俺はアモンとデュエルが終わってすぐに、疲れを癒やす為に眠りについた。
十数分は寝てられるだろうと考えていた。ユベルの魔力による波動で吹っ飛ばされるまでは。
鏡子
「イッ……テェ……随分荒々しい目覚ましだなホント」
辺りを見渡すと、そこには十代、透子、クロノス先生の姿があった。
ユベル
「数分だけどよく眠れたかい?早速だけど十代とデュエルしてもらうよ」
数分かぁ……まぁいい。俺には使命があるからな。ユベルと十代を、十代の手で超融合させるという使命がな。
十代
「鏡子……お前だけは絶対に倒す!カイザーや万丈目達の仇を取るためにな!」
鏡子
「仇討ちは大いに結構。御託はいい、早速デュエルだ!」
鏡子·十代
「デュエル!」
鏡子
「俺の先攻!ドロー!」
鏡子 手札5→6
やべぇ……下手したらワンキルされるかも。なんか最近手札が少し事故る。60枚とはいえ流石にこれは……
鏡子
「スタンバイ、メインフェイズ!(未界域のビッグフット)の効果発動!」
十代
「右から3番目だ!」
鏡子
「捨てられたのは(ブラウ)!特殊召喚して1枚ドロー!更に(ブラウ)で1枚ドロー!」
鏡子 手札6→5→4→5→6
鏡子
「よし!(手札抹殺)発動!お互いに手札を捨てた枚数分ドロー!」
鏡子 手札6→5→0→5
十代 手札5→0→5
よしよし、一気に手札が良くなったぜ!
鏡子
「捨てられたのは(ケルト)、(シルバ)、(グラファ)、(スノウ)!(スノウ)で(門)をサーチして(ケルト)、(シルバ)蘇生!(ケルト)戻して(グラファ)!」
鏡子 手札5→6→7
鏡子
「(門)発動!(スノウ)除外して1枚捨てて1枚ドロー!捨てられた(セルリ)の効果発動!相手フィールドに特殊召喚されて(セルリ)の強制効果で俺は(ケルト)を捨てる。そして捨てられた(ケルト)は蘇生して、相手にハンデスされたので、デッキから悪魔族モンスター(グラファ)特殊召喚!」
鏡子 手札7→6→5→6→5
鏡子
「俺は(グラファ)と(ビッグフット)でオーバーレイ!(神竜騎士フェルグラント)!効果発動!(グラファ)きって(フェルグラント)の効果を無効にして完全耐性!(シルバ)戻して(グラファ)!」
鏡子 手札5→6
鏡子
「フィールドが足りねぇなぁ……仕方ない。(グラファ)2体でオーバーレイ!(聖刻神竜エネアード)!そして(デスガイド)を召喚!効果発動してデッキから(魔サイの戦士)を特殊召喚!このままオーバーレイ!ランク3(虚空海竜リヴァイエール)!効果発動!素材の(魔サイ)を取り除き、除外されている(スノウ)を帰還!そして(魔サイの戦士)の効果発動!墓地へ送られると悪魔族を墓地へ送れるので(グラファ)を墓地へ!」
鏡子 手札6→5
鏡子
「ここで(エネアード)の効果発動!(グラファ)をきって自身をリリース。(リヴァイエール)を破壊!」
赤き龍の放つブレスが海蛇を呑み込み、消滅した。これでフィールドを開けつつグラファを3体墓地へ送る事が出来た。
鏡子
「(ケルト)と(スノウ)戻して(グラファ)!(取引)発動!1枚ドローして1枚捨てる!捨てられた(スノウ)で(門)サーチ!(暗黒界の援軍)発動!さっき捨てた墓地の(スノウ)蘇生して1枚捨てる。(スノウ)戻して(グラファ)!」
呼び出された(スノウ)はすぐに跳躍して(グラファ)が蘇る。
鏡子 手札5→7→6→7→6→7→6→5→6
鏡子
「(門)を張替え効果発動!(ブラウ)除外して1枚捨てて1枚ドロー!捨てられた(スノウ)で(門)をサーチ!フィールド魔法が俺のフィールドにあるので(スタダ)を除外して(sinスタダ)を特殊召喚!(sinスタダ)と(グラファ)でオーバーレイ!(聖刻天龍エネアード)!カードを3枚セットしてターンエンド!」
