暗黒と光道   作:必殺雷撃人

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御無沙汰しております。今回は睦月江介様の作品【安価】安価でデュエルアカデミア生活GirlsSide【安価】とのコラボ作品となっております。
 睦月江介様には改めまして感謝を申し上げます。


番外編
番外編〜とある決闘者とのデュエル〜


 

 毎月恒例の月一デュエルを終えた私達は、観客席に戻り他の生徒さんのデュエルを見学していました。その一角でかなり凄いデュエリストを見つけました。

 

小柄なブルー生

 「バトル!(ブリザード・プリンセス)でダイレクトアタック!」

 

 鎖付きの氷塊を叩きつけられた対戦相手はLPが尽きて、膝を折りました。

 

透子

 「見てますか?もう一人の私。あのデュエリスト、凄い勢いでデッキを動かしてましたね」

 

 他の生徒達が目の前で繰り広げられるデュエルの感想や意見を交わし騒めくなか、もう一人の私に声をかけます。

 

闇透子

 『あぁ、もちろん見てた。俺以外ではそうそうお目にかかれないソリティアだな。やってる事はシンプルだが侮れない。ちょっと“興味湧いてきたな”』

 

 もう一人の私に”興味を持たれる”。それだけであのデュエリストは相当の実力者なのだろうと察せてしまいます。私が戦ったら勝てるのでしょうか……

 

闇透子

 『それなら明日にでもデュエルに誘って見たらどうだ?俺の悪名見て逃げたらそれまでの奴だったって事でさ』

 

 もう一人の私の実力はこのアカデミアで知らない人は殆ど居ません。ポンと飛び出る上級·最上級モンスターだけでも強力なのに、(スキルドレイン)による制圧やウイルスカードによる大規模破壊で一切の反撃を許されず、返しのターンには何一つ残らない苛烈な攻めでLPを削り取る。

 

 その苛烈なデュエルから、対戦相手に暗黒界は使わないと前置きしないとまともに相手を見つける事ができません。まぁ、私のデッキも大概陰湿なので相手の顔が歪んでいるんですけど……

 

透子

 「分かりました。それではチャイムが鳴ったら行きましょうか」

 

 私達はかなり早く出番を終えたので、まだまだ時間があります。他に面白そうなデュエルは無いか探していましょうか。

 

 その後、チャイムが鳴るまでデュエルを見学しましたが、もう一人の私のお眼鏡にかなうデュエリストは居ませんでした。

 個人的には(大革命)を使うデュエリストは面白いなと思いましたけどね。まぁ壮絶な事故を起こしたのか負けてましたけど……

 

〜 放課後 〜

 

 授業が終わった私は荷物を部屋に置き、すぐさま自爆ナチュルを握りしめてて部屋を出ました。生徒が集まってそうな場所を4箇所巡り、購買の飲食フロアで遂に見つけました。

 

 私と同じぐらいの背丈で、服装を工夫すれば男性にも女性にも見える中性的な容姿。間違いありません。あのデュエリストです。早速声をかけましょう。

 

透子

 「あ、あの!少しお時間良いですか?」

 

小柄なブルー生

 「ん?アタシ?……アカデミアの魔王様がアタシに何か用?」

 

 ほんの少しだけ警戒を孕んだ声色で放たれた魔王の名……それはもう一人の私が名乗るべき異名です。

 

透子

 「魔王……私には少し荷が重い二つ名です。さっきの月一デュエルがとっても見事だったので、是非ともデュエルをしたくて……駄目……ですか?」

 

遊里

 「あれは上手く回っただけなんだけど……ま、自分のデッキを良く言われて悪い気はしないかな。良いよ、アタシの名は美田園遊里(みたぞのゆうり)、遊里でいいよ。それじゃあ……デュエルフィールドに行こうか」

 

 私は優里さんと一緒に、デュエルフィールドに向かいました。

 

〜 デュエルフィールド 〜

 

 デュエルフィールドが空き、ようやく私達の番になりました。

 

透子

 「まずはデュエルのお誘いを受けていただき、ありがとうございます。良いデュエルをしましょうね」

 

遊里

 「魔王相手にどれだけやれるか不安だけど……アタシはアタシのデッキでやれることをやるだけだから」

 

