IS インフィニット・ストラトス 金と銀の瞳が見据えるモノ リメイクversion   作:フレイムバースト

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言葉は不要か……


クラス対抗戦-開幕-

とうとうクラス対抗戦、この日がやってきた。

 

一夏くんはIS射出ハッチで自分のISを装備しており私を含めた専用機持ちと箒ちゃんに見守られていた。

 

「……じゃあ、頑張ってくるよ」

 

「アンタに投資した時間に見合う対価を、あげてきなよ」

 

一夏くんにサムズアップしながら、サッちーは笑っている。

 

「一夏さん、これまでの間に積んだ鍛錬は、決して無駄にはなりません、今の一夏さんならば彼女を倒すことも現実的に可能なはずですわ」

 

セシリアさんも同じように、一夏くんにエールを送る。セシリアさんは一夏くんが勝つことを確信しているようでもあった

 

「……勝てよ、一夏」

 

一言、箒ちゃんは、飾りっ気のない、その言葉で一夏くんを送り出す

 

つぎはわたしの番だと、箒ちゃんが首を動かす。

 

私が言いたいことはみんな言ってくれた。何か言おうと、考えたけど、何も浮かばない。何も浮かばない……いや、むしろ、何も浮かばないならこう言ってしまえばいい

 

「言葉は、不要だね」

 

その言葉は一夏くんに対する私の期待、信頼やその他もろもろの気持ちを1つにまとめた言葉。

 

そして一夏くんは頷き、発進口を強い意志を秘めた目で見据えた

「あぁ、みんなの気持ち、確かに受け取った!勝ってくるさ!必ずな!」

 

一夏くんはそういってハッチからアリーナへ飛び出していく。私達はそれを見送った。

 

─────────────────────

 

アリーナの空中で、一組のクラス代表の一夏と、二組の代表の凰鈴音が向かい合う。

 

「一夏、今謝るんなら手加減してあげてもいいわよ?」

 

向かい合った凰鈴音が一夏に向けて挑発をするも、おそらくそれは通じなかったようだ。

 

「確かに、あの時の発言は俺が悪かった。鈴、怒らせて本当にすまなかった」

 

「はっ、手加減して欲しーの?」

「それとこれとは話は別だろ。ここでやりあうなら、お互い本気でやらないと無礼に当たる。来いよ、鈴。お前とぶつかってやる」

「あー、そう……アンタのそういう所、嫌いじゃないけど、その選択を後悔させてあげるっ!」

 

試合開始のブザーが響く。2人は同時に接近、そしてお互いの得物で鍔迫り合いを起こす

 

「へー、なかなかやるじゃない。言っとくけど、シールドエネルギーを貫通させる事が出来たらアンタ本体にもダメージが行くのよ」

「あぁ、それは磨美から聞いたさっ」

「そう、じゃあ説明が省けるわねっ!」

 

凰鈴音の発言。それは一夏を死なさない程度にいたぶることが可能であることを示していた。

「よく初撃を塞ぐじゃない、じゃあっ、これはどう⁉︎」

 

ズドン!

 

絶対防御を貫通した痛みは一夏にダメージを与え、地面に叩きつけた。しかし、叩きつけられた一夏はよろめきながらも起き上がり、追撃の大剣の叩きつけをかわす

 

「ぐっ……へぇ、今のが、衝撃砲って、やつか」

「……よ、よくわかったわね。少なくとも真面目に勉強してるのは褒めたげるわ」

「覚悟はしてたが食らってみるとなかなか痛いな……だけど、次は食らわないからな」

「強がってんじゃ、ないわよ……!」

 

凰鈴音はズドン、ズドンと両肩のユニットから衝撃砲を放つも一夏の宣言通り、それはかわされ、地面を凹ませるだけだった

 

ギリギリと、凰鈴音は歯軋りをする。目の前にいる敵である織斑一夏に、衝撃砲と見抜かれた挙句、煽られるように次は食らわないと宣言され、それを実行されたのだから無理はない

 

「あぁ、もうっ、なんで当たらないのよっ!」

 

剣の腕は一夏の方が上、だから衝撃砲を使いながら追い込むつもりだったはずが、今こうして一夏は連発される衝撃砲をかわし続けている。

 

「あぁもうっ、キリがない!」

 

凰鈴音が衝撃砲を閉じ、両手に持った、双天牙月を振りかぶりながら急加速を行い、間合いを詰めようとした時、凰鈴音は警告アラームに驚いて減速した。

 

そして次の瞬間、凰鈴音の目と鼻の先すれすれには高熱の光の柱がそびえ立ち、しばらくするとそれは細くなって消えた

 

「な、なに、今の……⁉︎」

「……なんだ、あれ……」

 

光の柱が立っていた地面は焦げており、その中央部分には全身を装甲で覆った、手足が長い異形の人形が鎮座していた




言葉は不要か……(ファミチキください……)

などとふざけてないで真面目に後書きをば。

まぁ今回、一夏と鈴の立場を軽く逆転させてみました。

あと、一夏メインにしようとしたのですが、思ったより短いものになってしまいました、申し訳ない。
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