果でデッキからリンク魔法をセットする」
「リンク
「さあ解くとみるがいい。世界を統べし、光の玉座!リンク
デクリオンのリンク先に伏せられたカードがその姿を現す。
神々しい玉座と、その存在を示すリンクマーカーが描かれた魔法カードだ。
リンク魔法
【リンクマーカー:左/上/右上】
リンク魔法はリンク先となる魔法&罠ゾーンにのみ発動できる。
(1)「
(2)1ターンに1度、自分の墓地のサイバース族リンクモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして、攻撃力を0にして、このカードのリンク先に特殊召喚する。この効果発動後、ターン終了時まで、自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
(3)リンク魔法のリンク先となる自分の魔法&罠ゾーンは、メインモンスターゾーンとしても扱う。
(4)このカードがフィールドを離れた場合に発動する。このカードのリンク先のカードを全て墓地へ送る。
「新たなリンク
「
「ちょっと待て!そこは魔法&罠ゾーンだぞ!」
「
ピルス・プリオル、メインモンスターゾーンのデクリオン、トラークスの3体がアローヘッドに吸い込まれ、そこへ上下左右のリンクマーカーを描く。
「リンク召喚!リンク4!
アローヘッドより、黄金の鎧で武装した象の上で、椅子にこしかける戦士が現れた。
リンク・効果モンスター
光属性/サイバース族/攻 3000/LINK 4
光属性・効果モンスター3体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1)このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、このカードと相互リンク状態のカードの数までフィールド・墓地のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に戻す。
(2)このカードがリンク状態の場合、相手がEXデッキから特殊召喚されたモンスターの効果を発動した時に発動できる。その効果を無効にして破壊する。
「マグヌス・ドゥクスの効果発動!このカードと相互リンク状態のカードの数まで、フィールド・墓地のカードを手札に戻す!ダブルスナイパーには消えてもらおう」
最後に残されたモンスターも、マグヌス・ドゥクスの放った咆哮により吹き飛ばされ、エクストラデッキへと返ってしまう。
「バトルだ!マグヌス・ドゥクスでダイレクトアタック!
攻撃力6000となったマグヌス・ドゥクスの攻撃を防ぐ手はない。
「チッ、タダではやられん!」
ブラッドシェパードはデュエルディスクを操作する。
その直後、マグヌス・ドゥクスに踏み潰され、彼のライフは尽きた。
「さて、君には私の傀儡となって、存分にその力を振るってもらうよ」
ライトニングは倒れたブラッドシェパードを見下ろして、静かにそう言った。