透子·遊里

 「デュエル!」

 

透子

 「先攻は私です!ドロー!」

 

透子 手札5→6

 

透子

 「モンスターをセット。カードを3枚セットしてターンエンドです!」

 

透子 LP4000 手札2 伏せ3

 

セットモンスター

 

遊里 LP4000 手札5 伏せ0

 

遊里

 「随分穏やかな始まりだね。アタシのターン、ドロー!」

 

遊里 手札5→6

 

遊里

 「ドローされた(占い魔女ヒカリちゃん)の効果発動!このカードをドローした時、このカードを相手に見せる事で手札から特殊召喚!」

 

遊里 手札6→5

 

 手札から飛び出したのは、黄色を基調とした衣服と髪を持ち、小さな身体の魔法少女。

 

遊里

 「手札から特殊召喚された(ヒカリちゃん)の効果発動!自分フィールドのモンスター(ヒカリちゃん)を対象に墓地へ送りデッキから魔法使い·レベル1モンスター(ミスティック·バイパー)を特殊召喚!」

 

出てきたのは、少し太り気味な笛吹きの男性。

 

遊里

 「(カード·アドバンス)を発動!デッキトップ5枚を確認して好きな順番で並べ替えるよ。(ミスティック·バイパー)の効果発動!このカードをリリースして1枚ドローしてそのカードを確認して、それがレベル1モンスターなら更にドロー。引いたのは(ディメンション·コンジュラー)!追加でドロー」

 

遊里 手札5→4→5→6

 

遊里

 「このデッキ回ると長いから巻きで行くよ。ドローした(アンちゃん)を特殊召喚して効果発動!デッキから魔法使い族モンスター(ブリザード·プリンセス)を除外」

 

遊里 手札6→5

 

遊里

 「(ディメンション·コンジュラー)を召喚して効果発動。デッキ·墓地から(ディメンション·マジック)を手札に加える。そして装備魔法(ワンダー·ワンド)を(アンちゃん)に装備して効果発動。装備モンスターを墓地へ送り2枚ドロー!ドローした(チーちゃん)の効果発動。特殊召喚してお互いに1枚ドロー」

 

遊里 手札5→4→5→4→6→5→6

 

透子 手札2→3

 

遊里

 「(手札断札)を発動!お互いのプレイヤーは手札を2枚捨てて、2枚ドロー!」

 

遊里 手札6→5→3→5

 

透子 手札3→1→3

 

遊里

 「ドローした(フゥちゃん)を特殊召喚して、除外されている魔法使い族(ブリザード·プリンセス)を回収!そして(成金ゴブリン)を発動。1枚ドローして1000回復!」

 

遊里 手札5→4→5→4→4→5

 

透子 LP4000→5000

 

 本当に凄い展開力ですね。私の場に(アントジョー)がいれば愉快な事になってたんですけど……まぁ無いものは無いんですけど。

 

透子

 「ここで動きます。永続トラップ(強化蘇生)!墓地のレベル4以下のモンスター(ナチュル·スティングバグ)を守備表示で特殊召喚!オマケに攻守が100、レベルが1上昇しますそして永続罠(ナチュルの神星樹)を発動!効果はまだ使いません」

 

遊里

 「蘇生カード伏せてたかぁ……でもこっちもパーツは揃ってる!アタシは(カード·アドバンス)の効果で一度だけ追加で生贄召喚出来るから、(コンジュラー)を生贄に(ブリザード·プリンセス)を召喚!これにより、このターン君は魔法罠カードを発動出来なくなった」

 

 フィールドに降り立つ、氷塊のハンマーを握る可憐な少女。彼女が地を踏みしめると、地面に霧が這い伏せカードが見えなくなりました。

 

遊里 手札7→6

 

遊里

 「モンスターゾーンから墓地へ送られた(コンジュラー)の効果発動!自分フィールドの魔法使い族モンスター分ドローして、ドローした分デッキの上に戻す。アタシの場の魔法使い族は3体だから、3枚ドローして3枚デッキの上に戻す」

 

遊里 手札6→9→6

 

