暗黒と光道   作:必殺雷撃人

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ダークネス編突入です。遊戯王GXの小説でダークネス編まで書き上げた作品って少ないですよね。拙作はかなり端折ってしまいましたが、セブンスターズ編を濃く書ける作者さんは凄いなと強く感じます。


37.開幕、破滅との戦い

 

 

〜 オベリスクブルー女子寮 〜

 

 始業式が終わり、暇だった私は机にライトロードを広げて一人回しをしていました。

 

 それにしてもトワイライトロードのカードが本当に強い。(ガロス)さんと揃えるとどんどん墓地が肥えますし手札も増えます。

 

 回せるだけ回して終了。背中を伸ばしていると、1つのデッキケースが落ちてきました。

 

 これは……メタファイズですね。鏡介と違って(メタファイズ·エグゼキューター)を切り札に据えたデッキ。しかし除外系のデッキを使ってくる相手が少なく、お蔵入りになっていました。

 

 ん?なんかこのカードが黒ずんで……

 

 黒ずみに気づいた次の瞬間、カードが突然宙を舞い、一人の男の人へと変化しました。

 

??

 「私の名はトゥルーマン。まぁ、ミスターTと呼んでくれたまえ」

 

透子

 「カードが人の姿に……それはそうとミスターTさん。私に何かようですか?」

 

ミスターT

 「君は真実に近づき過ぎている。よってこの世界から消えてもらう。君達得意のデュエルでね」

 

 さも当然の様に存在を抹消しようとしないで下さい。

 

透子

 「最近知った真実……ダークネス関係の人ですね!ならば生きて鏡介に伝えなければいけません!」

 

透子·ミスターT

 「デュエル!」

 

ミスターT

 「先攻は私です。ドロー!」

 

ミスターT 手札5→6

 

ミスターT

 「私は(ダーク·アーキタイプ)を召喚。カードを2枚セットしてターンエンド」

 

ミスターT LP4000 手札3 伏せ2

 

ダーク·アーキタイプ 攻1400

 

透子 LP4000 手札5 伏せ0

 

ダーク·アーキタイプ

効果モンスター(アニメオリカ)

レベル4/闇属性/魔法使い族/攻撃力1400/守備力400

このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時に発動できる。

デッキからその戦闘で自分が受けた戦闘ダメージの数値と同じ攻撃力を持つモンスター1体を選択し、選択したモンスターとレベルの合計が同じになるように手札のモンスターカードを墓地へ送る。

選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。

 

 なんですかあのモンスター。聞いたことないモンスター。何か強力な効果を持っているのでしょう。

 

透子

 「私のターンドロー!」

 

透子 手札5→6

 

透子

 「(ソーラー·エクスチェンジ)を発動!手札の(ライコウ)さんを捨てて2枚ドロー!そしてデッキトップ2枚を墓地へ送ります!」

 

 送られたのは……(セフィロン)と(死者転生)。でもドローカードが良いですね。

 

透子 手札6→5→4→6

 

透子

 「(ジャスティス·ワールド)を発動!そして(隣の芝刈り)を発動!自分と相手のデッキ差分だけ墓地送り!デッキ差は50-34で16枚墓地へ!そして墓地に送られる度にシャインカウンターを(ジャスティス·ワールド)に1つのせます!」

 

送られたのは……(ライラ)さん、(ガロス)さん、(グラゴニス)さん、(ライコウ)さん、(裁きの龍)、(トワイライトジェイン)さん、(ウォルフ)さん、(フェリス)さん、(サウザンドブレード)、(ゼピュロス)、(ラドリートラップ)、(仁王立ち)、(神域)、(光の援軍)、(隣の芝刈り)、(ソーラーエクスチェンジ)。

 

透子 手札6→5 シャインカウンター0→1

 

透子

 「墓地に送られた(ウォルフ)さんと(ラドリートラップ)の効果発動!(ラドリートラップ)は効果でデッキから墓地に送られた場合、このターンに墓地へ送られたカードを手札に加えます!しかし、加えたカードは次の私のターン終了時まで効果を発動出来ません。私は(セフィロン)を手札へ加えて、(ウォルフ)さんは特殊召喚!」

 

透子 手札6→5→4→5

 

