summer pockets~Second story~ 作:白羽凪
目覚めは、思ったよりもすっきりしていた。
時計の針は朝七時半を示す。学校に行ってたぶん、自然とこの時間に起きるようになっているみたいだ。
リビングへ向かうと、テーブルに並んだ朝食と加納さんがいた。
「おはようございます」
「ああ。眠れたか?」
「はい、おかげさまで」
それから一度携帯を見て、母親に軽いメッセージを送る。ほどなくして既読と返信が帰ってきた。
それと同時に、加納さんが語りかける。
「そうだ、せっかく島にいるんだから、明日からラジオ体操行ってみたらどうだ?」
「ラジオ体操、ですか?」
少なくとも、小学生の頃に行ったっきり、ずいぶんとラジオ体操とはご無沙汰だ。何をやるのか覚えているかどうかも怪しいけど・・・。
「夏休みの醍醐味だからな。この島では大人も子供も結構参加してるぞ」
「加納さんも行ってるんですか?」
「当然だろう。俺もそうだが、俺と同い年の他のみんなもいってるぞ」
ここまで習慣になってるのは珍しいし、少し興味が湧いてくる。
「六時半集合だからな。少々早いかもしれんが」
「いえ、せっかくなんで明日から行ってみます」
「そうか」
会話を通して、だんだんと目が冴えてくる。意識がはっきりしてくると、次第に空腹を感じるようになった。
そして、目の前に朝食が用意されている。とてもありがたいことに。
「それより、朝食にしないか?」
「あ、いただきます」
それから手元にある朝食に手を付ける。
加納さんは一人での暮らしに慣れているのだろうか、料理はシンプルな味付けで美味しいと思えた。
ただ、思うところがあるとすれば・・・。
「美味しいんですけど・・・なんか、海藻、多くないですか?」
「島ではわんさか取れるからな。よく持って帰ってきてるんだ。ほかにも魚とかもらうことがよくあるんだがな、一人だとどうしても持て余してしまう」
「へー、そうなんですね。・・・あ、そうだ」
「?」
「今晩、料理させてもらえますか?」
折角泊めてもらっている身だ。そういったところで貢献はしたい。
「雨宮は料理、出来るのか?」
「誰かに出すことがめったにないんでそこまで自信があるわけじゃないですけど、一通りは」
「そうか・・・頼んでもいいか? 仕事がある分、正直助かる」
「分かりました」
「冷蔵庫の中にあるものは好きなように使ってもらっていい」
かくして、僕は料理を受け持つことになった。ようやく貢献出来る立場になると分かると、これまで感じていた少しの後ろめたさは少しばかり薄れていった。
さて・・・とすると今日やることは、決まりだ。
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朝食を終えて数十分すると、加納さんは仕事に向かった。子供は夏休みと言っても、大人は何も変わらない日々が続くわけだ。
一人家に残った僕は、ある程度宿題を片付けようと鞄を開いた。中に筆箱と、ノート、宿題と、それから・・・画材が見える。
「・・・」
気に留めないように、宿題だけ抜き取ってリビングに向かう。冊子を開いて、さあ開始だ。
問題はそんなに難しいわけでもないし、理解もちゃんと追いついてる。
けど・・・
「・・・進まないなぁ」
夏休みの宿題は、全く進んでいるように感じない罠を抱えている。それがやる気を阻害して、やがて、尽きる。
時刻はまだ朝の10時。全く手が付いていないし時間も進んでいない。
それに、こんなところまできて僕は何をしてるんだろうと変な気持ちになっているのも事実だ。
「やめやめ。無理だ」
宿題を放り投げて、ぐてーっと机に突っ伏す。
さてこれからどうしようかと悩んでいると、昨日の加納さんの言葉を思い出した。
「・・・そう言えば、自転車を好きに使ってくれていいって言ってたな・・・。折角だし、島でも巡ってみよう」
