私は異世界と異世界を繋ぐ扉を開くと、そこは岩でできた道で、目を凝らすと、薄っすらと寂れた雰囲気を漂わせる施設が見えました。
透子
「あれは……牢屋ですか?」
ライコウ
『いや、あれは収容所。世界中の戦士を集めている場所だ』
ファルコン
「なんだか……恐ろしい事に首を突っ込んじゃった気がします……」
私達が数歩進むと、後ろにあった扉がどこかへ消えてしまいました。これで退路は絶たれました。
透子
「取り敢えず収容所に向かってみましょう」
それにしても、(ミネルバ)さんの試練の内容が気になって仕方ありません。ここは(ライコウ)さんに聞いてみましょう。
透子
「(ライコウ)さん?(ミネルバ)さんの訓練ってどんな内容なんですか?」
ライコウ
「透子が知る必要は無い……がまぁ知られても問題はないか。簡単に言ってしまえば、(ミネルバ)と別の魂を重ね合わせる儀式だ。最近は全く進歩がないからか、かなり落ち込んでいるようだ」
魂を重ね合わせる……エクシーズ召喚みたいなものですかね。やってみる価値はありそうです。
私はファルコンビートから(強化蘇生)を抜いてライトロードデッキに挿しました。
???
「誰だ!」
ッ!見つかった!
声がした方を向くと、そこには長剣を携えたモンスターが立っていました。
透子
「私は古神透子!ライトロードの使い手!あなた達暗黒界を滅する為にやってきました!」
ズール
「私の名前はズール。私達は戦士の運搬で忙しい。さっさと始末してやる」
(ズール)は左腕をデュエルディスクへと変化させました。いったいどういう仕組みなんですか。
透子·ズール
「デュエル!」
ズール
「私の先攻だ。ドロー!」
ズール 手札5→6
ズール
「私は(暗黒界の取引)を発動!お互いに1枚ドローして1枚捨てる」
やはり暗黒界ですか……(スキドレ)もウイルスも食らうと致命傷です。(グラファ)も相当展開しないと突破は難しいから厳しい戦いになりそうです。
ズール 手札6→5→6→5
透子 手札5→6→5
ズール
「捨てられた(暗黒界の武神ゴルド)の効果発動!墓地から特殊召喚!来い!(暗黒界の武神ゴルド)!」
墓地より飛び出したのは全身が金色で大斧を持った悪魔。初手(ゴルド)……(ベージ)を握れなかったのでしょうか。
ズール
「私は(天使の施し)を発動!3枚ドローして2枚捨てる。捨てられた(シルバ)と(ブラウ)の効果発動!1枚ドローして、(シルバ)を墓地より特殊召喚!」
出てきたのは二振りの剣を握る銀色の悪魔。攻撃力は(ゴルド)と同じ2300です。
ズール 手札5→4→7→5→6
ズール
「私はモンスターをセット、カードを2枚セットしてターンエンドだ」
……え?これだけ?どれだけ事故っているんでしょうか……
ズール LP4000 手札3 伏せ2
暗黒界の武神ゴルド 攻2300
暗黒界の軍神シルバ 攻2300
セットモンスター
透子
「私のターンドロー!」
透子 手札5→6
透子
「(ソーラー·エクスチェンジ)を発動!手札の(ミネルバ)さんを捨てて2枚ドロー!そして2枚墓地へ!そして墓地へ送られた(ミネルバ)さんの効果で1枚墓地へ送ります!墓地へ送られた(ウォルフ)さんの効果発動!自身を墓地から特殊召喚!」
透子 手札6→5→4→6
ズール
「攻撃2100……まぁ(ゴルド)と(シルバ)には及ばん」
透子
「永続魔法(ライトロードの神域)を発動!このカードはデッキからカードが墓地に送られる度にシャインカウンターを乗せます」
光に包まれて現れたのは、清潔感溢れる台座。人が1人立てそうなスペースがあります。
透子
「私は(ライトロードの神域)の効果を発動!手札の(ライトロード·モンクエイリン)さんを墓地に送り、墓地の(ルミナス)さんを手札に加えて、(光の援軍)を発動!デッキから3枚墓地へ送り、2枚目の(ルミナス)さんを手札に加えます!そしてシャインカウンターが(神域)に乗ります。
透子 手札6→5→4→5→4→5
シャインカウンター 0→1
透子
「(ルミナス)さんを守備表示で召喚!効果を発動して手札の(ルミナス)さんを捨ててそのまま特殊召喚!二人目の(ルミナス)さんの効果発動!手札の(ガロス)さんを捨ててそのまま特殊召喚!」
透子 手札5→4→3→2
ここでエクシーズ召喚したいところですが……今回はドローが目的なのでしません。それにしても……私のデッキ墓地からの蘇生が多いですね……私も(生還の宝札)が手に入ったら入れてみましょうかね?