透子

 「私は(ルミナス)さんを守備表示で召喚、効果発動!(グローアップ·バルブ)を捨てて墓地の(ライラ)さんを特殊召喚!そして(ライラ)の効果発動!守備表示にして右側のセットカードを破壊!」

 

 (ライラ)さんが破壊したのは(ダメージ·ダイエット)。まぁまぁいいカード割りましたね。もう1枚割りたいところ。

 

透子 手札5→4

 

透子

 「私は(ウォルフ)さんと(ライラ)さんでオーバーレイ!(ライトロード·セイントミネルバ)!効果発動!素材の(ライラ)さんを取り除き、デッキトップを3枚落とし、ライトロードカードの枚数分ドロー!」

 

 落ちたのは……(フェリス)さん、(ライデン)さん、(トワイライトルミナス)さん。

 

透子

 「落ちたのは3枚、よって3枚ドロー!そしてシャインカウンターを1つのせ、(フェリス)さんを特殊召喚!」

 

透子 手札4→7 シャインカウンター1→2

 

透子

 「(フェリス)さんの効果発動!リリースして(ダーク·アーキタイプ)を対象に破壊!その後3枚墓地へ!」

 

フェリス

 『はいは〜い。この(フェリス)さんにお任せくださいねぇ〜』

 

 高く跳躍して(アーキタイプ)の首を貫く(フェリス)さん。その後にバク宙して墓地へ入っていきました。落ちたのは……(おろかな埋葬)、(光の援軍)、(超電磁タートル)。

 

ミスターT

 「まさか(ダーク·アーキタイプ)が効果破壊されるとは!」

 

透子

 「私は(ゼピュロス)の効果発動!(ルミナス)さんを手札に戻して墓地から特殊召喚して400ダメージ!そしてダメージを受けたとき(サウザンドブレード)は墓地から特殊召喚!そして(ゼピュロス)と(サウザンドブレード)でオーバーレイ!ランク4(竜巻竜)!効果発動!素材である(サウザンドブレード)を墓地へ送り、最後のセットカードを破壊!」

 

破壊したカードは(ゼロ・ゲイザー)。なんですかこのカード。使い道が分かりませんよこれ。

 

《ゼロ・ゲイザー》(アニメオリジナル)

通常罠

自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスターが攻撃対象になった時に発動できる。

そのモンスター1体の攻撃力を0にする。

その後、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

透子

 「私の墓地に10体以上のモンスターが墓地に眠っていることでカードは特殊召喚出来ます!無は無限となり、無限の光から生まれる究極の天使!(究極時械神セフィロン)!」

 

ミスターT

 「攻撃力……4000だと!?待て!(ラドリートラップ)で加えたカードであるそのカードは効果を発動出来ない筈、何故特殊召喚出来る!」

 

透子

 「(サイバー·ドラゴン)と同じで、このカードを特殊召喚するのは効果ではなくルール!よって発動出来なくても特殊召喚できます!さぁ、このままワンショットキルです!(セフィロン)でダイレクトアタック!アカシックストーム!」

 

 (セフィロン)から放たれる膨大な光に飲み込まれたミスターTは、カードになってどこかへ消えてしまいました。

 

透子

 「あれがダークネス。早速鏡介に相談しないと」

 

 それにしても……鏡介は一体何処にいるのでしょうか。取り敢えずブルー寮に……

 

ミネルバ

 『どうやら鏡介さんは特待生寮へ向かっているみたいですよ?』

 

 どうしてそんなところに……とにかく行ってみましょう!

 

 

 

〜 特待生寮前 〜

 

 (ベージ)からの報告で、特待生寮に向かっている奴がいるらしいので来てみたら、そいつがなんか黒い靄に囲まれていた。

 

鏡介

 「大丈夫か!今行くぞぉ!」

 

 ライトロード達に鍛えられた身体に物を言わせて跳躍し、靄の中へ飛び込んでいく。

 

??

