藤原を倒して大体10分ぐらい経過した時、遂に日食が完成した。
鏡介
「さぁ……何が起こる?」
日食が完成するまでにダークネス……藤原とのデュエルを十代から聞いた所、透子の大ソリティアでほぼ全てを解決してしまったそうだ。なんでも俺との記憶が奪われた事で激しく激昂したそうだ。
愛されてるな……俺。半分ヤンデレみたいなもんだが嫌にはならない。きっと俺も大体同じ様なもんだからな。
日食が完成すると、少しずつ日食がこっちに近づいているのか大きくなっていく。そして、日食の方から声が聞こえてくる。
??
「我が名はダークネス。遊城十代……時は満ちた。今決着の時」
おうおう、俺は無視かよ。そりゃあ覇王の力とかは無いけどさ。
十代
「何処だ!正体を見せろ!ダークネス!」
十代が吠えると、日食が更に急接近。日食から大量の黒い液体が噴出し収束。骸骨頭の黒いローブを着たデカブツが姿を現した。
ダークネス
「我こそはダークネス。もう1つの真実。もう1つの世界そのもの」
大徳寺先生
『十代君、感じるにゃ。あの球体の中に私と同じ多くの思念を感じるのにゃ』
十代
「なんだって!それじゃああそこにいるのか!万丈目や吹雪さんが!」
ダークネス
「そう。汝の探す者達は我が世界にいる」
つまり……あの日蝕の中にミスティーにやられた奴らがいるってことか。
十代
「ダークネス!お前は何が望みだ!世界を乗っ取る事か!」
ダークネス
「望み?望みなど無い。我は世界の理によってのみ動く者。多くの人間が我が世界に来たのは、水が上から下へ流れる如く自然の理である」
つまり……俺たちは今から自然そのものに挑むってわけか。スケールデカすぎて着いていけねぇよ。
ダークネス
「汝、その者達の苦悩を知らず。その身体で知るがいい」
ダークネスは指から黒い稲妻が放たれ、十代と俺の眉間を貫いた。
なんだこれ!?スゲェ量の情報が流れ込んでくる!気が狂いそうだ!
濁流の様に流れてくる情報を必死に理解して要約すると、元々世界は1枚のカードから生まれ、ダークネスはそのカードの裏側から生まれた世界らしい。
更にデュエルマスターズは人の心を映す鏡となり、デュエリストが負の思いを溜め込んだ事でダークネスが顕現したって事のようだ。
世界は1枚のカードから生まれたって……カードゲームのアニメとはいえ……いくらなんでもぶっ飛び過ぎだろ……
情報の濁流が途切れたと思ったら、横で十代の目がオッドアイズと化していた。オカルトパワーで掻き消してくれたのか。ありがとうな十代。
十代
「ふざけるな!じゃあなんだ!デュエリストの心が汚れたからお前が現れたのか!」
ダークネス
「その通り、流れ出した濁流は止められない。我はそなた等を抹殺する。世界の始まり、デュエルモンスターズで!」
鏡介
「ようやく俺にも理解出来る事になった!力を貸すぞ十代!バトルロイヤルルールでダークネスを倒すぞ!」
十代
「ああ!行くぞ!」
十代·鏡介·ダークネス
「デュエル!」
ダークネス
「我のターン」
ダークネス 手札5→6
ダークネス
「我は(ダークネス·アイ)を召喚。そしてフィールド魔法(ダークネス)を発動。その効果により、手札·デッキから5枚のカードをセットする」
フィールドに現れる目玉だけのモンスター。そして増殖する5枚のカード。大分変わったデッキだな。ん?待て、“5枚のカード”を言葉通りに解釈するなら好きなカードを5枚デッキからセット出来るって意味では?とんだぶっ壊れだなおい!
