遊戯王VRAINS Re:Construction   作:師走F

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小話:作者の作品語り(オリキャラとオリカ編その2)

 こんにちは。作者の師走Fです。

 最近更新頻度が低下していますが、ちゃんと完結させますのでご安心を。

 

 今回は間を繋ぐために小話その2となっています。前回紹介しきれなかったオリキャラやオリカについて語っていきたいと思います。今回から原典から改変された設定について、その理由なども交えてお話しします。興味ない方は読み飛ばしてもらって構いません。

 

・夢乃切花/ジャックナイフ

さて、前回紹介できなかったオリキャラと言えば、皆さんの頭に真っ先に浮かぶのは切花ちゃんでしょうか。

まだ本編でも謎を残しているので、その辺には触れずに語っていきます。

まず彼女を物語に組み込むきっかけになったのは、僕の当初の予定としては、ハノイの三騎士はリストラorモブ化する予定だったんですよね(実際バイラ以外の二人はほぼそうなってますし)。

そこにキャラの濃いハノイ幹部として、オリキャラを組み込む予定でしたが、結局敵の数が足りずに、三騎士も登場させました。

また、一人くらいは性別を偽ったキャラが欲しかったので、ジャックナイフは少年のアバターに設定しました。

とはいえリアルでもボクっ娘なので、この設定が生きているかは正直微妙なところ。性格や言動もほぼ変わりませんし。強いて言えばジャックナイフ状態だと、沸点が低くキレやすいってところでしょうか。この辺は、彼女の素に近い姿だからですね。

ブルーエンジェルに対して罵詈雑言を浴びせて泣かせるシーンは書いてて楽しかったです。ハイ。

ハノイの塔編が終わってからは日常回での出番が多くなり、自然と葵ちゃんや遊作との絡みも増えましたね。

遊作は切花のことを疑っていたものの、ジャックナイフと二度目のデュエルを境に、彼女への態度が少しだけ軟化していますね。葵ちゃんとは永遠にキャットファイトをしていますが、なんだかんだ仲良しですね。

 

ちなみにCVのイメージは大久保 瑠美さん

 

使用デッキ【アニマイール】

原作よりもサイバース率高めな本作においては貴重なアンデット族のデッキ。

相手モンスターで融合することをコンセプトとしたデッキで、リンク3モンスターは自身のリンク先の相手モンスターを使って融合召喚を行えます。

このテーマはカード効果もコンセプトも初期構想からほとんどブレることがありませんでした。

とりあえず融合テーマを作るにあたって、リンクモンスターを間に挟みたい→じゃあリンク先の相手モンスターを巻き込もう→相手モンスターで融合するなら種族変更が容易なアンデット族で

といった感じで結構勢いでデッキコンセプトを固めました。

 

テーマ名はキリシタン用語で霊魂を意味する「アニマ」とキリスト教の死を司る天使「アズライール」から取りました。名前はもろキリスト教ですが、テーマ内のモンスターはキリスト関係ないので別の名前の方がよかったかもしれない。

 

相手モンスターで融合するテーマなので、超融合とも相性がよく、作中でもジャックナイフは切り札として使っています。

また、アニマイールの特徴としてはもう1つ、下級モンスターの何体かが持つ墓地でリンク素材になれる能力があります。制約として、そのターン、融合モンスターしか特殊召喚できなくなりますが、手札を減らさずリンク素材になれるのは控えめに言ってぶっ壊れだと思います。ただ、アニマイールは展開力が低く、アニマイールリンクモンスターの汎用性が低めなので多分バランスは取れてるはず。

 

そしてアニマイールの切り札と言えばもう1枚。

 

アニマイール・ポルターガイスト

速攻魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードの発動に対して、相手はモンスター効果・魔法・罠カードを発動できない。

(1)以下の効果から1つを選択する。同一チェーン上に「アニマイール」リンクモンスターの効果がある場合、さらに、その効果以外の同一チェーン上の効果は全て無効になる。

●相手フィールドのモンスターを任意の数だけ対象にして発動できる。そのモンスターをそれぞれ別のメインモンスターゾーンに移動させる。

●相手のEXモンスターゾーンにモンスターが存在し、相手のメインモンスターゾーンにEXデッキから特殊召喚されたモンスターが存在する場合にそれら2体を対象として発動できる。そのモンスターの位置を入れ替える。