 「ほぅ……わざわざそちらから来るのなら都合がいい。」

 

 俺が地面に足をつけると靄が集約し、ダンディなおっさんへ姿を変える。

 

ミスターT

 「私はトゥルーマン。まぁ、ミスターTと呼んで下さい」

 

鏡介

 「ミスターT……縮めてミスティーだな!ミスティーがなんの用だ!」

 

ミスターT

 「ミスティー……まぁいいでしょう。貴方は真実を知りすぎた。よってこの世界から抹消させて頂きます。貴方がたが得意なデュエルでね」

 

鏡介

 「さも当然の様に命が飛ぶよなこの世界は。まぁデュエルで決まるなら問題は無い、轢き潰してやる!」

 

鏡介·ミスターT

 「デュエル!」

 

ミスターT

 「先攻は私です。ドロー!」

 

ミスターT 手札5→6

 

ミスターT

 「私は(ダーク·アーキタイプ)を召喚。カードを2枚セットしてターンエンド」

 

ミスターT LP4000 手札3 伏せ2

 

ダーク·アーキタイプ 攻1400

 

鏡介 LP4000 手札5 伏せ0

 

 出てきたのは、頭部に機械を装着された四足歩行のモンスター。

 

 なんだあのモンスター、見た事ねぇな。

 

 しかし、こんな事なら暗黒界持ってくればよかったな……いくら校長に授業や月一デュエルでの使用を禁じられているとはいえな……

 

鏡介

 「行くぜ!俺のターンドロー!」

 

鏡介 手札5→6

 

 あっぶねぇ……危うくドローゴーしか出来ないところだったわ。

 

鏡介

 「(テラフォーミング)発動!フィールド魔法(kozmo−エメラルドポリス)を手札に!そして発動!手札のkozmoカード、(ランドウォーカー)、(フォアランナー)、(スリップライダー)×2の合計4枚をデッキに戻してシャッフル。戻した枚数4枚ドロー!」

 

鏡介 手札6→5→6→5→1→5

 

 ふぅ……どうにか動けそうだ。

 

鏡介

 「(緊急テレポート)発動!デッキからサイキック族モンスターであるレベル2(kozmo−フォルミート)を特殊召喚!効果発動!このカードを除外してレベル3以上のkozmoモンスターを手札から特殊召喚!俺はレベル8の(kozmo−ダークシミター)を特殊召喚!効果発動!(ダークシミター)は召喚·特殊召喚成功時にカードを1枚対象に破壊出来る!俺は(ダーク·アーキタイプ)を破壊!」

 

 突然空から舞い降りた巨大戦艦。艦首に装備された2基のビーム砲が火を吹き、謎のモンスターを消し飛ばした。

 

鏡介 手札5→4→3

 

ミスターT

 「くっ!(ダーク·アーキタイプ)が破壊されるとは!」

 

 効果破壊されると困るって事はリクルーターか制圧モンスターってとこだよな。先に潰しておいて良かったぜ。

 

鏡介

 「(エメラルドポリス)の効果発動!除外されているkozmoモンスターを手札に回収!俺は(フォルミート)を回収してそのレベル×100LPを失う、よってLP200を失う!」

 

鏡介 LP4000→3800 手札3→4

 

鏡介

 「(ドロッセル)召喚!バトルだ!(ドロッセル)で攻撃!フォースショット!」

 

 召喚された少女は手に持つ銃からビーム弾を撃ち出し、ミスティーを撃ち抜いた。

 

ミスターT LP4000→2500

 

鏡子 手札4→3

 

 攻撃が通ったから攻撃反応は無し、勝ったな。

 

鏡介

 「(ドロッセル)の効果発動!このカードが戦闘ダメージを与えた時、500LP払う事でkozmoカードをサーチ!俺は(kozmoダークエル·ファイバー)をサーチ!(ダーク·シミター)でダイレクトアタック!」

 

ミスターT

 「トラップ発動!(万能地雷グレイモヤ)!攻撃宣言時に、相手フィールドの表側攻撃表示モンスターの内、攻撃力が一番高いモンスター1体を破壊する!(ダーク·シミター)を破壊!」

 

 宇宙戦艦が砲撃しようとした瞬間、突然内部で爆発を起こして沈んだ。(万能地雷グレイモヤ)て……対象取らないけど(炸裂装甲)とか他に強力な攻撃反応あっただろうに……でも、破壊したよなぁ?