昨日歩いた全てが島の全部じゃない。携帯のディスプレイに表示されている地図は、思ったよりも大きかった。
だからきっと、ここには僕の知らないことがまだまだあるから。
手短に荷物をまとめ、大切なものをポーチに抱えて、渡された合鍵を・・・
「あれ?」
鍵がない。
というより・・・
「この島の人、ひょっとして鍵かけてないの・・・?」
渡されてない、合鍵なんて。多分加納さんは流石に鍵を持っているだろうけど、それが複数あるという訳でもなさそうで。
「ってことは、開けていくしかないじゃん・・・」
不安だ。とても不安すぎる。
でもまあ、郷に入ってはなんとやら・・・。
僕は観念して、家から出て、自転車にまたがった。
そうして、陽炎の揺らめくアスファルトを行く。
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昨日歩いてきた道とは反対方向に、自転車を進めていく。照り付ける太陽は肌を焼いていくが、切り裂いていく潮風が気持ちよくてそれを相殺する。
やがて山の頂上を超えると、海が見えてくる。その左の方には、ずいぶんと寂れた灯台も。
少なくとも、それは今の時代のものとは思いにくくて、だからこそ少し驚く。
つくづくこの島は、僕の知らない物ばかりだ。
ふと、伸びている堤防の先に白い髪の女性が見えた。腰を下ろして、何かを下げている。多分、釣りだろう。
そして一瞬。その一瞬で、女性と目が合う。距離もそう遠くなく、自転車を止めてなかった僕はそのまま坂道を下って女性に近づく。
「え、来るの・・・?」
そう小さく声が聞こえた気がしたが、意識してしまった以上素通りして無視は出来ない。俺は女性の近くまで行って声を掛けた。
「あの、えっと・・・なんかすいません」
「・・・あなたが、のみきが言ってた子?」
どうやら、僕のうわさはとっくに広まっているらしい。田舎の伝達スピードは恐ろしい。
「はい。雨宮渚って言います」
「・・・私は、鷹原しろは。一応、島の小さな食堂をやってる」
「そうなんですね。・・・それで、食材集めの釣りですか?」
言葉はなく、代わりにしろはさんは一度コクリと頷いた。
「珍しいね、こんなところまで。色々事情があるってことは聞いたけど」
そんなことまで広まるんだ・・・。
「まあ、なんて言うか・・・」
「・・・ふふっ、私の旦那にそっくり」
そう言って目の前のしろはさんはクスリと笑った。
・・・え、既婚者なのこの人。まだ30にも見えないんだけど。
「あの、失礼ですけど・・・って、あっ!」
「えっ! なな、なに!?」
「針! かかってます!」
「あっ、ほんと・・・! ちょっと待って・・・!」
しろはさんは急いだようにリールを巻き、慣れた手さばきで魚を釣り上げた。綺麗な色をしたイシダイだ。
「釣れましたね!」
「ちょっと遅れてたら危なかったかも・・・ありがとう」
「いえいえ、どうってことないですよ」
それに僕が話しかけなかったら、もっとしろはさんは釣りに集中できていたわけだし。下手に集中を阻害して、かつ魚まで逃がすきっかけになろうものなら申し訳ないなんてレベルではない。
しろはさんは釣った魚を慣れた手つきでバケツへと入れる。見た感じ、こいつが一匹めのようだった。
僕の視線がバケツに向いてることに気づいたしろはさんは、恥ずかしそうにあははと笑った。
「本当は、そろそろ引き上げるつもりだった。でもあなたが来て、もう少しだけここにいようってなって、ようやく一匹釣れたの。だから、ありがとう」
「そうなんですね。・・・それで、この魚は食堂で?」
「もちろん。釣った魚は命に感謝して食べるまでがマナー」
食のありがたみが薄れている今頃に突き刺さる、重たい言葉だ。
「せっかくなら」
「?」
「お昼、食堂に来てくれたら・・・この魚、プレゼントする。せめてものお礼」
「そうですね。有難くいただきます」
せっかくの厚意は無下に出来ない。