鏡子 手札6→5→4→5→6→3
鏡子 LP4000 手札3 伏せ3
フィールド(暗黒界の門)
神竜騎士フェルグラント 攻2800 素材1
聖刻天龍エネアード 攻3000 素材2
暗黒界の龍神グラファ 攻3000
暗黒界の龍神グラファ 攻3000
十代 LP4000 手札5
十代
「俺のターンドロー!」
十代 手札5→6
十代がカードを引いた瞬間。奴の眉がピンと伸び、そして動かなくなってしまった。
鏡子
「どうした十代?何かマズイ物でも引いたのか?(レインボー·ドラゴン)とか」
透子
「まさか……(融合)を引いたんですか!?あんなにキツく言ったのに何を迷っているのですか!」
透子が言ってる事の要領が掴めんなぁ……
十代
「……俺は(E-エマージェンシーコール)発動!デッキから(エアーマン)を手札に加える!」
鏡子
「止めさせてもらう!カウンタートラップ(魔宮の賄賂)発動!魔法罠の発動を無効にして相手は1枚ドロー!そして相手がドローフェイズ以外でドローした時に発動出来る永続罠(便乗)発動!」
十代 手札6→5→6
十代
「俺はもう迷わない!(融合)発動!フィールドの(セルリ)と手札の(バーストレディ)で融合!来い!(エクスリダオ)!」
現れろのは細身な黒いヒーロー。後ろで透子達が感嘆してるけど、普通だよなぁ?
十代 手札6→5→4
十代
「(エクスリダオ)は墓地のE·HEROの数×100攻撃力が上がる!墓地にはヒーローが4枚!よって攻撃力は2900だ!」
鏡子
「でも打点が足りないぞ?」
十代
「まだだ!(エスクリダオ)を対象に(魂の共有−コモンソウル)を発動!これにより手札の(グランモール)を特殊召喚して、その攻撃力分、900アップして3800になる!バトルだ!(エスクリダオ)で(エネアード)を攻撃!Dark diffudion!」
十代 手札4→3→2
鏡子
「(フェルグラント)の効果発動!(ビッグフット)を取り除き、(エスクリダオ)の効果を無効にしてこの効果以外の効果を受けなくする!セイントバリア!」
薄い膜が闇のヒーローを覆い、力を発揮出来ずに光の龍のブレスによって破壊された。
十代
「何故だ!(フェルグラント)の効果を受けても攻撃力は400下がるだけの筈!」
鏡子
「言っただろう?他のカードの効果を受けないとな。つまり(コモンソウル)の効果が適応されなくなったんだよ!」
十代
「くぅ……(グランモール)で(天龍エネアード)を攻撃!そして(グランモール)の効果発動!このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す!ドリル·モグル!」
ドリルをつけたモグラが地面を割りながら(天龍エネアード)に接近し、お互いの手札に帰っていった。まぁ(エネアード)はエクストラデッキだが。
十代 手札2→3
十代
「そしてフィールドにモンスターが存在しないので、(コンバート·コンタクト)発動!デッキから(ブラックパンサー)を、手札から(グランモール)を墓地へ送って2枚ドロー!」
鏡子
「(便乗)でドロー!」
十代 手札3→2→ 1→3
鏡子 手札3→5
鏡子
(融合派兵)発動!エクストラデッキの(エアー·ネオス)を見せて、デッキより現れろ!(エアハミングバード)!更に(ネオスペースコネクター)を召喚!効果発動!デッキから(N·アクアドルフィン)を特殊召喚!更に(コネクター)をリリースして墓地から(N·グランモール)を蘇生!」
十代 手札3→2→1
場にどんどんと並ぶネオスペーシアン。(スペーシア·ギフト)でも握ってるのか?