ダークネス LP4000 手札4 伏せ5
フィールド(ダークネス)
ダークネス·アイ 攻0
十代 LP4000 手札5 伏せ0
鏡介 LP4000 手札5 伏せ0
十代
「1ターンで一気に5枚の伏せカードを……俺のターンドロー!」
十代 手札5→6
十代
「バトルロイヤルルールにより、1ターン目は攻撃出来ない。俺は手札の(沼地の魔神王)を捨てて効果発動!(融合)を手札に加えて発動!手札の(クレイマン)と(フェザーマン)で融合!(始祖竜ワイアーム)!カードを1枚セットしてターンエンド!」
ダークネス
「ならば永続トラップ発動!(虚無)!フィールド魔法(ダークネス)が存在している時に、更に永続トラップ発動(無限)!(虚無)と(無限)の間に存在するカードを連動して発動する!発動せよ、(ダークネス1)、(ダークネス2)!」
どうやら奴のデッキはフィールド魔法(ダークネス)で大量のダークネス永続トラップをセットして、セットされた(虚無)と(無限)を都合よく当てて、更にその間にダークネス永続トラップがある事を祈るデッキって訳か。何だこの圧倒的ギャンブルデッキは。
ダークネス
「(ダークネス1)の効果。相手のカードを1枚破壊し、更にダークネス永続トラップが発動する度に1枚カードを破壊する!」
つまりこの場合2枚破壊か。(ダークネス1)と(ダークネス2)から雷が放たれ、(ワイアーム)とセットカード(攻撃の無力化)が破壊された。
ダークネス
「そしてお互いのターンのエンドフェイズに自分フィールド上の罠カードをセットされた状態に戻し、セットされた場所をランダムに変更する」
十代 LP4000 手札2 伏せ0
鏡介 LP4000 手札5 伏せ0
ダークネス LP4000 手札4 伏せ5
フィールド(ダークネス)
ダークネス·アイ 攻0
鏡介
「俺のターンドロー!」
鏡介 手札5→6
本当だったら1on1用に調整した宝札暗黒界で轢き潰すんだが……ジャスティスワールドで暗黒界達が戦っている今、人間界に召喚したらジャスティスワールド側の戦線が崩壊しかねない。よって俺はこのデッキを選んだ。なんだかんだデュエリストとして初めて組んだデッキだしな。
にしても手札の罠率やば……これがあるならワンチャンがん伏せ回避出来るかも。
鏡介
「俺は(強欲で謙虚な壺)を発動!3枚捲って1枚手札に!」
捲られたカード
真竜剣皇マスターP
大捕物
幽麗なる幻滝
鏡介
「俺は(幽麗なる幻滝)を手札に加えて残りをデッキに戻す」
鏡介 手札6→5→6
ガン伏せは避けられないが……相手ターンには動けるな。
鏡介
「カードを5枚セットしてターンエンド!」
ダークネス
「ならば永続トラップ(虚無)を発動!発動せよ!(無限)!(虚無)と(無限)の狭間のカードが発動!(ダークネス3)、(ダークネス2)!(ダークネス3)の効果により、発動したダークネス永続罠の数×1000ポイントのダメージを相手に与える!」
発動したダークネス罠は2枚だから……2000!?LP4000でやっていい効果じゃねぇぞ!?