遊里

 「永続魔法(ミラクル開運ストーン)発動。この効果により、フィールドの魔法使い族モンスターは場の(占い魔女)モンスターの数×500攻撃力が上昇する。アタシの場には(チーちゃん)と(フゥちゃん)の2体が居るから1000アップ!」

 

 フィールドに迫り出してきた水色に輝く宝石の塊。その力を受けた魔法使いたちはその身体を巨大化させていきます。そして(ブリザード·プリンセス)の打点は圧巻の3800まで膨れ上がります。

 

遊里 手札6→5

 

遊里

 「魔法カード(強制転移)発動。お互いのモンスターのコントロールを入れ替える。アタシは(フゥちゃん)を選ぶ」

 

透子

 「私は……ッ……(スティングバグ)を選びます」

 

 突然空間が歪み、私の場に紫を基調とした魔法少女がやって来ました。その打点は0。

 

遊里 手札5→4

 

遊里

 「これで占い魔女の数が減って攻撃力は下がるけど、君に大ダメージを与えられる。バトル!(ブリザード·プリンセス)で攻撃!」

 

 振り下ろされる氷塊のハンマーに潰され光となって弾ける(フゥちゃん)。3300というとんでもないダメージが衝撃波となって私を襲います。

 

透子 LP5000→ 1700

 

遊里 

 「続いて(チーちゃん)でセットモンスターを攻撃する攻撃宣言時(開運ミラクルストーン)の効果発動。1枚ドロー!ドローしたのは(スィーちゃん)なので特殊召喚して効果発動!セットモンスターをエンドフェイズまで除外!」

 

 飛び出してきたクールそうな青い魔法使いの放つ魔法によってセットモンスター(ナチュル·チェリー)は異次元に隔離されました。

 

遊里 手札4→5→4

 

透子

 「相手によってフィールドを離れた(ナチュル·チェリー)の効果発動!デッキから同名モンスターを2体まで裏側守備表示で特殊召喚!更に永続罠(ナチュルの神星樹)の効果発動!レベル4以下の地属性植物族を生贄に捧げ、デッキからレベル4以下の地属性昆虫族(ナチュル·バタフライ)を守備表示で特殊召喚!」

 

 私の背に聳える巨木に(チェリー)が消えていき、代わりに蝶がやってきました

 

遊里

 「(ナチュル·クリフ)だと踏んで動いてたんだけどなぁ……(ナチュル·バタフライ)に攻撃しても無駄だしカードを3枚セットしてターンエンドするよ」

 

透子

 「エンドフェイズに、(スィーちゃん)の効果で除外されていた(ナチュル·チェリー)は帰ってきます」

 

遊里 LP4000 手札1 伏せ3

 

ブリザード・プリンセス 攻2800→3800

占い魔女チーちゃん 攻0→2000

占い魔女スィーちゃん 攻0→2000 

ナチュル·スティングバグ 守500→600

 

開運ミラクルストーン

 

透子 LP1700 手札3  伏せ1

 

ナチュル·バタフライ 守1200

ナチュル·チェリー 守200

ナチュル·チェリー 守200

 

ナチュルの神星樹

強化蘇生(スティンクバグ)

 

透子

 「私のターン!ドロー!」

 

透子 手札3→4

 

透子

「まずは(ナチュル·マロン)を召喚して効果発動!デッキからナチュルモンスター(ナチュル·アントジョー)を墓地へ送ります。続いて(ナチュルの神星樹)の効果発動!コストで(チェリー)を生贄に地属性昆虫族モンスターを特殊召喚します!」

 

透子 手札4→3

 

遊里

 「流石にそれは通しちゃ駄目かな。速攻魔法(サイクロン)発動!(ナチュルの神星樹)を破壊するよ」

 

 巨木に(バタフライ)が消えた瞬間に、凄まじい強風が私のフィールドを襲い巨木を薙ぎ倒してしまいました。

 

透子

 「墓地へ送られた(ナチュルの神星樹)の効果発動!デッキからナチュルカード……(ナチュル·モスキート)を手札に加えます。更に(マロン)の効果発動!墓地のナチュルモンスター(チェリー)2体をデッキに戻して1枚ドロー!」

 

透子 手札4→5→6

 