十代
「(スペーシア·ギフト)を発動!ネオスペーシアンの種類の数だけドロー出来る!俺の場にはネオスペーシアンが3体よって3枚ドロー!」
鏡子
「(便乗)でドロー!」
十代 手札1→0→3
鏡子 手札5→7
それにしても……ドローしまくるな。(便乗)を見てないのか?
十代
「俺は(エアハミングバード)の効果発動!相手の手札×500LPを回復する!鏡子の手札は7枚よって3500回復!カードを3枚セットしてターンエンドだ」
おいおい、随分と消極的なデュエルだな?このままだとワンキルだぜ?
十代 LP7500 手札0 伏せ3
N·エアハミングバード 守600
N·アクアドルフィン 守400
N·グランモール 守300
魂の共有−コモンソウル−
鏡子 LP4000 手札7 伏せ3
フィールド(暗黒界の門)
神竜騎士フェルグラント 攻2800 素材0
暗黒界の龍神グラファ 攻3000
暗黒界の龍神グラファ 攻3000
便乗
鏡子
「俺のターンドロー!」
鏡子 手札7→8
鏡子
「(取引)発動!お互いに1枚ドローして1枚捨てる。(便乗)でドロー!捨てられた(ケルト)戻して(グラファ)!」
鏡子 手札8→7→8→7→9→10
十代 手札0→1→0
十代
「喰らえ!これが透子からもらった必殺カード(大暴落)!相手の手札が8枚以上ある時発動出来る!相手は手札を全てデッキに戻して2枚ドローする!」
鏡子
「透子貴様アァァ!」
俺の手札の価値が暴落し、手札が2枚に……ん?でも手札は悪くはねぇな。
鏡子 手札10→0→2
鏡子
「俺は(悪夢再び)を発動!墓地の守備力が0の闇属性モンスター、(スノウ)と(ビッグフット)を手札へ!(門)の効果発動!墓地の(セルリ)除外して1枚捨てて1枚ドロー!捨てられた(スノウ)で最後の(取引)サーチして発動!お互い1枚ドローして1枚捨てる!(便乗)でドローして捨てられた(ブラウ)で1枚ドロー!」
鏡子 手札2→1→3→2→3→4→3→4→3→5→6
十代 手札0→1→0
鏡子
「俺は(スタダ)を除外して2枚目の(sinスタダ)を特殊召喚!(グラファ)と(sinスタダ)でオーバーレイ!現れろランク8!古代技術の結合魔神!(宵星の機神ディンギルス)!効果発動!(コモンソウル)を墓地へ送る!そして(ビッグフット)の効果発動!」
超巨大な機械人形の単眼が青く輝き、(コモンソウル)が消滅した。
鏡子 手札6→5
十代
「(大暴落)喰らわせたのにもう手札が5枚に………俺は1枚右を選ぶ!」
鏡子
「選ばれたのは……げ、(ビックフット)。だが捨てられた場合の効果発動!相手の表側のカードを対象に破壊!俺が選ぶのは(エアハミングバード)だ!」
墓地から湧いてきた大猿は、キモチュッチュに張り手食らわして破壊した。
鏡子 手札6→5→4
鏡子
「さて、そろそろこのデッキの素敵な来賓を呼び出そう。永続トラップ(リミット·リバース)発動!墓地の攻撃力が1000以下のモンスターを蘇生させる!現れろ!(ユベル)!」
墓地より蘇ったのは、黒き翼を携えた妖艶な悪魔。そして、十代の因縁の相手でもある。
十代
「(ユベル)!?なんで鏡子のデッキに(ユベル)が入っているんだよ!」
鏡子
「デュエルで倒して力ずくで仲間にした。結構ユベルの効果は面白いんだぜ?もし(ユベル)を救いたいって思ったなら、(超融合)で魂ごと融合してやればいいんじゃないか?」
ユベル
「十代……助けて……僕の愛しい十代……」
悲痛な声で助けを呼ぶユベル。結構いい演技するじゃん。
十代
「ユベル……俺の仲間を傷つけた元凶。ユベルを許す事は出来ないが……それ以上に鏡子!お前は絶対に許さない!例え、俺の中の覇王を蘇らせてでも、お前を倒す!」