 

鏡介 LP3800→3300 手札3→4

 

鏡介

 「破壊された時、(ダーク·シミター)の効果発動!破壊された時、墓地のこのカードを除外してデッキからレベル8以下のkozmoを特殊召喚!俺はレベル5の(kozmo−スリップライダー)を特殊召喚!(スリップライダー)の効果発動!特殊召喚成功時に魔法罠を破壊!俺はそこの伏せカードを破壊する!」

 

 爆破された戦艦の中から戦闘機が飛び出し、ビーム砲で伏せを焼く。破壊されたのは……(ゼロ・ゲイザー)?なんだこの罠。(ヘル・テンペスト)発動用か?

 

鏡介

 「行けぇ!(スリップライダー)でダイレクトアタック!」

 

 伏せを焼いた後、インメルマンターンを決めて照準を定めてレーザーを放ち、ミスティーを焼いた。

 

ミスターT LP2500→200

 

ミスターT

 「私のLPが200に……しかしこれで攻撃出来るモンスターは居なくなった!次の私のターンで……」

 

鏡介

 「何勘違いしてやがる!俺のバトルフェイズはまだ終了しちゃあいないぜ!フィールドの(ドロッセル)の効果発動!このカードを除外して自身のレベル以上のkozmoを手札から特殊召喚!現われろ!レベル5!(kozmo-ダーク·エルファイバー)!ダイレクトアタック!」

 

ミスターT LP200→-2000

 

ミスターT

 「グワァァァ!」

 

 手札より現れたのは銀河帝国の統率者。その手より放たれる念動力によってミスターTはねじ切れて、カードとなってどこかへ消えた。

 

鏡介

 「大丈夫か、怪我はないか?」

 

??

 「あ、あぁ……助かったよ。ありがとう鏡介君」

 

 闇に囲まれてた、ワカメ髪のアカデミア生が礼を言ってくる。まぁ礼を言われて嫌になるやつなんていないよなぁ?

 

鏡介

 「入学したばっかなのに俺の名前も知れ渡ってんな……まぁ透子は中等部歓迎会でジェノサイドしてたから分かるんだが俺は最近暴れてないんだよなぁ……所で名前はなんて言うんだ?」

 

 俺がそう尋ねると、生徒の瞳が朱く輝き始めた。あ、これ洗脳の類だ!確か前に(スノウ)から防御術習ってたはず……

 

藤原

 「酷いなぁ……僕だよ僕。藤原優介。僕達はずっと一緒だったじゃないか……」

 

鏡介

 「ふぅ……ふぅ……知らねぇなぁ……す、少なくとも同じクラスじゃねぇ。で、でも凄い成績を叩き出しているって噂を聞いたことがある気が……そ、それじゃあ俺は失礼するぜ」

 

??

 「お前は一体何者なんだ」

 

 急いでワカメ頭から離れようとすると、後ろから声が。振り返ると、そこには黄と青のオッドアイを輝かせる十代の姿があった。

 

鏡介

 「十代!こいつやべぇぞ!洗脳仕掛けてくるなんて只者じゃねぇ!」

 

 俺がそう言った瞬間、藤原は両腕を広げて強烈な光を発した。光が収まると、そこには藤原の姿は無く、代わりに鮮やかな彩りをした羽が一本あるのみだった。

 

鏡介

 「ありがとな十代。危うく俺、あいつの洗脳くらって普通のクラスメートとして受け入れるとこだったぜ。絶対にあいつダークネス関係の奴だよ」

 

十代

 「久しぶりだな鏡子。所でダークネスといったな?そいつが世界の破滅に関わっているのか?」

 

 目つきがめっちゃ鋭くなる十代。ホント1年生だった頃とは似ても似つかない。

 

鏡介

 「ああ、最近俺は改名して古神鏡介になったからよろしく。それはさておき、カラレス様の予言で近々ダークネスとかいう、本来精霊世界の隅っこにいる筈のやべー奴らが精霊世界と人間界を侵食してくるらしくてな。そして、さっき戦ったミスターTに負けるとダークネスに取り込まれて2度と元に戻れないらしい。これが今知ってるダークネスに関する情報の全てだ」

 

十代

 「ダークネスという存在については分かった。後はダークネスが何を目的にしているのかだな」

 

鏡介

 「ダークネス関連なら協力するぜ。きっと透子も手を貸すと思うぞ」

 