透子
「バトルです!(ウォルフ)さんでセットモンスターを攻撃!」
破壊されたのは、(聖なる魔術師)。砕かれた魔術師の足元に魔法陣が浮かびました。
ズール
「破壊された(聖なる魔導師)のリバース効果発動!墓地の(天使の施し)を回収する」
ズール 手札3→4
透子
「私はカードを1枚セットしてターンエンド。2人の(ルミナス)さんの効果発動!デッキから3枚墓地へ送ります!そしてシャインカウンターが2個のり、(ガロス)さんの効果発動!追加で2枚落としてライトロードの数だけドロー!それを2回行います!さらにシャインカウンターが2個のります」
カードの落ちは……(グローアップ·バルブ)ほかライトロードカード3枚。結構ドロー出来ますね。
透子 手札2→1→4
シャインカウンター 1→5
(神域)の周りには、授業で習った原子核の周りを回る電子のように回っています。なんだかもっとカウンターをのせたくなりますね。
透子 LP4000 手札4 伏せ1
残デッキ30
ライトロード·サモナールミナス 守1000
ライトロード·サモナールミナス 守1000
ライトロード·ウォリアーガロス 攻1850
ライトロード·ビーストウォルフ 攻2100
ライトロードの神域 カウンター5
ズール LP4000 手札4 伏せ2
暗黒界の武神ゴルド 攻2300
暗黒界の軍神シルバ 攻2300
ズール
「私のターンドロー!」
ズール 手札4→5
ズール
「私はさっき手札に加えた(天使の施し)を発動!3枚ドローして2枚捨てるそして捨てられた(暗黒界の刺客カーキ)2枚の効果発動!(ルミナス)を2体破壊する!(カーキ)!その忌まわしき魔術師を滅するのです!」
透子
「(ライトロードの神域)の効果発動!シャインカウンターを破壊されるモンスター1体につき2つ取り除く事で破壊を免れます!」
墓地から背丈の小さな悪魔が現れ、凄まじい速さで(ルミナス)さんに迫りますが、(神域)に乗っていたカウンターが4つ離れて(カーキ)の凶刃を防ぎました。
ズール 手札5→4→7→5
透子 シャインカウンター5→1
ズール
「小癪な真似を……バトル!(ゴルド)と(シルバ)で(ルミナス)2体を攻撃!」
(ゴルド)の大きな斧で、(シルバ)の目にも留まらぬ剣撃で、(ルミナス)さんは破壊されました。まぁ(神域)で回収出来るんですけどね。
ズール
「私はモンスターをセット。これでターンエンドだ」
ズール LP4000 手札4 伏せ2
暗黒界の武神ゴルド 攻2300
暗黒界の軍神シルバ 攻2300
セットモンスター
透子 LP4000 手札4 伏せ1
残デッキ30
ライトロード·ウォリアーガロス 攻1850
ライトロード·ビーストウォルフ 攻2100
ライトロードの神域 カウンター1
透子
「私のターンドロー!」
透子 手札4→5
透子
「(神域)の効果発動!手札の(ライトロード·シーフライニャン)さんを捨てて墓地の(ルミナス)さんを回収!」
ズール
「効果処理後にトラップ発動!(ダスト·シュート)!」
透子
「は、ハンデス!?」
ズール
「(ダストシュート)は相手の手札が4枚以上ある時に発動でき、手札を確認して1枚捨てさせる!さぁ手札を見せろ!」
透子の手札
ライトロード·サモナールミナス
光の援軍
ライトロード·エンジェルケルビム
死者転生
H·Cサウザンドブレード
ズール
「ふ~む。私は(ライトロード·サモナールミナス)を捨てさせる。そして再びトラップ発動(マインドクラッシュ)!私が宣言するのは(ライトロード·エンジェルケルビム)!」
ズールの手から1筋の光が飛び出すと、(ケルビム)さんを撃ち抜き、墓地へ落ちていきました。まさか2枚ハンデスを仕掛けて来るなんて!