2枚の罠から雷が飛んできて、俺と十代の体を焼いた。
十代 LP4000→2000
鏡子 LP4000→2000
ダークネス
「そしてお互いのターンのエンドフェイズに自分フィールド上の罠カードをセットされた状態に戻し、セットされた場所をランダムに変更する」
鏡介 LP2000 手札0 伏せ5
ダークネス LP4000 手札4 伏せ5
ダークネス·アイ 攻0
十代 LP2000 手札2 伏せ0
ダークネス
「我のターン」
ダークネス 手札4→5
ダークネス
「(ワン·フォー·ワン)を発動。手札を1枚墓地へ送り、デッキからレベル1モンスターを特殊召喚。いでよ(ダークネス·ネクロスライム)」
鏡介
「待った!トラップ発動!(幽麗なる幻滝)!デッキから幻竜族モンスター(真竜導師マジェスティM)を手札に加える!」
鏡介 手札0→1
ダークネス 手札5→4→3
(スカー)の屍から出てきたのは、黒いスライム。
ダークネス
「(ダークネス·ネクロスライム)の効果発動。表側表示のこのカードを墓地へ送り、墓地のダークネスモンスターを特殊召喚する。いでよ、(ダークネス·デストロイヤー)」
黒いスライムが消え、凶暴な爪を備えた悪魔が現れる。(ワン·フォー·ワン)で送ってたのか。
ダークネス
「(ダークネス·アイ)の効果。このカードが表側表示である限り、上級モンスターを生贄無しで召喚出来る。現われろ(ダークネス·ブランブル)」
現れたのは、眼球の実を付けた植物。いちいち見た目がグロいんだよ。
ダークネス 手札3→2
鏡介
「永続トラップ(復活)の効果発動!相手ターンにアドバンス召喚!よって(復活)リリースして(マジェスティM)アドバンス召喚!墓地に行った(復活)でその(ダークネス·デストロイヤー)を破壊だぁ!」
風を纏う杖を握る竜人少女が現れ、風の魔法で爪がでかい悪魔を細切れにした。
鏡介 手札1→0
ダークネス
「ムゥ……だがまだだ!永続トラップ(虚無)を発動!」
鏡介
「チェーンして(マジェスティM)の効果発動!デッキから(ダイナマイトK)を手札に加える!」
鏡介 手札0→1
ダークネス
「発動せよ!(無限)!(虚無)と(無限)の狭間にあるのは(ダークネス2)、(ダークネス3)、(ダークネス1)!フィールドのモンスター1体の攻撃力を、ターン終了時まで発動したダークネス永続トラップの数×1000アップする。発動したカードは3枚、よって3000ポイントアップする!」
ダークネス·アイ 攻0→3000
ダークネス
「バト……」
鏡介
「メインフェイズ終了時に永続トラップ(真竜の黙示録)を発動!これにより、相手ターンのアドバンス召喚を行えるのでセットカード(帝王の溶撃)をリリース!アドバンス召喚!(真竜拳士ダイナマイトK)!」
不気味なオーラに包まれるグロい目玉だが、フィールドに緑の装甲を纏う拳闘士がフィールドに降り立つ。(ダイナマイトK)は俺を守るかのように俺の前に立ち、拳を構える。
ダークネス
「バトルだ!(ダークネス·アイ)で(マジェスティM)を攻撃!ダークネスフラッシュ!」
鏡介
「ダメステいいっすか?永続トラップ(真竜の黙示録)の効果を発動!フィールドの(ダイナマイトK)を破壊して相手フィールドのモンスターの攻守を半減する!」
(ダイナマイトK)が霧散し、俺の背後に降臨した(真竜皇V.F.D )。奴の放つブレスが、キモイ目や植物を飲み込み動きを鈍化させる。
ダークネス·アイ 攻3000→1500
ダークネス·ブランブル 攻2000→1000
(ダークネス·アイ)が重々しい動きでビームを放つが、(マジェスティM)は容易くそれを躱して暴風の塊を叩き込み返り討ちにした。
ダークネス LP4000→3200
ダークネス
「ムゥ……私はこれでターンエンド。そしてお互いのターンのエンドフェイズに自分フィールド上の罠カードをセットされた状態に戻し、セットされた場所をランダムに変更する。更に(ダークネス·ブランブル)の効果により、エンドフェイズに私のLPは4000になる」