十代の目が金に輝く。これが覇王の力ってやつか。
鏡子
「お怒りの所で申し訳ないが、まだ俺のターンだ。(ユベル)を守備表示に。そして(リミットリバース)の効果で、特殊召喚されたモンスターが守備になると破壊される!愛は痛みと共に深化する!ユベル第2形態!(ユベル-das abscheulich ritter)!」
ユベルが断末魔を放つと、黒き甲殻で覆われた双頭の龍が姿を現した。
鏡子
「バトルだ!(フェルグラント)で(グランモール)を攻撃!セイントスラッシュ!」
十代
「(グランモール)の効果は……発動しない!すまない(グランモール)!」
何を狙ってるんだ?まぁいいや。
鏡子
「(グラファ)で(アクアドルフィン)を攻撃!」
十代
「速攻魔法(クリボーの呼ぶ笛)!デッキから(ハネクリボー)を特殊召喚!」
鏡子
「攻撃の巻き直しにより、(グラファ)で(ハネクリボー)を攻撃!暗黒の吐息!」
黒の瘴気が(ハネクリボー)を蝕み破壊した。
鏡子
「(グラファ)で(アクアドルフィン)を攻撃!暗黒の吐息!」
濃厚な黒いブレスが(アクアドルフィン)。呑み込み、破壊された。
十代
「トラップ発動(ヒーローシグナル)!モンスターが破壊された時、デッキからE·HEROモンスター1体を特殊召喚出来る!現れろ!(E·HEROバブルマン)!そして特殊召喚された(バブルマン)の効果発動!俺の手札·フィールドに他のカードが無ければデッキから2枚ドロー!」
鏡子
「ちぃ!(便乗)でドロー!(グラファ)で(バブルマン)を攻撃!暗黒の吐息第2打ァ!」
(グラファ)の放つ黒いブレスは(バブルマン)を包みそれを破壊した。
十代 手札0→2
鏡子 手札4→6
鏡子
「(ハネクリボー)でダメージ入らないから、カードを1枚セットしてターンエンド!エンドフェイズにユベル第2形態の効果発動!お互いのフィールドのモンスターを全て破壊する!ネローサクリファイス!しかし(ディンギルス)の効果により素材の(グラファ)を取り除く事で俺のフィールドのカードは破壊を免れる!」
ユベル第2形態からとてつもない波動が飛んできたが、(ディンギルス)の素材が1つ消えた事でフィールドのモンスターは無事だ。
鏡子 LP4000 手札5 伏せ3
フィールド(暗黒界の門)
神竜騎士フェルグラント 攻2800 素材0
暗黒界の龍神グラファ 攻3000
暗黒界の龍神グラファ 攻3000
宵星の機神ディンギルス 攻2600 素材1
ユベル-das abscheulich ritter 攻300
便乗
十代 LP4200 手札2 伏せ0
十代
「俺のターンドロー!」
十代 手札2→3
十代
「俺は2枚目の(コンバート·コンタクト)を発動!デッキから(フレアスカラベ)と手札の(グローモス)を墓地へ送り2枚ドロー!」
鏡子
「(便乗)でドロー!」
十代 手札3→2→1→3
鏡子 手札5→7
十代
「手札からトラップカード(NEXT)を発動!このカードは俺のフィールドにカードが無ければ手札から発動出来る!墓地のネオスペーシアンと(ネオス)を可能な限り効果を無効にして特殊召喚する!来い!(エアハミングバード)、(グランモール)、(アクアドルフィン)、(フレアスカラベ)!そして(ネオス)!」
墓地から次々湧いてくるネオスペーシアン達とネオス。手札交換したとはいえ都合よく来すぎでは?ハンドレスならぬカードレスの(ヒーローシグナル)からの(バブルマン)といい。
十代 手札3→2
十代
「そして(NEX)を発動!(アクアドルフィン)を墓地へ送り、同名モンスターをエクストラデッキから特殊召喚!来い!(マリンドルフィン)!」
十代 手札2→1
十代