透子 手札5→3
透子
「まだです!(死者転生)を発動!(サウザンドブレード)を捨てて、墓地の(ルミナス)さんを回収!(光の援軍)を発動!3枚墓地へ送り、(ライデン)さんを手札に加えます!そしてシャインカウンターが1つ乗ります」
透子 手札3→2→1→2→1→2
シャインカウンター1→2
透子
「(ルミナス)さんを守備表示で召喚!効果で(ライデン)さんを捨ててそのまま蘇生!(ライデン)さんの効果でデッキから2枚墓地へ送ります!」
送られたのは、(ゼピュロス)と(フェリス)さん。
透子 手札2→1→0
シャインカウンター2→3
透子
「モンスターの効果で墓地へ送られた(フェリス)さんの効果で自身を特殊召喚!更に(ガロス)さんの効果で追加で2枚墓地へ!(ガロス)さんの効果で1枚ドロー!シャインカウンターが1つ乗ります!
送られたのは……(死者転生)と(ライラ)さん。
透子 手札0→1 シャインカウンター3→4
透子
「そして(フェリス)さんの効果発動!このカードをリリースして(シルバ)を破壊!その後3枚墓地へ送ります」
(フェリス)さんの放った矢は正確に(シルバ)の心臓周りを撃ち抜き破壊。その後(フェリス)さんはバク転を決めながら墓地へ入っていきました。いつも昼寝してる(フェリス)さんとは思えないぐらいアクロバティックですね。
透子 シャインカウンター 4→5
透子
「私はレベル4の(ウォルフ)さんとレベル4の(ライデン)さんでチューニング!屑鉄の魂よ!今こそ竜となりて動き出せ!シンクロ召喚!レベル8(スクラップ·ドラゴン)!」
ズール
「何が起きた!攻撃力2800だと!?」
驚いているズール。この世界ではシンクロ召喚はない、もしくは珍しいのでしょうか。
透子
「(スクラップドラゴン)の効果発動!自分フィールドの(神域)と(ゴルド)を対象に破壊します!」
蒸気を(神域)に浴びせながら(スクラップドラゴン)は(ゴルド)に突進して破壊しました。(神域)は自身の効果で無事です。
透子 シャインカウンター5→3
透子
「バトルです!まずは(ガロス)さんでセットモンスターを攻撃!」
ズール
「破壊されたのは(闇の仮面)!効果で(ダスト·シュート)を回収!」
(ガロス)さんの槍による一撃を受けてバラバラになる不気味な仮面。そこから黒い靄が吹き出し、靄が晴れるとズールの手にカードが収まっていました。
ズール 手札4→5
う……またそのカードですか。今は手札が少ないので影響はありませんが……
透子
「(スクラップ·ドラゴン)でダイレクトアタック!スクラップチャージ!」
(スクラップ·ドラゴン)の錐揉み回転しながらの突撃でズールは大きくふらつきました。
ズール
「手札の(冥府の使者ゴーズ)の効果発動!このカードは自分フィールドにカードがない時に戦闘ダメージを受けたとき、手札から特殊召喚!そして受けた戦闘ダメージ分の攻撃力を持つカイエントークンを特殊召喚する!」
ズール LP4000→1200
えっ!(ゴーズ)!?まさか持ってたなんて!これじゃ決めきれません。
透子
「私はこれでターンエンドです!エンドフェイズに(ルミナス)さんの効果発動!3枚墓地へ送り、そして(ガロス)さんの効果発動!追加で2枚!その後カウンターが2つのります!」
送られたのは……(ゾンビキャリア)と(ジャスティス·ワールド)。なんですかこのカード?いつの間に入っていたんでしょうか。まぁいいです。
透子 LP4000 手札1 伏せ1
残デッキ12
スクラップ·ドラゴン 攻2800
ライトロード·ウォリアーガロス 攻1850
ライトロード·サモナールミナス 守1000
ライトロードの神域 カウンター5
ズール LP1200 手札4 伏せ0
冥府の使者ゴーズ 攻3000
カイエントークン 攻2800
ズール
「私のターンドロー!」
ズール 手札4→5
ズール
「私は(浅すぎた墓穴)を発動!お互いに墓地のモンスターをセット出来ます!私は(聖なる魔導師)をセット!」
透子
「なら私は(ライコウ)さんをセットします」
墓地肥やしが得意なライトロードに(浅すぎた墓穴)は愚策だと思うのですが……