 とにかく(スティンクバグ)を退かさないと……

 

透子

 「バトル!(ナチュル·マロン)で(スティンクバグ)を攻撃!」

 

遊里

 「速攻魔法(ディメンション·マジック)発動!自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在するときに発動出来、自分フィールドのモンスター(スィーちゃん)を対象に墓地へ送り手札から魔法使い族モンスターを特殊召喚出来る!アタシは(アンちゃん)を特殊召喚してその後フィールドのモンスターを選んで破壊出来るから(ナチュル·マロン)を破壊!」

 

透子

 「それなら永続トラップ(リビングデッドの呼び声)を発動!墓地の(ナチュル·クリフ)を攻撃表示で特殊召喚!」

 

 墓地から塗り壁が飛び出すのを尻目に人形の棺から赤色の魔法少女が飛び出して、開かれた棺からビームを飛ばし(マロン)を破壊しました。

 

遊里

 「(手札断札)で落としてたのね。やっぱ打たないで一旦待った方が良かったかなぁ……」

 

透子

 「ええ、あの(手札断札)は本当に助かりました。(クリフ)で(スティンクバグ)を攻撃!」

 

 塗り壁の体当たりでカメムシみたいなモンスターを粉砕。これで攻撃を止められる事はありません。

 

透子

 「私はカードを2枚セットしてターンエンドです」

 

透子 LP1700 手札3  伏せ2

 

ナチュル·クリフ 攻1500

ナチュル·バタフライ 守1200

ナチュル·チェリー 守200

 

リビングデッドの呼び声(クリフ)

 

遊里 LP4000 手札1 伏せ1

 

ブリザード・プリンセス 攻2800→3800

占い魔女チーちゃん 攻0→1000

占い魔女アンちゃん 攻0→1000 

 

開運ミラクルストーン

 

遊里

 「アタシのターン、ドロー!」

 

遊里 手札1→2

 

遊里

 「トラップ発動!(強欲な瓶)!1枚ドロー!ドローしたカードは(スィーちゃん)!手札から特殊召喚!」

 

透子

 「チェーンして罠発動(ブービートラップE)!手札の(ナチュル·ナーブ)を墓地へ送り墓地の(強化蘇生)をセット!」

 

遊里 手札2→3

 

透子 手札3→2

 

遊里

 「ウッ……墓地には(アントジョー)がいるからこれ以上展開したら痛い目見るか……いや、ここで止まったら(強化蘇生)から(スティンクバグ)で止められてもう巻き返せないかも。まずは(スィーちゃん)の効果発動!(ナチュル·バタフライ)をエンドフェイズまで除外!」

 

 魔法により吹き飛ばされる蝶。

 

遊里

 「装備魔法(ワンダー・ワンド)を(エンちゃん)に装備して効果発動!墓地へ送り……2枚ドロー!」

 

遊里 手札3→2→4

 

遊里

 「……来た!アタシは(スィーちゃん)を生け贄に2体目の(ブリザード・プリンセス)を召喚!」

 

透子

 「カウンタートラップ(神の宣告)を発動!LP半分をコストにその召喚を無効にして破壊!」

 

 氷の女王が大地に降り立つ直前に、白のローブを身にまとうおじいさんが現れ、その手から放つ稲妻で女王を焼き尽くしました。

 

遊里 手札4→3

 

透子 LP1700→850 

 

遊里

 「ここで(神宣)!?魔法カード(貪欲な壺)を発動!墓地の(ヒカリちゃん)、(スィーちゃん)、(バイパー)、(アンちゃん)、(ブリザード·プリンセス)をデッキに戻して2枚ドロー!」

 

遊里 手札3→2→4

 

遊里

 「……カードを2枚セットしてターンエンド」 

 

透子

 「エンドフェイズに(バタフライ)は帰ってきます」

 

遊里 LP4000 手札1 伏せ3

 

ブリザード・プリンセス 攻2800→3300

占い魔女チーちゃん 攻0→500

 

開運ミラクルストーン

 

透子 LP850 手札3  伏せ0

 

ナチュル·クリフ 攻1500

ナチュル·バタフライ 守1200

ナチュル·チェリー 守200

 

リビングデッドの呼び声(クリフ)