 俺が手を差し伸べると、十代は迷わず手を取った。

 

十代

 「俺には手掛かりが1つだけある。吹雪さんだ。あの人はセブンスターズでダークネスと名乗り俺たちに立ちふさがった。きっと何か手掛かりを持っているに違いない」

 

鏡介

 「なるほど。それじゃあ(ベージ)三人衆を召喚して捜索に当たらせる。(ベージ)!仕事の時間だ!」

 

 俺の声に反応して地面に降り立つ(ベージ)達。彼らはそれぞれ返事して散り散りに跳んで行った。

 

鏡介

 「それじゃあ俺はこれにて。お互い頑張ろうな」

 

十代

 「ああ。前の異世界騒動を忘れたわけじゃないが、共にダークネスを倒そう」

 

 俺達はそう言って別れた。その後、透子に会ったので先の件を話し、透子も吹雪さん捜索に協力してくれる事になった。

 

 十数分後、(ベージ)の一人が吹雪さんを発見。俺はその場所、オベリスクブルー寮へ常人とは一線を画する速さで駆けた。

 

 

 

〜 オベリスクブルー寮 〜

 

鏡介

 「吹雪さん。居ますか?」

 

 一応先輩なので敬語でノックすると、御本人がドアを開けてくれた。

 

吹雪

 「僕なら居るけど……何か用かい?」

 

鏡介

 「ああ、まずは自己紹介。最近転入してきた古神鏡介です。実は十代と共に【この世界に襲いかかっている厄災】について調べていてですね、セブンスターズでダークネスとして十代に立ちふさがった吹雪さんなら、何か知っているんじゃないかって思い伺いました」

 

 俺の正体を隠しつつ経緯をまとめつつ伝えると、吹雪さんは難しそうな顔をして口を開きました。

 

吹雪

 「確かに僕はダークネスとして十代君と戦った。でも、ダークネス関係の事は殆ど覚えていないんだ」

 

 覚えてない……か。どうにかして思い出してもらいたいんだが……

 

鏡介

 「そう……ですか……事態は刻一刻と迫っています。何か思い出せる手伝いが出来ればいいのですが……」

 

 俺がそう言うと、吹雪さんは考え込み、口を開いた。

 

吹雪

 「実は方法が無いわけじゃない。深夜に、僕と一緒に特待生寮に来てくれないか?」

 

鏡介

 「特待生寮ですか?……分かりました。それまでは大人しくデッキをイジることにします」

 

 俺は吹雪さんに一礼して部屋を出た。

 数分後、俺はせっかくだからブリザードプリンスこと吹雪さんに、透子を見てると悶々とするこの気持ちを相談すれば良かったと思ったが時すでに遅し。タイミングを逃してしまったと悔いる事になった。

 

 

〜 深夜 特待生寮奥地 〜

 

 鏡介に連れられて、十代さんと一緒に来たのは特待生の奥。かつてここでセブンスターズだったタイタンと明日香さんがデュエルをした場所です。

 

 あの時の明日香さんの完全制圧ぶりには……当時タイタンに同情した覚えがあります。

 

十代

 「特待生寮に来たが……ここで何があったんだ?」

 

吹雪

 「分からない。あの時の事を思い出そうとすると、頭が割れるように痛む。これを使えば……きっと記憶が蘇るだろう」

 

 吹雪さんがカードを1枚取り出した瞬間。一人の男性がこの部屋に入ってきました。

 

鏡介

 「げぇ!藤原じゃねぇか!どうしてお前がここにいるんだよ!」

 

藤原

 「お前が……お前がマスターを!」

 

 理由は分かりませんが非常に激昂している藤原さん。吹雪の身が危ないかもしれません!

 

鏡介

 「透子!お前が吹雪を相手をしてくれ!俺が藤原を止める!十代はもし俺か透子のどっちかがやられたら割り込んでくれ!」

 

 鏡介が藤原さんの前に躍り出て戦闘態勢へ、私は鏡介の指示通り吹雪の前に立ちます。

 

 ライトロードだと、ワンキルかライブラリアウトのどっちかで一瞬で決着がついてしまいます。ならばこのデッキで……

 

吹雪·透子

 「デュエル!」

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