「それじゃ、私は先に食堂に行くから、時間になったら食べに来て。そんなに分かりづらいところにはないから」
「分かりました」
それから僕は自転車を引き連れて、一度しろはさんと違う方向へ車輪を進めた。この先には、確か灯台があったはず。
そこに行ってみるのもいいかもしれない。
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灯台は随分と寂れていた。使われることも無いのだろう、光を放ったような形跡や跡は見えない。
それでも、そんな景色が新鮮で、僕はまたそこに近づいていく。
そしてこの灯台には入り口があることに気が付いた。扉に手をかけてみる。鍵はかかってない。
それから建付けの少し悪いドアをギィと開けた時、後ろから声がした。
「誰ですか? フホーシンニューですよ?」
「あっ、すいみません、その」
後ろを振り返ると、綺麗な金髪を携えたツインテールの女性がいた。
僕が挙動不審なのを見て、クスッと笑っている。それから続けた。
「どもです。あっ、脅かそうとしただけなんで気にしないでください」
「あ、はあ・・・」
なにやらよくわからん。
「ところで、見慣れない顔ですね。旅人さんですか?」
「まあ、そんなところです・・・」
「私は、この灯台の守り神やってます。よろしくです」
終始ニコニコと語りかけるこの人の前だと、どうしても自分のペースが乱れて仕方がなかった。
というか、しまいには自分から神って言っちゃってるし。
「神様なんですか?」
「はい、カミサマです」
神様らしい。
「・・・」
それから、自称守り神さんの表情は先ほどまでのふわっとした笑みから少し憂いを秘めたものに変わった。さっきよりも少し落ち着いたトーンで話し始める。
「この灯台に、この島に馴染みある人以外が来るのは、もう五年ぶりくらいなんです」
「そうなんですか?」
「私と、私の友達と。大体がそんな感じなので。だから、よかったらまた来てくださいね」
ずっとこの場所を見てきているからこそ出てくる言葉なんだろう。この言葉はしっかりと胸に秘めておこう。
「・・・っと」
ふと、僕は時間を確認した。昼頃に食堂に伺うって言っているのに遅れてしまっては申し訳ない。
「すみません、そろそろ用事があるので」
「昼時ですからねー。シロハさんの所の食堂ですか?」
「よくわかりましたね」
「では、これを持って行ってください。差し入れです」
パッとナイロン袋が手渡される。中には小さなクーラーボックスが入っていた。おそらく魚だろう。
僕が考えていることに追従するように、守り神さんは続ける。
「私、シロハさんと釣り仲間なんです」
「へー」
「というわけで、よろしくお願いします」
「分かりました。それじゃ、またいつか来ます」
僕は自転車にまたがって、先ほどしろはさんが進んでいった方向へ漕ぎだした。
全く・・・、この島にいたらどこにいても飽きることはないんだろうな。
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見知らぬ道を右往左往して、ようやく目的地へ辿り着く。
食堂と示されていたその場所は、小さな民家を改造したようなそんな姿だった。
年季は確かに入っているのだろう。しかし、ちゃんと手入れされているのか特段古さを感じるようなことはなかった。
ガラガラと引き戸を開けると、厨房に一人、ホールに一人、それから何人かの客が店の中にいた。落ち着いた雰囲気のある、いい店だ。
「いらっしゃい、来てくれたんだね」
奥から声が聞こえる。しろはさんだ。
「うみ、案内してあげて」
「はーい」
それから指示が飛んだかと思うと、僕の目の前に少女がやって来た。見た感じ、僕と同い年くらいの子だ。
「いらっしゃいませ、こちらへどうぞ」
「え、あ、はい」
うろたえながら、案内された席へ座る。窓側のテーブル席だ。他の人と隣り合わないように配慮してくれたのだろう。有難い心遣いだ。