「そして(スペーシア·ギフト)発動!俺のフィールドには3体のネオスペーシアンと(アクアドルフィン)としても扱える(マリンドルフィン)の5種類いるので5枚ドロー!」
鏡子
「び、(便乗)でドロー!」
なんでこう都合よくカードが引けるかなぁ……
十代 手札1→0→5
鏡子 手札7→9
鏡子
「俺は(マリンドルフィン)と(ネオス)でコンタクト融合!(マリンネオス)!効果発動!1ターンに1度、相手の手札をランダムに破壊する!」
放たれる超音波。撃ち抜かれたのは……(ユベル)。セーフセーフ。(誘惑)抜かれたらどうしようかと思ったわ。
鏡子 手札9→8
十代
「そして2枚目の(ネオスペースコネクター)を召喚して効果発動!デッキから(ネオス)を特殊召喚!さらに(コネクター)の効果発動!このカードを墓地へ送り、墓地の(アクアドルフィン)を特殊召喚する!そして(ネオス)と(アクアドルフィン)、(エアハミングバード)でトリプルコンタクト融合!来い!(E·HEROストームネオス)!効果発動!1ターンに1度、フィールドの魔法罠を全て破壊する!アルティメット·タイフーン!」
十代 手札5→4
鏡子
「チェーンして(神秘の中華なべ)、更にチェーンして(貪欲な瓶)発動!墓地の(手札抹殺)、(取引)、(暗黒界の援軍)、(悪夢再び)、(魔宮の賄賂)を対象に発動してそれらを戻して1枚ドロー!(中華なべ)は(フェルグラント)リリースしてLPを2800回復!そして残りは全て破壊される!」
強烈な暴風が俺の(便乗)と伏せカード(バトルマニア)が吹き飛ばされた。攻撃を強制するカードは使い勝手が悪いのばっかりだよホント。
鏡子 LP4000→6800 手札8→9
十代
「(融合派兵)発動!(マグマネオス)を見せて、その融合素材となるモンスター(ネオス)を特殊召喚!」
何度特殊召喚されたんだ(ネオス)……まぁウチの(ベージ)よりはマシか。
十代 手札4→3
十代
「(ネオス)と(グランモール)、(フレアスカラベ)でトリプルコンタクト融合!現れろ!(マグマネオス)!」
コンタクト融合体が3体並ぶ姿は圧巻だな。
十代
「(マグマネオス)の攻撃力はフィールドのカード×400アップする!カードは9枚!よって攻撃力6900!バトルだ!まずは(マリンネオス)で(ディンギルス)を攻撃!」
鏡子
「(ディンギルス)の破壊は素材の(sinスタダ)を取り除き免れる」
鏡子 LP6800→6600
鏡子
「確か(ユベル)はお前の少年時代の切り札なんだよな?覚えて無いかもしれないが、(ユベル)は攻撃を受ける時、破壊もダメージも受けず、相手にそのダメージを押し付ける。(マグマネオス)で殴ったら逆ワンキルだからな?」
十代
「……(マグマネオス)で(グラファ)を攻撃!スーパーヒートメテオ!」
(マグマネオス)は巨大な隕石を(グラファ)に投げつけ破壊した。
鏡子 LP6600→2700
十代
「(ストームネオス)で(ディンギルス)に攻撃!アルティメット·タイフーン!」
凄まじい強風とそれに含まれる大量の瓦礫郡が機械の身体をボコボコに破壊した。
鏡子 LP2700→2300
十代
「速攻魔法(コンタクト·アウト)発動!(マグマネオス)をエクストラデッキに戻してデッキから融合素材モンスターである(ネオス)、(フレアスカラベ)、(グランモール)を特殊召喚!」
十代 手札3→2
鏡子
「フィールドのカードは9枚だから(フレアスカラベ)の攻撃力は500+3600で4100か……」
十代
「ああ!(フレアスカラベ)で(グラファ)を攻撃!フレイム·バレット!」
放たれる膨大な火球に耐えきれず、(グラファ)が爆散した。
鏡子 LP2600→1500
十代
