ピンポーン
家でティータイムを楽しんでいるとチャイムが鳴った
「はい。どちら様でしょうか」
「軽井沢なんだけど」
「あら。軽井沢さん、どうかしたんでしょうか」
「ちょっと家に入れてほしい」
これはあのイベントですね。まさか私の方に来るとは、確かに私は自己紹介でも目立ってましたし、そのあともあのメンバーの中で中心にいましたからね。まぁ当然でしょうか。平田さんには悪いけどこのイベントは私がもらっちゃいましょう。
「どうぞ。軽井沢さん」
「お邪魔します」
「何か元気がないみたいですが大丈夫ですか」
軽井沢さんが急にまじめな顔になる
「ちょっと話を聞いてもらいたくて」
「ええ、いいですわ。私が力になれるかわかりませんが」
「今からいうことは言いふらしたりしないって約束してくれる?」
「それが必要なことだと判断すれば言いふらしたりしませんわ」
「実はあたし、中学校でいじめられてたの…」
「…」
「最初はちっちゃないじめでだんだん収まっていくだろうなって思ってたの…でも、そんなことはなかった…それどころかどんどんひどくなっていったの…上履きに画鋲、引き出しに動物の死骸、トイレでは汚水もかけられた。思いつく限りのいじめは受けた。それに…」
ペラッと服を上げるとそこには生々しい傷跡があった
っ!と雫は驚くふりをする
「本当に急だった…何とか一命はとりとめて今も生きてるけど、いつも怖くて仕方ない!またいじめられるんじゃないか。また何かされるんじゃないか。この学校でもいじめられるんじゃないか。そんなことを考えてしまう!」
「…っ…笑っちゃうよね…こんななりしてるのに…いじめが怖いなんて」
ギュっ!雫が軽井沢を抱きしめる
「…っ!…白雪さん…?」
「笑いなんかしないわ…あなたがどれだけ頑張って耐えてきたか、それは私にはわからないわ。。。でも!あなたが今どれだけ頑張ってるのかはわかりますわ!いままで頑張ってきたのでしょう。不安だったのでしょう。誰も味方になってくれないかもしれないと思っていたのでしょう。でも大丈夫です。誰が敵になろうとも、私だけはいつまでもあなたの味方です。もう安心していいですよ」
「わあああああああ!」
10分後泣き止んだ軽井沢は雫に向き合った
「ごめんね…いっぱい泣いちゃって」
ふふっ、やはり軽井沢さんはかわいいですね
「いいのですよ。もう一回私の胸で泣きますか?」
「もう!からかわないでよ!」
「ふふっ。申し訳ありませんわ。ところで私は何をすればいいのですか?」
「白雪さんには私を守ってほしいの。細かく言うと白雪さんってもうクラスの中心みたいになってるじゃん?」
「女子の中ではそうかもしれませんが、男子の中では何もできませんよ?私」
「それでも私は白雪さんが言ったら男子は従うと思ってる」
「買いかぶりすぎですわ」
まぁいうことを聞かせようと思えば簡単ですけども
「まぁそれでもいいけど、私がいじめとかに会わないように守ってほしい」
「それなら、平田さんなどの方がイケメンなのでよかったのではないですか?」
「それは白雪さんの方がいいと思ったからだよ。昼間のこともあったしね」
「わかりましたわ。あなたと仲が良く、あなたの後ろには私がついていると見せればいいのですね」
「まぁそうね。その代わり私のことを…あ、愛人にしてくれてもいいわよ」
照れながら軽井沢がそういった
「まぁそれは考えておきますわ」
「な、なんでよ!私じゃ不満だっていうの!」
「そういうことではありませんわ。今のあなたでは愛人にも見れないってことですわ」
「それってつまり、私じゃ不満ってことじゃない!」
「あら、そういうことになっちゃうかしらね」
「からかわないでよ!」
軽井沢さんはからかいがいがありますね
「まぁあなたが私に興味を持たせることができれば、愛人か彼女にして一生可愛がって面倒見てあげますわ」
「な、なにいってんのよ。そんなことしてもらわなくても、自分で生きれるわよ」
「あら、それでも私があなたに興味を持ったら私のそばに来てもらうわ」
「わ、わかったわよ。あなたがあたしに興味を持ったらね」
まぁいつかは来てもらいますけど、今じゃなくてもいいですわね。一応あのことも言っておきますか
「ちなみに、来月もらえるお金は0になると思うからあまりつかいすぎないようにね」
「ちょ、ちょっと。それどういうことよ。減るのは前の説明でも分かったけど、0になるって…そんなことあるの?」
「それは5月になればわかるわ」
「え…もう、わかったわよ」
「私がわかってたってことは皆には言わなくていいわ」