「ご注文・・・は、確か決まってましたよね。作ったら持ってきますから」
僕に有無を言わさず、少女は去っていく。厨房の裏に消えたところで、代わりにしろはさんが出てきた。
「娘なの」
「あ、そうなんですか」
「ちょうど、同じくらいの年頃だと思う。よかったら、仲良くしてあげて」
「はぁ・・・」
初対面の人間に仲良くしてあげてとはなかなか言いにくいはずなのに、この島の人は平気でそういったことを言ってくる。それほどまでに、人と人との距離が近いのだろう。
だからきっと、またどこかで深い縁が生まれるのかもしれない。
というか、それより・・・
「何歳なんですか?」
想いは留まることを知らず、僕の口からおのずと発せられてしまう。
「今年で17才」
「いや、あの子じゃなくて・・・」
「・・・え、私?」
さっきから気になっていたことを直接ぶつけてしまい、しろはさんは困ったように目を反らした。それからいたずらっぽく笑って答える。
「それは・・・内緒・・・!」
そして逃げるように僕の前から去っていった。言った後で思うが、なかなかデリカシーがなさすぎる。不可抗力とはいえ、反省だ。
「・・・」
落ち着いたところで、改めて店内を見回す。こちらも外見同様に、丁寧に整えられて小奇麗に作られている。
そしてこだわりが、後ろの掛け軸。
「・・・なんでチャーハン?」
「この店の目玉なんです」
僕の独り言に答えて、先ほどここに案内してくれた少女が料理を持ってくる。
「料理、出来ました」
「ありがとうございます」
目の前に置かれた皿には先ほど釣られたであろうイシダイが刺身となって盛られていた。新鮮さも相まって、綺麗な色の身をしている。
早いうちにいただくに越したことはないと、僕は早速合掌して料理に手を付ける。当然のことながら美味い。これなら毎日食べれるだろう。
数口食べたところで、暇しているのか少女が話しかけてくる。
「お母さんから話、聞きました。ずいぶん遠くから来たんですね」
「えっと、まあ」
「どうですか? この島は」
「いいところだと思いますよ。本当に」
まだまだ知らないことだらけだけど、きっといい島なのだろう。それこそ、僕にはもったいないくらいに。
もし、この島を楽園と呼ぶなら、逃げてきた僕のいるべき場所なんかじゃない。似合わない身分で来るべき場所じゃないのかもしれない。
「・・・」
「・・・んね」
「?」
ぼーっとしていたせいで、言葉を聞き逃してしまった。それに気が付いて、少女はもう一回同じ言葉を繰り返す。
「元気、ありませんね」
「・・・ええと、そうですか?」
「チャーハン食べますか?」
「いやその理屈はおかしい」
こればかりは突っ込まざるを得ない。
元気ない。ここまでは分かる。じゃあなんで次点でチャーハンが来るんだよ。それに刺身の味になっている口にあの油で炒めた飯が入ってきて美味しさを保てるのか心配だ。
でも、せっかくの配慮だし、断りづらい。
「今日は特別にタダにしますよ」
「・・・じゃあ、お願いします」
ここまで押されるともう無理だ。別に満腹になっているわけでもないし、ここはいただこう。むしろここまで来たら気になるし。
「じゃあ、少しだけ待っててくださいね」
少女はあわただしく厨房の方へと戻っていった。それからなにやらしろはさんに頼み込んで焼き場へと向かっていった。ほどなくして、カンカンと小気味のいい音が聞こえる。随分と慣れているのだろう。
「出来ました」
「はやっ」
この間、わずか2分。そんなあっさりできるものかと疑いたくなる。僕も何度か作ったことはあるけど、それでも4、5分はかかって当たり前だ。
「いいですか、チャーハンは火力が全てなんですよ」
「それで、早く出来上がるんですか?」
「そゆことです。とりあえず食べてみてください」
促されて、もう一度目の前の料理を確認する。