ダークネス LP4000 手札2 伏せ5
フィールド(ダークネス)
ダークネス·ブランブル 攻1000
十代 LP2000 手札2 伏せ0
鏡介 LP2000 手札0 伏せ2
真竜導師マジェスティM 攻2300
回復持ちか。つまり1ターンで決着つけないといけないわけだな。
十代
「俺のターンドロー!」
十代 手札2→3
十代
「(コンバート·コンタクト)発動!手札の(グランモール)とデッキの(エアハミングバード)を墓地へ送り2枚ドロー!」
鏡介
「チェーンして(マジェスティM)の効果発動!デッキから(真竜騎将ドライアスⅢ世)を手札に!」
十代 手札3→2→1→3
鏡介 手札0→1
十代
「(増援)を発動!デッキから(ネオスペース·コネクター)を手札に加えて召喚!効果発動!デッキから(ネオス)を特殊召喚!更に効果発動!(コネクター)を墓地へ送り、墓地の(エアハミングバード)を特殊召喚!」
出てきたのは、小さなネオスとでも言うべきモンスター。そのモンスターが電波を発信し、(ネオス)を呼び出した。
更に(コネクター)がフィールドから消えると、(コネクター)のいた場所に、鳥人間が立っていた。
十代 手札3→2→3→2
十代
「(エアハミングバード)の効果発動!相手の手札の数×500のLPを回復する!俺はダークネスの手札の数×500、1000のLPを回復!ハニーサック!」
ダークネスの周りにハイビスカスの花が2輪咲き、キモチュッチュがその蜜を吸う。
十代 LP2000→3000
鏡介
「(コネクター)の処理後に永続トラップ(真竜の黙示録)発動!相手ターンにアドバンス召喚出来るので(黙示録)リリースして(真竜騎将ドライアスIII世)をアドバンス召喚!墓地へ送られた(黙示録)で(ダークネス·ブランブル)を破壊!」
ダークネス
「させぬ!手札から(古聖戴サウラヴィス)の効果発動!自分フィールドのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、このカードを手札から捨てて、その発動を無効にする!」
フィールドに槍を持った竜人が降り立ち、その手に握る長槍で目玉のモンスターを貫こうとするが、蒼き老龍が水色のバリアを展開しその一撃を弾いた。
鏡介 手札1→0
ダークネス 手札2→1
ダークネス
「そしてトラップ発動(虚無)!もう1枚発動!(無限)!(虚無)と(無限)の狭間にあるのは(ダークネス1)、(ダークネス3)、(ダークネス2)。最初に発動した(ダークネス1)は、発動したダークネス永続トラップの数だけフィールドのカードを破壊する。発動したカードは3枚、よって(ネオス)、(真竜騎将ドライアスIII世)、(エアハミングバード)を破壊する!」
トラップから放たれる紫電が3体を貫きそれらは爆散。しかし(ドライアス)はただでは起きない。
鏡介
「フィールドを離れた(ドライアスⅢ世)の効果発動!アドバンス召喚したこのカードがフィールドから離れた場合、デッキから真竜モンスター(真竜騎将ドライアスⅢ世)を守備表示で特殊召喚!」
十代
「俺はこれでターンエンド!」
ダークネス LP4000 手札2 伏せ5
フィールド(ダークネス)
ダークネス·ブランブル 攻1000
十代 LP3000 手札3 伏せ0
鏡介 LP2000 手札0 伏せ2
真竜導師マジェスティM 攻2300
真竜騎将ドライアスⅢ世 守2800
鏡介
「俺のターンドロー!」
鏡介 手札0→1
鏡介
「(真竜凰の使徒)を発動!効果発動!墓地の(黙示録)、(復活)、(ドライアスⅢ世)を戻して1枚ドロー!」
鏡介 手札1→0→1
鏡介
「(強欲で謙虚な壺)を発動!3枚捲って1枚手札に!」
捲られたカード
大捕物
強欲で謙虚な壺
命削りの宝札
鏡介
「よっしゃ!(命削りの宝札)を手札に!」
鏡介 手札1→0→1
鏡介
「バトルフェイズ!(マジェスティM)で(ブランブル)を攻撃!マジェスティトルネード!」
ダークネス