「責められるから?」
「そうよ」
やはり頭の回転は速いようね
「わかったわよ」
「ありがとう」
「別にこれぐらい守ってくれるならいいって」
「ええ、あなたの身の安全は私が保証するわ」
「頼んだわよ!」
とりあえずこれで恵は堕ちたわね。愛人にするのはもうちょっとしてからですわね。今堕として、恵に時間を使ってしまうと、ほかの人が別の人に堕ちてしまうかもしれませんからね
「ところで、仲がいい人というのは苗字にさん付けで呼ぶものではないですよね?」
「そ、そうかもしれないわね」
「じゃあ、雫って呼んでください。私も恵って呼びますわ。」
「け、恵って…もう、わかったわよ…し、雫」
照れながら恵がそう言う
「ええ、なんですか恵」
「な、なにって…呼んだだけよ」
「ふふっ」
「あんたってやっぱり女のくせに女たらしみたいな性格してるわね」
「私は女の子が好きですから。あなたも狙うかもしれません」
「な、何言ってんのよ!そういうのはしないんでしょ!」
「今はしないだけで、これからもしないとは言ってません」
「そ、そうだったけど」
「まぁ、それはおいおいでいいですわ」
「よくはないけどね」
「とにかく恵、明日私と一緒に登校しましょうか」
「え!?…わかったわ。しょうがないから一緒に登校してあげる」
「よろしくお願いしますわ」
「じゃあまた明日ね」
「はい、また明日」
「雫!」
十分ほど待っていると、恵がそう呼びながら走ってきた
「おはようございます。恵」
「おはよう。雫」
「じゃあ行きましょうか」
「うん!」
「それにしても、だいぶ態度が変わりましたね」
「仲良く見せるって言っても、本当に仲良い方がこっちとしても楽だし…ああ言う態度はあんまり良くないかなって昨日帰ってから思ったから」
「それはいいことですね。いじめなどは私が許しませんし。そっちのほうが好かれやすくいじめられもしないでしょう」
「ほんとに!」
「ええ、自分に何ができて何がダメなのかそれを考えれるのはいいことですわ」
「えへへ、ありがとう」
「あぁそれと、桔梗に関していくつか注意点がありますわ」
「櫛田さんの注意点?」
「ええ。桔梗は少し扱いが面倒ですから」
「あ、あんた今、気味の悪い顔してるわよ…」
「これは失礼」
「…うーん。どういう意味?扱いがめんどくさいようには見えないけど」
「それは後で話しますわ。それより注意点ですけども」
「…うん。」
「桔梗には自分の秘密は絶対にしゃべらないこと。もし桔梗に秘密をしゃべろうとしている人が近くにいるなら、さりげなく気づかれないように止めること」
「え、どういうこと?秘密は雫以外に言うつもりはないからいいけど。言ったらだめっていうのがわからない」
「それが桔梗の秘密にかかわってくるのですけど、桔梗は人の秘密を聞くことに快楽を感じるんですよ」
「かっ、快楽?!」
「そう、自分だけが知っている秘密それに承認欲求を感じているのですわ」
「ちょ、ちょっと想像できないわね」
「しょうがないですわ。桔梗は常に本心を隠して過ごしていますから、1日で気づくなんて無理な話ですわ」
「で、でもあんたは気づいてるじゃない!」
「それは私が人を見る能力にたけていただけのことですわ」
原作知識で知っているなんて言ってもわかってくれないでしょうし
「なんかごまかされてる気がするんだけど」
「それは気のせいでは」
「まぁいいわ。桔梗に秘密を放そうとしている人がいたら止めればいいのね」
「ええ。暴走する前に堕とすつもりですから大丈夫だとは思いますけど」
「ぼ、暴走ってななによ!」
「聞いた秘密を暴露しまくってクラスを崩壊させる秘密暴露マシーンですわ!」
「な、なるほど。それなら秘密は言わない方がいいわね。なら仲良くなった人には櫛田さんの秘密を言うつもりなの?」
「仲良くなっただけでは桔梗の秘密を暴露するようなことは言いませんわ。そんなことをしたら、これから桔梗には手伝ってもらわないといけないことがたくさんあるのに、それがやりにくくなってしまうわ」
「手伝ってほしいこと?それって私じゃダメなの?!」
「駄目とも言えますしいいとも言えます。言っておきますがこれからいろんなことが起こりますわ。普通の学生では想像もできないような過酷な試練が待ち構えています。そのときに桔梗に役に立ってもらわないといけないことがたくさんあるってことですわ」
「…何が起こるかは知らないし、なんで雫がそれを知ってるのかも聞かないけど、別に私だけでもいいじゃない。だめなの?