 

相手モンスターの位置を入れ換える魔法。モンスターの位置関係が重要なこのデッキのメインギミックです。

アニマイールリンクモンスターの効果にチェーンすることで、同一チェーン上の他を全て無効にし、さらにそれ以後のチェーンを許さず融合召喚を行えます。

直接的なアドバンテージを取れない代わりに、自分の動きを確実に通す必殺技です。

 

基本的な動きはアンデットワールドをサーチして発動、そこからリンク1のアニマイール・フウロに繋げてポルターガイストをサーチ、リンク素材として墓地へ送ったモンスターを使ってリンク3へ繋げて融合召喚。融合や装備吸収による除去性能が強みなので先攻だと多分弱い。

 

 

・ミネルヴァ

モブに近いキャラにはなりますが、この人も紹介しておきましょう。

LINK VRAINSのランキング4位の女性デュエリストで閃刀姫使い。初登場は16話で、島くんがみんなに見せた録画映像の中で登場しました。

その後、22話でも再登場し、そこではゴッドバードとデュエルしています。同じメインモンスターゾーンを空けて戦うというコンセプトのデッキ同士の対決になっています。

武人系のキャラで、なんとなく古風な喋り方ですが、これは演じているだけでリアルではもうちょっと大人しいタイプの人です。機会があれば書くかもしれません。

 

デッキについては現役OCGプレイヤーにとっては説明不要かもしれませんが、彼女の使うデッキ、【閃刀姫】がデッキビルドパック ダーク・セイヴァーズから登場したテーマで組まれたデッキで、基本的にはエクストラモンスターゾーンのリンクモンスター単騎で戦い、豊富な「閃刀」魔法カードでそれをサポートします。OCGではメインモンスターゾーンから自力でフィールドを離れられるモンスターを合わせたりしますが、ミネルヴァさんは純構築なので入っていません。

前述した通り、ゴッドバードが使うオリテーマのエリミネーターは近しいコンセプトを持っており、特殊ルールなしのちゃんとした対戦を書いてみても面白いしれませんが、それは機会があれば。

 

VRAINS原作ではプロデュエリストが存在していることは示唆されていましたが、Go鬼塚とブルーエンジェル以外が登場することなく終わってしまったので、このようなキャラを作りました。

 

 

・カゲロウ

さて、プロデュエリストといえばもう一人、ミネルヴァと激戦を繰り広げたデュエリスト、LINKVRAINSランキング第2位のカゲロウです。

強さに反して、人気投票では上位20位に入らず、その理由が彼のデュエルスタイル。

デッキは既存テーマの【忍者】ですが、構成カードはほぼオリカで、スピリットペンデュラムモンスターを操り、召喚時効果でアドバンテージを稼いでいくコンセプトとなっています。その戦術のメインとなるカードはこちら。

 

水遁忍者ウォート

スピリット・効果モンスター

スピリット・ペンデュラム・効果モンスター

星3/水属性/戦士族/攻 1600/守 900

【Pスケール:赤8/青8】

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1)自分のスピリット・モンスターが直接攻撃で相手に戦闘ダメージを与えた場合に発動できる。相手の手札をランダムに1枚選んで除外する。

【モンスター効果】

このカードはP召喚でしか特殊召喚できない。

(1)このカードが召喚・P召喚・リバースに成功した場合、数字を1つ宣言して発動できる。相手の手札をランダムに1枚選んで公開する。そのカードが宣言した数字と同じレベルのモンスターカードだった場合、それを除外する。

(2)このカードが召喚・特殊召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。その後、自分フィールドに変わり身トークン(星1・闇属性・戦士族・攻/守0)1体を特殊召喚できる。

 

作ったはいいですが、バランス調整に迷った挙句に大分微妙な性能になってしまいました

ハンデスの条件が重すぎるので、手札を全部見て、宣言した数字と同じレベルのモンスター1枚をハンデスでもよかった気がする。

スピリットモンスター特有の手札に戻るデメリットはありますが、このデッキの忍者軍団は手札に戻るとトークンを生成します。

エンドフェイズなので自ターンの展開には使えないため、基本的にはただの壁。ペンデュラム効果とかで相手ターンにリンク召喚できるカードがあれば強そう。

 