「手札から(工作列車シグナル・レッド)の効果発動!手札から特殊召喚し、その戦闘をこのカードに移し替える」
鏡介
「チェーンして(マジェスティM)の効果発動!(ダイナマイトK)を手札に!」
竜人少女から放たれる暴風は赤い小型列車に吸い寄せられ、そして耐えられた。(工作列車シグナル・レッド)は自身の効果で特殊召喚されると一度だけ戦闘破壊されないんだよな。
鏡介 手札1→2
ダークネス 手札2→1
鏡介
「メインフェイズ2!(使徒)の効果発動!自分ターンにアドバンス召喚を行う!よって(使徒)をリリースして(ダイナマイトK)をアドバンス召喚!そして墓地へ送られた(使徒)の効果で(ダークネス)を破壊!」
再びフィールドに降り立つ(ダイナマイトK)。スパイク付の拳に緑の光を灯して闇の世界を粉砕した。
鏡介 手札2→1
ダークネス
「馬鹿な!(ダークネス)が破壊されるだと!?」
いや、それぐらいやられることぐらい分かるだろう。耐性も何も無いんだし。
鏡介
「(命削りの宝札)発動!3枚になるようにドロー!」
鏡介 手札1→0→3
鏡介
「俺はカードを2枚セットして(真竜の継承)を発動!効果を発動して、このターンにフィールドから墓地へ送られた真竜カードの種類、1枚ドロー!俺はこれでターンエンド。エンドフェイズに手札を全て墓地へ送る」
鏡介 LP2000 手札0 伏せ4
真竜導師マジェスティM 攻2300
真竜騎将ドライアスⅢ世 守2800
真竜拳士ダイナマイトK 攻2500
真竜の継承
ダークネス LP4000 手札1 伏せ5
ダークネス·ブランブル 攻1000
工作列車シグナル・レッド 守1300
十代 LP3000 手札3 伏せ0
ダークネス
「我のターンドロー!」
ダークネス 手札1→2
ダークネス
「(強欲で金満な壺)を発動!EXデッキを6枚裏側で除外して2枚ドロー!」
ダークネス 手札2→1→3
ダークネスがなんで(強金)なんて持ってんだ?
ダークネス
「フィールド魔法(ダークネス)を発動!これにより、我の魔法罠ゾーンのカードを全て破壊し、再び5枚のカードをセット出来る」
鏡介
「チェーンして(マジェスティM)の効果発動!(真竜戦士イグニスH)を手札に!」
ダークネス 手札3→2
鏡介 手札0→1
ダークネス
「発動せよ!(虚無)!」
鏡介
「神の力を思い知れ!カウンタートラップ(神の宣告)!LPを半分払い、(虚無)を無効にして破壊!」
(虚無)のカードが開かれた瞬間、白いローブ着たおじいさんが現れて雷をぶち当てて破壊した。
これにより、ダークネスの戦術は根底から破綻した。
鏡介 LP2000→1000
ダークネス
「おのれぇ!我はこれでターンエンドだ」
ダークネス LP4000 手札2 伏せ4
フィールド(ダークネス)
ダークネス·ブランブル 攻1000
工作列車シグナル・レッド 守1300
十代 LP3000 手札3 伏せ0
鏡介 LP1000 手札1 伏せ3
真竜導師マジェスティM 攻2300
真竜騎将ドライアスⅢ世 守2800
真竜拳士ダイナマイトK 攻2500
真竜の継承
十代
「俺のターンドロー!」
十代 手札2→3
十代
「(コンバート·コンタクト)を発動!手札の(フレアスカラベ)とデッキの(アクアドルフィン)を墓地へ送り2枚ドロー!そして手札から(NEXT)を発動!墓地から蘇れ!(フレアスカラベ)!(アクアドルフィン)!(エアハミングバード)!(グランモール)!(ネオス)!」
十代 手札3→ 2→1→3→2
十代
「(スペーシア·ギフト)を発動!4枚ドロー!更に(スペーシア·ギフト)!4枚ドロー!」
鏡介
「2枚の(スペーシア·ギフト)にそれぞれチェーンして(ダイナマイトK)と(マジェスティM)の効果発動!(マジェスティM)で(剣皇マスターP)を、(ダイナマイトK)で(復活)を発動!」
十代がいつもやってる展開。ここからコンタクト融合祭りするのがテンプレだが……フィールド全部埋めなかったな?何を狙っている?