「なんにも恵が役に立たないって言っているんではなく、その試練ではいろんなことが試練として立ちはだかってきます。そこでは桔梗のコミュニーケーションが役に立つこともあれば、恵が役に立つこともあります」
「…」
「恵にもやってもらうことはたくさんありますが、桔梗に恵ができなかったことをやってもらわないといけないということですわ」
「…そういうことにしておいてあげるわよ」
「ありがとうございます」
「ちなみに聞くと櫛田さんとは仲良くしない方がいいの?」
「いいえ。仲良くはしてほしいですわ。いずれ堕ちるでしょうし、その時に恵と仲が良くなかったら嫌ですしね」
「わかったわ…櫛田さんを堕とせるの?聞いた感じそう簡単に堕ちるようには見えないけど」
「ええ。堕ちにくいでしょう。しかし、昨日のバスでは顔を赤らめていましたし、なにより」
「なにより?」
「私が堕とそうと思って落ちなかった女の子などいませんわ!」
「な、なるほどね。(…まぁ私としては堕とさなくてもいいんだけど)」
「何か言いましたか?」
「何も言ってないわよ!早くいくよ!」
「ふふっ。まってください」
「おはよう!雫ちゃん。軽井沢さん」
「おはようございます。桔梗」
「おはよう。櫛田さん」
「二人仲良くなったんだね!」
「まぁね。昨日あの後仲良くなったのよ」
「よかったね!」
「櫛田さんも仲よくしよー!」
「うん!よろしくね。軽井沢さん!」
(ちょっとほんとにこんな子が腹黒だっていうの?)
(そうですわ。いつか堕としたときに本性を見させてあげますわ)
「どうかしたの?」
「いえ。大丈夫ですわ」
「おはよー」
「おっはー」
「おはようございます。松下さん。佐藤さん。二人も一緒に来られたんですか?」
「そうだよー。白雪さんと軽井沢さんも一緒に来たの?ずいぶん仲良くなってるね」
「昨日いろいろありましたので」
「何かあったっけ?」
「解散した後に二人で喋ったんですわ」
「なるほどねー」
「皆さんお昼ご飯を誰と食べるとかは決めましたか?」
「いや決めてないけど」
「じゃあこのメンバーで食べることにしませんか?何か用事が出来たらそっちが優先で、何もなければこのメンバーで食べるということでいかがでしょう」
「さんせー」
「いいんじゃな~い」
「私は時々ほかの人とも食べるかも」
「わかったわ桔梗。確かにあなたはいろんな人から誘われそうね」
「ありがとう雫ちゃん」
「いえいえ。これは強制ではありませんし、もしそんなことをしたら学校生活が楽しくなくなってしまいますわ。そのかわり、週に2回はこっちに参加してほしいですわ」
「もちろん!そのぐらいはこっちでも食べるつもりだし。何より今は誰からも誘われてないから、誘われるまではこっちで食べさせてもらうね」
「ええ。大歓迎よ桔梗」
「うん!」
「では、そろそろ授業が始まりますから席に着きましょうか」
「はーい」
最後のご飯のくだりは特に意味はありません
なんとなく書いてみただけで、ごはんシーンが出てくるかと言われたらわからないです。気まぐれで出すかもしれません