Go鬼塚やソウルバーナーとは事務所は違いますが、リアルでは交流があり、尊は何度か彼にご飯を奢ってもらっている。16話でも言っていますが、中の人はめちゃくちゃいい人です。

 

ミネルヴァさん共々出番はほとんどありませんでしたが、VRAINSの世界観を掘り下げるうえでは重要なキャラです。

 

 

・原作からの設定変更

ここまで読んでいただいている方はご存知だと思いますが、本作ではロスト事件の被害者を全員幼馴染みにしています。その理由は主に二つあり、一つがVRAINSの批判点として度々あげられている遊作の交遊関係が狭すぎるというのをある程度緩和するためです。

原作ではロスト事件の被害者は全員が全員、その後の物語に関わるわけではありませんでした。遊作や草薙さんのように明確な動機がないので当然ではありますが、ロスト事件という共通点を持つキャラと関わりを持たせられないのは勿体ない。

遊作というキャラクターを掘り下げるうえで、この設定は大いに役立ちました。

尊が初登場する8話の冒頭が分かりやすいですが、遊作が友達とどういう風に話すのか想像して、遊作と他のキャラが絡む描写には気を遣ってるつもりです。

もう一つがVRAINS親いないやつ多すぎ問題の解消です。ロスト事件被害者のうち、少なくもも尊はスペクター親がおらず、遊作も事件後に両親がどうなったのか明らかになっていません(施設にいたので、おそらくは死亡していると思われる)。作劇において、悲劇的なキャラが多すぎると一人一人の印象が霞んでしまいます。

だったらいっそのこと全員孤児して1ヵ所にまとめてやろうというのがこの設定を思い付いた理由だったりします。

ちなみに財前兄妹の両親が存命しているのも、この親いないやつ多すぎ問題解消のためです。

ただこの設定にしたことで発生した問題もあり、それが草薙さんが事件に関わる動機についてです。仁くんと義理兄弟になったことで、彼が事件を追う理由が薄くなってしまってるんですよね。別に義理兄弟でもいいじゃんと思うかもしれませんが、仁くんと出会うのはロスト事件の後、つまり彼が廃人になってからなので、仲良くなるタイミングが存在しないんです。

なのでそこら辺は適度にぼかして描写しています……

 

 

・没になったオリカ解説

 

今回は考えてあったけど没になったネタをここに供養していきたいと思います。

 

エリミネーション・ジャマー

カウンター罠

このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1)自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在せず、相手が魔法·罠カードが発動した時に発動できる。その効果を無効にして破壊する。その後、自分のEXモンスターゾーンに「エリミネーター」XモンスターのX素材1つを取り除くことで、このターン、相手は無効にしたカードと同じ種類(魔法·罠)のカードを発動できない。

(2)墓地のこのカードを除外し、自分のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを除外し、デッキから「エリミネーター」モンスター1体を墓地に送る。

 

エリミネーション罠カードの1枚。

無効にする対象は魔法・罠限定になった代わりに、エリミネーターのX素材1つを使うことで、無効にしたカードと同じ種類のカードの発動をそのターン中封じます。

条件付きではありますが、相手のみの「大寒波」のような効果を発揮できます。

このカードが没になった理由は、言うまでもなく強すぎるからです。

初動で魔法カードを使うスペクターなんかはこれ1枚あるだけで詰みますし、フィールド魔法を軸に戦う美海やソウルバーナー、ブルーエンジェルも大分キツいです。

前回のVSブラッドシェパード戦も、ドローン・カタパルトもアセンブル・ドローンもテイクオフも使えない師匠をボコボコできましたね。

ご存じの通り、【エリミネーター】は墓地効果で罠カードをデッキからセットできるため、こんなもん出したら誰もゴッドバードに勝てなくなるので泣く泣くお蔵入りになりました。

 

冷静に考えれば、禁止カードである大寒波を安定してサーチできる時点で大分イカれてるので、このカードが今後登場することはないでしょう。

 

・その他のオリカ紹介

 

トリックスターバンドVo(ヴォーカル)・ホーリーエンジェル

リンク・効果モンスター

光属性/天使族/攻 2300/LINK3

【リンクマーカー:左下/下/右下】

「トリックスター」モンスター2体以上

このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1)自分の「トリックスター」モンスターの攻撃宣言時に発動する。相手に200ダメージを与える。