十代 手札2→1→5→4→8
鏡介 手札1→2
十代
「カードを2枚セットして(融合)発動!フィールドの全てのネオスペーシアンと(ネオス)で融合!これが究極コンタクト融合だ!(E・HERO ゴッド・ネオス)!」
(ネオス)が7色に輝いたかと思えば、そこには金の鎧を纏った(レインボー·ネオス)と同じぐらい巨大な(ネオス)が飛翔していた。てかネオスにこんなのいたんだ。見た事ねぇや。
十代 手札8→6→5
十代
「(ゴッドネオス)の効果発動!墓地のネオスかE・HERO、ネオスペーシアンを除外して攻撃力を500アップしてエンドフェイズまでその効果を得る!俺は(フレアスカラベ)を除外する!」
E・HERO ゴッド・ネオス 攻2500→3000
十代
「更に、(フレアスカラベ)の能力を吸収した(ゴッドネオス)の永続効果により、フィールドの魔法罠の数×400ポイント攻撃力がアップする!フィールドの魔法罠の合計は12枚、よって(ゴッドネオス)の攻撃力は4800アップ!」
E・HERO ゴッド・ネオス 攻3000→7800
ダークネス
「攻撃力7800だと!」
鏡介
「(ゴッド·ネオス)の効果処理後に(真竜の黙示録)の効果発動!このカードをリリースしてアドバンス召喚、(真竜戦士イグニスH)!墓地に送られた(黙示録)の効果発動!(シグナル·レッド)にはスクラップになってもらう!」
フィールドに降り立つ大剣を背負う竜人。彼は大剣に紫の光を滾らせ小型列車を一太刀で両断爆砕した。
鏡介 手札2→1
十代
「フィールドの魔法罠のカードが減ったことで攻撃力が7400になるけど……バトルだ!(ゴッドネオス)で(ダークネス·ブランブル)に攻撃!レジェンダリー·ストライク!」
ダークネス
「手札の(ダークネス·レインクロー)の効果発動!相手の攻撃宣言時に、手札のこのカードとフィールドの(ダークネス·ブランブル)を墓地へ送り、デッキから(ダークネス·ネオスフィア)を特殊召喚する!」
鏡介
「チェーンして(イグニスH)の効果発動!デッキから(真竜の継承)を発動!これにより、(ゴッドネオス)の攻撃力は7800に戻る!そしてその処理後に永続トラップ(大捕物)を発動!これにより、(ダークネスネオスフィア)のコントロールは奪わせてもらう!」
ダークネス
「な、なんだと!?」
グロイ植物が消え、現れたのは左半身に翼を生やし植物の茎で身体が構築されている悪魔。しかし直後に大量の縄付き手錠が飛んできて(ダークネス·ネオスフィア)は俺のフィールドに引きずり込まれた。
ダークネス 手札2→1
鏡介
「さぁ!サクッと決めな!人類のヒーローさんよぉ!」
十代
「言われなくても!(ゴッドネオス)でダイレクトアタック!レジェンダリー·ストライク!」
(ゴッド·ネオス)の放つ膨大な光によって後ろのダークネス世界ごと呑まれるダークネス。
ダークネス LP4000→-3800
ダークネス
『遊城十代。カードの真を知り、魂の自由を知る者よ。だがたとえ我を倒そうとも、我は真実の闇なり。いずれこの世界に蘇る!』
十代
「たとえそうだとしても、俺がいる限り。いや、デュエリストが自分の可能性を信じる限り!お前が出番は、ずっと先だぜ」
ダークネスが突然光を放ち始めて爆散。更に後ろで存在感を発揮していたダークネス世界がヒビ割れながら弾けて金色の光を拡散。
目を開けると空には太陽が輝いていて、周りにはダークネスに取り込まれた人々がたくさん横たわっていた。
透子
「うっ……あ……鏡……介?」
鏡介
「あぁ、お前の鏡介はここにいるぞ」
俺の足元で眠っていた透子が目を覚ましたから、寄り添って身体を起こさせる。
透子
「綺麗な空……終わったの?……全部?」
鏡介