 

透子

 「私のターン!ドロー!」

 

透子 手札3→4

 

透子

 「(ナチュル·モスキート)を召喚!バトルです!(ナチュル・クリフ)で(ブリザード・プリンセス)に攻撃!」

 

遊里

 「なら伏せていた速攻魔法発動!(受け入れがたい結果)!手札から占い魔女モンスター(スィーちゃん)を特殊召喚!」

 

透子

 「チェーンして(強化蘇生)発動!墓地の(アントジョー)を特殊召喚します!」

 

遊里

 「カウンタートラップ発動(神の宣告)!その発動を無効にして破壊する!」

 

 神の雷で焼かれる(強化蘇生)。あのドローで(神の宣告)を引いたというんですか!?

 

遊里 LP4000→2000 手札1→0

 

透子 手札4→3

 

遊里

 「特殊召喚した(スィーちゃん)の効果発動!(モスキート)をエンドフェイズまで除外!」

 

 再び放たれる魔法で異次元に飛ばされる(モスキート)。これでこのターンに決着をつけられなくなりました。

 

透子

 「ッ……攻撃を中断してメインフェイズ2 、カードを1枚セットしてターンエンドです。エンドフェイズに(モスキート)は帰ってきます」

 

透子 LP850 手札3  伏せ1

 

ナチュル·クリフ 攻1500

ナチュル·バタフライ 守1200

ナチュル·チェリー 守200 

ナチュル·モスキート 攻0

 

リビングデッドの呼び声(クリフ)

 

遊里 LP4000 手札0 伏せ1

 

ブリザード・プリンセス 攻2800→3800

占い魔女チーちゃん 攻0→1000

占い魔女スゥーちゃん 攻0→1000

 

遊里

 「アタシのターン、ドロー!」

 

遊里 手札0→1

 

遊里

 「3枚目の装備魔法(ワンダー・ワンド)を(チーちゃん)に装備、発動!墓地へ送り2枚ドロー」

 

遊里 手札1→0→2

 

遊里

 「ドローした(チーちゃん)を特殊召喚して効果発動!お互いにドロー」 

 

 引いた。微かながらに遊里さんの口からそんな言葉が溢れました。

 

遊里 手札2→1→2

 

透子 手札3→4

 

遊里

 「アタシは(ディメンション·コンジュラー)を召喚、効果発動!デッキから(ディメンション·マジック)を手札に加えて発動!(コンジュラー)を対象に墓地へ送り、(ヒカリちゃん)を特殊召喚!その後に(モスキート)を破壊」

 

 二度現れる棺、そこから放たれたビームで(モスキート)が破壊されました。

 

遊里 手札2→1→2→1→0

 

遊里

 「バトルフェイズ!(ヒカリちゃん)で(バタフライ)に攻撃!フィールドの占い魔女は3体だから攻撃力1500!」

 

 ここで止めても、2体目に破壊されますか……

 

 光の魔法が直撃し、破壊される(バタフライ)。あともう少しだったんですけどね……

 

遊里

 「これでトドメ!(ブリザード・プリンセス)で(ナチュル·クリフ)に攻撃!」

 

 ラッキーアイテムで大幅な強化を受けた氷の女王は、手に握る巨大な氷塊ハンマーを(クリフ)に叩きつけ、私のLPを消し飛ばしました。

 

透子 LP850→-3450

 

透子

 「負けちゃいました……対戦ありがとうございました」

 

遊里 

 「いやーまさかあのアカデミア最強格相手に接戦どころか勝てるとは……でも課題が山盛りだね。どこから手を付けるべきか……ねぇ透子君、近々三沢君達とデッキ構築の相談会があるんだけど参加してみない?その時にはお菓子も振る舞っちゃうよ?」

 

透子

 「わ、私なんかで良ければ是非!」

 

 遊里さんから相談会の日時と場所を教えてもらい、私は部屋に戻りました。

 

 う〜ん……このデッキは強くはあるんですけど……私の趣味と少しズレてる気がします。もっとコントロール色を強くしたい……相手の一挙手一投足を抑えられるぐらいの……そんなパワーが欲しいんです。




感想。心よりお待ちしております。

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