ズール
「(太陽の書)を発動!セットモンスター(聖なる魔導師)を攻撃表示にしてリバース効果発動!墓地の(天使の施し)を回収して発動!3枚ドローして2枚捨てる!捨てられた(ゴルド)、(シルバ)を特殊召喚!」
ズール 手札5→4→3→4→3→6→4
ズール
「更に私、(暗黒界の騎士ズール)を召喚してフィールド魔法(ダークゾーン)を発動!これで私のモンスターの攻撃力は500ポイントアップ!」
暗黒界の武神ゴルド 攻2300→2800
暗黒界の軍神シルバ 攻2300→2800
冥府の使者ゴーズ 攻2700→3200
暗黒界の騎士ズール 攻1800→2100
カイエントークン 攻2800
鏡子の暗黒界には及びませんがかなり不味い状況です。次のターン巻き返せるでしょうか。
ズール
「バトル!まずは(カイエントークン)で(スクラップ·ドラゴン)を攻撃!(ゴルド)で(ルミナス)を、(シルバ)で(ガロス)を攻撃!」
(カイエントークン)の鋭い一閃で屑鉄の竜が相打ちに、暗黒界の金銀コンビによってライトロードの皆さんは破壊されそうになりましたが(神域)が守りました。
透子 LP4000→3050
シャインカウンター 5→1
ズール
「面倒な聖域だな!だがもう使えまい!私でセットモンスターを攻撃!」
そして(ズール)がセットモンスターを攻撃した時、白い猟犬が姿を現しました。
透子
「(ライコウ)さんのリバース効果発動!(ゴーズ)を対象に選んで破壊!その後カードを3枚墓地へ!そしてシャインカウンターが1つのります!」
(ライコウ)さんは赤い光を纏いながら勇猛果敢に(ゴーズ)に挑み、相打ちになりました。攻撃力が低いのにどこからそんな力がでているのでしょうか。
送られたのは……(ウォルフ)さん、(グラゴニス)さん、(プリーストジェニス)さん。
透子 シャインカウンター 1→2
透子
「墓地に送られた(ウォルフ)さんは特殊召喚されます!」
ズール
「小癪なぁ!私はカードを1枚セットしてターンエンド!」
ズール LP1200 手札3 伏せ1
暗黒界の武神ゴルド 攻2300→2800
暗黒界の軍神シルバ 攻2300→2800
暗黒界の騎士ズール 攻1800→2100
透子 LP3050 手札1 伏せ1
残デッキ8
ライトロード·ウォリアーガロス 攻1850
ライトロード·サモナールミナス 守1000
ライトロード·ビーストウォルフ 攻2100
ライトロードの神域 カウンター2
透子
「私のターンドロー!」
手札1→2
残デッキ8→7
透子
「(ミネルバ)さん。見ていますか、身勝手かもしれませんが、私は貴方の儀式を再現してみます!私はずっと伏せていた(強化蘇生)を発動!墓地の(ミネルバ)さんを蘇生してこのカードを装備、レベルを1つ上げます!」
ライトロード·メイデンミネルバ レベル3→4
ミネルバ
「わわ!私……本当に出来るのかなぁ?」
実体化しているミネルバさん。すぐに(神域)に登り、祈りを捧げる姿勢を取りました。
早速儀式していきましょう。そろそろデッキがピンチです。最悪失敗しても(マエストローク)出せば良いですし。
透子
「私はレベル4になった(ミネルバ)さんと(ウォルフ)さんでオーバーレイ!」
私がそう宣言すると、(神域)で祈りを
捧げる(ミネルバ)さんに、光の玉と化した(ウォルフ)さんが取り込まれていきました。
なんとなく(ガロス)さんが羨ましそうにしているのは何故なんでしょうか。
透子
「守護天使の卵よ!今こそその翼を広げ、英霊の魂を導いて!エクシーズ召喚!」
彼女の背中に生えていた小さな翼は大きく成長し、その手にキレイな金属製の杖を持ち、あどけない表情だった彼女は慈愛に満ちた表情で笑みを浮かべます。
透子
「進化せよ!ランク4!(ライトロード·セイントミネルバ)!」
進化した(ミネルバ)さんは(神域)から軽い足取りで飛び降りて、私のフィールドへとやってきました。
ミネルバ
「ありがとうございます。透子さんのお陰で、私は守護天使へと成長する事が出来ました。さぁ!私の力を存分に使い、悪しき悪魔を滅しましょう!」
ズール