「あぁ、ダークネスの親玉は俺と十代が倒した。世界は守られたんだ」
俺がそう言うと、透子は安堵した表情で笑みを浮かべた。
透子
「これで……私の役目は終わったのですね……破滅の光から世界を守ったのですから」
デッキを取り出し、懐かしむ様にカードを眺める透子。光の結社騒動では光の結社の構成員を殲滅する勢いでデュエルしてたからなぁ……ライトロード達の約束というか使命だったんだろうなぁ。
ルミナス
『鏡介、透子。ダークネス撃退おめでとう。余韻に浸っている所悪いんだけど、ダークネス撃退を記念して、生き残った暗黒界達と僕達で戦勝パーティーがあるんだ。是非来てほしいんだけどどうかな?』
透子
「パーティーですか……無くなった精霊を悼む為にも参加しましょう。鏡介も参加しますよね?」
鏡介
「もちろんだ。早速案内してくれるか?ルミナス」
俺たちは十代が人並みに揉まれているのを尻目に、ルミナスに連れられていった。
〜 ジャスティス·ワールド 〜
ジャスティス·ワールドのとある建物の中、そこには結構な数の暗黒界モンスター達が長机に等間隔で並べられた席に礼儀よく付いていました。視線を少し落とすと……
透子
「ふわぁ……やっぱり美味しそう!」
ファルコン
「あともう少しすればご飯です!我慢しないと……」
視線の先には冬休みの時に食べていた洋食達と(ジェノサイドキングサーモン)の刺し身。もうすぐで食べられるとはいえど、すぐに手を伸ばしてしまいそうです。
ファルコンさんに聞いた話だと、ジャスティス·ワールドは地平線の彼方までダークネスで埋め尽くされていて、(裁きの龍)、(戒めの龍)、(ライトロード·ドラゴングラゴニス)、(アークミカエル)さんの4体が上空でブレスを浴びせて数を削り、残りが街で防衛戦をしていたそうです。
最初は拮抗していたんですが、(ミカエル)さんと(裁きの龍)、(ミカエル)さんが突如消えて大量のダークネスが街に雪崩込んだそうです。これにより大部分の下級暗黒界が斃れ、多くのライトロードが負傷して戦線離脱を強いられ、伏せカードが無いと戦えないファルコンさんは彼らの搬送に奔走したそうです。
しかし数分後、空がカラレス模様になり、更に(氷結界の龍トリシューラ)、(裁きの龍)、(ミカエル)さんが帰還。
(カラレス)が(トリシューラ)を強引に誘導し、誘導した方向にいたダークネスを徹底的に氷漬けにして、ダークネスを大きく減らしたそうです。
これにより戦況が大きく傾き、ダークネスの攻勢を完全に抑え込む事に成功。
それから30分後、ダークネスが突如消滅。すると破壊対象がいなくなったせいなのか、(トリシューラ)がこちらへ攻撃の素振りを見せた瞬間に(カラレス)が未知の力で(トリシューラ)を抑え込みました。
そして(裁き)と(戒め)、(ミカエル)さんの3体による集中攻撃により(トリシューラ)は沈黙。(カラレス)により役目を終えた(トリシューラ)は何処かへ飛ばされたそうです。
私がぶん回したせいでそんな事に……暗黒界やライトロードの皆さんには申し訳ない事をしてしまいました。
ジャスティス·ワールドの話を聞いているとオルクスさんが本を広げ、その本から光が放ち、壁に映像が映し出されました。
映像に映し出されているのは、街の入口でしょうか……。入口の端には簡素ながら慰霊碑の様な物が建っています。
ルミナス
「皆さん、パーティーを楽しんでいるでしょうか?まず、この戦いの犠牲者を悼むべく、一分の黙祷を捧げる。黙祷!」
ルミナスさんの号令の元、多くの暗黒界達が目を閉じました。私とファルコンさんも慌ててそれに続きました。
長い沈黙に耐えているとルミナスが声を発しました。
ルミナス
「黙祷やめ!これよりダークネスを撃退した事を祝うパーティーを始める!時間は日が沈み、再び上がるまで!存分に楽しんで欲しい!私から以上だ!」