「俺は(ネオス)と(グランモール)でコンタクト融合!(グランネオス)!効果発動!1ターンに1度、フィールドのモンスターを手札に戻す事が出来る!俺はユベル第2形態を手札に!」
鏡子
「だがユベルは愛を受け、さらなる進化を遂げる!手札から現れろ!(ユベル-Das Extreme Traurig Drachen)!」
ユベル第2形態が咆哮を上げながら光に包まれると、胴体に顔が出来、四肢の関節に目が生えるというおぞましい姿へと進化した。
鏡子 手札9→8
十代
「俺はこれでターンエンド。だが(ストームネオス)の効果発動!このカードをエクストラデッキに戻して、お互いのカードを全てデッキに戻す!」
(ストームネオス)がエクストラデッキに戻った時、先程の強風とは比較にならない程の暴風が放たれ、全てのモンスターがデッキに戻った。(ストームネオス)エグいって……
十代 LP4200 手札1500 手札2 伏せ0
鏡子 LP1500 手札8 伏せ0
鏡子
「俺のターンドロー!」
鏡子 手札8→9
鏡子
「(闇の誘惑)発動!2枚ドローして手札の(ゴルド)除外!」
よしよし、動ける手札だぁ……
鏡子 手札9→8→10→9
鏡子
「(天使の施し)を発動!3体ドローして2枚捨てる!捨てられた(ベージ)、(ケルト)を自己蘇生!2体を戻して(グラファ)2体!(おろかな埋葬)で(グラファ)を墓地へ!(門)を発動!墓地の(セルリ)を除外して1枚捨てて1枚ドロー!捨てられた(ベージ)は自己蘇生!戻して(グラファ)!」
このまま殴ればワンキル成立だけど……俺の目的は十代に勝つことじゃなく十代とユベルを超融合させる事。その為には(ユベル)を立てないと……
鏡子 手札9→8→11→9→11→10→9→8→9→10
鏡子
「墓地の(ゼピュロス)の効果発動!(門)バウンスして蘇生して400ダメージ!(門)発動!(スノウ)除外して1枚捨てて1枚ドロー!捨てられた(ベージ)は蘇生!」
鏡子 LP1500→1100 手札10→11→10→9→10
鏡子
「俺はコストとして手札を1枚捨てる。究極至高!その絶大なる力を解き放て!(超融合)!俺は(グラファ)3体と(ゼピュロス)で融合!現れろ!新たな世界の創造主!(暗黒界の混沌王カラレス)!」
世界が変容し、不気味な空間へと変化する。
鏡子 手札10→9→8
鏡子
「(カラレス)の効果発動!お互いに墓地と表側で除外されているカードをデッキに戻して、戻した数5枚につき1枚ドローして、ドローした分だけ捨てる!俺は墓地の16枚と除外されている6枚をデッキに戻して4枚ドローして4枚捨てる!」
十代
「俺は墓地の22枚を戻して4枚ドローして4枚捨てる!」
鏡子 手札8→12→8
十代 手札2→6→2
鏡子
「捨てられた(シルバ)、(セルリ)、(スノウ)、(ブラウ)の効果発動!1枚ドローして、(スノウ)で(門)をサーチして(シルバ)を特殊召喚!そして(セルリ)を相手に送りつけて俺は手札を1枚捨てる!捨てられたのは(ケルト)!特殊召喚して相手によって捨てられたのでデッキから悪魔族モンスター(ユベル)を特殊召喚!(ベージ)、(ケルト)戻して(グラファ)!」
鏡子 手札8→9→10→9→11
鏡子
「(闇の誘惑)発動!2枚ドローして(ベージ)除外!(グラファ)2体でオーバーレイ!(聖刻神竜エネアード)!そして(門)を張り替え効果発動!(ブラウ)を除外して1枚捨てて1枚ドロー!(暗黒界の援軍)を発動!さっき捨てた(レイヴン)を特殊召喚して1枚捨てる!捨てられた2枚目の(ブラウ)で1枚ドロー!」
鏡子 手札11→10→12→11→10→9→10→9→8→9
鏡子