(2)フィールドのこのカードを融合モンスターの融合素材とする場合、このカードの代わりに手札の「トリックスター」カードを墓地へ送ることができる。

(3)このカードのリンク先に「トリックスターバンド」モンスターが3種類存在する場合、自分のメインフェイズ2に発動できる。もう1度バトルフェイズを行う。

 

トリックスターバンドがギターしかいないことは、ずっと勿体ない思ってました。

葵ちゃんはその後、ほとんどが出番ないまま、マリンセスに鞍替えしてしまったので、OCGオリジナルでもなければ望み薄でしょう。

そこで思い付いたのがこのカード。

ホーリーエンジェルの正当進化であり、融合サポートとフィニッシュ性能を併せ持つ切り札です。

融合素材となる時に、手札のトリックスターを捨てることで場に置いたまま融合素材にできるという稀有な効果を持ち、相手モンスターで融合する【アニマイール】に対してメタをはれます。

ターン制限のない墓地効果を持つトリックスター・フュージョンに、同じくターン制限のない専用の回収効果を持つベースメリッサを合わせることで、手札を減らさず融合召喚を行うコンボは、融合軸の【トリックスター】としてうまくまとめられたと思っています。

 

ところで、実はトリックスターバンドは、融合テーマではなく、各召喚法に散らすという案もありました。

最終的に融合のみになったのは、劇中で語られているようにジャックナイフの存在を意識したというのもありますが、トリックスターフュージョンの対象カードがギタースイートしかいなかったのも理由の一つです。

 

続いて紹介するのはこちら。

 

ティンダングル・ファイ・ミゼーア

エクシーズ・効果モンスター

ランク3/闇属性/サイバース族/攻 3300/守 300

レベル3の「ティンダングル」モンスター×3

このカードをX召喚する場合、裏側表示の「ティンダングル」モンスターもX素材にできる。

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1)相手フィールドの表側側表示のモンスター1体を対象として、このカードのX素材1つを取り除いて発動できる。このカードの攻撃力は300アップし、以下の効果のうちいずれか1つを適用する。この効果は相手のターンでも発動できる。

●対象のモンスターを裏側守備表示にする。

●対象のモンスターの効果を無効にする。

(2)相手フィールドの裏側表示のモンスターは表示形式を変更できない。

(3)相手フィールドのモンスターが裏側表示モンスターのみの場合、X素材のないこのカードは直接攻撃できる。

 

闇堕ち財前晃が使用するエクシーズモンスター。

ティンダングルがクゥトルフ神話に登場する架空の都市、ティンダロスをモチーフとしていることから、このカードはティンダロスの王、ミゼーアと黄金比φを名前に組み込みました。

効果やステータスのいたるところに3が組み込まれており、オーバーレイユニットも、三角形のエフェクトの頂点にそれぞれ固定されるという独特なデザインをしています。

フリーチェーンの無効、もしくは裏側表示への表示形式変更を行え、さらに裏側表示のモンスターの表示形式の変更を禁じます。

配下のティンダングルであるサイン、コサイン、タンジェントはそれぞれ耐性や貫通効果などを付与してサポートします。そしてフィニッシュはこのカード。

 

ピタゴラスの極点

永続魔法

(1)自分の「ティンダングル」Xモンスターの効果を発動するためにX素材が取り除かれた場合に発動できる。このカードにピタゴラスカウンター1つを置く(最大3つ)。

(2)自分・相手のエンドフェイズに、このカードにピタゴラスカウンターが3つ以上置かれていて、自分フィールドにX素材のない「ティンダングル」Xモンスターが存在する場合に発動できる。相手のライフを300にする。

(3)墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「ピタゴラスの極点」または「ジェルゴンヌの終焉」1枚を手札に加えるか、セットする。この効果でセットされたカードはセットされたターンでも発動できる。

 

相手のライフを強制的に300に変更するこのカードで、ライフを削りきります。

闇堕ちキャラは、それぞれデッキは元のテーマを使いつつ、エースなどの一部のカードを変えることで、デッキを別物に仕上げています。

 

・終わりに

いかがだったでしょうか

次回はいよいよプレイメーカーVS Ai、そして真相編です。

なるべく早く投稿しますので、お楽しみに

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