「ふん!何を出したかと思えば攻撃力2000のモンスター!出したところで私のモンスターを倒す事は出来ない!」
透子
「(セイント·ミネルバ)さんの効果発動!素材である(ウォルフ)さんを取り除き、3枚墓地へ送ります。その内のライトロードモンスターの数だけドローします!そして(ガロス)さんの効果が強制発動して2枚!」
透子 残デッキ7→4→2
送られたのは……(シラユキ)、(フェリス)さん、(ギャラクシー·サイクロン)。(死者転生)と、このデッキの最大打点の切り札。
透子
「送られたライトロードモンスターは1枚!よって1枚ドロー!シャインカウンターを1個乗せます!そして(フェリス)さんの効果で自己蘇生!」
透子 LP3950 手札2→3
シャインカウンター4→5
透子
「さぁ!貴方に裁きを下します!墓地にライトロードモンスターが4種類以上存在する時、手札のこのカードを特殊召喚出来る!光の使者が集いし時、白き巨龍が全てを裁く!飛来せよ(裁きの龍)!」
暗雲から降りてきたのは、純白の巨龍。精霊が入っていないのか存在感が少し薄いですが、それでも頼もしさを感じます。
ズール
「攻撃力……3000だと!?」
透子
「(裁きの龍)の効果発動!1000LPを払う事でこのカード以外のフィールドのカードを全て破壊します!ジャッジメント·タイム!」
空高く飛翔した(裁きの龍)は、上空から光の雫を落とし、地上に触れる少し前に炸裂。膨大な光が辺りを呑み込みました。
光が納まると、そこには(ミネルバ)さんと(裁きの龍)のみが残っていました。
ズール
「バ、バカな!私のモンスターが全滅だと!?それに何故貴様のモンスターが残っ……ハッ!(神域)か!」
透子
「その通りです!さぁ、今までの罪を悔い改めて下さい!(裁きの龍)でダイレクトアタック!ジャッチメントフレア!」
(裁きの龍)から放たれた光の奔流が(ズール)を呑み込み、(ズール)は塵すら残らず消えてしまいました。
ズール LP1200→ -1800
透子
「これで戦士達は解放され……え?」
光の奔流が消えると、そこには収容所の大半が消し飛んでいました。私達の周りには岩の道があった筈ですが、それすらも残っていません。もしかして……
ガロス
「その事を考えるのは後だ!この場は我々が鎮圧する!透子は(グラゴニス)にのって(ブロン)の元へ行くんだ!」
(ガロス)さんに言われるままに(グラゴニス)に乗って空へと飛び上がりました。
高い!高いです!もし落ちたら私は生きていられません!
私はさっきまで考えかけていた事を忘れて、必死に(グラゴニス)の背中に掴まりました。
〜〜〜
十代
「な……な……」
俺は(暗黒界の斥候スカー)というモンスターとデュエルして、なんとか勝利した。
そして(フリード隊長)と呼ばれていた戦士に、この世界では暗黒界がこの地域を支配している事を。
隠れ家に這々の体でやってきた隊員に、デュエリストは街の外れにある収容所と呼ばれる場所に集められている事を教えてもらった。
明日香に止められたけど、俺は居ても立っても居られなくなってここに来た。でも、そこには4分の3ぐらい消し飛んだ建物があった。
もしかしたら……ヨハンも巻き込まれたかもしれない。そう考えていると、白い服に金の装飾を施した黒髪の槍兵がいた。確かライトロードのモンスターだったはず!
十代
「なぁ、ヨハンを見なかったか?」
ガロス
「ヨハン?あぁ、あの宝玉獣使いか。彼はここには居なかった。だが、もしかしたら(ブロン)のいるアリーナにいるかもしれない」
十代
「そのアリーナはどこにあるんだ?」
ガロス
「ここから道なりだが、かなり遠くにある。この(音速ダック)に乗るといい。これなら相当早く砦に辿り着けるんじゃないか?」
槍兵がそう言うと、バケツを被った変な鳥を引っ張ってきた。なんだかダサいけど、ヨハンを一刻も早く助ける為に手段は選んでられない!俺はどんな手段を使っても、どんなに犠牲を払ってもヨハンを助けるんだ!
俺は(音速ダック)に跨がり、猿真似で鞭を打ち、(音速ダック)を走らせた。
俺は行く。お前を連れ出すためならどこへだって。信じてる、お前が必ずこの世界で生きてくれるって!