映像が切れた瞬間。暗黒界のモンスター達は我先にと目の前の食べ物に手を付け始めました。
透子
「さて、私達もお腹いっぱい食べますよ!」
ファルコン
「はい!」
ファルコンさんの嬉しげな返事を耳にして、私はフォークとスプーンを手に取りました。
〜〜〜
透子
「うぅ……お腹が重いです……」
目を下に向けると、そこには誰が見てもひと目で服が盛り上がっている事が分かる程に膨れたお腹がありました。今までの人生で、こんなになるまで食べたのは初めてかもしれません。
鏡介
「あぁ〜苦しい。どうだ透子?パーティーは楽しんでいるか?」
声がした方を向くと、そこにはお腹を擦りながら苦悶の表情で歩く鏡介の姿がありました。
透子
「ええ、楽しんでますよ?でも……私は鏡介と一緒にいる方が幸せです」
鏡介
「嬉しい事を言ってくれる。それじゃあ隣を失礼して……っと」
隣で爆睡しているファルコンさんを退かして座る鏡介。せっかくだから席を寄せて……
鏡介
「早速本題なんだが……どっちが卒業デュエルで勝ちまくれるか競争しようぜ。そして最終日の夜。お互いの最強のデッキをぶつけ合おうぜ」
透子
「フフフ……面白い事を言いますね。もちろん受けて立ちます。でも私は使命を果たした以上、ライトロードの皆さんとお別れになるでしょうから……鏡介が思ってるのとは違うものになりそうです……」
ルミナス
「その必要はないよ」
横からやってきたルミナスさん。それってどういうことですか?
ルミナス
「確かに透子と僕達は、アカデミアから光の結社……破滅の光を追い払う事を目的に手を組んだ。けど、何度も同じフィールドで戦っていれば愛着の1つや2つは湧くよ。でも、流石にずっと使われると微量だけど魔力を使うから、あと3週間までなら精霊としているけど、それ以降は精霊が宿ってないカードを使ってもらうよ」
なるほど……それなら問題なく鏡介とのデュエルに挑めそうです。少し寂しくもありますが。
ルミナス
「あぁそうだ。ミカエル様が新たなカードを作ったみたいなんだ。受け取ってくれないかい?」
透子
「わ、分かりました……(ライトロードの強襲準備)?」
見せられたのは、物陰に隠れた(ルミナス)さんを尻目に、(ライコウ)さんと(ライニャン)さんが(暗黒界の結界通路)に突入しようとしているシーンを描いたカード。もうすぐ暗黒界との戦いが始まるといった場面なのでしょうか。
鏡介
「聞いたことねぇな……効果は……うわ、ライトロードの安定感爆上がりしそうなカードだな」
ライトロードの強襲準備(オリカ)
通常魔法
このカード名の①と②の効果はいずれか1ターンに1度しか発動出来ない。
①相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターの数より多い場合、手札·フィールドのモンスターを1枚墓地へ送って発動出来る。デッキから5枚ライトロードカードを選び、好きな順番でデッキの1番上に置いて、その後デッキの上から3枚墓地へ送る。この効果を発動するターン、自分はデッキからモンスターを特殊召喚出来ない。
②このカードがライトロードモンスターの効果でデッキから墓地へ送られた場合に、自分または相手の除外されているカードを任意の数まで対象にして発動出来る。そのカードをデッキに戻し、戻したカードの数×300LPを回復する
鏡介
「まぁ、とりあえず……明日から卒業デュエル頑張ろうぜ?」
透子
「ええ、1年前の借りを返し、貴方を超えて見せます」
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次回、結構な枚数のオリカが登場します。よろしくおねがいします。