具材はシンプルで、ネギとエビ、これだけだ。けれどだからこそ美味しそうに見える。
それをレンゲで掬って一口。うまい。分かっちゃいたけどレベルが違う。
言葉になるより早く僕が満足そうな表情をしたことに気が付いたのか、目の前の少女は嬉しそうにニコニコと笑っていた。
「美味しそうに食べてくれるんですね」
「そりゃあ、美味しいんで」
「それなら嬉しいです。といっても、お母さんのにはまだまだですけど」
「そういえば、あ、えっと・・・」
話を切り出そうとするものの、この子の名前を僕はまだ聞いてなかった。ただ、それもしっかり伝わっているみたいで、少女は僕の話に答えた。
「うみです。鷹原うみ」
「ありがとう。うみちゃんはいつも昼間はここで?」
「もし遊びに誘われたりしたら、私がGOサイン出してる」
奥からしろはさんが顔をのぞかせる。どうやら厨房の方も少し暇になったみたいだ。
「そうなんですね」
「さすがにずっとここに拘束しておくわけにもいかないし。やっぱり思春期の子供は遊んでなんぼだから」
「でも、ここで働くの楽しいから悩みどころなんですよねー・・・」
年頃の少女に悩みはつきもののようだ。
と、話がひと段落ついたところで店の引き戸が元気よく開けられる。それから僕より一回り年下であろう少女と少年が大きな声でうみちゃんを呼ぶ。
「うみ姉ー、あそぼーー!」
「TSSしようぜー!」
うみちゃんは一度しろはさんの方を向く。しろはさんは瞳だけでサインを出した。
「行くからちょっと待ってて」
「「りょうかーい」」
それから二人は店から出ていった。年相応、とはいってもここまで遊び盛りの子供は今時珍しい。
「お母さん、あとは頼める?」
「大丈夫。行っておいで」
「じゃあ、そういうことで、えっと・・・」
「渚だよ。雨宮渚」
「渚さん、またお会いしましょう」
それから一分ほどで荷物をまとめて、うみちゃんは二人を追うように店から出ていった。嵐が過ぎ去って、改めて僕はしろはさんと話をする。
「あわただしいですね」
「島では結構日常だよ、こういうの。特に夏休みだとみんなこうなる」
「夏休み、かぁ・・・」
「それこそ渚くんは、どんな夏休みを過ごしてたの?」
言われて、うーんと頭を悩ませる。
多分、今時の子らしい夏休みの過ごし方だと思う。友達と集まって何かをする、これに関しては変わることはないんだけど、こうやって外でわーわーと遊ぶことは極端に減ったと思う。
カブトムシを捕まえる森も無ければ、手軽に泳ぎに行ける海も無くて。結局持ち寄ったゲーム機で遊ぶだけ。それももうだいぶ廃れ気味だけど。
・・・あれ、結局僕は、夏休みどうやって過ごしてたんだっけ。
それこそ・・・。今の僕を作ったのは・・・。
「部活、ですかね。ずっと部活でした」
「・・・やっぱり私の旦那に似てる」
「たぶん、そんなに楽しい夏休みじゃなかったと思います」
それこそ、夏休みの楽しみ方って何だろう。今の僕には分からない。
この島だったら、それも分かるようになるのかな。
「だったらきっと、いい思い出になるはずだよ。この島の夏休みは」
「・・・そうですね、そんな予感がします」
それはまだ漠然としたものだけど、確かな予感。
多分、忘れられない日々が続くんだろう。そう思うと少し楽しみだ。
ついでに、忘れたい全てを忘れられたら・・・そう思う。
「それじゃ、ごちそうさまでした」
「はい、お粗末様でした」
それから僕は差し入れのクーラーボックスをしろはさんに渡して店を後にした。
それじゃあ、未知との遭遇に溢れている島めぐりを再開しようか。
飲食でのバイト経験ありきで語るんですけど・・・
『チャーハンは火力が全て』
これマジです。びっくりしました。直火で中華鍋だとあっさり出来ちゃいますしパラパラになりますしもう驚きですよ。
IHでフライパンじゃ話にならないですね。僕のアパートのキッチンなんですけど。
という訳で、今回はこの辺で。