「(レイヴン)の効果発動!手札を1枚捨てて、レベルを1上げる!そして捨てられた(スノウ)の効果発動!(セルリ)を手札に!俺はレベル5の(シルバ)とレベル3になった(レイヴン)でチューニング!集いし星が新たに輝く星となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ!(スターダスト·ドラゴン)!」
光の輪から飛び出すは、銀色の翼を輝かせるドラゴン。次回作5D'sではエースを務めていたが今回はユベルを叩き割るドラゴンだ。
鏡子 手札9→8
鏡子
「(エネアード)の効果発動!素材の(グラファ)を取り除き、自身をリリースして(ユベル)を破壊!」
自身を犠牲にした光のブレスが(ユベル)を呑み込み破壊した。そして、少女は痛みを受けて新たな姿へ深化する。
鏡子
「少女は痛みを受けて深化する!墓地より蘇れ!(ユベル-das abscheulich ritter)!俺は(ベージ)召喚して戻して(グラファ)!カードを5枚セットしてターンエンド!エンドフェイズにユベル第2形態の効果発動!お互いのモンスターを全破壊!しかし(スターダスト·ドラゴン)の効果発動!カードを破壊するカードの効果が破壊した時、このカードをリリースしてその発動を無効にして破壊!ヴィクティム·サンクチュアリ!」
放たれる真っ黒な波動。しかしそれを(スターダスト·ドラゴン)が自身を生け贄にバリアを構築して弾き、ユベル第2形態が消滅する。そして、ユベル第2形態が立っていた場所に黒い瘴気が立ち込め、醜悪な禍々しい悪魔が姿を現した。
鏡子
「少女は痛みを受けて新たな次元へ昇華する!ユベル最終形態!(ユベル-Das Extreme Traurig Drachen)!そして(スターダスト·ドラゴン)の効果発動!自身の効果でリリースされた場合、エンドフェイズに蘇生する!」
鏡子 LP1500 手札3 伏せ5
フィールド(暗黒界の門)
ユベル-Das Extreme Traurig Drachen 攻300
暗黒界の混沌王カラレス 攻3500
スターダスト·ドラゴン 攻2500
暗黒界の龍神グラファ 攻3000
十代 LP4200 手札2 伏せ0
鏡子
「ユベル。これが恐らくラストターンだ。頑張って十代を説得するんだ。じゃないと勝負がついてタイミングを逃すぞ」
ユベル
「そうだね……頑張るよ。ならば……少し昔話に付き合ってもらうとするよ」
突如として周囲に黒い霧が立ち込め、視界を覆った。
ユベルの回想を頑張ってまとめると、十代は前世では王国の王子で、今と同様覇王の力を持っていた。
来る破滅の光との戦いの鍵となるだろう十代を、大人になるまで守る役目を果たすために、ユベルは誰にも傷つけられない身体へと改造される。
現在の姿となったユベルを見た十代は、永遠の愛をユベルに誓った所で回想が終わった。
ユベル
「あの時は、あんなにも愛を向けてくれたのに……今じゃあ僕は邪魔者で……ヨハンやネオスペーシアン達との友情の方が……ずっと大事なんだね?」
涙を流して静かに訴えるユベル。俺としては前世の話を持ち出すのはどうかと思うんだよな……ユベルは違うのかもだけど、俺達人間からしたらどうでもいい話だし。
鏡子
「ユベル。きっと十代は若すぎて【愛】という感情が理解出来ないんだ。だから前世の記憶の無い十代にとって、ユベルは大切な仲間を傷つけた悪い奴なんだ。ここは謝って、自分はもう改心したんだとアピールしてみてはどうだ?」
小声でユベルにアドバイスをしてみる。頼む。丸く収まってくれ……
ユベル
「確かに十代は僕の記憶を消して、ネオスペーシアンや仲間達との友情を育んでいたんだと思う。でも、僕には十代君しか愛せないんだ!今までも、そしてこれからも!だから十代!僕の愛を受け取って!十代の為ならば、今の愛だって変えて見せる!だから……」
十代
「ユベル……前世が絡んでいるとはいえ、お前をこんなにしてしまったのは俺の責任だ……ならばその責任を果たさなければならないな。俺のターンドロー!」
十代 手札2→3
十代
「俺は手札を1枚捨てて(超融合)を発動!融合するのは……俺とユベルの魂だ!」
ようやく……ここまで来たか。ありったけの犠牲を払い、なんとかここまでたどり着いた。後は十代が大団円に持ち込んでくれるだろう。
突如放たれる強烈な閃光と暴風。近くのユベルの気配が無くなったが、それを目で見ることは叶わない。
デュエルが終ったら……とっておきのプレゼントを用意しないとな。かつて十代が全てを犠牲にしてでも取り返そうとした者を。
閃光は輝きを極め、ついには何一つ見えなくなり俺は意識を手放した。
透子
「っ……ここは?」
目を開けるとそこは青々とした空がありました。どうやら異世界から戻って来れたようです。
十代さんと鏡子の死闘を見ていたら突然十代さんと鏡子がデュエルしていた場所が黒雲に呑まれて見えなくなってしまいました。そして気づいたら青い空です。まるで意味が分かりません。
透子
「……!あれは!」
なんとなく辺りを見渡すと、そこには本来いない……死んでしまっている筈の人達の姿がありました。
透子
「明日香さん!万丈目さん!剣山さん!吹雪さん!翔さん!生きていたんですね!?」
万丈目さん達に声をかけた瞬間。空が強く輝き、ヨハンさんが降ってきました。
咄嗟に駆け寄りキャッチしようとしましたが、他の誰よりも小さい私の身体では受け切ることが出来ずに倒れてしまいました。
明日香
「と、透子!大丈夫!?」
透子
「い、いえ……お尻が痛いです……それよりヨハンさんは大丈夫ですか?」
ヨハン
「あ、あぁ……それよりこれを……」
ヨハンさんが手渡したのは1枚の手紙。そこには少し汚い字で字が綴られていました。
拝啓 異世界から帰ってきた透子へ
この手紙を見ているという事は、きっと異世界から帰ってきているに違いないだろう。
聞きたい事は山ほどあるだろうが、ここでは3つ。何故ヨハンが生きているか。何故ヨハンを殺した様に見せたか。何故明日香達を犠牲にしてまで(超融合)の作成に取り掛かったのかを説明する。
まず、ヨハンが何故生きているかについて。答えは簡単、あのマインドクラッシュに人を殺傷出来る程の力がないからだ。あれは人を1分気絶させる程度の威力しかない。まぁ付け焼き刃であれなら上々だろう。
2つ目。何故ヨハンを殺した様に見せたか。これは十代の中に眠る覇王の力を引きずり出す為に講じた迫真の三文芝居だ。明日香達を犠牲にしたのも偶然だがそれに入っていた。十代を覇王にさせた理由は3つ目で語らせてもらう。
3つ目。何故超融合の作成を急いだか。まず、前提としてブロンって言う悪い奴が独断で土台を作っていた事は理解して欲しい。
俺が暗黒世界でブロンをぶっ殺した時には既に超融合がほぼ完成していた。ここで超融合を破壊すると世界が吹っ飛ぶ程のエネルギーが発生すると言われ、やむを得ず完成させざるを得なかった。
超融合作成後。暗黒世界を作り暗黒界を生み出した神様であるカラレス様の天啓により、近々破滅が訪れるらしく、それから逃れる為には十代の闇人格と元の人格を融合させる必要があった。その為に無理やり闇人格を引きずりだし、透子に覇王城で覇王と死闘を繰り広げてもらったわけだ。
最後に透子に話すべき事があるから。自室に戻っていて欲しい。出来るだけ早くこの世界に帰ってくる。
急ピッチで手紙を書いた男 鏡子より
透子
「………ようやく話されるわけですね?鏡子の秘密が……」
後ろで万丈目さん達が手紙を見つめている中、私は痛みが引きつつあるお尻をさすりながら私の部屋へと歩き始めました。